
この間マギアエクセドラが始まったばかりだと言うのに、今度はGジェネレーション最新作だよ!
もうプレイヤーの可処分時間はゼロよ。
運営・開発はアプリボット(私の遊んでるゲームだとFF7エバークライシスとか)ですが、監修や一部製作にきちんとバンナム、トムクリエイトが参加しているため、違う開発会社が名前を借りたスピンオフ…とかでなく、正道の新作Gジェネレーションのようです。
インタビュー記事によると「『ジージェネF』のようなガンダム大図鑑を目指したい」という方針があるらしく、マイナーな機体の参戦も期待できそう。
特に今回はスマホゲーということで、容量にディスクメディア由来の上限がありませんからね。
いやスマホ端末の容量という上限はあるんだけど…。
「きちんと」Gジェネ最新作
これはもう古い考えなのかもしれんけど、据え置きハード作品のスマホゲーってなると、大抵どっかしらデチューンされてるものが多かったですよね。
「あの作品の完全新作タイトルがスマホに登場!」みたいなの、基本的には嬉しくない展開だったはずなんですが、GジェネエターナルはきちんとGジェネレーションしているゲームでした。

きちんと原作再現パートがあり(しかもアニメのキャプチャ画像がめちゃくちゃ多く使われており、シナリオの再現補完度が高い)

きちんと12機のリックドムが登場し(こっちもオリジナル2部隊+原作部隊で迎え撃てるけど)

当然その時代にいないはずのMSで戦いに参加し

3分も絶たずにリック・ドムが全滅します。
ちなみに後の時代のMSを連れていけば一年戦争時代なんて蹴散らせるぜー!ということもなく、それなりにきちんと勝負になります。
もちろんこっちはレベルをバンバン上げておけば時代関係なく強い部隊を組めるし、リック・ドムとνガンダムが互角の性能って意味ではないけど。
戦闘バランス

初期時点で数多くの機体が実装されており、特に引き直しガチャから確定で引けるURの中にはνガンダムやクロスボーン、フリーダムにエクシアからエアリアルまで、コイツを連れて行きてえと思うような主役機がだいぶそろっています。
一部の覚醒武器があるような主役機は、大抵の敵をワンショットキル出来たりもするのですが、一方で本作はチャンスステップが大抵1回(一部キャラが、キャラレベルを40くらいまで上げると2回になる)と絞られており、一部の強キャラ機体で無双できるようなゲームにはなっていません。
機体タイプ
機体には「攻撃タイプ」「援護タイプ」「防御タイプ」が設定されており、それに応じてパラメータも傾向が別れており、仕事どころも変わっています。
援護攻撃は援護タイプしか出来ず、援護防御は防御タイプしかできません。
しかも敵の火力がわりかし高め・かつ回避率もそこまでなので、攻撃タイプが強いからと言って、単騎で最前線に行くとボコられてしまいます。
きちんと防御タイプを同伴させて総ダメージ量を減らしたり、相手の反撃を許さないために援護タイプを同行させてワンショットキルを狙ったりする必要があるわけです。

一部の強ユニットたちはソロでワンショットキルしたりできますが、それでも1ターンに2回までが基本だしね。

というわけで、殴って強い機体以外にもバランスを考えてパーティを編成する必要があり、それが普段のGジェネであまり接さない機体にも役割が生まれているのです。
ちなみにνガンダムは援護型。フィン・ファンネルで遠くまで手が届くので、あとちょっと足りない火力を足してくれる頼もしいやつ。
脳筋でやれるのは1stの一年戦争編を、難易度ノーマルまでくらいでしょう。
私もまだそこまで進めてないけど、Z編はだいぶきちんと戦闘シミュやらないと勝てないらしいぞ。
戦闘アニメ

何気に今回一番メリットを感じた部分かもしれないんだけど、戦闘アニメーションへの移動がロード時間0。
スマホのフラッシュメモリに保存されているおかげか、一瞬でアニメーションが始まるし、ビームライフルとかのシンプルな攻撃はモーション時間自体短めだし、右下のSKIPを押すとこれまたノータイムでスキップできる。
PS2あたりのディスクメディアでやっていた頃がある意味懐かしい…。

さらに、アニメーションとは別にマップ上での簡易戦闘モーションもあるため、スキップしてもバトルしてる感は担保されます。
このアニメ自体も結構かっこよくて好きだ。
オート戦闘
右上にあるAUTOボタンを押すと、戦闘がすべてオート進行になります。
テンポがめちゃくちゃ良くなるけど、死んだら終わりのユニットが前に出ていくこともあるので、全部オート任せは現実的ではないでしょう。

ということでおすすめなのが、フェイズ終了時に選べる「自動で戦闘して終了」コマンド。
これを押すと、そのフェイズでまだ行動していない機体が、オートで最寄りの敵をぶん殴ってターンを終了します。
これがめちゃくちゃテンポが良い上に、次のターンからはまた手動で操作できるのです。
主力機体で敵の厄介な機体を撃墜+敗北条件になるユニットを後退させて待機させつつ、残りの雑兵はオート操作で倒してもらう…という流れがものすごく快適なのです。
難易度が高まってくるとこれが通用するかはわからないけど、1stやSEED序盤ではとてもスムーズにプレイできています。
この快適さは、据え置きでやっていると生まれないアイデアな気がするなあ。
直近のクロスレイズがどうだったのか知らないで言うのもなんだけど。
開発

