今週のジャンプ 2019年3号
新連載シーズンも今週で一段落。
今回はこのヒグマが一番好きかなー。チェンソーマンはだいぶクセが強いので、もうちょっと様子見。
それぞれジャンル被らない漫画なので今だいぶ誌面が豊かになってますね!
そして実写映画版公開記念で久しぶりにニセコイが復活。
グラビア掲載の模様をジャンプ+aで連載中のすすめ!ジャンプへっぽこ探検隊!でやってました。
面白かったのでおすすめ。
獄丁ヒグマ
新連載シリーズ最後の1作。
今回始まった3作の中では一番好きなタイプ。
ストーリーと設定はどこかで見たような、というかムヒョ+たくあんとバツの日常閻魔帳って感じですが、話のリズムとキャラクターの見せ方が好きでした。
よくある退屈な導入エピソード(主人公がどんな日常を送っているかみたいな無くても困らないシーン)をバッサリカットして、本人の意志でない窃盗から、引っ張ることなく速攻で世界観を開示、ヒロインの悩みを二段階にして話のスケール感を見せつつ、主人公の設定も開示。
またヒロインも主人公も、いい方向に一本芯の通ったキャラクターで、見ていて好感が持てました。
酔っぱらいに絡まれていた主人公に対して、すぐに助けに入れなくてごめん、って謝るヒロインのシーンで「あ、これはいい漫画だ」と確信できた。
こういう細やかな気配りが作品の中にあると安心して読める。
相手が(地獄の)犯罪者というのもあって、主人公が今どき珍しい正義の味方。
今回の新連載はクセのつよい主人公が多かったので、こういう正しく少年漫画してる主人公は清涼感があって良い。
ちなみに「獄丁」とは囚人の監督をする人のことで、いわゆる獄卒。
あえて認知度の低い「獄丁」をタイトルにしたのに、本編で獄卒って言っちゃうのかよ。
ハイキュー!!
個人的に梟谷一押しのキャラである赤葦の過去エピソードだ!
木兎と一緒にバレーやってる時点でそれなりに変わった人だとは思ってたけど、変わった人だったの木兎の影響かよ。
相手セッターのきもちわるいクセモノ感がまだ不気味ですが、その辺を覚醒した木兎にぶっ飛ばしてほしいなあ。
まだどちらが勝つか読めないので、本当にハラハラしながら梟谷を応援しています。
木兎対日向が見たい…!
のに木兎がちょっと死亡フラグみたいなこと言ってる…!!
ニセコイ
実写版を記念しての特別読み切り。
ニセコイ終わったのもう2年も前なんですね。
本編の終盤(マリーの結婚式編あたり)は本当にひどい展開が続いて、いいからはよ終われってくらいだったのですが、今回は素直に面白かった。
ゴリラのころころ変わる表情がかわいいし、やっぱり絵も上手いし。
古見先生は単発のラブコメ描かせたら最強なのでは?
楽はあんま顔変わってなかったけど、ゴリラの表情と髪型が少し柔らかくなってて、画風自体が連載当時より好みになっていました。
こういう単発エピソードもっと読みたい…見てるほうが恥ずかしいあおくさいカップル良いよね…ニセコイは長編さえやらなければまだまだいけたはずなんだ…。
でも実写版にはマリーまでの3ヒロインが出てくるのに、読み切りはゴリラと楽以外誰一人出てこないの、結構割り切った展開だよね。
ジャンプ読者はもうゴリラエンドなの知ってるからそうしたのかもしれんが、集どころか小野寺さえ出ないとは。
個人的には鶫とポーラの暗殺者コンビが一番好きなので、1コマさえ出なかったのは惜しい。
ne0:lation
主人公の不快感をマシマシにしてくるとは思ってなかった。
ヤクザを煽るふりして電話の位置を知るための情報を稼ぐシーンは、内心ちゃんと不良の彼を心配してるんだなって思えて良かったのに。
あと体育会系の不良である彼が、早々にフィジカル面で惨敗しててこの先大丈夫か。
思春期ルネサンス!ダビデ君
いい話とエロネタを毎週交互に展開するんじゃねえ!
どういう感想を持っていいかわかんなくなるだろ!
ギャグ漫画で突然まっとうに友情エピソードやるの個人的にすごい好きで、斉木とか青春兵器とか胸に来るものがあった。
けどダビデはそれをやるには早すぎた気もする。まだ単行本2巻分くらいしかやってないぞ。
鬼滅の刃
なんか最終章入ってない?
柱と炭治郎が臆病者率いる上弦たちと最終決戦入ってない?
いのすけや善逸が居ないし、善逸は何か別のフラグをこの間立ててたからここで戦って勝って終わり!とはならんだろうけど。
ここでまだあんまり掘り下げてない柱と炭治郎のエピソードをやったりするのかな?
不死川・兄といつの間にか仲良くなって弟をびっくりさせてほしい。
Dr.STONE
先日ゲンが言っていた「千空は人に頼ってくれる」に通じる話だけど、特に大樹・杠に頼るときの千空はすごい楽しそうでいいよね。
船を作るぞ!→そのためにまず気球を作るぞ!→そのためにまず布を作るぞ!→そのためにまず糸を作るぞ!→糸を布にするために機織り機を作るぞ!
というこの流れがドラクエモンスターズでもやっているようで、この次から次へとやるべきことがやってきてそれを解消していく流れが気持ちいい。
壊された石像の復元以降、杠の重要性がどんどん増して出番も増えているけど、一方人足が増えたことで強い個性を失った大樹の出番が少ない。
もうちょっと特別な出番あげてほしい…千空と大樹がお互いを信頼しあってるって伝わるシーン全般が大好きなので…。
呪術廻戦
野薔薇ちゃんガラ悪っ!
高専の方でも出番こそあれ活躍のなかった真希先輩が大活躍していてなんか嬉しい。
メガネがないと呪霊を見ることも出来ないレベルというのに、体術だけひたすら磨いていたのか。
交流戦意外と長引いてるけど、この調子だと狗巻くんも派手に活躍するシーン見られるかな?
火ノ丸相撲
手数で相手を翻弄するけど、その手数自体はミスリードで本命の”横綱相撲”を引き立てるため、という百千夜叉堕のような流れ。
気炎万丈の相と合わせて、これまでの火ノ丸の相撲の延長線上にあるようで納得のいく展開でした。火ノ丸の納得の行く落とし所、というのはつまり読者の納得の行く落とし所ということでもある。
草薙相手だと、小指一本でもまわしにかけられたら即死だ…という前ふりをしておいて、まわしに指かけなくても致命打加えてくる草薙はなんなの。
今草薙が戦えば、刃皇相手にちゃんといい勝負できそうだなあ。
逆に言うと、火ノ丸が横綱を競うライバルたりうるかどうかだけでそこまでテンション乱高下させる草薙はなんなの。メンヘラ女子なの。
最後は胸をあわせてお互い必殺の型。
草薙はもちろん大蛇断ちだろうけど、火ノ丸はここから鬼車にいけるだろうか。
イメージの鬼が複数体になっているし、上位版の新鬼車が来たりするかもしれませんね。鬼列車?