
値段 | 800円 |
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発売日 | 2025年7月25日 |
うちではレビューしてないけど、配信者がその配信内容次第でストーカーに襲われてしまうというホラーゲーム『p.i.』が有名な、「Studio非」の新作ゲームです。
概要
p.i.はホラー要素多めでしたが、今回は謎解きがメインの迷宮探索型ゲーム。
ホラー要素はありませんでした。
Steamのタグでは「超現実的」が付与されており、現実から離れた超越的な空間で、登場人物の精神や人生をテーマにした物語を体験する…という感じ。
何者かによって駅のホームから線路へ突き落とされてしまった主人公。気がつくとそこは未知の空間「親切()な駅」で、そこから脱出するために出口を探すという内容です。

プレイヤーの行く先には、駅らしく案内板が用意されており、その内容を解読しながらゴールと思しき「輪刈魔線」のホームを見つけていきましょう。
ハイコンテクストな「察する」ゲーム構造
以上。
というのは冗談ではなく、本作ではテキストやセリフを用いたゲームシステムへの説明がほとんど存在しないのです。

看板のサインを読めば先に進める、というのも現実にある駅の案内板の延長線上からスッと理解できる内容であるし、特定の場所に立てばイベントが始まるぞ、という示唆も、床にある足マークからプレイヤーが察して動作させることになります。
一部、ゲームの終了の仕方やセーブの消し方などのメタい内容は、冒頭に電車内の広告に混じって教えられるくらい。

ゲームが進むにつれて看板の案内は徐々にややこしくなっていき、一見しただけではわからない、あるいは最初に思いついたルートが実際のマップ上では再現できないものも出てきます。
この「察する」構造はゲームクリアまで一貫して意図されており、ある程度進めたらゲーム構造が変わるということもありません。
最後まで「画面から読み取れる要素を察して、然るべき行動を取る」ことがこのゲームの主旨となっています。
逆に言うと、その察させる部分と自分のピントが合わないと、延々と同じところで詰まってしまうことがあります。
私はゲーム中2箇所でかなり足止めを食らいました。
クリア時点でプレイ時間は113分だったんだけど、うち20分くらいはその2箇所で消費してると思う。
プレイヤーに察させることで、ゲーム側は露骨な説明ウインドウなどを表示させることなくゲーム内容を案内することができ、結果ゲームへの没入感が高まる…みたいな意図を持ったものはこれまでも見てきたけど、このタイトルはその「察する」工程自体をゲームの軸に持ってきた、という感じですね。
ひたすら長い迷宮構造

進行方向は示されているとはいえ、迷宮自体はかなり長い。
飽きないくらいのリズムで新しいギミックや演出が出てくるけど、何もない通路を右へ左へ迷うターンも結構あるので、謎解きに詰まると地獄みたいに退屈な時間が生まれてしまいます。
ただし救済…というかゲームが詰まってしまわないようにか、誤ったルートを選んでしまった場合、大抵は案内板があるところへ一周して戻って来るような構造になっており、進んだ先に何も無い通路でぐるぐる迷ってしまう…ようなことは起きない構造になっています。
これは上手い仕様だった。
「察する」くらいのストーリー要素
ゲームをある程度進めていくと、かすかにストーリーを匂わせる要素が出てきます。

それらは新聞記事とSNSのコメント欄という形で示唆され、それを読み進めていくうちにやがて主人公がどういう人物なのか、何者なのかがうかがえるようになってきます。
ここも察する構造になっており、これはこういうことでつまりこう!というアンサーがあるわけではないのですが、ゲーム体験と組み合わせて考えると、このゲームが示したストーリーがどういうものかは、理解できるようになっています。
本当にただ迷路を進むだけのゲームだったら満足度としてはまぁまぁって感じだったと思うんだけど、このストーリー要素がゲーム体験にすごく良い具合に色を付けてくれており、総合的にはとても良いゲームになっていました。
『p.i.』もストーリー要素が、描写量はささやかなのにグッと来る内容になっていたけど、本作もそんな感じ。
少ない描写量でプレイヤーの感情を揺さぶってくるのが上手すぎる。
その他の要素

