
値段 | 1,700円 |
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発売日 | 2025年4月22日 |
今日もホラーゲームの時間だ!
今回のレビューは4月22日にリリースされたばかりの新作ホラーゲーム『Post Trauma』。
ストアページに「サバイバルホラーというジャンルを創り上げた古典的名作を現代的に解釈したゲーム」とうたっているとおり、ハッキリ言うと『バイオハザード』や『サイレントヒル』にインスパイアされたであろうアドベンチャーホラーです。
全クリしたので、ページの下の方に攻略チャートも書いておきます。
歩き回っていればクリアできるウォーキングシミュとはだいぶ違うゲームなので、謎解きに上手く頭のピントが合わないと結構苦戦してしまうかも。
中年おじさんの異空間探索

主人公は中年の地下鉄職員「ローマン」。
全身に老いを感じるおじさん体型で、走るときもあまり早くはないし、攻撃モーションももっさりした男。

彼はいつの間にか電車の中に閉じ込められており、ここから逃げ出すため、脱出ルートを探してあちこちを探索することになります。

電車内は荒れに荒れており、大量の落書きが残されていたり、不気味なマネキンがまるで人間のように座っていたり、おびただしい血の染みが広がっていたりと、とても不気味。
この辺のロケーションデザインにすごくサイレントヒルを感じますね。
往年の名作インスパイアの固定カメラ+ラジコン操作

本作の特徴の一つが、かつてのバイオハザードやサイレントヒルにあった「固定式カメラ」。
このシーンではカメラが手前側に設置されており、ローマンは奥から手前に移動することになります。
カメラはがっちり固定されているわけじゃないけど、視点移動は出来ないので先の見えない通路に飛び込む怖さを演出してくれます。
このカメラ固定の仕様、あの時代のホラーゲームって感じがしていいですよね。
ちなみに操作もラジコン式で、ローマン視点に前後左右を入力するため、ローマンを手前に移動させるためには上入力が必要です。
今初めてこの操作をやる人には意味わからんだろうけど、これはもうプレステ初代~プレステ2時代が華の青春時代だった中年向けの楽しさだと納得してください。
パズル要素

本作はバトル要素もあるものの、基本的には謎解き探索ゲーム。
どこかを調べてフラグを立てていく、というよりは数字やメッセージを見て覚え、ギミックを解き明かして進むタイプです。
バイオハザード的な「なんでここでこのギミックを作動させたらあの扉の鍵が手に入るんだよ!」的な要素がマップ中に用意されており、それらを解きながら進んでいくのがゲーム体験の8割くらい。

アイテムは自動で使ってはくれないので、ギミックに触れた状態でインベントリから使う必要があります。
ギミックに触れているかどうかは、右上の眼アイコンでわかります。
壁に書かれた落書きが謎解きのヒントになっていることも多くあり、プレイ時にはメモ帳が必須。
あそこで見たあの数字とここで見たあの数字を組み合わせて、ここの装置に入力すれば…みたいな場面がいくつもあります。
多分A4ノート1ページ分必要なくらい、そういう要素が多いです。

一方で謎解きの難易度自体は低めで、特殊な教養が求められたり海外ではあれをこう表現するのでここの数字はこれ、みたいな要素は無い。
数字を覚えておく、それを然るべきところに当てはめる、一部専用の知識が必要なところはそれを説明するメモがそばにある、と謎解きで詰まりはしないように調整されています。
見たまんまで解けるパズル、情報を組み合わせれば解けるパズル、発想の転換な必要のパズルなどそれぞれに毛色の違いがあり、ピントの調整がうまくいけばサクサクいけるでしょう。
パズル慣れしてないとかゲーム慣れしてない人は結構時間をとられるかも。
あんまりおすすめしたくないけど、後述のフローチャートにパズルの解法・答えも載せているので、マジで詰まってしまったら参考にしてね。
バトル要素

バトル要素は、あるにはあるけどフレーバー的要素に近く、その点はサイレントヒルの方が近いでしょう。
足早に通り過ぎれば回避する事もできるし、そもそも遭遇する回数もあんまり多くない。
敵の攻撃モーションを理解したら、攻撃後の隙をついて殴るだけでも大体勝てる感じ。
クリア後にいろんな感想やSteamのレビューを見て知ったんだけど、敵に殺されてしまっても、それまでに与えたダメージは残っていてリトライ時には倒しやすくなっているらしい。
死ぬと使ったアイテムも戻って来るので、リトライし続ければいずれはなんとかなるという仕組みでしょうか。
一部のボスは苦戦すると思いますが、それでも何度か死んで戦いの要点をつかめれば倒せるくらいの感じ。
今回は下の方に攻略チャートも書いておくので、このボス勝てねえよおってことがあれば参考にしてください。
異空間で己と向き合うストーリー

ローマンはこの異空間で、様々なものを見聞きしながら己の内面と向き合っていきます。
物語全体に謎という誘引要素があり、それを追いかけていくうちにゲームはどんどん進んでいくでしょう。
一通りクリアして、実績もフルコンプしてプレイ時間は7.8時間でした。
謎に詰まった部分でだいぶ時間を使ったけど、スムーズに解ける人ならもう30分くらい早く終わるかも。
逆に言うと、謎の解き方が自分と合わなかった人は、10時間くらいかかってしまうかもしれん。

ちなみに本作はローマン以外にもプレイアブルのキャラクターがおり、あるパートでは女子高生「フレイヤ」を操作することもあります。
顔はあんま可愛くないけど制服が可愛いのでおすすめです。
攻略チャート
ここから先は攻略のフローチャートです。
ネタバレ全開で、詰まっちゃった人向けの解説を含むパートです。
電車編

電車内の謎解きは一つだけで、この運転室に入るための鍵を開けられるかどうか。
鍵は5桁の数字になっており、電車内のあちこちにある落書きを組み合わせると5桁の数字が導き出せる。
ローマンは右肩にライトを付けています。
これがないと暗くて探索しようもないので、きちんとつけましょう。

壁の落書きと、この路線図にある◯・✕・△・□を参照すると、
◯=6、✕=5、△=1、□=7とわかります。
路線図の交点に記号が書かれており、路線番号の足し算をすれば良いわけですね。
図では紫の番号が書かれていませんが、2が抜け落ちているので紫は2=赤の3との交点である✕が5、みたいに答えが出せるのです。
(紫の数字自体は、他の路線図を見れば書いてあると思うけど、この1枚だけでも推測で答えが出せる)

数字の順番は、あちこちに書かれている落書きを見ましょう。
□△◯✕△で、7・1・6・5・1が答えです。
鍵をあけて運転室に入ると、電車を止めて降りられるようになり、次のマップへ移動できます。
駅編

あちこちに広告が置かれているけど、いずれも日本語が崩れてバグったような怪奇な文字になっています。
画像の看板だと「井?????公園」って書いてありそうだけど、さすがにこれ以上は読み取れませんね。
このベンチの上に「使用済みテープ」が置かれているので、必ず回収しましょう。
このテープはストーリーを補完する要素の一つとなっており、セーブポイントで聞くことが出来ます。

