今週のジャンプ 2022年48号
PPPPPP
だんだんとファンタの心境があらわになってきましたね。
確かに、母の選んだ「ラッキーを連れて逃げる」という選択肢は、「他の息子たちは置き去りにする」という選択肢でもあるんだなあ。
まぁラッキー以外の子は楽音から丁重に…丁重に?扱われていたんだけども。
そんなのファンタからしたら知ったことじゃないんですよね。
話の軸が母に戻ってきた一方で、4on4の決着は割とどうでもよくなってしまうのかなあ。
ラッキーが勝ったら母に会いに行く、って話だったけど、これファンタの頑なさを見ると生きてる間にどうにもならなさそうだなあ。
もしくはソラチカみたいに、かつて愛した母が死んでしまったことを糧にして演奏するんだろうか。
SAKAMOTO DAYS
セバ…お前何より早く弟を助けたかったんだな…。
シンたちはデータバンク守らなきゃ、になってるけど、データバンク守っても弟が帰ってくるわけじゃないしな。
さすがに高いハードルだったのか、戦闘力でも勝てず催眠にも叶わず、セバは操られてしまう。
ラポールとは心理学用語で使われる「術者と被術者の間に構築される信頼関係」のことですね。前なんかテレビで見た。
坂本さんが来れない今、果たしてこの2対3はどう転がるだろうか。
透明人間メタ能力を持ってるシンVSセバが大前提になることを考えると、用務員さんとこの孫で…催眠術師に勝てる気がしねえな…孫はもう一回かかってるしな…。
呪術廻戦
お兄ちゃんも言ってるけど早すぎる…結局はルールを作る側が一番強いってことだよな。
そのルールの中でどんだけ頑張っても、事態の進行度は虎杖たちの手には負えない。
まぁ虎杖たちの最初の目的は伏黒の姉ちゃん救出と悟の封印解除なので、あの戦いにはちゃんと意味はあるんだけど。
ところで九十九さんとお兄ちゃんで羂索止める余地なくない?
今のこいつ有為転変使えるんだよな?
人特攻も呪霊特攻も持ってるのずるすぎる…。
僕のヒーローアカデミア
異形を受け止め光に生きる障子くんに対して、すでに自我すら危ういスピナー。
大した志も考えもなく、ぼんやり生きてきたヴィランの末路を描く一話だった。
スピナーはこれまで、大義らしいものも持たずなんとなくヴィランをやってきたって自分で語ってるんですよね確か。
そもそもステインへの憧れも、ステイン当人が語った内容を曲解というか、正しく飲み込めないまま憧れているような有様。
そうして自分の立っている場所を自認しようとすらしないまま生きてきた結果、自分たち以上の悪にお手軽に利用されて自我のない広告塔として使われてしまっているのが終着点。
最終章のここに来て、これまでの積み重ねすら存在しない「自我を失ったバケモノ」になるのが実にいやらしくも皮肉が効いていて良いですね。
最後のページの「キモ」に、この男の現状すべてが虚無であることを端的に示している。
本当なんで急にストーリーのクオリティ上がったんだ…?