オプション類は、ゲーム開始時には変更することが出来ず、冒頭のシーンを終えて「親切()な駅」に到着したら、デジタルサイネージから変更することができます。

7/31のアップデートでグラフィックの品質を変更出来るようになった…ということなのですが、クオリティを2以下にするとライティングでバグが起き、画面が異様に暗くなってしまいます。
一部の演出が見れなくなるところもあるので、2以上にしておきましょう。
他、カメラシェイク(要は歩いている時のカメラの揺れ)がえらい画面酔いを起こすので、個人的にはこれを0にしておくことをおすすめします。
本作は迷路探索ゲーだけあって、マップを歩く時間がゲームの大半になるので。
ゲームの終了方法
開始時の電車内で見られますが、ゲームを終了する場合はESCキーを押す…のですが、押すと「エスケープキーを押すとゲームが終了します。終了したい場合は、5秒以内にエスケープキーを押してください」というアナウンスが流れ、その後にESCキーを押してようやく終了します。
地味にこのアナウンスを聞かなければ行けない時間がかったるい。
任意セーブはなし
セーブはゲーム中、一定の範囲まで進めると定期的にセーブ用通路が現れ、そこでオートセーブが行われます。
任意のタイミングではセーブができない仕様と、迷宮で延々迷う構造があまりうまく噛み合っておらず、さんざ迷ったし一旦セーブして終了したいけど、迷宮を越えられなくてセーブまでたどり着けない…ということが起こり得ます。
ホーム画面がない
これも没入感を上げる演出の一環なのかもしれないけど、本作にはホーム画面がありません。
ゲームを開始するとオープニングが流れ、以降途中から始めると直ちにゲームが始まります。
「始めから」「ロードする」などの選択肢はそもそも存在せず、「オプション」は前述の通りゲーム中のデジタルサイネージから。
おしゃれといえばおしゃれなんだけど、任意の場所でセーブできない仕様とあわせて、不便さの方が強くなってしまったと思う。
攻略チャート
さて、基本的には案内看板に書いてあるとおり進めば良いゲームではあるんだけど、結構困ってしまう場面もあったので、ネタバレ込みのクリアまでのフローチャートを書いておきます。
かなり長くなっちゃったけど、記事を読んでもらえばクリアまでに詰まることはないと思う。
ストーリーマジでいいから一緒に最後まで見ようぜ。

冒頭のパートを終えるとプレイヤーがたどり着く「親切()な駅」のホーム。
何故かパステルカラーで統一されており、現実味のまったくない空間になっていますね。
スタート地点から見える階段を登ると、何故か順路が封鎖されています。
一旦引き返して、ホームの更に奥を目指しましょう。
階段裏にある看板を見ると、更に奥へ向かって矢印が伸びており、さっきの階段は「進むべき順路の途中にある無関係な分かれ道」であった示唆があります。

ホームの奥にあるこちらが本来のルート。
階段を登るとぐるりとターンせよ、みたいな矢印があるので振り返ると、登ってきた階段の両脇に次の順路があることがわかります。

更に進むと、右への矢印と右側に3つの分かれ道。
こういった「案内に従った順路が複数あり、正解はそのうちの一つ」というパターンも多く存在します。
ここは一番奥と真ん中の通路は繋がっており、正解は手前です。
外れの2つは外れ同士で繋がっているため、道に迷った挙げ句明後日の方向に出てしまうことはありません。

更に進むと、上…を示唆しているように見えるななめの矢印。
天井のライトを見ればわかりますが、右・左に伸びる通路の中で唯一、一番奥の通路だけが「ななめ」に向かっています。そこが正解。
横道には階段もあり「斜め上=階段を登るということか!」と思いがちですが、次の案内看板にて別途「階段を登る」案内アイコンが登場します。

更に進むと、ここから複数サインの案内板が出始めます。
ここでは「左に進んで」「階段を降りる」となります。
そのためにまずは目の前の階段を登りましょう。その手前にある扉などはすべて開きません。
こういった「案内に従う前に、案内にない工程を経る必要がある」看板もいくつか登場します。
案内の内容を覚えておき、それに従う事ができるタイミングを見逃さないようにしましょう。
なお案内のサインは左から読みたくなりますが、サインが1個のとき看板の一番右に右寄せで表示されているのもあり、サイン自体を読むときは右からというのがルールなようです。

順路に従うと「右に進んで」「階段を登る」となります。

順路に従った先は十字路になっており、上り階段が3つ・下り階段が1つ。
順番的には階段を登るターンですが、どの階段が正解かはわかりません。
答えから言うと、右手側にある2つ並んだ階段のどちらかを登ればOK。
登った先は開けたホールになっており、どちらを選んでも同じ場所に到着します。

開けたホールには案内のサインが9×2も展開されており、一体どれが何やらという感じです。
このピクトグラムが9つも並んでいて、どの矢印がどのサインについての案内なのかさっぱりわからないというのは、以前にSNSでも話題になった新宿エルタワーの施設案内板が元ネタでしょう。
元ツイートが消えていたので、ネットニュースの記事を貼っておきます。

結論から言うと、このピクトグラムは横一行ごとに特定の案内を示しており、プレイヤーが見るべきは真ん中の輪刈魔線の路線記号を参照し、その列(左右)にある「左に進んで」「階段を登る」が正答となります。
ちなみに上行は「左に」「緊急ボタン」「AED」がある、下行は「引き返すと」「電話がある」「けど繋がらない」となり、どちらもゴールとは無関係なサインになります。
左の柱にもトイレやガチャポンがあるエリアへの案内になっており、ゲーム進行上は無意味なサインですが、成立していないサインはありません。

