今週のジャンプ 2019年6・7合併号
今週も合併号。いや前回号レビューし損ねましたけどね…。
合併号意識してか結構派手な展開を持ってきた漫画が多かった気がする。
今週のアンケは相撲・乱破(読み切り)・呪術かなー。甲乙つけ難くてちょっと迷うけど。
呪術廻戦
思っていたより儚い姉妹愛を見せられてちょっとびっくりした…。
マジかよ…ちょっと禅院家すごい…真依さん「初恋」ってどういうこと…?そういうこと…?
これまで双子の姉に対して言っていた「落ちこぼれ」が姉を罵倒するための言葉じゃなく、自分と同じ「落ちこぼれ」で居て欲しいという懇願の言葉だったとか本当もう尊くてマジ無理。
手つなぎ回想シーンからの嘘つき、大嫌いで頭おかしくなるかと思った。
この着地を際立たせるために、ずっと前から真依さんをあんな感じに描いてたのかな…。
今思うと真依の依って依存の依だな…。
Googleによると
1.よりかかる。頼みにする。よる。 「依頼・依怙(えこ)・帰依(きえ)・憑依(ひょうい)」
2.根拠にする。よりどころにする。 「依拠・依願」
だって…最高かよ…。
逆に真希先輩の希が彼女の上昇志向の現れを示唆したものだったりするんだろうか…。
真希先輩が才能不相応な上昇志向の持ち主というのは呪術高専のときから描かれていましたが、今週の話によってだいぶ見え方が変わってきた。
当主と真希先輩のやり取りも思っていたより脳筋な感じで、だいぶ印象が変わる内容でしたね。
家から妨害されているというよりは、本人がやる気だから家側もよっしゃやったろ!って感じだった。
姉も親もゴリラだったために繊細な小動物だった真依さんが追い込まれていた、という話。
京都校自体はみんな仲良さそうだったので、彼らが支えになっていたらいいなあ。
ハイキュー!!
やっぱ赤葦って思っているより変なやつだよね…。
というのを監督とマネちゃんまでやっていて笑った。
赤葦が冷静に木兎の状態を見極めてこれまで勝ってきた、というのは事実だと思うんだけど、自分のおかげで木兎が勝っていた、とまで言うのは傲慢だということかな。
一年生セッターがネット越しの圧に負けそうになっている一方で、その圧をさらりとシカトしてる赤葦がかっこいい。
今週の話でも影山と比較して触れていたけど、赤葦は派手なプレーをしない分、淡々と仕事している風なのが職人気質って感じで良いよね。
鬼滅の刃
カナヲちゃんまで現場に来ているっぽくて、あの臆病者自身も落ちたトラップはいったい誰をどこまで巻き込んでるんだろう。
現場はお館様の隠れ家だし、あの場にいた柱+炭治郎くらいだと思ってたんだけどな。
しのぶさんが仇敵を見つけて、どう見ても死亡フラグ立ってる。
あるいはギリギリでかばってカナヲちゃんが死にそう…誰か助けに来てくれるだろうか…。
これまでの柱と上弦のパワーバランス見るに、柱は二人いてもギリギリ足りないくらいだと思うんだよな…。
約束のネバーランド
久しぶりにこの漫画にびっくりさせられた。
ここでノーマン出すかー!
かなり手足が伸びて大人になってる気がするけど、作画の不備じゃないよね?
エマもレイも、2年経ってもさほど見た目変わってないんもんな。
その2年という時間を考えてもかなり大人になって見えるし、これまでノーマンがいた場所とエマたちのいた場所で、時間の流れが異なるとかだろうか。
明確に「別の世界」の存在が明言されている作品だしね。
ちょっと前の、ミネルヴァが戦闘要員つれて劣悪な農場潰してた回とか今見返すと、シルエットがどう見てもノーマンだった。
ノーマンが生きてることは覚えてたけど、完全に体型が大人だったからそりゃ気付かないよね。
元々のミネルヴァが残したものをノーマンが引き継いでアジト作ってたのかなあ。
その割にシェルターは襲撃されてるし、結構謎が多い。
ノーマンが現ミネルヴァに到達した過程は結構期待できるし楽しみ。
ne0:lation
まっとうな人助け要素が入ってかなり読みやすくなったかな。
ただ新連載が合併号挟んで長編エピソードを5週かけて3話やるのはリスキーすぎねえかな!?
あと「今回僕は何も悪いことはしていない」って言ったまさにその次のページで警備会社にハッキングかけてるのはギャグなんだろうか。
Dr.STONE
Boichiの圧倒的画力だよ…何あの積乱雲の演出…。
硫酸のときもあったけど、自然物をモンスター仕立てにするのは少年漫画的かつわかりやすくて良いな。
あの画力がないと成立しないんだろうけど…。
龍水がすっかり良いやつに落ち着いていて嬉しい。
かなりの長旅になるだろうけど、船に乗っていくメンバーって誰になるんだろうな。
千空は当然として、クロムはじめ主要メンバーが抜けると今度は石神村まわりが手薄になって、治安が荒れたり司の冷凍庫を守れなくなったりしないだろうか。
そこをマグマに任せたりするのかしら。
乱波連弾
べるぜバブ、腹ペコのマリーの田村先生による読み切り。
マリーの1話を見たときのような、完成度と満足感の高い読み切りだった…この人単発で終わるエピソード作るの超うまいな…。
忍者(しかもオッサン)と高校生とピアノを組み合わせてどうなることかと思いきや、それをちゃんと成立させるセンスどうなってんだ。
忍者がピアノに焦がれる理由も、ピアノから離れた主人公が忍者を通してピアノに戻る過程も本当にちゃんと描かれていたし、女の子も可愛かった。
その上で鼻持ちならない連中相手に一泡吹かせる展開も爽快感あって素敵。
曲をジャンプ読者がわかりやすいCHA-LA HEAD-CHA-LAにしたのもユニーク。
音楽ってのは当然誌面には載せられないけど、読者が頭の中で想像できれば成立するんだなあ。
SKET DANCEで笑点のテーマに創作歌詞を載せて校歌をつくる回があったのを思い出した。
連載に向くかというと絶対向かないんだけど、単体でマリー全話足した分くらいの満足度はある良い読み切りでした。
あとやっぱりヤンキー出てきて笑った。
火ノ丸相撲
最終回かと思った…ものすごい盛りだくさんの決着だった…。
百千夜叉堕の強みは複数の選択肢で相手を揺さぶれること、という話が高校編であったけど、そこに大相撲で得た経験値も加算で生まれた「鬼丸相撲」という切り札。
どうせなら龍尾狩り以外の技も入れてほしかったけど、草薙相手にやるにはあれがベストだったか。
食戟のソーマ
前に朝食対決で親父にやられたことをまんまなぞった展開で駄目だった。
第一関門で一回ミスってるのもあるけど、ソーマ弱くなってない?自分の力で料理の地平切り開いてなくない?
あの爆弾も開けると香気が飛び出す系の、葉山戦の焼き直しじゃねえだろうな…。