先に進んで黄色いシャッターを調べたあと、来た道を戻ると電光掲示板の手前に

さっきはなかったはずの扉が出現しています。
この中にはセーブポイントがあり、また棚にはバールのようなものが置かれています。
このバールはシャッターを開けるキーアイテムであると同時に武器でもあります。
今のうちに何度か振っておいて、攻撃のリズムを知っておきましょう。
セーブポイント(ラジオカセット)で、先程拾った使用済みテープを聞いておきましょう。
現時点では意味のわからない内容だと思いますが、あとあとわかるようになってきます。

シャッターを越えて進んだ先で、初めて怪物と遭遇します。暗がりとはいえ、相手が怪物と気付かず声をかけるローマンが愛らしい。
相手は動きが早くない上に攻撃後の隙が大きいため、できれば相手に先に攻撃をさせて背後から殴るのが良いでしょう。
ただローマンの攻撃範囲もわかりづらい上に立ち位置の微調整が難しいので、敵の攻撃を避けたらぐるりと余裕を持って背後に回って殴りましょう。
倒したらシャッターを越えて先に進みます。
階段の踊り場にあるドアの先には再びセーブポイントがあります。

更に階段を降りていくと、駅のホームに出ます。
壁に書かれている「3D」はこの先で解くパズルのヒントなので、メモしておきましょう。
降りてきた側のホームでは「3D」と「カードキーが必要なドア」と、その横に「1C」が、線路に降りて反対側のホームへ行くと「3A」と「2B」と「パスコードで開くドア」があり、それらを覚えておきつつ、更にその先のフロアへ進めます。

この「ウィメンズホステ?」の看板右手側にドアがあり、この中にあるヒューズをはめる配電盤ギミックがここのメイン。
俺らは何度ゲームでヒューズをはめる作業をするんだろうな…実際には触ったこともないのに。
さて、必要なヒューズは3つあり、それをこのエリアから見つけなければなりません。
ヒューズ探し

1つ目は自販機の口から伸びている手が持っているものを貰います。

続けてオフィスっぽいスペース(配電盤部屋の真向かいのドア)。
冷蔵庫から、「中に何かが入った大きな氷」を取り出しましょう。レンジで溶かせそうな気がするけど、フェイクの回答でした。これでは解決できません。
赤く点灯しているコーヒーサーバーを調べると、あつあつのコーヒーで氷を溶かすことができ、中にあるヒューズを取り出せます。
レンジでチンしてても壊れてはいないようなので、安心して一度チンして失敗しましょう。
もう一つは、鍵が開かないドアの向こうのオフィス部屋にありますが、網を越えられずドアも開かずで手が届きません。
自販機のところにあった黄色いドアを越えて先に進むと、

さっき天井に自販機がぶら下がっていたエリアに戻ります。
落ちてきた自販機を調べると、ここでワイヤーを入手。

戻ってワイヤーで網の隙間からヒューズを入手すると、これで3つです。
ここのヒューズを取ると、天井に張り付いていた卵?から怪物が落ちてきて戦闘になります。
配電盤

3つのヒューズをセットして、配電盤のスイッチを操作します。
これまで壁の落書きで見てきた「3A」「2B」「1C」「3D」のとおり、配電盤のオンがこの数字になるように上げ下げします。
Aのスイッチが3つON、Bのスイッチが2つON、Cのスイッチが1つON、Dのスイッチが3つONになればOK。電気が通って周辺の電気部品などが動き出します。
AB・DAは2つセットになっているスイッチがあるので、3つONにするAのうち二つはAB・DAのスイッチでONになるので、もう一つソロでONにすればOK、みたいなこと。
配電盤が動くと、振動で落ちてきたカードキーを回収できます。
「カードキーが必要なドア」に戻ってカードキーを使うと、中に入ってイベントが発生です。

ここでようやく、ローマンが正体不明の女との会話でそれなりに喋ります。
正体不明の女は示唆を含むセリフが多くあるものの、具体的なことは言ってくれません。
会話を終えたあと、線路に降りるとイベントが発生して、1章が終わります。
警察署編
ここで視点が変わって、カルロスという男を操作することになります。
急にカメラの仕様からして変わり、ここからは一人称視点になります。

カルロスは水浸しになった警察署の地下1階で目を覚まします。
居なくなってしまった同僚たちを探しながら、あちこち探索しましょう。
地下1階には開かないドア、取調室、証拠保管室、カルロス用の事務作業部屋があり、階段を登って2階には正面入口、オフィス部屋、ミーティングルーム、署長室があります。
地下1階のクランクが必要なドアを開けることが、当面の目標になります。
正面玄関の受付デスクにはセーブポイントがあります。
カルロス編でもデスの可能性があるので、きちんとセーブしておきましょう。
階段を登った先にマグライトが落ちているので、まずこれを回収しましょう。
ローマンのとき同様、ライトをつけないと暗くて何も見えません。
オフィス

まずはオフィススペースにあるダーツの暗号。
4本のダーツがボードに刺さっており、その下には「速いものから」と書かれています。
このダーツの色は、オフィスにあるPCの壁紙と連動しており、そのPCに貼られている動物のステッカーと対応しています。
ステッカーはチーター、カメ、ウサギ、カタツムリの4種があり、それとダーツの色、刺さっている位置の数字を照応させると
チーター | 壁紙:緑 | ダーツボード:5 |
ウサギ | 壁紙:赤 | ダーツボード:3 |
カメ | 壁紙:緑 | ダーツボード:5 |
カタツムリ | 壁紙:青 | ダーツボード:2 |
となり、これを早い順に並べて数字に起こすと5・3・5・2となります。
刺さっている箇所はいずれもシングルであり、刺さっている場所の数字をそのまま見ればOK。
ここで地下に降りなければならないのですが、一度1階に上がってから戻ると、水中にサメみたいな怪物が泳いでいるのを見つけられます。
カルロス編では攻撃手段を持っていないので、上手く回避しましょう。
近寄られたら、近くのドアの中に入ると回避できます。ドアの向こうまでは追ってきません。
階段の降り口で出待ちされているときは、踊り場くらいまで上がると多分タゲを切れてサメが巡回に戻ります。
サメを回避しながら、地下1階のダーツが壁に刺さった扉に行くと、4桁のパスコードを入れる端末があるので入力しましょう。
独房

その先は独房になっており、唯一電気のついている房に入ると、ベッドの上に署長室の鍵があります。
ベッドは血まみれですが、気にしないようにしましょう。
署長室

オフィススペースに戻って、署長室の鍵を開けます。
デスクライトの手前にあるカードキーを取得しましょう。
証拠保管室

再び地下1階に戻って、証拠保管室のロックを解除します。
奥の保管庫にある円形クランクを回収すれば、あとはこのクランクで開かなかった扉を開けるだけです。
病院編

線路で電車に飲み込まれたはずのローマンは、気付けば病院でストレッチャーの上に眠っていた。
これまで同様異空間の病院の中で、ここから脱出するための探索が始まります。

