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今週のジャンプ 2022年39号

2022/09/05

アンデッドアンラック


あんなに熱心に死ぬことを望んでたアンディに、改めてこんな顔でこんなセリフ言わせるの作劇が上手すぎる…。
改めて、死を望むって精神活動がいかに異常事態であるかをここにきて掘り返してくるのかよ。

だからこそ、アンディが風子にハイタッチ求めるところからの流れが最高にこの漫画の、この漫画らしさに繋がっていて素晴らしい。
アニメ化が決まった巻頭カラー回で、アンデッドアンラックとはこういう漫画だぜ!と見せつけてくるのタイミングの作り方がうめーな!
最後の見開きにいつものあの文字で「UNDEAD UNLUCK」が出た時は目に涙浮かんでしまった。

本当に応援してる漫画だったので、連載3周年を間近にするくらい長く続いていよいよアニメ化まで行ったのが本当に嬉しい。
しかもアニメの製作スタジオがジョジョシリーズなんかを作っていたdavid production!

公式キービジュアルがdavid production公式で見れるんですが、原作のキャラデザを再現しつつ今風にブラッシュアップしてあって、これはマジで期待したままアニメを見て大丈夫そう。
どこまでアニメでやるか、各キャラのCVがどうなるかなど、OAまで暫くの間めちゃくちゃ楽しみにしています。

ONE PIECE


ジンベエが加わって、一味で気楽にしているシーンが改めて見れて嬉しい。
「今の麦わらの一味はこういう空間で過ごしていますよ」って見せてくれるの大事だよな。

お馴染み懸賞金額のアップデードでは、ウソップが5億超えてて笑った。もはや0.5カタクリか…。
ワノ国の討ち入りだとウソップって走り回ってばっかで、ジャイアントキリングはしてなかった気がするけどな。やっぱ四皇のうち二皇を落とした組織の幹部クラスってことで上がったのかな。
あのヤベーやつの部下だから、で懸賞金が上がることはあるってSBSでも言ってたしな。


そして本題「クロス・ギルド」では、まさかバギーがあんな目に合っているとは思わなかった。めちゃ笑った。どこまでも主導権だけは握れない男バギー。
あのミホークが許せん殺すまで言うシーン初めて見たよ。でもバラバラは斬撃無効だから、ミホークではバギーを殺せないんだろうか?

クロコダイルが「一緒に脱獄したよしみ」でお金貸してくれるのも面白すぎる…。
バギーが一緒に脱獄した仲じゃん~ってお願いしに行って、しょうがねえなでお金貸してくれたのかな…マジで今からでもそのシーン漫画にして欲しい。


更にシーンが変わって、革命軍の今の拠点はカマバッカなのかしら。バルティゴは潰されちゃったもんな。
くまの救出に成功って話が前にあったけど、(当たり前だが)人格は救えてないんだなあ。身柄を確保しただけか。
あのレベルまで悪魔の実の能力を磨き上げた七武海の1人を奴隷にしてたの、マジで海軍にとっての損失だったと思うんだけど、まだ姿の出ていないSSGのおかげでくまが不要になったのかしら。

あとくまの身柄が革命軍にあるってことは、ジュエリー・ボニーが革命軍入りする可能性あるかな?
サボたちと同じくレヴェリーのタイミングでマリージョア入りしてたので、サボに頼んで同行してる可能性あるよな。

ものすげえ先が気になるタイミングで、次号は休載。
さすがに一ヶ月の準備期間で連載の先の準備なんてできないか。というか、あの1ヶ月はもしかしてREDの準備に使われた一ヶ月だったのかしら。
まだ見てないんだけど、ウタが可愛いのでそのうち見に行きたいです。

呪術廻戦


当たり前だけど、羂索が選び招集をかけた歴戦の猛者たち。
あんなフザけた導入からこんな、今の真希さんの遥か上を行く刀の使い手を見せてくるの緩急がすごい。
「それ以外全てが見えているのであれば」は甚爾が至った境地の答えなんだろうか。

ところでその刀、真希さんなんですけど。
あの人男運?がなさすぎる。

もしかしてこの二人、トンデモ展開に見せかけて真希さんをパワーレベリングさせるための二人なのか?

WITCH WATCH


毎回斬新な切り口で魔法を使っていくけど、今週は怒涛の「科学監修:くられ」で二の矢が用意してあるのズルすぎる…。
ガッサガサのドーナツ表皮でめっちゃ笑った。

カラちゃんに式神ついた設定いる?と思ってたけど、ニコたちと絡んでるとちゃんと出番がやってくるんだな…。
科学監修:なしになってたけど、くられなら式神の声量についても依頼したら監修してくれるんじゃないかな!