道なりに進むと見えてくるのが、コインロッカー。
到達したときにムービー演出が入り、謎の足跡が進んでいく演出があります。
その演出についていくと、足元に

古い新聞が置かれているのが見つかります。
いずれも「若者・子ども」を問題視しており、性の乱れが問題になるとか、家庭内犯罪が増えているとか、少子化対策として国策で出生率を上げることを目指す記事などがあります。
この先のストーリーに関わる要素でもあるので、どういう話題がピックアップされているのかを把握しておきましょう。
なおロッカーはいずれも開きません。
また、入って左手側のロッカーにはコンフィグ編集ができるデジタルサイネージが設置されています。冒頭からここまで来て、変えたい部分があればここで変更しましょう。

ロッカー左手側の進路を進むと、セーブポイントがあります。
大量のモニタが並んだ空間があり、そこを進むと自動でセーブされます。この先ゲームを中断した場合はこの通路から始まります。
逆に言うと、一度のプレイでここまで来ないと、次のプレイ時は最初からということでもあります。

セーブポイントを越えて進むと、右のエレベーターに行け、という案内がありますが、右に曲がった先ではシャッターが降りています。
シャッターを開けようとしてもこの段階では何も出来ないので、別の順路を行ってみましょう。

すると落下して壊れた看板と、謎の案内が書かれています。
結論から言うとこの横長の四角は「スペースキー」を表しており、スペースキーを押してジャンプしてこの看板を乗り越えるとシャッターが開く、という謎な展開となっています。
だいぶピンとこない指示だけど、キーボードなどのメタ要素も案内の一部になっている、という示唆になります。
ここまでゲーム内でジャンプを使う機会が一個もなく、ジャンプの仕方も特に説明がなかったと思うので、横長の空白=スペースキーというゲームあるあるを理解していないと、結構長時間詰まってしまうかも。
看板を飛び越えたらシャッターが開くというのも、正直意味わからんしね。

シャッターの先はエレベーターホール。
左右にエレベーターがあり、「エレベーターに乗って」「ぐるっと戻れ」、という指示。

エレベーターを降りた先は案内板に一面塞がれており、先に進めない。
が、さっきのスペースキーにならって操作する…つまり「Cキーを押して」「前進する」というのが答え。
このゲームにおけるCキー(とCtrlキー)はしゃがみ操作となり、低い位置の空間を抜けることができるのです。
カメラの位置的に完全に看板に顔当たってる感じがするけど、まあヨシ。
その先にあるエレベーターに乗ると、さっきのエレベーターホールに戻ります。
これで最初の「エレベーターに乗って」「ぐるっと戻れ」が完了する、という二層構造の案内だったことが判明します。
私はエレベーターに乗った後、降りずにまた戻ってこいという指示かと思って結構悩んだ…。

戻ってくるとエレベーターホールの先が別の景色に変わっており、「Uキーを押して」「左に曲がれ」となっています。
このゲーム初の開けられる扉となっており、Uキーを押すとこの扉だけが開くのです。
ジャンプとしゃがみの案内を越えて来たのなら、ここはすぐわかりますね。

新しいサインがありますね。
「順路の途中で左に曲がり」「階段を降りる」です。
今回はかなりわかりやすく、道なりに進んだ最初の左への道を曲がれば、すぐにそれらしい景色が見えるようになっています。

着いた先は買い物などが出来そうなエリア。
再び「順路の途中で左に曲がる」がありますが、この「左に曲がる」が曲者で、正解ルートは「左のショーケースの中に入り込む」です。
ショーケースの中には金色のワニの置物がありますが、中に入って二番目のワニの右手側にある鏡が、実は鏡ではなく右へ抜ける順路になっているのです。
普段入っちゃいけないところに入れるというのは、中々そそる設計です。
越えた先では文字が反転しており、まるで鏡の中をくぐったような雰囲気になっていますが、実は反転しているのは「しんせつ窓口」の看板だけ。
柱の陰に隠れている案内に沿って進むと、二度目のロッカールームです。

さっきは新聞記事が置かれていましたが、時代が進んだのかネットニュースになりました。
再び足跡に従って特定のポイントに行くと、ネットニュースとそれに付いたコメントがポップアップします。
そこで見られるのは、駅のコインロッカーで赤子が発見され、しかも無事に保護されたというニュース。
このマップで唯一「使用中」になっているロッカーの用途が判明するわけですね。
コメント欄では「政府が無責任に産め産め言うからこうなったんだろ」ということも言われており、前回のコインロッカーで見た新聞記事が、この事件の前フリになっていることがわかります。