病院内はかなり広く、部屋数も多いです。
右上の赤い矢印がこの掲示板のある場所で、各部屋それぞれにイベントやアイテム、ギミックが用意されています。
誰が書いてくれたのかわからないけど、救急診察室の下にある出口アイコンを目指すのが良さそうです。

しかしドアは肉塊に阻まれており、開けることができません。
どうにかしてこれを取り除く手段を探しましょう。
まずは待合室のすぐ下にある「案内」に行きましょう。
案内室

「案内」にはセーブポイントがある他、電源の入ったPC、セーブ用のラジオもあり、机の上からプリペイドカードが入手できます。
PCを調べると日本人名と、パスワードがリセットされましたという付箋が見られます。表示されている名前は覚えておきましょう。

喫煙室にある自販機にプリペイドカードを入れると、ドリンクは手に入らない代わりにコインが手に入ります。
このコインは自販機の向かいにある謎の箱にセットして使うので、覚えておきましょう。
この箱を開けるために4枚のコインを集めるのが、当面の目標になります。
ここでコインを使うとキーアイテム欄から手放して、箱に置いておくことができます。
4枚揃うと枠にセットできるようになります。
資料室

続けて、待合室からまっすぐ南に向かったところにある資料室。
ここにも生きているPCがあり、情報をいくつか取得できます。
ロックは案内にあったPCと同じものですが、この林さんはログインIDを付箋に書いてモニタに貼っておくタイプの人だったようで、このロック自体はそれを見ればただちに解除できます。
また、その隣にある付箋のIDと生年月日から、ログインIDが「個人IDの4桁数字の下2桁+生まれた月2桁」であることが類推できます。
PC画面では、何やら大規模な事故が起きて病院がパンク状態になっていること、担当医と思しき人がおらず、看護師が不在の医者に向かって急ぎ連絡をくれとメールしているのがわかります。
この文面から「女子トイレにいる患者が鍵を持っている」ことがわかります(ローマンもそう呟きますね)。
このフラグを立ててから女子トイレに向かい、個室に座っているマネキンを調べると鍵が入手できます。

資料室で調べねばならないことはまだあります。資料棚から、看護師のIDと生年月日を調べることが出来るのです。
しかし12人分閲覧できるうちの11人分はノイズで、案内室のPCにあった上田勇人の分だけわかれば大丈夫です。
上田勇人の情報はID:1576D、生年月日は1980年2月生まれ。
つまり7602が彼のログインIDということになります。
上田勇人のIDで見られるのは、彼の書いたと思しき謎の文面。今の時点ではこれの意味はわかりませんので、後回しにしてもOKです。
まずは女子トイレに向かい、トイレに座っているマネキンから「救急診察室の鍵」を手に入れましょう。
なお女子トイレの入口付近まで行くと、天井の崩落が起きてそれより奥に行けなくなってしまいます。
救急診察室

救急診察室にはハンマーの入った箱がありますが、3桁数字のロックがあり開けられません。

答えは同じ部屋の壁にある時計から参照できます。
4つの時計の表示から数字を導き出し、下にある3つの時計の数字を当てましょう。
青い針が数字自体をあらわしており、それを赤い針の小さい順に並べたものが答えになります。
例えば右の上から2番目にある3つ並びの時計は
「赤い針が一番小さい3の数字になっており、青い針が2を差している時計」が最初、
次に「赤い針が5.5を差しており、青い針が4を差している時計」が2番目、
最後に「赤い針が9.5を差しており、青い針が5を差している時計」が最後で、2・4・5となります。
これに習うと、白紙になっている一番下の時計3つは7・8・3となります。
回収したハンマーはそのまま武器として使えますので、常に装備しておきましょう。

ハンマーを入手して外に出ると、怪物が出現しておりこれとの戦闘になります。
ハンマーの攻撃射程範囲はバールとそう変わらないので、相手の攻撃回避後、なるべく接近して(ローマンが一歩前に踏み出す分も考慮した距離から)殴りましょう。
戦闘が終わると、これまで閉まっていた青いドアが開いていることに気付きます。
(私は気付かなかったけど、時計のギミックを解いているときにドアが開く音がするらしい)
これで入院用の部屋やナースルーム、手術室がある病院左側エリアに行くことが出来ます。
崩落した天井を全部床に落として行き来できるようにしたり、女子トイレの閉まっていた側のドアを開けたりといくつかショートカットが開放できます。
まずは研究室や診察室、各個室を回りましょう。
研究室

ここには2種類の媒体を混合させる機械が設置されています。
現時点では用はありませんが、ここにこれがあるということを覚えておきます。
診察室

患者のマネキンと診療記録が置かれています。
RH-のO型が必要らしいので、これも覚えておきましょう。
51号室

ここでは使用済みテープBと、奥の洗面台で血液バック(AB型)を手に入れられます。
診察室で求められていたものではありませんが、確保しておきましょう。
49号室
意味深な肉の塊と眩しい裂け目。
現時点では何も起きません。
48号室
トイレのフタの上に電話があり、イベントが発生します。
47号室
洗面所にトイレットペーパーが置いてあり、回収しておきましょう。
これを女子トイレの腕に渡すと、コインを貰えます。どういう等価交換が成立したんだよローマンと腕の間で。
詳しくは後述。
46号室

患者っぽいマネキンの脇に拳銃が落ちています。
このゲーム、拳銃に照準をつけるという工程がなく、攻撃ボタンを押すとローマンの真正面にすぐ撃ってしまうため、めちゃくちゃ当てづらいです。
まず当たらないので、あんまり頼りにしないほうが良いです。銃弾も多くは手に入らないし。
→後で調べたらロックオンがありました。ちくしょうマニュアルで照準をつけていたのがマヌケ過ぎる…。
新生児室

ベビーベッドの上から、血液バッグ(O型)が手に入ります。

これを診察室にいたO型の血液を求めている患者(のマネキン)に渡すと、「金のコイン」が入手できます。
治療室

治療室というよりは植物室という感じだ。
真ん中の植木鉢を掘り返すと「銅のコイン」が手に入ります。
ナースルーム

なんだかすごく意味深な空間。マネキンが「黒曜石のメス」とやらを持っていますが、手から引き抜けません。
パソコンには「AB型の血液と、手術室にある怪物の肉を混ぜると強烈な酸を生成できる」と書いてあります。誰がどういう実験をしてその記録を残したんだ…。
手術室

