Fate/GO ネロ・クラウディウス
「ネロ・クラウディウス」はストーリーガチャ(二章クリア)限定の☆4セイバーです。
アルトリア・オルタもストーリーガチャ限定だし、セイバーリリィやブレイブエリちゃんは配布限定だし、☆4セイバーは敷居が高いですね。
ということで今日は「赤セイバー」として、Fateを知らん人でも顔は知っていそうな人を紹介します。
今ちょうどログレスのコラボCMで音痴な歌を披露していますね。
もちろん中の人である丹下さんは歌うまいのですが、ネロは史実・Fate史どちらでも芸術方面はそのアレという設定。
概要
真名は「ネロ・クラウディウス・カエサル・アウグストゥス・ゲルマニクス」。長い。
ローマ帝国の第五代皇帝、つまりFateに多数登場する王の一人です。
「暴君ネロ」となれば一度くらいは聞いたことがある人も多いかと思います。
徹頭徹尾国民から嫌われていたわけではありませんが、立場を傘にきて好き勝手をしたエピソードも非常に豊富。
政治的な謀略に関しては、あの時代権力を持った人間は全員どっこいなのであえてスルーします。
ローマ関連の登場人物は、FGOではネロ以外にもカリギュラやロムルスが登場しています。
全員まとめてブーディカの餌食ですね(ブーディカには「ローマ」特攻スキルがあります)!
ネロ関連だとFGO的にはやっぱり「ネロ祭り」ですかね。
ゲーム中のイベントでも行われたネロ祭りですが、史実にちゃんと開催されたものだったそうです。
主催者なのに参加してルールや判定をねじまげて自分を勝利させただとか。マジ暴君。
ゲーム中でもネロがものすごい接待仕様でボスとして登場していましたが、割かし史実再現なんですかねアレ。
出番
もともとはFate/EXTRAに登場するセイバー。
主人公のサーヴァントとして聖杯戦争を戦ったのですが、FGOに登場するネロとは、それとは設定上別人(パラレル)の模様(ネロブライドはEXTRAの記憶があるようですが)。
FGOでは二章のメインキャラクターとして、主人公・マシュとともにローマで戦いました。
この二章で登場したネロは「生前」の、サーヴァントではない状態のネロ。
なのに普通に敵サーヴァントやらと戦えているのはさすが皇帝陛下。
さらにガチャでカルデアに召喚されたネロは、この二章の記憶を引き継いだ状態で召喚されます。
基本的に英霊とは召喚して出会うところがスタート地点になるものですが、生前の記憶を引き継いで「再会」できるのはとても珍しい。
ちなみにその辺の細かい描写は召喚時ではなく、幕間の物語で見ることができます。
性能
レアリティは☆4。
銀フォウさん込みでHPは12743、ATKは10439。
バランス型のステータス配置ですね。
スキル
正直単純にセイバーとしての性能なら、ネロより強い☆4は大勢います。
しかしオンリーワンの生存能力の高さが、ネロの特殊性を際立たせています。
それが第三スキル『三度、落陽を迎えても[A]』。
なんと自身にガッツを3回分付与するというアホみたいなスキル。
HPが0になってから3回までなら攻撃されても大丈夫なのです。
ガッツの消費は相手の攻撃ワンセットで1回分のため、3体そろった敵の攻撃が全てネロに集中しても1ターンは持ちこたえるわけです。
スキルレベルを上げると復活時のHP回復量がアップしますが、300が600になる程度なのでほぼ誤差。
つまり習得時点でほぼ100%性能を発揮できる、というのも大きなポイントです。
そしてそのガッツを支えるのが『頭痛持ち[B]』と『皇帝特権[EX]』。
『頭痛持ち[B]』はHPの回復と弱体耐性の付与、
『皇帝特権[EX]』はHPの回復と、確率で攻撃力・防御力のアップというスキル。
いずれも回復を絡めたスキルで、両方スキルレベルが10だと合わせて5400もHPを回復することができます。
スキルを十全に活かしたときのネロの実質HPは18143。