足跡についていくと、コインロッカーベイビーの里親を募集するニュースが表示されます。
ニュースで話題になったこともあり、募集には大量の応募があった様子です。
ただし里親の募集はドキュメンタリー番組として放映されたという記事もあり、赤子の人生を決める里親探しをエンタメとして消費しているような、微妙に嫌な感じも伺えています。
更に、里親となった夫妻が赤ん坊の名前を公募しているというニュースもあり、親の赤子への接し方にも微妙なものが漂う…。
ちなみにブラウザのデザインやコメントの内容から、だいぶレトロなインターネットの時代なようです。
ネットといえば2ちゃんねるだった時代ですね。
「キボンヌ」とか「ぬるぽ」とか、今これを使ったらインターネット老人会呼ばわりされるようなフレーズが散見されて懐かしいです。
記事を見終わったら、前回同様にオートセーブ通路へ行きましょう。
通路の途中に「左へ」の案内が出ています。

最初の左への曲がり角の先にはエレベーター。
エレベーターだったらエレベーターのサインあるだろ…と思ってしまいそうですが、なんとこのエレベーター両方向から乗ることので出来るタイプで、ドアが開けば直進することができるのです。
よって「左へ」の案内に従ってこのエレベーターのドアを開け、更にそのまま直進しましょう。
ちなみにここは別ルートもあり、だいぶ遠回りになるものの、別の道からもこの先の目的地へ進むことができます。
迷宮で迷いたい人はあえてそちらを行くのもアリ。

たどり着いた先は開けたホール。案内は「しゃがみ左」を示していますが、シャッターが降り始めてしまい、入ることができません。
実はこのホールに入った瞬間からダッシュで移動すると、シャッターが降りきる前にくぐることができます。RTAを考えている方はどうぞ。

正しい順路はその先にある看板の「施設管理室」へ行くこと。
エスカレーターを登りましょう。
ただし、登るとエスカレーター降り口のシャッターが降りてしまい、戻れなくなります。
帰りは別のルートを探さねばなりません。

スイッチが置かれた通路は2つあり、青いスイッチを押すとさっき降りたシャッターが少しだけ開きます。
押すときは手前にある足元アイコンの位置に立ちましょう。

続けてもう一つ、ピンクのスイッチ。
案内板の通り、このスイッチが置かれた台の周りをぐるりと回ると、進むべき順路が現れます。ここゲーム内で一番好き。
その先を行くと、さっき登ったエスカレーターとは反対のエスカレーターへ迎えるようになります。
戻るとさっき降りたシャッターが少しだけ開いているので、しゃがみで進みましょう。

個人的ゲーム最難関。ここでマジで迷った。
案内図ではいかにも「左方向へ進め」と言っているように見えますが、行った先はすべてはずれ。ぐるっと回ってさっきのホール入り口まで戻って来る構造になっています。

そして、ゲーム序盤で見たおなじ矢印とよく見比べてみると…矢印のデザインがまるで違う!ということに気付ける…かもしれません。

ここでの正解ルートは、シャッターを越えたすぐ手前にある足場ポジションに付き、上下に黒オビが入る演出が出たら、マウスカーソルを動かすこと。
このマウスカーソルでキオスク…ならぬ売店をクリックすると、なんと売店が縮みます。
どういうことだよ!
その背後に隠れていた道以外は、すべて手前のホールにつながるため、唯一の進路がこことなります。
いかにもな足場アイコン自体がヒントではあったんだけど、クリックしたものが小さくなるというアクションがこれまでのプレイとまったくかすらなかったため、ここでだいぶ苦戦しました。
その先はしばらく一本道。
進むと「エレベーターに乗れ」という案内があります。

再び両扉のエレベーターになりますが、今回は指示通り乗らねばなりません。
乗った状態で扉が閉まるのを待っていると、きちんと動き出し次の順路へ進めます。

その先で出くわすのはもうわけのわからんサイン。
眼鏡に雷が落ち、走り、長距離を進むようです。なんだそりゃあ。

その先にあるのが、駅とはまったく無縁そうな空間。
あちこちにある行き止まり扉には分数が表示されており、しかしよく見ると扉ではなく壁になっています。
扉?にはそれぞれn/4という数字が書かれており、仮分数になっています。
どれも綺麗な整数になるのですが、その中に一つだけ仲間外れがあります。

それがこの39/4。
これを帯分数に直すと9と3/4になるんですねー。
このアイコン、もしかしてハリー・ポッターなのかよ!?
これ9と3/4番線ってこと?!