なんだかよくわからんグロ肉塊が置かれた部屋。
普通のメスじゃ切れない、というところでナースルームの「黒曜石のメス」が必要なのが伺えるようになっています。
なんとかしてさっきのナースルームのメスを手に入れ、この肉を裂き、AB型の血液と混ぜて酸を作れば、ドアを塞いでいた肉塊を取り除けそうですね。
コイン集め
ちょっと脈絡がないですが、次のステップに進むためにはコインを4枚集め、あの箱を開ける必要があります。
金鴉のコイン | プリペイドカードを自販機に入れて入手 |
銀盾のコイン | 47号室で手に入れたトイレットペーパーを、女子トイレの手に渡す |
銅のコイン | 治療室の植木鉢から入手 |
金のコイン | 新生児室にあるO型の血液バッグを、診察室にいる患者マネキンに渡す |
この4枚を揃えて箱にセットしましょう。

コインが4枚揃うと、箱にセットできるようになります。
並び順は、上田勇人のメッセージを思い出しましょう。
最初のパラグラフ「その輝きは、目にする者を魅了せん」が金のメダル。
2番目の「不落の壁。堅牢にしてまばゆき光を放つ」が銀盾のメダル。
3番目の「風に抱かれ天を舞う」が金鴉のメダル。
4番目の「平にして凡。飾り気なきもの」が銅のメダル。銅だけ言われようがひどくない?
「我が意の通り、貨幣を並び替えよ」とあるとおりに金・銀盾・金鴉・銅の順に揃えると、箱が開いてペンチを入手できます。
上田くんさぁ…コイン4枚に詩の解読をした先にペンチがあるのどういうこと?!

とは言え今はペンチが何よりもありがたいとき。
それを持ってナースルームに行くと、マネキンから黒曜石のメスを手に入れられます。

そのメスを使って、手術室の肉塊から肉片を入手します。
メスは壊れてしまいますが、逆に言うと自分で処分したり、アイテムボックスに預けなくて済むわけですね。

研究室に行って血液バッグ(AB型)と肉片を混合させると「強酸」を入手できます。
これを肉片に阻まれていたところで使うとイベントが発生し、病院編クリアーです。
学校編

例の肉片の隙間をくぐった先にあったのは、このゲームで始めて目撃する自然の世界。
赤茶けた空間ばっかりだったので、緑が目に優しい。
道中には「ヘレン」という少女の祭壇があり、どうやらその少女が亡くなっているらしいことがわかります。

道なりに進むと大きな学校があり、そこで少女と出逢います。
ローマンは「まさか、あの子じゃ―――」と心当たりがあるよう。
しかしその少女が学校の中に引きずり込まれてしまい、それを助けるためにローマンは学校に乗り込むことになります。
この辺でいくつか、ローマンのセリフが英語ではなく日本語で読み上げられます。
「くそっ」「なんだってんだ」など。
ローマン役の「Togo Igawa(伊川東吾)」さんはイギリスで活動している日本人の俳優・脚本家。
調べたら『Diablo IV』や『Demon’s Souls』にも出演している方で、つまり純日本人のイギリスで活動されている方が英語のボイスを担当しつつ、時々日本語セリフも織り交ぜて演じていらっしゃるようです。
急な遊び心にびっくりするわ。

学校内部は病院よりも更に広く、部屋数も多い。
最初から全部行けるわけではなく、学校に乗り込んだ時点では右半分の教室や学習室は行けません。
ローマンは体育館に向かいたいところですが、体育館は裏側から鍵がかかっており、礼拝堂を経由するにしても礼拝堂も鍵がかかっています。
どうにかして礼拝堂を越え、体育館に向かわねばなりません。
また、学校編は序盤で出てきた記号が学校編終盤で必要になるような、あちこちを何度も探索する必要が生まれる構造になっています。
攻略記事である都合上シンプルにまとめてしまいますが、あちこちを探索しながらあれは何時使うものか?と考えながら攻略するのが楽しいところです。
教員用01
まずは、案内板の右手側すぐにある「教員用01」の部屋に向かいましょう。
セーブポイントがあり、ここが学校編での拠点になります。
また、赤い時計が10:05を指していることを覚えておきましょう
そのまますぐ右手にある3部屋へ通じる廊下に向かいたいところですが、ここはループ扉になっており、ギミックを解かないと先に進めません。
トイレ
個室の中に、死んでいる人間と思しきものが座っています。
これまで見てきたマネキンは白でしたが、このマネキンはライトを当てると黄色く照らされており、今まで見てきたマネキンとは少し違うことがわかります。
また、鏡の上に青い時計があり、9:20を指していることを覚えておきましょう。
用務員室
東側の廊下突き当りにある用務員室へ向かいます。

中にある数字パズルは、数字に重ねて書かれている線がつながるように並び替えた上で、白い枠線に収まった4・1・3が答え。

これを配電盤にいれるとフタが開き、赤・青・緑の3色で点滅します。
この順番が大事なので、覚えておきましょう。
答えを書いてしまうと赤・青・赤・緑・青です。答えというか、見たまんまなんですけど。
ループ廊下

廊下に入ると、各扉の上に3色のランプが点灯しています。
これを赤・青・赤・緑・青の順で開いていくと、ループを抜けて本物の廊下に出ます。
教員用02
緑の壁紙が点灯したパソコンがある他、壁際のロッカーから救急用キットが手に入ります。
ただし、救急用キットは複数入手ができないらしく、手持ちに一つあるとロッカーが空っぽになってしまいます。
職員室
黄色い時計が9:05を指していることを覚えておきましょう。
他にも水をあげられたばかりのような鉢植え、開かない冷蔵庫、意味深な2つの部屋がありますが、特に何のイベントもなかったはず。
校長室
ゲーム進行に必要なのは、実はこの部屋だけ。
机の上にある鍵束を手に入れると、行ける場所が増えます。

また柱時計は、針を規定の時刻にするとフタが開いてショットガンを入手することができます。
赤い時計 | 半分正しい | 10:05 |
黄色い時計 | いつも嘘をつく | 9:05 |
青い時計 | 半分間違っている | 9:20 |
シンプルな論理パズルですね。
この時計の情報から、柱時計の示す長針・短針を求めることになります。
黄色い時計が長針・短針どちらも嘘で確定という前提を踏まえると、青い時計の方は「9時」が嘘、赤い時計の方は「05分」が嘘だとわかります。
つまりそれぞれのもう半分は正しいわけで、10:20が正しい、ということになります。
ショットガンは弾数が少ないので、ここぞというときのために取っておきましょう。
音楽室

案内板の横の廊下を進んだ先に、音楽室と教室の扉が向かい合わせになっています。
音楽室の方は、校長室で手に入れた鍵を使うことで開けられるようになります(教室の方は鍵がそもそもかかっていない)。
中にはエネミーがいる他、時計の側に「◯●◯」の落書きが見つけられますが、現時点ではそれだけ。
黒マントのエネミーは見た目すごい強そうですが、ハンマーで3回殴れば倒せます。
これまでの敵に比べると移動が早いですが、攻撃の前にはそれなりの溜めがあるので、距離を取って攻撃の後隙を叩きましょう。
タイミングが良いと、敵が攻撃始める前にハンマー3連撃を当てて瞬殺できることもあるぞ。
教室

