2024年7月31日に『マギアレコード』がサービス終了して半年ちょっと。
いよいよ、事実上の続編と言えるであろう新タイトル『魔法少女まどか マギカ Magia Exedra』がサービス開始されました。
マギレコからは引き継ぎコードでいくつかの特典を受け取れる他、マギアエクセドラのYOUTUBEチャンネルでマギレコのストーリー動画をアップされるなど、もう完全に直系の続編と言えそうです。
ナマエちゃんとA-Q

本作の舞台は、魔法少女たちの記憶が灯るという謎の施設「灯台劇場」。
そこに迷い込んだ、自分の名前も姿も思い出せない魔法少女「ナマエ」ちゃんは、緑のキュゥべえ「A-Q」と出会う。

A-Qは(最初はナマエちゃんを見捨てようとするも)、この灯台で魔法少女の記憶を集めれば、ナマエちゃんも自分のことを思い出せるかもしれない、という。
こうしてナマエちゃんとA-Qの、魔法少女の記憶の世界を巡り、その記憶の灯りを集める旅が始まります。
ゲームシステム

システム自体は極めてスタンダードな、クエスト攻略型のRPG。
UIこそ違うけど、この辺はマギレコとほぼ一緒ですね。
ストーリーパート

ストーリーパートは、出会った魔法少女の記憶の灯りを通して、各魔法少女たちの人生をナマエちゃんが追体験していく形式。
ゲーム開始時は「まどか☆マギカ」のストーリーが閲覧でき、新しくなったLive2Dと新録?のフルボイスでストーリーが追体験できます。
…正直、今更まどマギのシナリオを一から追体験させられてもなって気持ちはある。
もう本放送から数えて何回見たよって感じだ。
と思いつつも、まどマギの本放送が14年前と知ってそりゃあ追体験型RPGが出てもおかしくないかとも思ってしまった。
…14年!?
これ以上は心が壊れてしまうのでやめにしよう。
オリジナルストーリーのイベントもあるみたいだし、新しいシナリオを楽しみにしておこう。

キャラが3Dモデルを与えられたことで、会話パートも全部3Dになってしまうのでは、という不安があったんだけど、会話パートはマギレコからあまり変わらず、サクサクテンポ良く読めて正直安心した。
3Dモデルで会話するゲームって、テキスト一文ごとにキャラがわざわざリアクションしたり、カメラアングルが動くのに時間取られたり、3Dに合わせて背景やモブキャラ用意できなかったりで、会話シーン全体がチープになりがちなんだよね。
一方、灯台劇場ではナマエちゃんとA-Qしかいないおかげか、3D会話パートもたまにあります。
チュートリアルストーリーだから特別気合入ってるだけかもしれない。
探索パート

これは正直期待外れだった。
キャラを操作してマップを探索するRPGらしい要素を期待してたんだけど、広く見えて移動できるのは1軸(前進か後退のみ)、その軸線上にある敵に触れるとバトルが始まる、その軸線上にアイテムが落ちてることがある、というだけ。
まさか1軸移動だとは思わなかった…別にスマホゲーで広大なマップを探索したいわけじゃないけど、これじゃ規程のエネミー戦+アイテム報酬に移動時間が追加されただけです。
移動時間が発生して、しかもその時間は操作することがない分、プレイヤーには時間的な損しか発生してない。
何かしら楽しい要素が発生する(自分で探索すると短いキャラ同士の会話が発生するとか)、キャラを操作して敵に攻撃すると先制ターンが得られる、キャラに寄って固有のアクションで探索が楽できる、みたいな、そういうプラスの要素が欲しかったなあ。
まぁ全部オートで出来るというのは、そういうことなんだろう…。
バトル

PVを見たときから全員が思っていたと思うけど、ほぼスターレイルでした。
実際に遊んでみて、思っていた以上にスターレイルです。
通常攻撃、戦闘スキル、必殺技、アビリティ(パッシブスキル。スタレで言うと天賦)を駆使して、左のタイムライン順に攻撃して敵を倒します。

通常攻撃は単体攻撃、戦闘スキルはキャラによって単体だったり拡散だったり全体だったり、マジで大体スターレイルです。
ディスクシステムやコネクトが無くなったのは惜しいんだけど、マギレコのキャラたちが派手なカメラワークと演出で戦う姿はかなり楽しいです。

何しろマギレコは2.5頭身キャラのアクションでエフェクトもだいぶチープだったので、戦っててもまずカッコよくなかったんですよね。
こればっかりはマギレコが始まった当初から、個人的に思っていた不満点でした。

それがこう!

こう!!

