戦姫絶唱シンフォギアG BD1巻
アニメは最終回まで録画してから一気に見たので、作品に触れてからまだ一週間ちょいなのですが、一気に見た分一気にハマってしまったのでBDを揃えることにしました。
1巻は二人のガングニール奏者。
思えばこの二人まともに戦ったことないな…。
シンフォギアGのBDは「初回限定版」ではなく「期間限定生産版」。
よって発売日に買いそこねても再生産がある模様です。
私は在庫切れ後にAmazonで注文したら、数日で在庫引当の連絡が来ました。
まぁどっか別のところの在庫引き当てたのかもしれんけど。
中には本編BD、サントラCD、ブックレット。
アニメのBD1巻によくある三種の神器です。
ブックレットには各話紹介、ビッキーとマリアの設定画、そしてキーワード解説。
キーワード解説は公式サイトに有るのと同じものです。
サントラは本編のキー曲となったマリア・セレナの「Apple」の他、2話までに流れた曲から?いくつかと、ビッキー・SAIMORI・マリアの聖詠、2話の絶唱が収録されています。
特に絶唱後に流れたBGM「S2CA / Voltage Maximum」がかっこよすぎてすごい。
本編BDには1・2話とイベント映像が収録されています。
この手のアニメには珍しくオーディオコメンタリーはなし。
その代わりWEBで見られた次回予告と特殊OP、監督直筆のコンテが収録されています。
ちなみにBD版では、テレビ版で減光処理されていた部分も綺麗に表示されます。
派手な火花散ったりのエフェクトが多い場面でこそそういう処理が多かったので、この違いだけでもBDはありがたい…!
#1「ガングニールの少女」
1期の序盤エピソードと対になるように?構成された2期1・2話。
ライブ会場に行くのはビッキーでなく未来、やはりノイズの襲撃、絶唱など展開そのものは重ねつつも今度はビッキーたちが戦う力を以って被害をゼロに収められるという。
冒頭は大量のノイズ相手にビッキー・クリスちゃんの戦闘シーン。
聖詠を唱えてギアを装着、
「挿入歌が流れる」のではなくキャラクターが歌いながらの戦闘、必殺技のカットイン、とシンフォギア戦闘の基本がみっちり詰まっています。
特に「挿入歌が流れる」のでなく「キャラクターが歌いながら戦闘をしている」ってのが、これ結構こだわりというか、気合入って作ってる感が出ていて好きです。
歌詞の流れに合わせて映像にタメが作られていたり、CD版と違う歌い方で決めたり、CD版とは違う魅力がアニメ映像の中にきちんとあるっていうのがとても良いです。
ちなみにこの時襲ってくるノイズは、恐らくすでにウェル博士の支配下。
ソロモンの杖はこの段階でケースから取り除かれてウェル博士のコートの中に収まっているはずなので、ウェル博士は襲われながらも身の安全が確保されている状態なわけですね。
OTONAが「ソロモンの杖以外にこんなことができるのは…」と気にしていましたが、思考の隙を突かれているというか、まさにソロモンの杖でこんなことをしているという。
「とっておきたいとっておき」は2話で早々に見せてもらえましたね。
小野勝巳監督ということをふまえて考えると、
決闘者的にやっぱビッキーのパンチはスクラップフィスト感全開。
後半はSAKIMORIとマリアのライブパート。
BDの効果を実感するのは背景の観客たちか。
地デジともなると普通の映像は充分綺麗に見えますが、この密度のエフェクト演出はBDになってこそ。
この不死鳥のフランメもCD版を流すのではなく、ライブに合わせてきちんと歌っています。
二人とも歌い方が超安定しているので最初気付けませんでした。
あとこの歌かっこよすぎてこのライブ以降一回も流れなかったのが本当もったいない…。
最終話共闘展開になってから、SAKIMORIとマリアでこの歌唄いながら戦って欲しかったなー。