音楽室向かいの教室では、プロジェクターが何かの絵図を映している他、惑星のミニチュアが置かれています。
しかしミニチュアが3つ欠けており、揃っていない模様。
さて、(多分)音楽室の鍵を開けることをフラグにして、学校東側の廊下に入れるようになります。
(大量のロッカーで塞がれていた空間が開けている)
礼拝堂右の部屋

狭い部屋から2つの部屋に移動できます。
ロッカーが大量に並ぶ部屋の奥から「惑星のミニチュア」が一つ。

中庭に出たら木の洞からもう一つの「惑星のミニチュア」が手に入ります。
案内板によるとこの部屋から礼拝堂に行けるはずなのですが、瓦礫で道が塞がれており、まだ礼拝堂には行けません。
学習室

用務員室の並びにある学習室からは、最後の「惑星のミニチュア」と「使用済みテープC」が手に入ります。
テープは部屋の真ん中にあるテーブルの上から、惑星のミニチュアは画面右にあるオレンジ色の本の上に置いてあります。
モノが小さいせいで、見てもわからないのでマップ中を歩き回りながらオブジェクトアイコンが出るのを待つような探し方が必要になります。ここは本当にダルかった。
また、学習室は図書室とも繋がっており、大量の本が並ぶスペースにはプロジェクターの投影が床に映されていたりと意味深。
音楽室向かいの教室
「惑星のミニチュア」が3つ揃ったので、惑星軌道模型にセットすると「礼拝堂の鍵」を入手。

礼拝堂は、鍵をあけても更に4✕5マスの押しボタンパズルが更に待っています。
ただの礼拝堂の鍵が厳重過ぎる…。
礼拝堂の鍵パズル

お察しのとおり、各教室のプロジェクターが映しているこのパズルを組み合わせることで、礼拝堂の鍵を開けられるようになります。
ただしこのパズルは各教室に6つ配置されており、うち2つはフェイクです。
ヒントはマス目の上にあるイラストで、これがたびたび見てきた眼のアイコンと一致しないものを弾いていけばOK。

1・2・3・4
5・6・7・8
9・10・11・12
13・14・15・16
と数字を振ったとき1・7・9・14が正解です。
礼拝堂

礼拝堂ではフレイヤと会話イベントを済ませた後、このゲーム初のボスエネミーが登場します。
このゲームでは多分一番強いというか、戦いにくい敵。
なぜかと言うと礼拝堂の椅子や柱が邪魔をして、逃げる先が制限されてしまうからです。
ということで、ショットガンを遠慮なく使ってどんどんダメージを与えていきましょう。
攻撃は動作が重たいですが、ゲーム中初の武器を持った敵であり、エルデンリングじみたディレイ読みと回避、後隙をつく攻撃が求められます。
武器射程の分、回避を早めに心がけてヒットアンドアウェイに徹しましょう。
なお叩きつけ攻撃は、叩きつけ自体と、地面に刺さった武器を引き抜くときの両方にダメージ判定があります。
あれが出たときは、後隙を突くのも諦めて距離を取りましょう。
個人的にはここが一番のバトル要素の山場なので、ショットガンもハンドガンも銃弾全部使ってしまってOKだと思います。
倒すとイベントが発生し、プレイヤーキャラがフレイヤに切り替わります。

フレイヤは攻撃手段を持たず、その代わりローマンより足が早いです。
スマホをライト代わりにして学校を探索し、気絶したローマンを起こしてあげるために体育館の保健室から「気付け薬」を取りに行きます。
裂け目のある教室

まずは教室の壁に裂け目がある部屋に行きましょう。
ローマンの体では通れなかった隙間ですが、フレイヤなら通ることができます。

抜けた先には「◯◯時計」の落書き暗号がある他、画面手前のメトロノームから割れた「メトロノームのつまみ」を入手できます。
ロッカー部屋

更にロッカー部屋(礼拝堂右、中庭に出る扉の向かい)に行き、ここの隙間も抜けましょう。
かすれた文字の日記が置いてある部屋に出たら、その部屋の画面手前側にある階段を登って、2階を経由して礼拝堂から体育館に移動することができます。
体育館

なんだか男心をくすぐるアングル。

体育館のフィールドに降りるとバスケットボールが落ちており、スコアボードも点灯しています。
そのまま体育館の保健室に向かいたいところですが、鍵がかかっており扉が開きません。
近くにある机の上にはバスケットボールのルールを記載したメモが、奥のロッカールームにはバスケの試合展開をメモしたノートが残されています。
試合展開が書かれたメモを、机の上のメモを参照しつつ見て最終的なスコアを計算しましょう。
メモには3Pが成立する条件や、フリースローだと1点みたいなことが書かれていますが、バスケのルールを知っていれば見なくても大丈夫。
スコアボードにはファウル数だけは最初から表示されており、ファウルの数からホームがCチーム、ビジターがBチームなのがわかります。
あとはスコアを13-21にすればOK。
何故か落ちてきた「メトロノームのおもり」を入手します。
ちなみにファストブレイクは「速攻」を意味し、「パーソナルファウル」はプレイヤー同士の接触によるファウルを意味する…らしい。
つまりどちらも点には直接関係しない、解読を邪魔するためのノイズです。
音楽室

メトロノームのおもり・つまみを入手したら、音楽室に向かいます。
ここにはパーツの足りていないメトロノームがあり、組み合わせることで動作するメトロノームが完成します。
スクショし忘れたんだけど、このメトロノームには3つの丸いボタンがあり、それぞれのボタンで決まったテンポに設定することでパズルを解くことが出来ます。
3つの丸いボタン。そう、ローマンで探索していたときからちらほら見つけられていた壁の落書きです。
それがあるのが「音楽室」「裂け目を越えた先の赤い部屋」「体育館のスコアボード」の3箇所。

スコアボードのブザー音

時計の針の音

時計の針の音
それぞれの落書きで黒丸になっていた箇所を、そこで聞こえてくる音のトーンに合わせて設定することで、メトロノームから「保健室の鍵」が手に入れられます。なんで?
トーンは5段階あり、左から1・3・5の順で設定しましょう。
スコアボードのブザー音はゆっくりで、音楽室の時計の針は早め、赤い部屋の時計の針は超早めですね。
リズムという感覚的なものな上、メトロノームのある部屋で確認できるのは音楽室の時計しか無いのが難しいところですが、極端に遅いブザー音、極端に早い赤い部屋の時計、その中間の音楽室の針、ということで順番くらいはわかりやすくなっているのでしょう。

保健室の鍵で体育館にある保健室を開け、気付け薬を手に入れたらローマンに届けましょう。
これにてフレイヤ編は終わり。
ローマンに戻ったら、ボスが落とした槍の穂先を拾っておきましょう。これも武器になります。
ところで、唯一電源の入っていた教員用02のPCや、職員室の壁の向こうにスペースがありそうな空間はなんだったんでしょう。
開かなかった冷蔵庫も謎のままだったなあ。
迷路編

