ドラゴンクエストビルダーズ 序盤感想レビュー
確か先々週くらいに発売したドラゴンクエストビルダーズ。
あんま時間がない身ですが、おおよそ雰囲気をつかむくらいには遊んだのでひとまず感想です。
PSVitaとPS4には体験版があるので、それをやるのが早いかも。
ドラゴンクエストビルダーズ
ドラゴンクエストビルダーズとは、こんな感じにドラクエデザインなボックスを組み立て、拠点を作ったりするRPGです。
マップを構築するボックス(土だったり岩だったり)を武器で壊すと、ソレがアイテムとして手に入り、手に入ったものは自分の好きな場所に設置することができるようになります。
壊したものは基本的に消耗とかなしにまるっと手に入るので、山や地面を削って街の壁なんかを作ったりするわけですね。
こういうゲームの大本はマインクラフトなのかな?
決められた範囲内で自由に遊べることから『サンドボックス』というジャンル名がついております。
ビルド
プレイヤーに最初に与えられる街「メルキド」は最初はこんな状態。
ゲームの最初で明かされますが、この世界は竜王の「世界の半分をやろう」という問いかけに勇者が応じてしまった世界、というIF設定らしい。
原作ではロト装備を剥がされて全滅扱いだったかと思いますが、まぁ勇者いなくなったら魔王軍に支配されるよね。
世界中が壊滅的な被害を受け、人類はすでにぜんめつ寸前です。
長い衰退の時代を経たことで「ものを作る能力」というものを失ってしまっています。
そんな中、選ばれた勇者…ではない主人公は「ビルダー」として、ものを作る能力を持っています。
モンスターを倒したり、樹を切り倒したり、落ちている草や枝を駆使してアイテムを作り、街を作り、人を集め、アレフガルドを取り戻そう!
というのがこのゲームの骨子。
とりあえずメルキドを再構築していくと、徐々にイベントが起きて人がやってきたり、旅の扉が手に入ったりします。
例えばこんなぼろぼろの土壁に、自分で掘り起こしてきた土をくっつけると
こんな感じの土壁が完成します。
最初は土しか使えませんが、割とすぐに石畳やレンガが使えるようになります。
積み上げた土壁を石やレンガに変換するアイテムもあるので、いきなり土で城とか作っても大丈夫ですよ。
壁で覆いきるとこんな感じに。ちょっとメルキドっぽくなってきました。
この街構築は、基本的に自由にすることができます。
巨大なひとつの部屋にしてしまってもいいし、高層マンションを建てても自由です。
一応部屋のクオリティに応じてスコアが入り、街のレベルが上がるといった仕様もあり。
2段の壁と扉、明かりと寝床があると部屋として成立してスコアアップ、さらに照明を置くと追加スコア、さらにツボを置くと追加スコア、部屋を広げると追加スコア、みたいな感じ。
作った部屋や装飾品を壊すとスコアは下がってしまいますが、壊したものはそのままアイテムに戻るだけなのですぐ戻せます。
また、スコアを上げた要素を壊してしまうとスコア自体は下がりますが、ゲーム進行にかかわるポイントは残ります。
ので、シナリオ中に出てくる「アレを作れ」系イベントは、済んだら壊してしまっても大丈夫です。
基本的には、プレイヤーが遊びたい方向に大体スコアアップ要素が用意されていてるので、好きに遊んでいても大丈夫にできています。
街のレベルが上がるとイベントが起きたり、人が増えたりします。
中には「レシピ」というものもあって、指示通りに建物を作るというイベントもあります。
レシピを地面に置いて、その上から土やアイテムを設置していく感じ。
完成するといい感じにスコアが入って見た目もカッコイイ、といいことずくめです。
土はどこにでも転がっていて、こういうマップの適当なところを武器で削ると
ドガーン。平野はえぐれてアイテムになった。
つまり土を集めすぎるとマップの形が変わります。
これがまたちょっとやりこみたい欲を煽るんですよね…。
あの山全部崩してえ…ってなります。
ドラクエなので朝晩の概念もあります。いや1にはなかったけど。
夜はたいまつを持っていないと暗くてよく見えなかったり。
夜間は視野も狭くなるし、ゴーストが出たりするのであんま出歩かないほうがいいです。
当然立体マップなので、高所という概念もあります。
高いところに登って行くと宝箱が見つかったり。
ちなみに高いところから落ちるとダメージがあり、死ぬこともあります。
土は自由に組める上に「重さ」の概念はないので、こんな無茶な建物も作ることができます。
しかもこれ足元の柱を崩すと、宙に浮かぶ部屋が出来ます。
また柱作らないと登れないけど。
高いところだし誰も来ないだろうから別荘にしよう、と思っていたら平気でやってくるNPC。
こいつら結構賢いので、プレイヤーが行ける場所なら多分どこまでもやってきます。
ちなみに本作「主人公のレベル」というシステムはありません。
主人公のステータスはたまに手に入る「いのちのきのみ」によるHPアップと、武器・防具のステータスのみで決まります。
魔物を倒してもレベルは上がらないし、ゴールドもありません。奴らはすべて「素材」です。
この辺が勇者との違いですね。
武器も地面に落ちているものから生成できたりするので、必要がなければ本当に魔物と戦わなくても大丈夫だったりします。
最後に、いまのうちのメルキドを。
壁はレンガ、床は石畳にできるようになりました。
治安維持も兼ねて、街の周囲は深い堀に覆われています。
落ちると自分が大ダメージを受けます。何のための堀だ。
ということでドラゴンクエストビルダーズでした。
まだ序盤も序盤なのですが、それでも語れることがいっぱいあるという凄いボリュームです。
ドラクエが好きな人
ちまちました作業が好きな人
ものを作るのが好きな人
にはおすすめできます。
特にドラクエ感がすごいドラクエしてて、いやまぁドラクエなんですけど。
遊んでると「うわーこれドラクエだわ!」ってなることしきりです。
いやまぁドラクエなんですけど。