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今から見返す蒼穹のファフナー第1期 #7「家賊~おやこ~」


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翔子の死により、自分も戦いに出ようと急ぐ甲洋。
大人たちは焦らないようブレーキをかけようとするも、総士は甲洋の正パイロット化を肯定する。

ロールアウト間近のゼクスが消えたことで、島の戦力は大きく減退。
まぁゼクス自体は人類軍に引き渡す方向で進んではいたけど。

フェストゥムが直接島に到達してしまったということは、今後一騎一人では対応できなくなる場面が想定されますね。

 

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翔子への不満を漏らすアルヴィス隊員たち。
翔子の墓にもペンキやゴミなどの嫌がらせが。

ちょっと前の話で、マークゼクスの開発には数年かかったと保さんが言っていましたね。
開発班にとっては、数年がかりの成果が消えてしまったのと同義。
経緯だけをたどれば、翔子のしたことは自分のわがままのために技量もないのに戦場に出て、貴重な兵器を破壊したことと同じです。
余裕のない戦いに身を置く竜宮島としては見逃せないポイント。

ちなみにこの一連の流れは総士の仕込みであると後にドラマCDで明かされたそうです。
今度のアンコールプレス逃さずに買おうっと。

 

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「翔子は、苦しんで死んだんだぞ…なのに…」
翔子本人は悲しくはあっただろうけど、あんま苦しんではいなかったと思う。
何より、寝たきりだった自分が一騎のために戦えたんだし。
もうちょい事前に掘り下げがあったらとも思う。

 

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アルベリヒド機関の出番がある貴重なシーン。

アルベリヒド機関、とは島の大人たちに養子を預け育成させるプランの執行をする機関のこと。
島はその立場上、衰退の道を進むわけにはいかないので子供のいない家には養子を預けたいわけです。
翔子もそうして容子さんに預けられた子供の一人。

子どもたちは遺伝子操作を受けて生まれるため、最初からある程度ファフナーへの適正を持ち、睡眠学習で色々なことを知らないうちに学びます。

それら一連の流れを含めて、島を存続させ、日本人を存続させ、生き残ることが島の使命でもあります。

 

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パイロット候補から、甲洋と咲良が訓練を開始。
これ二人共同化されるやつだ…。
好きな人をフェストゥムに殺された甲洋、父親がフェストゥムに殺された咲良、とモチベーションの高い二人ではあります。

どたどた走って転ぶドライ、照準をつけられないフィアーに対して縦横無尽に跳ねまわり正確にヒットさせるエルフの強さ。
元々一騎の適正が飛び抜けているのもありますが、これは実践経験値の高さもあるでしょうね。

 

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パイロットを子に持つ親の対比。
娘が戦場に出て体が変わっていくことに苦悩する咲良の母親と、
パイロットしての才能がないと見越して息子をハズレ扱いする甲洋の父親。

島の大人と子供のいびつな構図や、甲洋の両親の息子へのネグレクトがかいま見えます。
彗くんもそうだったけど、この島は親の方も教育するべきだと思う。
いや甲洋の両親はまた特別な事情があるけどさ。そして最後にはざまーみろだけどさ。

子供を戦わせる苦悩は2期でも存分に描かれていますね。
この「作劇上メインのパイロットたちは子供になる」ってアニメのお約束をきちんと劇中で意味づけてストーリーにしてくれるの本当好き。

 

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雨の中、ショコラを預ける先を探す甲洋と一騎。
この二人が親友同士だったとかアニメ見てるだけじゃわからねえよ…。
翔子の死をきっかけにぎこちなくなったって、翔子が死ぬ前に二人が絡むシーンがほとんどねえよ…。

 

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ショコラは羽佐間家へ。
この先カノンとも仲良くなります。

 

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そして一騎・甲洋・真矢はたまたま見つけた人工島へ調査に出発。
2期でアルヴィスと同型の島は3つ建造されていたことが判明しますが、それがアーカディアンプロジェクトのすべてではなかったってことかな
総士はジークフリード・システムのため島に残るわけですが、クロッシングの有効距離ってあるんだろうか。
劇場版での一騎と総士は特別だろう多分。

 

そしてついに溝口さんが登場。脚本家でも殺せないでお馴染みです。
移動する輸送機の中で酒を飲んだくれていますが、その辺の細かな話は次回以降に。

 

今回はタイトルのとおり、島の中に存在するそれぞれの家族のあり方の話でした。
せっかく主人公なんだから、一騎と史彦の関係も見せて欲しかったな。

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