フレイヤとともに肉の裂け目をくぐると、抜けた先は迷宮だった。
ここは入ってすぐに迷路の案内図が置かれているので、困ることはないでしょう。
迷宮の右奥に「使用済みテープD」が、左上と左下にあるキーアイテムを入手して、左辺真ん中にある出口へ向かえばOKです。
カルロス編2

ここで再びカルロス編になります。
あれから何十日も経過したあとらしく、ホワイトボードには経過日数と思しき記録が大量に並んでいます。
警察署内の状況はほとんど変わっていませんが、新しいパズルが展開されている他、時間経過のせいかわかりませんが、カルロスの心境がだいぶ変わっています。
オフィス

オフィスのモニターには、謎の文字列が表示されています。とても意味深。
よほど知見の広い人ならこの時点で何を意味しているかわかるんだろうけど、改めて署内を探索すれば知らない人のための資料も出てきます。
まずはオフィスそばのトイレから、「ロッカーキー」を入手します。
また、かつてのセーブポイントエリアのラジオがあった場所から「三角のキューブ」が入手できます。
ちなみに前回置いてあったセーブ用ラジオがなくなってしまっています。
言ってしまうと、今回のカルロス編ではデスになる要因は無いということでもあるのですが、単純に中断が出来ないので、クリアまで一気にプレイする必要があります。
作業部屋

1階に降りたら、まずはカルロス用の事務作業部屋に行きましょう。
シトー会数字のノートが残されており、これが先程PCに表示されていたものと対応します。

これを先程の数字と対応させると「5・7000・9000・1・2」と読み解けそうなものですが、左から2番目・3番目のPCは逆さに表示されており、シトー会数字も上下逆にすると別の数字を表す記号である、という点がこのパズルのギミック。
2番目・3番目を逆さにした上で数字に対応させると「5・7・9・1・2」が答えとなります。
この数字はあとで使うので、覚えておきましょう。

ちなみにこのとき、病院でペンチが入れられていた4枚コインで開ける箱が、カルロスの机に置かれています。
留置所
作業部屋の向かいには例のマークが記された扉がありますが、「拳銃と弾を用意しないと」と呟くのみで、まだドアを開けられません。
カルロスの態度から、開けられるけどまだその順番じゃない、という意図が見えますね。
証拠保管室

ロッカーキーを使って棚を開けると、拳銃が手に入ります。

更に壁に据え付けられた保管庫に先ほどの「5・7・9・1・2」を入力すると、中から「円のキューブ」が入手できます。
独房
更に独房の奥にある椅子の上から「四角のキューブ」が入手できます。
署長室

署長室の棚にはキューブを並べるスタンドが置かれており、ここに獲得した3つのキューブを配置します。
左に-、右に+とある通り、辺の数が左から増えていくように並び替えるとOK。
ここでは◯・△・□・五角形・星の順。

棚が動き、奥にある隠し部屋の中に銃弾があります。
これで拳銃と銃弾が揃いました。
カルロスの事務作業部屋の向かいにある扉を開けると、イベントが発生し先に進みます。
ゲーム開始直後のあるシーンを思い出しましょう。
駅編2

ローマンの視点に戻ると、フレイヤとははぐれてしまっており、再びゲーム序盤で探索した駅にやってきます。
肉塊の侵食が進んでいますが、かつて探索した風景との違いを確認しながら進みましょう。
駅のホームへ出るときにイベントが発生します。
ローマンはホームに止まっている電車に乗ればここから出られるかも、と考えますが、電気が通っておらず電車は動きません。

ホームから線路に降りると、暗闇の向こうに居た怪物が別の怪物に飲み込まれ、巨大な化け物に変身します。
雑魚エネミーでは多分一番最強なのがこいつ。
一撃のダメージがあまりにも重いので、これとは戦わない方がいいです。
上手く横をすり抜けて奥まで進むと、遺体の側にカードキーが落ちていて、前に正体不明の女と会話したパソコンルームに入れるようになります。
カードキーの部屋

一番左の点から、右モニタ右下の点まで光を誘導すると電気が通ります。
A1・B4・C2・D3・E4・F1で通電します。

電車の運転室に入ると、アナログスティックの上入力で加速、下入力で減速の電車操作パートが始まります。
目の前の肉塊をぶち抜いてこの地下鉄ホームを脱出しましょう!エンジン全開でぶっ放そう!
病院編2

たどり着いた先は、以前居たところとは別の病院のようです。
この案内板のアイコンと矢印はこの先でパスワードになるので、覚えておきましょう。
案内板は2枚あり、アイコンと矢印の組み合わせを病院奥の部屋のパソコンに入力すると、ロックされていた扉が開きます。

病院には、カルロス編の警察署で見た警察署のロゴマークが記されています。
病院にあるはずもないこれは、病院と警察署が混ざり合ってしまった結果なのだろうか。

突き当りの部屋に行くと再びジルが現れ、いよいよ決戦となります。
ローマンは戦う理由はない、と語りますがジルは「自分のしたことから逃れられるとでも?」と語っており、ローマンが目を逸らしていると思しき何かがあることを示唆しています。
ジル戦

ジル戦はクライマックスに見えて実はだいぶ簡単なボス戦で、常にジルの背後に回り続け、攻撃の後隙をハンマーで叩くのを繰り返すだけで勝てます。
残HPに応じて戦闘パターンが変わるみたいな変化もなし。
欲張って1回の隙で2回殴ろうとすると反撃を(多分)確定で食らうので、欲張らず丁寧に殴っていきましょう。

戦いの後には、倒れ伏すジルを見て後悔を呟くローマン。
しかしローマンが何をしたのかわからない現状、この言葉が真摯なものなのか「お前どの立場で言ってんねん」なのかわかりませんね。

ジルを倒した先で再びカルロスと邂逅。
これまでのテープでのメッセージと会話から、カルロスが「グルーム」に詳しく、というかほぼ使いこなしていることが伺えます。
古代都市?編

扉を越えた先は、まるで古代遺跡のような風景。
しばらく進むとフレイヤと再会し、お互いにこの先で合流しようという話になります。

まーっすぐ進めそうですが、行き止まりなので途中で左にそれてUターンするような順路になります。
少し進むとなんと屋外、タルの上にラジオが置かれており、このエリアでのセーブポイントになります。

エリアの突き当りには2つのオブジェをはめ込むと開く扉がありますが、パーツが足りず開けられません。
その装置に1つ既にハマっている「小さな円形部品」を回収、血のシンクがある小部屋に行って、同じ形の装置にはめ込むとシンクから血が抜けて「小さな鍵」を回収できます。
鍵を取ったら、装置にはめ込んだ「小さな円形部品」を回収しておきましょう。
大きい方は錆びついていて取れません。突き当りの扉を開けるために、もう一つ大きな円形部品が必要です。