この扉(というか壁)に体当たりすると、するりとすり抜けて次の順路へ進むことが出来ます。
私ハリポタは『賢者の石』しか履修していない(しかも単行本が出た当時に一度読んだきり)だったので、全くわかりませんでした。
もうわからんから全部のドアに体当たりしたれ!と思ってやったところ、通り抜けられてしまい逆にビックリした。

というわけで改めてこのサインを解読すると
・ハリポタと同じく9と3/4番線と同じ数字のところを
・ダッシュで体当たりすると
・壁をすり抜けられます
ということでした。
わからねーよ!マジでわっかんねーよ!
ただここはわからなくてもこの扉(っぽい壁)がキーだろということで飛び込んでみたら入れちゃった、というダサい経緯で、時間的にはさほど迷わず通過出来てしまいました。
ここを抜けると再びロッカールームに到達し、再び記事を見ることができます。

時代はさらに進んでおり、コインロッカーベイビーこと「エン君」がそれなりに成長し、テレビに出演するようになったことが語られています。
子役としてテレビに出たり、有名小学校に合格してランドセルのCMも決まったり、と順風満帆(な代わりにテレビ業界にどっぷり)な様子が伺えます。
また、エン君を引き取ったG夫妻の名前も上がっており、言ってしまえば「ただの里親」にも関わらず、SNSで名前が挙げられる程度には衆目に触れている存在のよう。エン君についてきてテレビにも出演しているようです。
ニュースサイトやブラウザのデザインがちょっと進んでいたり、かつてニュース記事のコメント欄だった部分がSNSの投稿になっていたりしますね。
エンくんの人生が上り調子すぎるせいか、ちらほらとエン君へのアンチコメントも見られます。
中には真偽の怪しい、エン君のプライベートを暴くような内容も…。
本当に真偽が怪しいものが多いので、アンチがでたらめを言っている可能性のほうが高そうですが。
エン君の人生を案じつつ先に進むと、エスカレーターが見えてきます。

矢印に従ってエスカレーターを登りましょう。
3つ目のエスカレーターには「歩かない、走らない」というサインが出ており、エスカレーターに乗ったら歩いてはいけません。
ちなみに指示に反するとその場をループしてしまいます。
進んだ先には今度は下りエスカレーターがあり、同じようにサインに従って乗りましょう。
下りの方にも「歩かない、走らない」があります。
従った先で順路にそって進むと、証明写真エリアに到着します。

ここはどういう仕組みかいまいちわかっていないんだけど、部屋を通り過ぎると「カシャ」とシャッター音が鳴るようになっており、これを証明写真機の台数10回分繰り返すと先に進めるようになります。
それまでは道なりに進んでもぐるっと回って証明写真エリアに戻って来るようになっており、つまりこのループを10回繰り返すと先に進めるわけです。
「証明写真機の前を通ると鳴るシャッター音を10回聞く」というのがちょっとピンとこない回答なので、なんか仕様を取り違えている可能性がある。

10回ループを超えると、案内所に到着します。
サインは「回転階段を登って」「進め」とあります。
しかし広場には回転階段が2つあるものの、右は登れる状態になっておらず、左側は登っても先に進めません。

案内所にいるつまようじに話しかけると「まっすぐ進め。その先にいくらか分岐があるけど、いつか輪刈魔線にたどり着くでしょう」とおざなりな案内しか聞くことができません。

左の階段を登ると、こんな感じの円形迷路の案内図が置かれていたり

こんな注意書きを見ることが出来ます。
この張り紙に書いてある「時間帯によっては担当が変わる場合がある」というヒントを参照しましょう。
案内所に戻って、つまようじの頭上を見ると、時計に一部色のついた時間帯があることが確認できます。
ここに針が重なった状態で話しかけると、担当者が親切な人に代わり、階段を下ろしてくれる…というのがここのギミック。
あくまで「近道」という扱いで、円形迷路を通っても進めるんだと思うんだけど、ややこしい上に酔うので確認はしていません…。

右手の階段を登った先では、素直な順路案内があります。
進んだ先に分かれ道がありますが、その頭上にある案内板に沿って、横道には入らず新しい矢印サイン通りに進みます。

たどり着いたのは新しい階段ホール。
サインはぐるりと回って進むような展開を示唆していますが、曲がり角に小さく点?線?が書かれているのが気になるところ。
ポイントは階段の先が暗くなっていること。
ここの電気をつけたいですね。
正解は大階段の右にあるエスカレーターを登り、途中の横道で左に曲がり、反対側のエスカレーターから降りてくること。
そのルートの過程で各所の電気が点灯し、道が判別できるようになります。
最後にサインに沿って大階段を登ると、そこも明かりが点灯して先に進めます。

しかし私はこのシンプルな謎解きが何故か全く分からず、とりあえず階段登れば良いんだろうと見当をつけて、真っ暗な階段を登ったのでした。
足元は全く見えないけど、明かりがついていたホール側を見ながらバックで進むと、自分が今どれくらい進んだかを判断出来るんですねー。

そうして真っ暗なまま進むと、かすかな光の反射をとらえることができます。
大階段を登った先に新しい部屋があるんですね。
そこにある床や壁にほんのわずかな光が反射して、そこに何があるのかうっすら判別できます。
初代ポケモンで、イワヤマトンネルをフラッシュなしで通るみたいなプレイですが。