くられ先生のツイートはこちら。

SAKAMOTO DAYS


超凄腕の殺し屋同士が戦ってる隙間で、こういうクラスメイトの会話を挟むのがこの作者のセンスだよな…。
殺すつもりで凶器を振るってる周が、クラスメイトをテスト前に何かしら手助けしてて、相手もそのお礼させてよって会話に善意しか感じないのが強烈。

あかね噺


1話から積み立ててきた物語の終結だと思った。
相手があのとき破門にさせた男の娘と知って、いきりたった感情を抑えて二人称を「お前」から「君」に落ち着ける一生の理性よ。
すごく丁寧に「この男はあかねの壁であっても敵ではないよ」って表現をしているように見える。

破門の真意である「真打」の価値についても、落語をこの漫画でしか知らない読者が見ても納得できるものだったのも素晴らしい。
客に同情され、応援されるものが高座かと言われたら、そんな安いものではないのは、これまで高座に上げてもらって、失敗して学んできた「(立場上は)プロ未満」のあかねがよく知っているわけで。

あの席が「盛り上がった」けど「真打に相応しいものではなかった」ことを当のあかねが理解してしまっているのが凄いちゃんとしてますね。
これまでのストーリーであかねを通して読者も学んできたことが、1話の父親の芸が真打レベルのものではなかったと証明しているこのストーリー構造すごいな。

先週と今週で、急にストーリーのクオリティが跳ね上がった気がするよ。
思ってたよりすごい漫画になった。

おイナリ


「左門くん」の沼駿による読み切り。
これまたベタなところをやっているけど、ベタだけに安心して読める漫画でもあった。
「痴話喧嘩の皮かぶった宗教論争か…?」でキレキレだった時期の左門くん思い出して嬉しかったよ。

そろそろ週ジャンか、せめてジャンプ+に帰ってきて欲しいなあ。
このノリを定期的に味わいたい。

マッシュル


てっきり仲悪いフリして隙を突いてコンビネーション狙うのかと思ってたんだけど、素で喧嘩してるだけだった…お前らこれ最終章(多分)だぞ…。
一緒に特訓してたくせに、ここに来て急に喧嘩始めるのは何だったんだお前ら感ある。
この空気は次回以降のバトル展開で払拭して欲しいな。

ブラッククローバー


アスタ死す!感出てるけど、シスターのやったビジュン!てやつ、このあと魔法帝あらため魔法大帝も自分でやってるし、ただのワープ魔法なんじゃねえか…?
どこか遠くにワープさせられたなら、それはそれでリスキーだけど。

アスタを殺すつもりでワープさせる展開もあるけど、アスタを死なせないためにシスターの中の良心が攻撃じゃなくてワープを選んでる展開だったらいいなあ。

PPPPPP


一瞬ものすごく残酷な、「メロリンが必死で求めた『1番』は、ミーミンにとっては何一つ気にせず指先を動かしてタップするだけの作業でしかない」みたいな皮肉シーンかと焦った。
けどメロリンはきちんと、音楽と無関係にミーミンがメロリンのことを好きだったって感情を理解してくれたらしい。

そもそも音楽とか演奏がどうの、という評価軸でミーミンは付き合ってなかったわけだ。
コンクールとかどうでも良くて、演奏が楽しければOKなミーミンというキャラクターに納得のスタンス。

この二人の歪みはこれで正されたのだろうか。
メロリンは音楽の世界でミーミンに勝ちたかった人だと思うんだけど。

ところでミーミンが、メロリンの演奏をソラチカに解読してもらってたけど、これがソラチカの能力?
ソラチカはまだ演奏者としてのスタンスをはっきりさせていないので、これからが楽しみですね。

高校生家族


人事部の青山…まともな感性の人間がギャグ漫画世界に紛れ込んでしまったみたいでちょっと可哀想になってくる。
家谷の卒業を待っても、今度は大学生家族になってもう4年待たされるんじゃないかな…。

すごいスマホ


警察上層部には愚物もいるみたいだけど、総理大臣がめちゃくちゃカッコよくて優秀っぽいの漫画の世界では珍しいな。
それくらい大鉈振るってくれる人がいないと、瀬尾水さんが現場で主導権握れないからかもしれないけど、なんとかオーバーテクノロジーについていこうとする体制を保ててるだけでも立派だわ。
こういう選ばれしキャラじゃないポジションの人が理性的で優秀な漫画は期待が持てるよね。

Qの側からではなく、他の持ち主側の方からアプローチかけてきたのは意外だったけど、この漫画マジで話が早くていいな。
そしてつまり、ここにやってきた二人はすマホのプロテクトを超えてQに到達できるだけの知性があるということ。

その前のページで描かれた、必死こいて監視カメラの映像一個一個あたってるイムラの何倍も優秀という示唆ですね。
全様も「愚直だが」と前置いているとおり、当人のテンションの高さほどには優秀じゃないんだよなコイツ。
いつか全様に切り捨てられる瞬間の顔が見てえ~。

ドロンドロロン


せやろなって感じだけど、今週号でドロンも終了。
ここに駆けつけるのがギンチヨというのがよくわからない…この二人の別れに駆けつけるならナオトラの方がずっと関係深いだろうに。

イザナギ隊から抜けちゃう展開は予想外だけど、もう妖力持ってないし、その上で警察になるってアンサーは良いね。
1話で「死んだ母親に顔向け出来る仕事」を求めていたドラだけに、警察官って進路は100点満点だわ。

クサナギのおかげで妖力が賄えたから侍になっていたけど、ドラの目的自体は母ちゃんの応援してくれた「人の助けになる仕事」そのものだもんな。
世界が分かたれても、ドラとクサナギがそれぞれで相棒の意思を胸に誰かを助けているって着地点は本当に美しかった。

それだけに、キャラクターの出番配分がめちゃくちゃだったのは本当に惜しい…。
雲林院さんとギンチヨとナオトラにはもっと高いポテンシャルがあったはずだよなあ。ラストバトルで誰一人ドラ&クサナギと一緒にいないの何事だよ。

ゴーレムハーツと比べたら劇的に良くなってる漫画だったので、次はもっと良くなってたらいいなあ。

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