鍵のかかっている部屋へ向かって、たった今回収した小さな鍵を使って扉を開けます。
一本道の廊下を進むと、今度は「大きな円形部品」が回収できます。
先ほど閉まっていた扉の前にある装置に、二つの円形部品をセットしましょう。
扉が開いて先に進めますが、通り過ぎると戻って来ることができません。特に困ることはないと思うけど、通りすぎる前にセーブはしておこう。
古代都市?編 後半戦

扉を抜けた先には、再びあちこちの壁にアルファベットと数字の組み合わせが落書きされています。

エリアを探索しながら進むと、ピンのような部品3つと、4つの落書きが見つかります。
Y字に別れる道の右側にひとつ、E023の落書きがされた小部屋にひとつ、その先の階段を登った先の通路右手側の小部屋にひとつです。
道中、エネミーが出てくる手前の小部屋ではセーブが出来るので、きちんとしておきましょう。
こいつ本当に強いので。
最後のピンを回収した小部屋には、このピンを穴に差し込むパズルがあり、これを解く必要があります。
ピンのパズル

どうやら中央を原点にして、上下左右のどちらにいくつの座標、というパズルになる模様。
これまでに見つけた数字は
N | 021 |
E | 023 |
W | 241 |
S | 310 |
となります。
ちなみにWは数字の書かれたタルの上に植木鉢が乗っていましたが、その数字と植木鉢の数が一致した箇所だけを拾います。
さて、この東西南北と3桁の数字を使って、ボード上に3つのピンを立てねばなりません。
W2、S3の箇所にバツが付いているのがヒント。
この表からW2、S3を引っ張れそうな箇所というと…各数字の1文字目が該当しそうです。
つまりこのパズルは数字3つを「3桁の1つの数字」としてみなすのではなく、「1桁の3つの数字」として見て、その3つの数字がそれぞれ1本ずつピンに対応するのだと気付ければ攻略ができます。
N | 0・2・1 |
E | 0・2・3 |
W | 2・4・1 |
S | 3・1・0 |
つまりこういうこと。
こうして改めて見ると、3桁目が0なのが2つもあるのが、ヒントといえばヒントなんでしょうかね。
021って二桁の数字じゃん、っていう。
つまり各数字の1文字目を抜き出して、原点から
N方向に0進み、
E方向に0進み、
W方向に2進み、
S方向に3進んだ位置にピンを一つ置く、ということ。
これがちょうど、バツ印のついているW2、S3の位置になります。
同様に2文字目を抜き出して原点から
N方向に2進み、
E方向に2進み、
W方向に4進み、
S方向に1進んだ位置にピンを一つ置きます。
座標で言うとW2、N1です。
最後に3文字目を抜き出して原点から
N方向に1進み、
E方向に3進み、
W方向に1進み、
S方向に0進んだ位置に最後のピンを一つ置きます。
座標で言うとE2、N1です。
これが本作のパズル最難関だったなあ。
3つの数字列が3桁の数字じゃない、って気付くまでえらい時間がかかりました。
電源落として休憩していた時間も悩んでいたので、ゲームつけっぱなしにして悩んでいたらプレイ時間はもう30分くらい伸びていたかも。
パズルを解くと「いにしえの仮面」を入手できます。
この先突き当りの扉には奇妙な形の穴があり、そこで使えば扉が開きます。
王

その先で出会う王から語られるのは、この古代都市がかつて滅びた王国であったこと。
そしてこの世界からの脱出方法です。
てっきり戦う相手なのだと思っていたけど、ローマンとフレイヤが帰る方法を丁寧に教えてくれるまさかの賢王。
しかも王当人は、己の罪を自分で許すことができないためにここに残り続ける、という言葉。
ぽっと出なのに凄い広い視野でものを見てローマンに力を貸してくれる、素晴らしい人物でしたね…。
脱出

再び電車に乗って「出口」に向かう二人。
ぼろぼろのジルが再び襲撃をかけてきますが、ここで分岐が発生します。
電車を最高速のまま進め、壁にジルを叩きつけるとAルートに。
電車を減速してジルを助けるとBルートになります。
お察しの通り、Bルートを進むとトゥルーに、Aルートに行くと後味いまいちなバッド?ルートになります。
ラスボス戦

ラスボスは部屋中央の穴から伸びてくる鞭みたいな肉塊。
直前でセーブは出来ませんが、死んでも直前のムービーからリトライが可能です。
ラスボスはひたすらプレイヤーに照準を合わせ続け、15秒位に一度のペースで強烈な鞭打を放ってきます。
ダメージは大変に重たく、HP満タンでも2回食らえば死んでしまいます。いや1発は耐えるだけすごいぞローマン。
私はこいつを攻撃叩きつけてきた瞬間にカウンターを決めるのだと思ってしばらく殴りかかっていましたが、結論から言うとこれをどれだけ繰り返しても倒せません。

まずはこれみよがしに置いてある、二つの白いボタンを操作します。
最初にボスのそばにある白いボタンを押すと、血の海から雑魚エネミーが一体生成されます。

これを手前側に誘導し、もう一つあるボタンの上でタイミングを合わせてキルします。
ハンマーで一発殴るだけで倒せるので、殴る場所とタイミングさえ合わせればOK。
ただしこの雑魚はボスの鞭打をフレンドリファイアを食らって死んでしまうので、手前側のボタンまで誘導しながらも、ボスの攻撃に巻き込まないような位置取りが求められます。
うっかり死なせてしまった場合は、ボスのそばのボタンをもう一度押せば再生成されます。これどういうボタンなんだよ。

雑魚の死体でスイッチが押されたことで、壁際にあった柵が降りてレバーを操作できるようになります。
(ローマンが1人でスイッチに乗っても開くんだけど、降りるとまた閉まってしまうので1人ではどうしようもないです)

そうすると上に避難しているフレイヤ視点になり

3層に別れた床パネルを操作することができるようになります。
ボスに一番近いパネルは層は操作できないので、まずはこの装置から中層のパネルを回転させ、一番内側のパネルと絵が揃うように動かします。
続けて外周を操作しましょう。

まずは攻撃の届かない外周を左側に移動し、パネルの上に乗っている瓦礫にボスの鞭打を当てて瓦礫を破壊させます。

更に進み、壁際にあるもう一方のレバーを動かし、フレイヤ視点に移動。
内側、中のパネルと絵が合うように外側のパネルの絵を揃えるとクリアー。イベントが発生しボス戦が終了します。
実質のラスボス(ローマンが向き合うべき存在)はジルだったというのはわかるけど、ラスボス戦がギミック一辺倒だったのはちょっと惜しいところでしたね。
せっかくでけえ怪物が出てきたからには、プレイヤーはそれをぶっ倒してえんだ。
エンディング