足元をようく見ると、マップのあちこちで床が抜けていることがわかります。
つまり落とし穴を越えて先に進めということだと判断しました。

何度か穴に落ち(この部屋の入口に戻される)ながら進むと、この看板が見つかります。
「特定の穴から落ちろ」という指示ですね。
この部屋の真ん中に四角い穴があるので、そこから落ちれば先に進むことが出来ます。
それ以外の穴はすべてでこぼことしたラインを持っており、目を凝らして床を見ていれば、暗い部屋の中でも正解の穴を見つけることが出来ます。

さすがに攻略チャートで「暗闇を目を凝らして進め」と言えないので、こちらは再走したときのスクショ。

階段を登った先はこんな感じになっており、動くオレンジの足場に乗ると次の床へ進むことができます…が、ジャンプで飛び越えたほうが早い。

突き当りの看板を見ると、上の真っ暗な状態でもはっきり見えた看板があります。
こうして明るい状態で見ると、どの穴に落ちればいいか一目瞭然ですね。

落下した先は、大量のサイン看板が壁に掲示された空間。
真ん中にあるサインに従って、パソコンから操作をしましょう。
キオスクを小さくしたときと同じマウスカーソルのアイコンが丸の中に収まっており、このサインがクリックを示唆しています。

パソコンの前に立つと操作画面に切り替わり、「頭上にあるブランク看板に3つのサインを入れる」と進むことができます。

選び方としては、その先にある登れない段差の先へ進めるようにしなければいけないわけですね。
オレンジの柱から登って、更に先にあるエレベーターの扉にたどり着けば先に行けそう。

正解は「回転階段」「点線の上り階段」「エレベーター」です。
回転階段はオレンジの柱の周りに階段が現れ、登った先に透明の上り階段が現れ、登った先のエレベーターの扉が開くようになるのです。
ちなみに他のサインにもそれぞれ演出が用意されているので、押してみましょう。
正解以外のサインはどれを押しても3つのサインに計上されないので、最終的には全部押してみれば正解はわかります。
エレベーターに乗って先に進むと、再びコインロッカーです。

ここで見られる記事では、エン君の活動に色々な形で陰りが見えています。
タレントとしての人気が低迷していたり、苦し紛れにチャリティーを主催したり。
中でも目を引くのは、コインロッカーに入れられていた猫をエン君が助けたというニュース。
コインロッカーベイビーだったエン君がコインロッカーから猫を助けた、というあまりにもなニュースが、猫の命を使った自作自演だと大バッシングを受けています。

更に、エン君の里親になったG夫妻がチャリティーのお金を集めておきながら、エン君をほったらかしにして高級リゾートで豪遊しているというニュース。
これまで露骨にG夫妻を称賛するコメントの多かったのが、一転して(というより反転して?)罵倒コメントが並んでいます。
エン君の低迷もG夫妻のニュースも、まるでこれまでの反動のように叩かれていますね。
中には「俺は最初から怪しいと思ってたよ」みたいなみっともないコメントも。
ちなみにネットニュースは、これまでPCで見ていたものがスマホで閲覧するようになっています。

進んだ先にはT字路。
これまでの進行方向を示すサインとは異なった主旨のサインが書かれています。
親子のサインは左へ、一人と大勢?のサインは右へ。
ただこの時点では右へ行くことは出来ず、左のみ。
進むとエレベーターがありますが、手前で記事がポップします。
記事ではエン君がインタビューを受けており「一度でいいから人として扱われたかった」として、詳細は語られていないものの、これまでの自分の扱い全般がエン君を苦しめていたことが伝わってきます。
あらゆる行動がニュースになってSNSを駆け抜け、無責任なコメントが大量にポップしていた風景を思い出すと、とても自分が同じ立場だったらなんて考えたくありません。
周囲に湧くコメントも、逆張りで派手なことを言いたいだけのような悪辣なものが大量に。
その記事を読みつつエレベーターを降りると、エン君が行方不明になり、G夫妻はチャリティ詐欺で逮捕されたというニュースが出てきます。
エン君はいよいよ行方不明という末路を迎えてしまいました。

その先には長い廊下があり、進むごとに大量のコメントがポップします。
もうある程度察しがついていると思うけど、この迷宮を迷っている主人公、つまり駅のホームから落下して電車に轢かれたであろう人物こそ、渦中のエン君なのでしょう。
電車に轢かれたなら直ちに身元確認が行われるだろうし、このコメントたちはエン君が轢かれる前の話でしょう。
トメ85は、もうエン君が死んだものと決めつけているんでしょうか。

その先にある階段を降りていくと、「明快」線のホームに出ます。
そしてそこには一人のピクトグラムが。
足場ポジションに立つとイベントが発生。主人公がピクトグラムの背中を突き飛ばしてしまいます。
主人公がエン君という前提で考えると、つまりは自分で自分を線路に突き落とした=冒頭のシーンは自殺だった…と見ることが出来るでしょう。
つまりこの「親切()な駅」に来てからの全てはエン君の人生そのものであり(エン君が生まれる前の新聞記事はえらく古くなっていたり)、彼を取り巻く苦しい状況やアンチコメントに参ってしまった彼は、駅のホームから身を投げる道を選んでしまった…という。