突然のノイズ襲撃はこれもウェル博士、ひいてはFISの仕込み。
あおいさんの「一連のノイズ襲撃が無関係とは思えない…」はまさに正解。全部ウェル博士のせい。
「うろたえるな…」というマリアのセリフは自分自身に向けてのものかな。
最後まで人の命を奪ってまで戦うべきか、と迷い続けるマリアの最初の迷い。
ただのやさしいマリアはこの時から優しかった。
「私がSAYABASHIRUことを躊躇うとでも思ったか!」という言語センスが実にSAKIMORI。
「貴女のように誰もが誰かを守るために戦える世界だったなら、世界はもっとまともだったかもしれない」とは月の落下を隠蔽しているBEIKOKUに対して怒りを燃やすFISの心そのもの。
最後まで見てから見返すと、きちんとマリアのキャラは一切のブレなくブレていく話だったとわかりますね。
マリアがガングニールを装着して1話は終わり。
ビッキーの中にあるガングニールもガングニールの「欠片」なので、他の欠片からガングニールを作ること自体は不可能ではないんでしょうかね。
ちなみにシンフォギアには「適合率が低いほど黒く、適合率が高いほど白くなる」というまことしやかな噂があります。
(ファンの推論であって公式に回答があるわけではない模様)
黒いガングニール…ね…。
最終話のマリアは真っ白だったし、やっぱり無理をしているという現れなんでしょうか。
#2「胸に力と偽りと」
このサブタイトルはやっぱビッキーのことですかね。
調の言う「偽善」ってビッキーを見ているとあんましっくり来ないのですが。
あの「偽善」ってセリフはビッキーよりも、調のメンタルがそれだけ荒んでいるって表現にしかなってなかったよな。
冒頭の観客を逃がすシーン、計画開始早々にマリアとマムの考えに食い違いが。
「血に汚れることを恐れないで」とは最終話間際までマリアにのしかかる問題なのですが、そもそも計画の方向性がきっちり統一できていない、という現れですね。
…なんで国土の割譲なんて求めたんでしょうかね…。
会場の映像を遮断したことで、SAKIMORIが遠慮無く戦うことができる環境に。
緒川さんのファインプレーですが、この人本気になったら一人でマリア制圧できそう。
ということでついに奏者VS奏者。
マリアはアームドギアを温存しつつ攻撃回避と中々侮れない体捌きをしています。
彼女たちの戦闘技術はどこで身につけたものなんだろう。
調と切歌も合流して奏者3人VS奏者3人の構図に。
相対はビッキーVS調、SAKIMORIVSマリア、切歌VSクリスちゃん。
といっても感想で書いたとおり、敵対がテーマではないのですが。
フォニックゲインが高まらず、宣戦布告も失敗に終ったFISは
時間を稼ぐための増殖型ノイズを置いて逃げ去ります。
FISはこうやって追い込まれて逃亡する展開が多すぎる・・。
そして1期とまた対になる絶唱展開。
あの時SAKIMORIは失敗して汚絶唱顔晒していましたが、今回は無事成功。
ガングニールの特性である「手を繋ぐ」という能力もバッチリアピールです。
「あんなバケモノの相手をするのも私達の努め…」というマリアの言葉が重い。
成層圏付近まで届くエネルギー放出してる奴相手にフォニックゲイン30%程度のメンバーでは到底勝てようもない…。
ということで序章が終ったところでBD1巻は終わり。
各巻2話(最終巻のみ3話)なので、2巻ではクリスちゃんの特殊EDまでですね。
とびきり印象的なところなので今から楽しみです。
映像特典
特典は1話上映会後に行われたトークショー。
ビッキー、SAKIMORI、クリスちゃんの中の人によるイベント映像でした。
1巻というのもあって調子こいてキャプチャ撮り過ぎた気がする…。
2巻からはもう少し控えめにやりたいと思います…疲れるので。