二人の会話と、出口とされる光の向こう側へ進むローマン、フレイヤでこのゲームは終わりです。
お疲れ様でした。
ネタバレ込み感想
人外魔境の魔窟じみた空間に取り込まれる罪人、という構図はものすごくサイレントヒルでしたね。
詳細は語られなかったけど、ローマンはどうやら意図的に事故を起こして大勢の人を死なせてしまった経験があるようで、フレイヤもいじめられていた友人の死を看過してしまったことに深い自責の念を抱いているようでした。
ローマン
こんだけいろいろ開示したのに、結局具体的に何をしたかがわからなかったのが残念だった。
察するに、病院編で見た事故の原因がローマンで、大勢の人を死なせた・あるいは重症を負わせたのかなと思ったんだけど、明文化はされなかった。
看護師のメールだと「道路における事故」という言い方で、電車の事故とは書いてなかったのが気になるところ。
電車が大勢巻き込んで事故を起こしたなら「電車の事故」とか「脱線事故」みたいな言葉を選ぶんじゃないかなと思ってるけど、ローカライズ品質の可能性まで考えるとちょっとわからない。
ジルのセリフからは「娘を死なせたクズ親父」という雰囲気が感じられ、またその娘の体(のマネキン)が病院にあったことから、「道路における事故」にローマンの娘が巻き込まれており、全身包帯でベッドの上から動けない状態(ジルの「慰めなんか要らない。霊や死体相手に」というのを見る限り、死んでいるんでしょうけど)にあることはほぼ確定かな。
であるならば、やっぱりその事故を起こしたのがローマンか。
エンディングでローマンの言う「あれはただの事故じゃなかった」という言い方は、つまり意図的な事故であったという証拠かな。
その後に続く「限界だった。待ちくたびれたんだよ」という言葉の意味がピンとこなかったけど。
ここから先は全部妄想だけど、ローマンとジルは既に離婚しており、ジルが娘を連れてローマンの元を離れた。
ローマンは自暴自棄になり、おざなりな運転操作をすることで大勢の人を巻き込んだ事故を起こし、その患者が例の病院に大勢担ぎ込まれる。
その中にはローマンの娘もおり、それを知ったジルが狂気じみた怒りからローマンを「グルーム」に引きずり下ろした、とかだろうか。
ゲーム中2度も停車ミスによる事故を起こせるストーリー構成は、ローマンが事故を起こした(プレイヤーの操作次第で回避できる)という示唆かと思うんだけど。
フレイヤ
フレイヤ自身について語られる情報は少ないけど、ヘレンが命を失ってしまう過程で何も出来なかった自分を悔いていることだけは明示されています。
学校パートでトイレにいた黄色いマネキン、あれがやっぱりヘレンなんでしょうね。
更に教室の一つに置かれていた、男から羽交い締めにされて股間に手を伸ばされているマネキンも踏まえると、そういう目に合わされて妊娠し、トイレで1人出産するも上手くいくわけもなく、そのまま母体ともども死んでしまった…という展開が想像できます。
どっちの像も股間から大量の血が流れてるんですよね…。
そう思って学校編序盤のヘレンを悼む祭壇を見返すと、「WE Love you」という寄せ書きすらグロテスクに思えてきます。ヘレンをそういう目に合わせたのが個人だったのか、集団規模だったのかはハッキリとしていないけど。
寄せ書きの下にある「He took you too soon」はGoogle翻訳によると「彼はあなたをあまりにも早く連れ去った」という意味。
加害者の彼がいる、っていう意味なのかなあ。
彼=死であまりにも早い死を嘆く定型文かと思ってたんだけど、検索しても出てこなかった。
カルロス
おそらくは集団の中で孤立し、閑職に追いやられていたであろう、みじめな男。
よほど強い憎しみがあったらしい「ヘンリー」をグルームの中で何度も殺し、再生されるたびにヘンリーの自我は薄れていき、体は肥大化していった。
つまりカルロスはグルームに落ちた時点で、ヘンリーと一緒だったということ。
王の言うグルームから出る条件を満たせる可能性はあったのに、それを自ら手放したのがカルロス。
彼は永遠にこのグルームを出る条件を満たせないんだろうな、という点で、彼個人の因果応報は永遠に救われないという形で完成しているのだろうと思います。
誰からも相手にされなかったカルロスにとっては、現実世界とグルームの世界はどちらも大差ないのでしょう。
マネキン相手に会議の司会を気取っていた姿が思い起こされますね。
ところで、プレイヤーが初めて操作したときのカルロスは、あの警察署の中をまるで初見のような探索していたけど、テープの音声を見ると、カルロスが何度もヘンリーを殺した結果、あの地下が水浸しの警察署が出来たはずなんですよね。
もう記憶も定かではない異常者…というには、ローマンと理性的な会話ができていたので、具体的な時系列が気になるところです。
あれは素直にカルロスのグルーム初日だったのかなあ。
最後EXITの扉を出たと思ったら取調室に戻ってきたのは、彼の魂が脱出の条件を満たせていない=少なくともあの時点ではまだグルームから出られないという示唆であり、そこからグルームで過ごす時間を何日分も重ねて、本編でローマンたちと出会うカルロスに到達するのでしょうかね。
二度目のカルロスパートで、会議室のホワイトボードやヘンリーを閉じ込めた牢の壁を見ると、何十何百日という時間をあそこで過ごしているはずですし。
グルーム
死後の世界なのかはわからないけど、地獄とは別の「そこに落ちた人の記憶やトラウマが心象風景のように反映される世界」だろうか。
「post ◯◯」で「◯◯を公示する・公表する」みたいな意味もあるらしく、人のトラウマを暴き出す世界を旅する物語としての「post trauma」というタイトルなのかなあ。
車掌だったローマンは電車から駅に移動し、やがて(おそらくは自分が起こしたであろう事故の患者が送り込まれた)病院を訪れますし、フレイヤはずっと学校エリアにこもっていました。
そしてカルロスは警察署に。
いずれもグルームに落ちる前にいたであろう場所ですね。
カルロスはグルームの黒幕みたいに振る舞っていたけど、カルロスが生まれるはるか一万年前からグルームは存在しており、あの古代都市の王がいたわけで。
カルロスはグルームを乗りこなす才覚があったけど、出ることは永遠にできない人で、ローマンは運良くフレイヤと言葉を交わすうちに、自分の罪を認めて赦しを得ることが出来た人という対比。
王は自分の意思で自分を許さず、グルームに残り続けるという意味で「グルームに居続ける人の中でもカルロスは最下層」という示唆でしょうかね。
キリスト教圏における赦しとは、罪を水に流すと言う意味ではなく、罪の存在自体を認め受け止めること。
日本語の感覚で言う「許し」とはニュアンスが違うことに気をつけましょう。
かようにして、三者三様に現実世界に生きていられる理由を失い、グルームにやってきた人たちのドラマが「Post trauma」でした。
あの光の向こうが現実世界なのか本当の死後の世界なのかは、なんとも判断が難しいところです。
二人の生死ってどこかで語られてたっけ?プレイヤーの想像に委ねる範疇なのかしら。
もうちょっと詳細を語って欲しいような、これくらいが丁度いいような、いい塩梅のアンサーをくれるストーリーでした。
こういう超常現象系のホラーは背景や実態を想像しているときが一番楽しいんだからね。