これで終わりか?と思うところですが、ゲームはそのまま進行。
どういうわけかいつの間にか、最初の親切()な駅ホームに立っています。
内容は同じように見えますが、順路を進んでいくとちょっとずつ変化が見られます。

それがこの、看板が落ちていること。
その一方で頭上には正しく看板がかけられています。

斜めの道が正解ルートだった道ですが、進もうとすると看板の支えが外れ落ち、看板が傾きます。
これによって「ななめ」の矢印が「直進」へと変わります。

本来の正解ルートだったななめの道は、文字化けコメントが現れて塞がれてしまいます。
これは一体何が起こっているのだろうか?

指示通り直進すると、謎の「ワンタイムパスワード」を入力する扉が現れます。
すぐ上の青い看板に表示されるパスワードをキーボード入力で入れるのですが、何故か0とOとoとQ、1とlとIという見た目にぱっとわかりにくいパスワードばかりが表示されます。
細長い丸がゼロ、ちょっと横幅が広がったのがオー(大文字)、小さい丸はオー(小文字)だと思うんだけど、1とエル(小文字)とアイ(大文字)はマジで区別がつかん。
10秒待つか間違ったパスワードを入れると再生成されるので、区別がつけやすい並びになるまで繰り返しましょう。
時間経過で文字化けコメントが大量に画面に迫ってくる演出があり、ちょっと怖い。
画面がコメントで埋まってしまっても、同じ場所で一からやり直しになるだけです。

開いた先の階段を登ると、9サインがあった広場に出ます。
進もうとするとコメント欄に足止めを食らい、どこにもいけません。
さて、改めて9サイン(入って右手側にある柱の方)を見てみましょう。
輪刈魔線のサインの上行に、SOSボタンがあったのを思い出してください。
自殺を考えるような状態の主人公に必要なのは、まさにSOSです。

見ると、足場ポジションも設置されています。
ここに立つと主人公がSOSボタンを押せる…ような気がしますが、大量のコメントに妨害されてボタンを押せません。
ボタンを押すことを諦めると、エスカレーターが登れるようになっています。
ガシャポンのある道を抜けて進むと、左手側の通路に新しいサインが見つかります。
「右に曲がって」「階段を登れ」というサインですが、進んだ先では

開けたホールがあり、進行方向を大量のコメントに塞がれています。
よく見るとここが輪刈魔線の改札口になってるのがわかります。
が、大量のコメントが邪魔しており、改札口へ進むことができません。
しかし、このスクショの光景(大量のコメントと奥の駆け上がっているピクトグラムのサイン)が示しているとおり、このコメントの山を登っていくというのがここの解放。
この光景自体が一つのヒントになっているんですね。

コメントを足場にして登っていくと、新しい順路が開けます。
真の輪刈魔線の改札がこちら。
謎の順路を進んでいくと、また例のコインロッカーに到着します。

表示される記事は基本的に同じ内容なのですが、コインロッカーから猫を助けた記事が、このルートでは「車から投げ出された犬を助けた」という内容に変わっており、周囲からの反応も大きな称賛へと変わっています。
それが契機となったのか、G夫妻もリゾート豪遊ではなく、エン君とともに過疎地域へ赴いてチャリティーを行うという節度を保った内容に差し替わっています。
一気に内容が上向いたものに変わりましたね。
そうして先に進むと

あの分かれ道。
今度は左に行けなくなっています。

その先ではエン君がチャリティー活動を成功させており、それに対するインタビューを受ける記事が見られます。
「両親とともに」と言っており、どうやらG夫妻との関係性も良好なように見えます。
その先のエレベーターに乗って、再びホームへ行きましょう。

降りた先では最後の記事。
記事内での呼ばれ方が「エン氏」となっており、大人になったことが伺えます。
チャリティー活動が実を結び、経済産業省から受賞されたようです。
進んだ先では、さっきはアンチコメの並ぶ廊下でしたが、今度の廊下はいろいろな称賛の言葉。
その中で「チャリティーの支援を受けた子どもたちと楽しそうにしているエン君」という話があり、さっきの一人+子どもたちのサインは、このチャリティー路線を成功させたエン君と子どもたちを示唆していたようですね。

