今週のジャンプ 2018年19号
影山のそっけない表情が地味に気になる。
今週からハンタが休載だし、ワンピもお休みという看板級タイトルが二本まとめて抜けるという非常事態。
こういうのって売上に影響でたりするんだろうかね。
ハイキュー!!
このあかねちゃんのセリフがとても良かった。
ついボールを追っかけがちなバレーボールだけど、コートの中は面白いものしかないからどこを見てもいい、という。
今度テレビで試合を見る機会があったら、あえてボール以外を追っかけてみようかな。
ものすごい久し振りに名前の出てきた「タダ・ノブカツ君」でめっちゃニヤニヤさせられてしまった。
実際には「タカ・ガブカツ君」だったけどね。れっつハイキューが楽しみだわ。
音駒の個人的推しキャラ福永くんの出番があったのも嬉しいんだけど、やっぱり最後の見開きツッキーと山口に持っていかれてしまった。
この二人最高かよ…。
Dr.STONE
「人力」が「動力」に切り替わるメリットというものを今更ながらこの漫画で理解した。
「楽できる」じゃなくて「その分の人足を他に回せる」んだよな。
全自動が当たり前の現代だとあんまり意識しない視点だった。
順調に科学の開発を進めていきながら、クリスマスを外さない千空の人間臭さがとても素敵。
自分とゲンしか理解できないのにやるんだよね。
でもこの漫画のことだから、監視の子を通して科学王国の快適さを司帝国にアピールしてるくらいの狙いはありそうね。
こっちは電気があるし動力もあるし、わたあめも食えるぞって。
いにしえの滅び紋
「ぬらりひょんの孫」「イリーガルレア」の椎橋先生による読み切り。
やっぱこの人は和風ファンタジーバトルが似合うなあ。
妖怪とか呪いとかベタなものじゃなく「家紋」という切り口も斬新だった。さすが「季語」を擬人化した漫画を描いていただけはある…。
話自体はスタンダードなバトルものだったけど、それがすごい読みやすくて密度が高くて、主人公とヒロインの関係も色々展開がありそうな、端的に言うと連載狙ってそうなエピソードでした。
新鮮さはなかったけど、長期連載経験者らしいとっかかりが劇中にいっぱいあって、それを拾っていくだけで楽しかったのが凄い。
個人的には大家族モノ、居候のヒロイン、和服の上に学ランつっかけて学校に行く主人公あたりがツボでした。
そして何より黒髪ロング姫カットセーラー服という王道どストレートを綺麗に決めてくるのが本当もうね。
「学校ではなれなれしくしないで」が最高でした。
さすが、ぬら孫で羽衣狐という王道どストレートを綺麗に決めただけはあるわ…。
ぼくたちは勉強ができない
私イチオシの文系回ですよ!
唯我くんが初めて他人のプライベートに踏み込む貴重なシーンをご覧ください。
相手が気を悪くするかも、と懸念しながらも踏み込むこのかっこよさよ。
もしかして唯我くんの中でヒロインレース文系一歩リードくらいに思っていいの?
そしてかつて自分が教えた恋愛テクニックを真正面から食らって自沈する文乃ちゃんがもう可愛すぎて駄目だ。
やっぱりこの漫画は文乃ちゃんが一番可愛い。
父親の存在について「言っても信じないと思う」ってかなり含みを持たせてたけど、既存の登場人物だったりするんだろうか。
ジガ-ZIGA-
残念なことにものすごく面白くない。
話は進んでるんだけど、その話の中に見どころが無くて盛り上がる場面がなくて心動かされる場面がない。
力を発揮できなくて悩んでる主人公が、朝一人で妄想しながら自主練して覚醒する漫画初めて見た。
かなり珍しい「怪獣と戦う漫画」というオンリーワンの個性を2、3、4話で丸ごと捨ててしまったのは大失敗だと思う。
ソッドのキャラクターはかなり良いと思うんだけどなー。
食戟のソーマ
コースの調和というものについて、四宮のスタジエや司の料理を見てきた割には雑なソーマのコース料理観。
ソーマがえりなのハードルを上げて本気出させたいのはわかるけどね。
そのハードル上げるための料理をえりなの協力によってやっと完成させたというのがちょっとかっこわるい。
このあとえりなが作るメインの料理をソーマが全力でサポートするならそこでチャラにできるかな。
火ノ丸相撲
横綱は本当さあ…引き出しが無限大にある人?
多彩な横綱の攻めを一本に絞ることで対抗する童子切に対して、多重人格で対応する横綱。
よもや赤司のオマージュじゃないだろうな…。
アツい真剣勝負ながらも、童子切はあくまで巡業の場なので踏み込みすぎない、というプロ意識を見せるのがまた渋い。
力士の世界が怪我と隣り合わせなのはこれまでさんざん読者も見せられて来てますからね…。
火ノ丸がまた危うい表情をしてるけど、まだこの危ういフラグは活きているのか…。
もう一回くらいガチでレイナさん泣かせてユーマに叱られてほしい。
アクタージュ
どう見てもトンチンカンな夜凪ちゃんを、よくわからないなりに「頑張ってる」と理解してくれる武光くんのお母さんっぷりが半端ない。
髪にメッシュいれてピアスぶら下げてる割に、面倒見が良くて相手を理解しようとしてくれて泣きぼくろがセクシーというギャップもたまらん。
恋仲に発展しそう、とかそういう色気がないゆえの爽やかさもとても良い。
雰囲気としてはスポーツものに近い気がする。同じ分野で頑張る者同士の連帯感みたいな。
天使ちゃんの凄さをわかりやすいテクニックとして提示してくれたのも、夜凪ちゃんとの戦力差がわかりやすくなってて良い。
記者会見のシーン、記者のカメラを避け続けることができたのはここに帰結するのね。
雰囲気がスポーツものに近いとは前述したけど、スポーツではない分、二人の役者がいたとき「どちらが上か」が読者には判然としないので、こういう具体的な技術の有無でそれを表現してくれるのはとても正しい。
劇中のモブが褒めてくれるだけじゃ凄さって伝わってこないよね。
ロボ×レーザービーム
これだよ!
このロボとトモヤのものすごくピュアな友情が見たくてこの漫画を応援している感があるよ!
ロボレザは全体的に展開が地味で劇的さに欠けるところはあってそこは不満だけど、一方で黒バスの作者だけあって人間関係の描写というか、グッとくるキャラクター掘り下げをさせたらやっぱり今の本誌でもトップクラスに良いものを持ってると思う。
そういうのが一番上手くできてた鷹山が全然出てこないのがすごいもったいないけど…。
その次に推してるロボとトモヤは主役だけあって出番も多いので、この二人が元気にゴルフやってるだけでこの漫画を応援できる。
ただゴルフという競技の都合上、キャラクター同士のぶつかるシーンが少ないというのが最大の難点かなあ。
バスケは本当、フィールドに立ってる5人×5人でいくらでもコミュニケーションもバトルも友情もできたからな…。