アクションも凝ってるし群衆対少数が丁寧に描かれてるし、この間までの死柄木(AFO)戦とはクオリティが段違いだ。
あかね噺
先週の仕返しは痛快だったけど、こういうところで細かいフォローをきっちり入れてくるのが芸コマで良いですね。
タテ社会で礼儀が大事、っていう落語の世界自体は間違ってないわけですからね。
隣の小副川
今年の金未来杯最後の一作は、魔法使い姉弟の日常モノ風人助け。
良くも悪くも普通の漫画だったなって感じ。GIGAに載ってそう。
最近こういうローテンションな体温の低い主人公が、あんまり肌に合わなくなってきました。これは私の加齢のせいかもしれない。
ただ隣人を助けようというのが、助けを乞われたからじゃなくて、自分たちが(極めて個人的な理由とはいえ)助けたいからで助けるのは好き。
やっぱ主人公には能動的に物語を動かして欲しいですね。
今回の金未来杯だと、「絵に書いた餅を描いた餅」か「恋の曜日の世崎さん」かなあ。
「根暗闇蔵」は絵がさすがにいまいちだったし、「LIFE FROM HELL」と「NEON VAMPIRE」はストーリーがありきたりだった。
まぁ「絵に書いた餅を描いた餅」も、本当言うと同じ作者がジャンプ+でやった「へのへのもへじと棒人間とパンツ」の方が好きなので、もし連載になるならこっちにしてほしい。
これは本当に面白くて心地よい漫画なのでおすすめです。
大東京鬼嫁伝
9話にしてセンターカラーって、結構成果が上がってないともらえないやつだったような。
結構安心して応援していいんだろうか。
やっと話が動き出したというか、じんたも絡めて物語を始めるのに必要な要素が出揃った感じがしますね。
正直女の子3人いるよりは、1人くらいじんたと仲良しで強くてイケメンの男キャラが欲しいところだけど。女の子ばっかだと少年漫画というよりラノベ感出るよね。
そうかこの漫画ラノベっぽいんだな。
ギンカとリューナ
今週戦った双子戦でようやく気付いたんだけど、この漫画の物足りなかったところ。
魔法が何でも出来てどうにでもなる技術すぎて、逆に盛り上がりがなかったんだな。
例えば主人公のアイコンになるようなカッコイイ決め技魔法とか、得意な魔法(逆に言うと苦手な魔法)とか、そういうのが無かったんだこの漫画。
だからどんなピンチでも後出しでどうにでもなっちゃって、話にのめり込めなかったんだな。
今回出てきた双子で魔術の体系というか、そのキャラクターにできることの明示(逆に言うとできないことの明示)が為されて、急に読みやすいというか「先の展開を期待」しやすくなったぞ。
剣・盾・矢の要素を出して早々に剣と矢を組み合わせてコンボ入れてくるのとか、男子は大好物だからな。
ギンカにもこういう「これ使ってこそギンカ」って要素が欲しいね。
HUNTER×HUNTER
いるんかい!ヒソカいるんかい!
どうせいねーんだろ!と思った翌週に出てきたよこいつ!
フィンクスたちの方も動きがあって、どうやら今回の10話は旅団周りの話になって終わっちゃうのかなあ。
毎週ずっと見られるならこれでもいいんだけどね。
そしてノブナガは、いよいよ発が見られるんだろうか。
こいつ初登場から大体22年経ってるんですよね。その間「円は3mが限界」以外の情報が出てこなかったので、一部ネタ扱いみたいな存在にもなってたので、ちょっとかっこいいところを見せて欲しいなあ。
いやノブナガのかっこいいところを見たいか…?ノブナガが自分にとってどういう存在か自分でもよくわからんな…。
アンデッドアンラック
風子カッコイイ…「不運」がみんなの不運を否定して回るんだなあ。
そしてもしかして、今我々が読んでいる「アンデッドアンラック」は実は久能明が描いた漫画、ということになったりするかな?
私はこういう、これまで読んできたものが実は劇中の登場人物によって描かれたものでした、って展開が超好きなんですよね。
今回アンノウンの助けはナシか、ということだけど、アンノウンの能力自体は使い勝手が悪すぎて、前のループでもアンノウンだからこその手助けは無かったような。
Gライナーの記憶は風子が受け止められちゃうんだな。
そして次回からは、どうやら「実際に仲間になって一緒に戦ってくれる人」たちを集める展開!
風子が睨むロードマップには、ユニオンもアンダーもラインナップされていますね。唆るぜこれは!
不忘と不変を狙うのはなにか理由があるのかしら。
誰かの否定能力を使って、誰かの不幸を食い止める展開になるのかなー。
高校生家族
今週号で一番笑ったとこ。
光太郎可哀相すぎる…。