駅のホームには、同じようにピクトグラムが。
電車が入ってきた瞬間、主人公が何をしたか。
ここ、シンプルなピクトグラムで現されるのが逆に感動的でした…本当にグッと来ちゃった。
かくして、謎の「親切()な駅」を巡る物語は終了。
この後の「現実世界に帰った」のが一目でわかる演出が本当に秀逸でした。
考察
まさかの迷宮探索ゲームが、人生の岐路を見せつけられ、人生を再生する物語になるなんて思わんだろ!
駅構内のコインロッカーで見つかったエン君にとって、駅とはまさに人生の出発点であり、線路への投身自殺を選んだため到達点でもある。
駅というシチュエーションを模した世界で人生をたどり、自分の人生を俯瞰してみる。
すなわち「親切()な駅」はエン君にとって走馬灯のようなものだった。
同時にこの駅の奇妙なところとして、「人生のルートを途中で変える」ことで、未来を変えることができてしまっています。
ゲームでプレイした手順をそのまま現実と照応させるなら、エン君は一度自殺したあとコインロッカーの中で再度エン君として生まれ変わり、二度目の人生で上手くやり直して成功者になった、ということでしょうか。
二周目、看板が落ちて別の看板が差し替わっていましたね。
一周目の人生より明らかに短いチャートで猫助け部分を犬に差し替えていっている。
となると、犬を助けたエンくんは猫を助けたルートの記憶があるのかもしれません。
また、二周目ルートで印象的だったのが「kooh」のコメント。
当初はエン君に対して敵対的なのですが、エン君の人生が上向いた途端、彼に対して真に迫るコメントをし始めます。
「作り笑いやめろよ」「今エンがどこにいるかわかりませんか」など。
チャリティーで成功したルートのエン君を、どこかおかしい状態としてもとに戻ってくれと願っています。
これまでもエン君のプライベートを知っている、リアルではこんなやつ、と嘯いているコメントはありましたが、koohのコメントだけ少し毛色が違います。
単に逆張りしてるだけのやつならいいのですが、このゲーム出てくるコメント欄、一周目でもエン君に親身な奴がいれば二周目でも辛辣なやつがいて、本当に判断が難しい。
ただのエン君アンチにしては、コメントの内容が批判や嫉妬の類ではなかったのが気になっています。
また、エン君のチャリティーが成功したあとのkoohのコメントは、記事がかぶさってきて意図的に見ようとしないと見落としてしまう配置になっているのも意味深。
この見え方がエン君の意思なら、彼自身は目を逸らしたいと思っているコメント…なんて見方も出来るでしょうか。さすがに考えすぎ?
ちなみにこの「kooh」の名前、『p.i.』でも出てきていたんだけど、さすがに同一人物かどうか、みたいなことは気にしなくていいでしょう多分。
何だったのか謎な部分
いくつか、答えの出せていないものもあります。
例えばハリポタ迷路にある「Datura」の文字。
あまりに唐突な上、ゲームプレイに全く関係なかったようなので、どういう意図であの薄暗い小部屋が用意されたのかわかりませんでした。
もしかしてそれもハリポタネタなのだろうか?
マウスで看板サインを選ぶ場面、ERRORを押すと赤子を抱えた「K」という女性のピクトグラムが一瞬表示されます。
このゲームで赤子といえばコインロッカーベイビーだったエン君だと思うので、あれはエン君の生みの親だったんでしょうか。
…まさかkoohが実母だったりしないよね?
突破できたからいいけど、10個の証明写真機が並ぶエリア。
あれどういう意図のループ構造だったのか知りたいところです。エン君が10回も証明写真を撮影する必要にかられるとは思えないので。
あと、タイトルの意味。
親切ぶったコメントを投稿していた連中が、エン君の浮き沈みに応じて手のひらを返した流れを見るに、『親切()』の()は、(笑)を略したネットミーム的表現で、「インターネット上に無数にいる、無責任なコメントを他者に向けて平然と放つ連中」への皮肉なのかなとは思っています。
ただ、駅が「親切()」だったわけじゃないので、なんかもうひとつひねってありそうな気がするんですよね。これも考えすぎかな?
で「輪刈魔線」ってなんだよ!
わかりません、という単語と~線という路線名をかけているのはさすがにわかるけど、人生に迷い自殺を選んだ主人公がたどる自分の人生譚が「輪刈魔線」へ向かう構図がわからん。
単なる言葉遊びで作った路線名なのか、あるいはちゃんと意味があるのかしら。
ピクトグラムが電車来るのを待ってた路線が「明快(冥界)線」で死出の旅への一歩目だったのだろうな、というのは察せた。
でも「わかりま」はわからんかった…。
人生を迷宮に例えた、予想外に骨太なゲーム
というわけで、「親切()な駅」のレビューでした。
最初はリミナルスペース的な好奇心と看板サインを読み解くというパズル的な興味だけで購入したゲームでしたが、濃厚なドラマ性があり、自分が迷宮をさまようこと自体にきちんと価値があるという、予想外に骨格のしっかりしたゲームでしたね。
考察についても、プレイした方で自分はこう感じたという意見があれば、ぜひコメントを頂きたいです。
私の中でもまだ綺麗に噛み砕いて飲み込めた気がしていなくて、誰かと意見を交換したいです。
ちなみにこのゲーム、ダッシュがめちゃくちゃ早い上にジャンプの軌道もユニークで、RTAをやったら面白そうなのですが、流行らないですかね?