今週のジャンプ 2019年35号
今週号の表紙は先週号とつなげて一枚の絵になるデザイン。
こういうとき電子版はきれいな画像を作れてお得。
ハイキュー!!
烏野はファイナルセットに入ると大抵勢いづいてくるんですが、今回は相手が守備のエキスパートだけに中々ノれないですね。
特に今回は完全に星海のターン。
ユース編で見せてた星海セッターは今回見事に機能し、速攻を決めてみせる。
日向がこのレベルになるにはまだまだ時間がかかりそうですね。
第2セットであれだけ進化の可能性を見せつけたのに、全然勝たせてくれねえなこいつら!
ブラッククローバー
ラデスの魔法によるパトリの復活、初代魔法帝との別れなどかなり重要度の高いエピソードが並んでいたんだ。
並んでいたのに、それらの印象を全部塗りつぶしてしまう魔法帝の復活よ。
あそこまでやられて普通生き返るか!?
しかも若返って!!
ショタ魔法帝なんて想定しとらんかったよ!!
これでまた実績積み放題だね!
この人絶対魔法帝の立場捨てて黒の暴牛入るわ…。
Dr.STONE
親父がもう本当尊い。
宇宙飛行士という科学の最先端にいた男の矜持でもあったし、可能性に満ちた最先端にいた男の末路の話でもあった。
人類が石化しなければ、この親父はもっと色々なことを成し遂げて居たんだろうなあ。
それが砂金の粒を集めて終わったという悲しさでもあり、巡り巡ってここが今科学の最先端。
次の時代を生きる千空は親父の手柄を使って、科学をさらに先の時代へ進めてくれるのだ。
科学と魔法の格闘家たち
村田作画による特別読み切り作品。
けっこう期待していたんだけど、これがもう驚くほどつまらない漫画だった。
唖然とした。
二人の格闘家がいっぱい修行して戦ったら主人公が勝ちました。
以上のドラマが何一つなかった。
ストーリーの中に起承転結も伏線もどんでん返しも何もない、平坦なだけの漫画だった。
こんなことある?
アクタージュ
ようやく夜凪チームがまとまって動き出しました。
結成までのひと悶着をちゃんとやったおかげで、すでにチーム全員のキャラが立っているのが良いですね。
王賀美さんいいなあ。この人喋るたびに好感度あがっていってない?
その場にいるだけで価値があるとまで言われた俳優だけど、ちゃんと漫画として作劇の上でも存在感を示せているの凄いよね。
順風満帆な夜凪チームに対して、百城チームはどう動くんだろう。
今回明確に百城チームが最終的に勝つ流れで展開させてるよねお話。
ふたりの太星
ハガデス。
芳賀くんはさあ…一人だけ別ジャンルの漫画の人?
レガート・ブルーサマーズかお前は。
正直めちゃくちゃ笑ったし、彼含め当面のライバルらしいキャラがちゃんと出てきて、だいぶ安定感が出てきた気がする。
この漫画、主人公二人に焦点絞られすぎて、世界が異様に狭かったんだよな。
ヒロインと思しき幼馴染さえまともに出番ないもんな。
神緒ゆいは髪を結い
静岡県 死のヴァイオリンスケバン 橘城アヤ子!!
本当この漫画面白いな…鍵人さんと白ゆいの淡いラブコメ感も、黒ゆいとの王道少年漫画感も、死のヴァイオリンスケバンのコミックホラー感もたまらない。
アオリの「デス・カプリチオの幕が開く――!」もノリノリすぎる。
ちゃんとアンケート入れて応援していこう…。
最後の西遊記
また濃いめの設定語りだったんだけど、今回は語ることメインにした恩恵があったと思う。
龍之介の母の、クソ親父の苦しくてしんどくて聞くのもつらい回想シーン。
こんなんちゃんと物語として展開されたら読者は死んでしまうわ。
と思う一方で、鍛錬の成果から人間らしい感情を失っていった男が一人の女性と出会って父親になるまでの物語と考えると、ちゃんと読みたくもある。
こういうのめっちゃ好き…ダイジェストでなく読みたかった…ジャンプじゃ絶対受けないけど…。
ビーストチルドレン
割と順調にラグビー部ストーリーをやっていて、やっぱ初期の頃とは打って変わって好感度高い。
掲載位置は最下位だし、相変わらずラグビーのチームプレイというものは見せてもらえてないけど。
ちゃんと主人公以外の部員にスポットライト当たり始めたからだろうかね。
部活感が出てきたのはいいね今部活モノないし。
一話の時点でラグビー部入部して、3話あたりで無理やり試合に出してもらって、今のセブンスの参加選手集めを7話あたりでやってたらもっと上位行ってたと思うなあ。
本当、4話くらいまでラグビーがどんな競技かさえ漫画の中で語られないのは狂気だった。
何も知らない人が見たら、人が人へ突進するだけの競技に見えるぞ序盤の話。
というか肝心の主人公が、ラグビー=タックルするための競技みたいに思ってるのがいけないんだが。
この余裕ぶりを見るに、やっぱりある程度打ち切りなしで連載させてもらえる約束でもあるんだろうか。
誌面の一番底でこんな悠々とチームメイト集めてるスポーツ漫画初めて見たわ。