NovelAIを使ってみよう
最近急激に盛り上がってきたNovelAI!
一時期はローカル環境に完全に置いていかれたものと思っていましたが、最近公開されたバージョン3の学習レベル・出力がともに凄いと話題です。
私もAI絵を楽しむ者として一度NovelAIを使ってみたかったので、これを機にアカウントを作成してみました。
NovelAIの基本
- パソコンのスペックは問わない
- 無料では使えない
- Paypalかクレジットカードは必須
- 月額プランで購入したAnlasを消費して生成する
- プランに加入せず、単体でAnlasを購入しても生成ができる
- 画像の生成サイズが大きいと、消費するAnlasも高くなる
- 最高額プランに加入すると、小さな絵は無限に生成できる
これからやってみようかなー、と思ってる人が気になるのはこの辺でしょう。
まず、残念ながら無料で試しにちょっとだけ…という使い方はできません。
私は今回、月額プランの加入はせずに単体でAnlasを購入しました。
NovelAIのアカウント発行
まずhttps://novelai.net/からページへ移動し、右上の「ログイン」をクリック。
ログイン画面が開きますが、初めての人は「Sign UP」からアカウントを作成します。
必要な項目は少なく、メールアドレスとパスワードだけ設定すれば、アカウント作成はOK。
「Start Writing!」を押すと、登録したメールアドレスに「NovelAI – Account Confirmation」という確認メールが届きますので、本文中にあるURLをクリックしましょう。
「Please click on the following link to confirm your email:」は「このリンクをクリックして、あなたのメールアドレスか確認させてください」みたいなことです。
確認が完了するとログイン画面に戻るので、設定したメールアドレス・パスワードを入力してログインしましょう。
画像を生成する
TOPでは「NovelAI」というタイトルどおり小説を書くツールがありますが、その下に画像生成機能へのリンクがあります。
というわけで、こちらがNovelAIの生成画面。
日本語化もされているし、Stable Diffusionに慣れてる人なら特に詰まることなく操作できるかも。
「プロンプト」に出力したい内容を英語で羅列し、「除外したい要素」に画面に出力したくないものを英語で羅列します。
その下にある「参照用画像を追加(任意)」をクリックすると画像をアップして、その画像のプロンプトをコピーしたり、img2imgで画像に書き込んだり、マスクして一部だけ生成をし直したりが可能。
「画像設定」で画像のサイズを選び、その下で一度に生成する枚数を選択します。
私は1枚ごとにAnlasを消費してしまうので1枚ずつですが、高額プランで無料だったら4枚ずつとかにしてそう。
最後にステップ数や正確度(プロンプトの強度)、シード値(ランダム要素。基本デフォ値でOK)、サンプラー(これも基本Eulerでいいはず)を選び、「生成」ボタンを押します。
この時点で画像1枚につきAnlasがいくらかかるのか、ボタンに書いてあるはず。
課金
生成ページ上のAnlas欄の隣の「+」を押すと、課金画面に移動します。
私が今回購入したのが、一番左の2,000Anlas。
私が今生成している画像が大体1枚あたり15Anlasなので、生成できるのは130枚ちょっと。
十分な量を生成できている気もしますが、AI絵はどうしてもガチャ運が絡んでくるところがあるので、ハマってしまうと2,000どころか20,000あっても足りないはず。
まずは最安値で試せる2,000Anlasから初めて、これはハマるぞと思ったら月額プランに加入するのが良いでしょう。
月額プランは、「+」ボタンの隣の「ダチョウ」をクリック。
「サブスクリプションを管理」から更に進むと、月額プランの加入画面に移動します。
TabletとScrollは、文章生成のトークン数に違いがあるだけですので、今回のAI絵生成においては違いがありません。
Tabletの月10ドルプランか、Opusで月25ドル払う代わりに、普通サイズ以下の画像はAnlasを消費なしにするか。
普通(800✕1200ピクセルくらい)サイズで困ることはないと思いますし、ハマったらOpusプランでしょう。
私も今回こそ単独Anlas購入にしたけど、ローカル環境がなかったらOpusプラン加入してそう。
では、さっそく絵を生成しましょう。
今回作成するのは、この白髪の女の子キャラ。これはStable DiffusionのAny5.0で生成したものです。
白髪、髪を結っている、フード付きコート、あたりを指定しています。
生成した画像
というわけで一枚目。
柄飾りがだいぶ怪しいものの、手指の破綻少なく生成できています。
左手の指はちょっと怪しいけど、右手は十分ですね。
これはかなりイメージ通りに生成出来た画像。
横長+full bodyで綺麗に全身を画角におさめているのが偉い。
Stable Diffusionは指定したキャンバスサイズ内に、体を収めるのが苦手なんですよね。
強いて言うなら、線と塗りがかなりシンプルめで、絵にリッチ感があんまり無いのが気になるところかなー。
その辺は多分プロンプトでもっと細かく指定しなきゃいけなかったんでしょう。陰影の強度とか、グラデーション塗りとか、ハレーションの演出とか。
いまや1年前の古典になりつつありますが、元素法典から改めて学ぶこともありそう。
お金こそかかるものの、最安値だと4.79ドル(今日のレートで680円)から遊べるので、1日暇つぶしをするにしてもコスパは上等なのではないでしょうか。ゲーセン行って1時間遊ぶより安いですよ。
LoRAは使えませんが、キャラや画風の再現度の高さがウリのようなので、プロンプトさえ見つければものすごくお手軽に好きなキャラクターの絵を生成できるでしょう。スマホの待ち受けにしたり、PCの壁紙にしたりなんて楽しそう。
これ精度高すぎてヤバそう。