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ギルティドラゴン

2015/02/15


今日はソーシャルゲームの話。
今よくCMで見かけると思います、ギルティドラゴンというゲーム。


CMで「SRカイト貰える!」って言ってて
「へー、.hackシリーズとコラボなんだーもう完結したシリーズなのにそういうこともあるんだ」
と思っていたのですが、
始めてみたら完全にソーシャルゲーム版.hackだった。


というかゲーム開始時にこう言われる。

本作はプレイヤーがあのネットゲーム「The World」をプレイする、という設定のもとに作られていて、非常に珍しいネットゲーム再現型ネットゲームとなっています。

「The World」とは.hackシリーズの舞台となるネットゲームのことで、一見普通のMMORPGとして運営されていたものの、実は製作者の一人が仕込んだある秘密がゲーム内に隠されていて
その秘密を追ったり、その過程でプレイヤーが意識不明になったりログアウトできなくなったりしつつも、モニタの向こうにいる「誰か」と力を合わせて戦う、というRPGゲームでした。

ネットゲームが普及し始めたくらいの頃から始まったシリーズで、ネットとリアルの二面性を描写したシステムとか、仲間を呼ぶときはオンラインの相手にチャットを送るだとか、普通では辿りつけないバグ領域が舞台になったりだとか、色々と新鮮なシステムがいっぱいでした。

こうやって振り返ってみると、ソーシャルゲームにピッタリな設定ですねこれ。

■キャラメイク

本作の珍しいポイントの一つがキャラメイク。
性別・髪型・顔と目の色を自由に設定してアバターを作ることができます。

と言ってもあんまりバリエーション無かったけど…。
ゲーム進めると解禁とかあるのかな?

せっかく「The World」を舞台にしてるんだから、クラスも設定できたら良かったのになー。

■クエスト

ここはまぁ、どのゲームでも大抵同じでしょう。
ボタン押してひたすら前進。時々アイテムを得たり、敵が出てきたり。
ここで考えることが多いと、ちょっとした移動時間とかにやるにも億劫になるからしゃーなしだな。


時々こんな感じでカードが手に入ります。
今回手に入れたのは「黄昏の腕輪伝説」に出てくるミレイユ。
この通り出てくるのは完全に.hack関連のキャラです。
もちろんオリジナルのキャラも居ますが。

低ランクのカードでも原作キャラはいっぱいいるので、その辺は安心。
もちろんランク相応の強さで、レアリティ高い方が強いんですが。



クエストを進めると、こんな感じで会話が入ることも。
今のところクエストで出会うキャラは皆本作オリジナルっぽいですね。
シリーズの浅いところしか遊んでないのでわからないですけど…。

この会話の感じも、オンラインゲームという設定ならではですね。

■バトル
他プレイヤーとのバトル、及びクエストのボス戦では戦闘になります。


割としっかりしたカードゲームテイストしてます。

デッキは4種(カードの属性3種+フリーポケット)×8枚で計32枚。
毎ターン手札が8枚になるようカードを引いて、出したいカードを場に出してアタック、
次のターンまた手札を補充して…という感じ。

基本的には「自分の攻撃力」「カードの攻撃力」「各種補正」「発揮値」
発揮値をぶつけあって勝ったほうが相手HPを削れるという流れ。


カードには剣・双剣・杖(術攻撃)の3属性があって、
手札からカードを5枚組み合わせて場に出して攻撃します。

まずターンの始めに、そのターン中のリーダーを選択。リーダーになったカードはスキルが発動できます。
その後合計4枚、手札からカードを選んで場に出します。
出したカードの合計値が攻撃力となるのですが、この時攻撃力に加われるのはリーダーと同じ属性のカードのみです。

違う属性のカードは場には出せるものの攻撃に加われないので、結果として捨て札扱いになります。
必ず5枚出さないといけないので、使いどころを待っているうちに手札が尽きて、切り札が捨て札になることも。

上記のとおり、最初に選ぶ1枚は「リーダー」カードとして、手持ちのスキルが発動できます。
防御力のアップだったり、回復だったり、相手の攻撃力を下げたり。

場に出すカードとの兼ね合いもあるので、回復スキルを使いたいけど、そのリーダーを選ぶと攻撃に参加できるカードが1枚もない!とか、リーダーとして出したい強いカードがいるけど、他に同じ属性のカードが無くて結果的に発揮値で負けたり、とか
上手くデッキ調整を求められるゲームシステムになっています。

雰囲気としてはロード・トゥ・ドラゴンに近いかもしれない。
同じ属性繋げて出せば大ダメージ、出せない時は死に札な感じ。

なので基本的には
・いい感じのリーダーを選択
・出せるだけ同じ属性のカードを選んで場に出す
・アタック!