そしてこう!!!
いやもう、バトルの演出については本当に大満足です。
このななか、恒常の☆4なんだぜ。

キャラは全員3Dモデルで実装されており、各攻撃手段ごとに固有のモーションが用意されています。
キャラの再現度もかなり高く、マギレコの頃と比べてバトルのかっこよさで印象が変わった子も。

というか鶴乃がかっこいいんですよ。この炎のエフェクトとか凄い良い。

私がマギレコで最推しだったまさらちゃんは、☆3・☆4で初期実装。
ふわりと消えて相手の背後から攻撃する、というマギレコ当時の戦闘モーション再現で実装されています。
バトル面に関しては、長いものに巻かれたシステム+マギレコから格段に演出力をアップして実装されたことで、本当に良いものになりました。
新規スマホゲーにしてはかなり多くのキャラが実装されているけど、万年桜のウワサやプロミスドブラッドなど、推しはまだまだ居るので実装が待ち遠しいです。
ちなみに必殺技演出のスキップボタンが実装されています。
まぁエクセドラの必殺技演出そんなに長くないけどね。
ロール

前作になかったところで言うと、キャラごとに「ロール」が設定されました。
画像の帆奈ちゃんはデバッファータイプで、敵のターンが来るごとにダメージが発生する「呪い」付与が可能。
画像のパーティに居るフェリシアも、単体スタンが可能なデバッファーです。
まぁ前作の「タイプ」と意味するところはほとんど一緒なんだけど、役割がより明確になりました。
アタッカー | ダメージを出すためのキャラ |
---|---|
ブレイカー | 敵のブレイクゲージを削ることに特化 |
バッファー | 仲間のステータスを強化する |
デバッファー | 敵にバッドステータス、デバフを付与する |
ヒーラー | 仲間のHPを回復する |
ディフェンダー | バリアを貼り、仲間のHP消耗を軽減する |
という感じで、一見して何が得意なのかがわかりやすくなりました。
前作のバランスタイプとか、言葉だけじゃよくわからんかったしな。

ディフェンダーのさなちゃんが全体にバリアを張ってくれています。
HP下の青いゲージがバリアゲージで、被弾時にわかりやすくバリアのエフェクトが表示されます。

アタッカーのやちよさん。殴った上に与ダメアップバフが自分にかかります。ゴリラすぎる…。
マギレコでは横ブラスト3枚の範囲アタッカーだったイメージがありますが、エクセドラでは単体アタッカーになっていました。
まだゲームの最序盤なのでアタッカーを並べても戦えているけど、ゲームが円熟してくるとアタッカー以外の性能こそゲーム攻略の鍵になってくるんだろうなあ。
私は推し(まさら、ななか、やちよさん)が全員アタッカーなので、パーティの5枠が足りなくて困っています。全員別ロールで実装とかなさそうな火力イメージキャラだなあ…。
ガチャ

ガチャの排出は、とても人道的になっていました。
☆3 | 80% |
---|---|
☆4 | 17% |
☆5 | 3% |
いわゆるメモリアが登場せず、ガチャから出るのはキャラのみ。
さらに排出率がマギレコの当初であるSSR率1%から3倍になり、☆4の排出も17%とかなり高め。
リセマラで何度かガチャを回していると気付くけど、☆5はともかく、☆4は3、4枚複数抜きも現実的です。
それだけにどこでリセマラを切るか凄く迷うんだけどね…。
天井
200回。ガチャで手に入るメダル200枚を用意すると、ピックアップキャラと交換ができます。
残念ながらガチャを跨いで引き継いでくれることはなさそう。
まぁ確率がスタレよりかなりマシなので、それくらいは良しとしましょうか。…今後の石の配布次第だけど。
リセマラ

オプションの「アカウント削除」からアカウントを消すと、再ダウンロード不要+チュートリアルスキップで回すことができます。
始めた段階で、ガチャ石で10連とマギアキー(ガチャチケ)で11連回すことが出来ます。
合計21連でなんとかお目当てのキオクを引っ張ってきましょう。
チュートリアルは飛ばせはするんだけど、その後の会話や編成の説明は入るので、リセマラ1周につき7分くらい?だろうか。
ガチャの排出率は前述のとおり人道的なんだけど、お目当ての一人を手に入れられるかというとまた別なので、推しを手に入れてから始めたい人は頑張りましょう。
SSR率3%、SR率7%だと恒常はそのうち全員引けそうな感じするけどね。
NIKKEとかそんな感じ。
私はチュートリアルガチャの確定でフェリシアを、その後10連でやちよさん、☆4のまさら・ななかを引いてリセマラ終了しました。
推しを全員引けた上に☆5が一人以上。こんなもんでしょう。
ちなみに、アカウントを削除してしまうので引き継ぎコードを残しておいてアタリを取っておくことはできないそうです。
ということで、マギアエクセドラの初日レビューでした。
満足度としてはシナリオは普通、探索は無い方がマシ、しかしバトルがめちゃくそ良いので150点!!みたいなゲームでした。
まぁシナリオは今後追加される新シナリオ次第だろうし、探索はオート放置でいいので、ストレスのかかるような要素はほとんど無いと思います。
育成も、一度クリアした育成クエストはまとめてスキップできる機能があるし、シナリオ部分は後でまとめて見ることもできるので、現代スマホゲーに求められるものは大体揃っているんじゃないでしょうか。

画像は初日のうちパーティ。
ブレイカーのまどかとかりんちゃんでゲージを削り、ブレイク200%状態で追撃が発生するまさらちゃんを活かす、という構成。
やちよさんとななかはぶん殴っていれば勝手に敵が溶けています。
まだ2,3時間遊んだだけの状態なので、これから印象が変わってくる要素もあるのかな。
そうなったときにこの記事を読み返すと、味わい深いかもしれないですね。