Gジェネといえばやっぱり開発。
シリーズごとに開発の系統樹が設定されており、このツリーを埋めていくとより上の機体を作成できるようになります。
系統樹の根っこにある最初の機体(連邦系だと61式戦車、ジオンだとザクI)をキャピタルで開放するか、戦場で鹵獲した機体からツリーを進めていくことができます。
鹵獲は完全に運次第で、どうやら戦闘を開始した時点で鹵獲ができるか出来ないかが決まっている模様。
なので何度リトライしても、同じ戦闘を繰り返していては鹵獲はできない…らしい。
また、ガチャで入手した機体は開発には使えません。
ガチャでフリーダムを引いて、そこから開発でミーティア装備にしよう、みたいなことは出来ない。
昔懐かしい、ちょっとずつツリーを進めていき陣営を強化するGジェネがやりたい人は、鹵獲と開発からユニットを育てていきましょう。
多分ガチャ前提の難易度になってると思うし、だいぶ苦行になりそうだけど。

開発には、ベース機体のレベル制限と、SSR以上のユニットになると「技術書」「(シリーズ別の)開発機材」というアイテムが必要になります。
少なくともG-3の素材は一年戦争編のステージ14で入手できたので、ゲーム内資産で手に入れることができそう。
G-3は開発のチュートリアルも兼ねてそうなので、今後どうなっていくかはわからん…。
例えばパーフェクトストライクを作るためには、
- スカイグラスパー(Lv25)を3機用意する
- それぞれ各ストライカーパック装備のスカイグラスパーにする
- そのストライカーパック装備スカイグラスパーをLv30にする
- 生ストライクガンダム(Lv30)を3機用意する
- 各スカイグラスパーと生ストライクを素材にして、3種のストライカーパック装備ストライクガンダムを開発する
- 3種のストライクをLv35にし、SEEDステージ最終話でパーフェクトストライクの技術書を揃える
という工程が必要になる。
ドラクエモンスターズを思い出すな…。
チュートリアルでGQuuuuuuX貰える!

最新作の主役機ということで、ゲーム開始時+初心者ミッションでGQuuuuuuXを貰えます。
これは今後のネタバレ配慮のためか、ヒートホークしか持っていない、しかも射程は1~2というものすごく性能を制限された状態のGQuuuuuuXです。

…なのですが、パイロットであるマチュがめちゃくちゃ強く設計されており、なんとこいつGQuuuuuuX(か白いガンダム)に乗せていると初期状態からチャンスステップが2回貰えます。
本作ではキャラクターやユニットに「タグ」が設定されており、マチュのアビリティ「チャンスステップ増加Lv1」は、【主人公】+【機動戦士Gundam GQuuuuuuX】の両方の条件を満たしたユニットに乗っているとき発動する、というもの。
今のところ条件を満たすのがGQuuuuuuXか白いガンダムの2機。
白いガンダムは防御タイプなので、実質マチュ+GQuuuuuuXのコンビでのみ成立する強さなんですね。
なんですけど、スキルで格闘攻撃ダメージを増加できたり、GQuuuuuuXもユニットアビリティで格闘強化を持っていたり、配布凸でユニットステータスが他より高くなりやすかったり…といういろいろな条件が噛み合って、1ターンに3体敵の首を切断するGQuuuuuuXという、鬼のようなコンセプトのアタッカーとして大活躍してくれます。
射程の短さも、敵さえ倒せばチャンスステップが発動してそこからもう一度動けるので、敵を踏み台にして大暴れ出来てしまいます。
正直序盤のアタッカーとしては破格の強さなので、ガチャで引いたURとGQuuuuuuXを中心に運用するだけで、1年戦争編はいけるくらい強い。
まとめ

油断していました。
こいつはマジで新作のGジェネレーションであり、更にプレイヤーが快適に遊べるよう調整されており、その上でハードモードなど「ちゃんと考え込んでプレイするシミュレーションがしたい」層にも応える良作に仕上がっていました。
なんなら据え置きハード版よりも原作再現に力を割いており、大量のアニメキャプチャ画像であらすじを追えるようになっています。
さすがにガンダム初見の人が違和感なく見られるほどかはわかりませんが、一度見た人がガンダムを思い出しながら世界観に入っていくには充分な内容でした。
相手ターンの待ち時間もほとんどなく、敵ユニットは一瞬で移動してくれるし、ロード時間もない。
アニメは一瞬で再生されてスキップも可能で、本当快適。
本当時間をいっぱい取られておりまして、FGOとFF7エバークライシスとNIKKEとスタレとレスレリとマギアエクセドラとこれで、他の趣味に触れる時間がなくなっちゃったよ。