という1ターンを繰り返す感じですね。


攻撃力に加わった(リーダーと同じ属性の)枚数分、コンボボーナスで攻撃力がアップします。
画像のときはリーダー含めて3枚出せたので、3コンボで発揮値1.3倍に。

またリーダーの属性(プレイヤーが使う武器)によっても相性補正があって、
勝ったと思っていてもあっさり覆されたりもします。
油断せず慎重に戦いましょう。


戦闘ではこんな感じで、アバター同士の戦うムービーも見られます。
まぁスキップもできるので、暇なときや新しい武器を手に入れた時は眺めてみましょう。
術攻撃のエフェクトとか結構かっこいいです。

■他
他にもソーシャル恒例の、プレイヤー間におけるアイテムの奪い合いだったり、
期間限定クエストだったり、
カードが手に入るガチャだったり、
他プレイヤーと協力できるギルドだったり、と基本的なシステムは抑えてあります。

カードの育成はそれも一般的なソーシャルゲームと同じなのですが、
本作は同じカードを2枚以上揃えて進化、みたいなのがありません。
スキルレベルを上げるのに同じカードが必要になりますが、実戦レベルで使うのには1枚引けばOK。
これはありがたい…。

あとは装備を手に入れるとアバターが実際に身につけたり、それでステータスが変わったりと
ブラウザゲームではちょっとできなさそうなところもしっかり作ってあるので、
とりあえず当面は引き続きプレイしてみようかなと思える出来栄えになっておりました。

ソーシャルゲームって本当「ストレスなく」「美味しいところが遊べる」のが大事だと思う。
本作のカードバトルは結構楽しく、デッキ構築の段階から考えるところが多くてやりがいがありました。

まぁ.hackというところで個人的な敷居が大きく下がってくれた感は否めないのですが。
全く知らないファンタジー系ゲームだったらやらなかっただろうしなー…。

■カード
最後にいくつかカード紹介して終わりましょう。


今ゲームを始めるともらえるカイト。
女神が与えたチカラとはあの腕輪のことですね。
コンボカウントは上で紹介した、発揮値を上げる補正のひとつ。
スキルレベル上げたいけどもう一枚…もう一枚か…。


最初に貰えるSRチケットで引いた揺光。
スキルレベル1でも、発揮値が最大500アップするわかりやすく強いスキル持ちです。
低レアリティのカードだとここで上昇する発揮値が30ポイントとかなので、
どれだけありがたい子かはわかるかと思います。
あと絵が良い。


しかし低レアリティにも原作キャラは登場してくれます。
このエンデュランスのスキルはファイナルブロウの軽減持ち。
ファイナルブロウとは手札が0になったとき発動する必殺技。
威力がバカみたいに高いので、そこを抑えることで一気に勝ちに近づけるのです。


もちろんカイトも登場。Nはマップ歩いてればたまに拾えるレベルのカードです。
ステータスやスキルは弱いですが、原作キャラが身近に手に入るのは嬉しいところですね。

武器パワーは上のバトル画面で見たとおりで、今の私のキャラだとわずか300なので、スキルレベル1につき3ポイント強化というスキル。
揺光の強さが伝わるでしょうか。

こんな感じで、以上ギルティドラゴンの感想でした。
スマホでソーシャルのカードゲーム、というともうウンザリ感が漂う組み合わせなのですが、本作はカード部分に結構凝っていて楽しかったです。
アバター作って、それがバトルで動くっていうのも新鮮だったしね。

最大の疑問はなぜ、こんなありがちですぐ消えそうなソーシャルゲーム感漂うタイトルにしたのか、なんですけど…。
素直に「The World」とか「.hack」の冠被せておけば、もっと早く飛びついたのに…。

「原作のあるタイトル」と見られると敬遠されたりとかあるんでしょうかね?

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