さらにガッツで致命傷を3回カットできるという…もはや☆4のステータスではありませんよこれは。
さらに『皇帝特権[EX]』は確率によるランダム性はあるものの、攻撃力と防御力をアップしてくれます。
発動に確率が絡む分強化の倍率は非常に高く、レベル10でなんと44%アップ。
自己バフとはいえカリスマAの二倍以上の倍率で補正がかかるため、宝具など大きなダメージを狙うときに重ねて使うと良し。
外れる場合もあるので、あまり大きな補正を狙わずHP回復だけに使ってもいい感じです。
ちなみにオジマンディアスの『太陽神の加護[A]』の強化成功率アップをスキルレベル10で使うと、確定で皇帝特権がフル発動できます。うちオジマンいないけど…。
戦闘
カードの配分はQAABB。一般的なセイバーのものです。
バーサーカーメインの編成を使っていると、偏りがないというのがありがたいと感じるようになりますね…。
NP効率はそこまでいいわけではないですが、3Wave目に宝具を狙うなら初期NP礼装がなくてもまぁなんとかなるくらいの割合。
セイバーはクリティカルスターを集める性能も結構高いので、割とクリティカルが出てNP集まってくれる感じです。
ライダーと組むときは諦めましょう。
ネロは宝具がAなので、A性能をアップさせる礼装を使えば、NP効率にも補正が入ってちょうどいいかもしれませんね。
一枚目のBは刺突。相手と距離があるときにこのモーションが出ます。
剣を肩にかまえ、突進とともに突き刺します。
二枚目のBは回転斬り。敵の正面で一回転してその勢いで切りつけます。
軌跡にたなびく炎がめちゃかっこいい。
これは相手と距離がないときに出るモーションです。
一枚目のAはステップを絡めた回転斬り。
相手と距離があるときのモーションで、接近しながら二回切りつけます。
二枚目のAはこれ本当にA?Bじゃなくて?というような派手な二連撃。
一撃目で切り上げ、その勢いで高くジャンプし、二撃目で上空から落下する勢いで相手を叩き切ります。
龍翔閃からの龍槌閃です。
一枚しかないQはステップで相手の正面から一撃、そのまま背後に回って後ろからの一撃です。
地味ですが敵の背面に回るモーションは実は結構珍しいです。
Bは全て1ヒット、AとQは全て2ヒットですね。
EXは複数回切りつけたあと、剣の大振りによる一撃。
シャララランって感じのSEがめちゃくちゃ綺麗でかっこいいです。
宝具
宝具『
童女謳う華の帝政
』はARTS属性の全体攻撃宝具。
強化クエストでランクがB-からBに強化されます。
戦闘の舞台を黄金の劇場に作り変え、花吹雪舞う中敵をまとめて一閃、というすごいゴージャスな宝具演出。
背景を作り変える宝具持ちは結構いますが、エミヤのような殺伐としたものではなく、まさに皇帝!って感じ。
どうやら古いスマホだと処理が重いようです。うちはiPhone6Sでよかった。
セイバーはなぜか全体宝具持ちが多いですが、ネロもご多分に漏れず。剣とは一体。
全体的にクセがなく使いやすいネロなので、普段からストーリー進行に連れて行って雑魚を蹴散らしてもらう、みたいな使い方が良いです。
防御ダウン効果もあるので、宝具チェインするときは手前に持ってくるとお得かも。
ネロ自身がストーリー限定なので、宝具を重ねにくいのが惜しいところですかね。
ネタの域を出ませんが、宝具とA2枚でセルフアーツチェインが可能。
100%を超えてないと宝具カードを選べないし、宝具打った時点で0%に減衰するのであんま意味ないですけど。
宝具レベルが2以上でNPが180%以上のときに、OCをアップさせることは可能ですね。
ということでネロでした。
ストーリー限定ということで敷居の高い子ですが、割とピックアップされる機会は多かったので、欲しい人はじっくりと待つのが良いかもしれません。
バランスのいいステータスと全体宝具、そしてガッツ3回という生存能力の高さでとにかく頼もしい子です。
そして何より
声が丹下桜なんですよ。