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ドラゴンクエストHEROS 感想とキャラの使い方メモ

2015/05/10

もう続編の発売も公表された中で何なのですが、
最近やっとじっくりプレイできたのでドラクエHの感想を書いておきたい。

そして何より、キャラの使い方について書いておきたい。
ちょっとやらないでいるとすぐどういう戦い方すればいいか忘れるんだから。

ドラゴンクエストHEROSとは

本作はすごい端的に形容すると「ドラクエ無双」という言い方をよくされていますね。
ドラクエ初のアクションゲーム(剣神ってアクション?)でして、マップ上に大量に現れるおなじみのモンスターを通常攻撃や特技・呪文で蹴散らしていく爽快感溢れるアクションです。

鳥山明・堀井雄二・すぎやまこういちという3拍子が揃っていればもうドラクエですが、それ以外にも「あぁ、これはドラクエだ!」となる要素がいっぱいで、全く新しいジャンルのドラクエにも関わらず、むしろ歴代ファン向けの要素がいっぱいつめ込まれています。

ジャンルが変わっても変わらない『ドラクエ』感

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割と序盤から参戦してくれるテリー。
DQ6での評判を覆すかのように今回は強キャラです。主人公を食うレベルで強い。

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ザラキ。
FC版4のザラキネタがもはや公式にも認知され、ついに今回必殺技に。
ちゃんとアリーナに振り回されます。

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おなじみの荒くれも店員として登場。
ちゃんと乳首もあります。

登場するモンスターは当然歴代シリーズに登場したモンスターばかり。
ホイミスライムがさまようよろいと一緒に出てきたり、ばくだんいわはこちらから攻撃しない限りようすをみているだけだったり、とあちこちに細かいこだわりが見られます。

武器もおおむね歴代に登場する武器を使えるのですが、3D化の影響かデザインがあちこち変わっています。
これはDQ8の頃からありましたが、かつて攻略本で憧れたユニークなデザインから無難なものに変わってるんですよ…。
ドラゴンキラーって言ったら腕にはめて使う武器だろ!?なんで普通の直剣なんだよ!
いや専用モーション用意しなきゃいけなくなるのはわかるけど!

ちなみにBGMは基本的に歴代曲が使われており、例えばメイン拠点はDQ3のフィールドマップBGM。
戦闘BGMも、マップによって歴代の戦闘BGMを満遍なく聞くことが出来ます。

操作感について

アクションの操作感はかなりシンプル、かつ難しいというよりは爽快感に寄ったつくり。
並居る雑魚は気持ちよく蹴散らしつつ、中ボスにはちょっとした工夫を求められたり、など。

ゲームとして難しいということはなく、またレベル制のため適当なマップでレベル上げをしておけばどうとでもなります。
一部防衛ミッションは中々手間取らされますが、ハイテンションモードを惜しまず使えばOK。あれを節約しようとすると難易度が急上昇します。

ハイテンション

テンションゲージは戦闘中ダメージを与えたりすると溜まっていき、MAXになるとハイテンションモードになることができます。
ダメージアップ・被弾時の怯みなし・○ボタンかゲージ切れで自動で「ひっさつ」が発動、と一気に火力を上げて敵を殲滅することができます。
ひっさつはキャラクターごとに全く異なるバリエーションが用意されており、マップや敵のレイアウトによって多少の向き不向きがあります。

モンスターコイン

また本作独自のシステムとして「モンスターコイン」というものがあり、倒したモンスターからたまにドロップするコインを使用すると、そのモンスターが自軍として戦闘に参戦してくれます。

一発呪文を唱えたり攻撃して消えるタイプと、戦場に残って戦ってくれるタイプの2種がいます。

いわゆる仲間モンスターシステムをアクションゲームに転用させたもので、おなじみのキラーパンサーやバトルレックスが戦闘を手伝ってくれます。
無双系だけに戦場が広く、手が足りなくなる事が多いので、モンスターの使い方次第で難易度がそこそこ変わってきたりしますね。

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キラーマジンガとの戦いに2体のキラーマジンガを呼び出したシーン。
DQ6では数多の主人公たちをぶち殺してきたマジンガ様ですが、仲間になると頼もしい!
ちなみに名前は規定のものからランダムで決まる様子。

評価点

こればっかりはプレイしてもらわないとわからないのですが、何よりゲームのあらゆる要素に「おなじみのドラクエ感」が漂っているのが嬉しい。
今までと全く違うジャンルでできているのに、ちゃんとドラゴンクエストになっています。

各キャラの3Dモデルもちゃんと鳥山デザインを違和感なく再現していますし、使える呪文・特技も基本的に歴代に登場したものから使うことが出来ます。
アクションの都合上オリジナル技も結構ありますけど。

あとはこういうアクション系において、割と需要があると思うんだけど中々実装されないものとして、本作には完全無制限のフリープレイがあります。

一度クリアしたエリアでのフリープレイはミッションの完了条件がなくなり、ひたすら飽きるまで戦い続けることができます。

錬金素材集めやレベル上げのために狙ったモンスターを狩り続ける必要がありますので、いちいち拠点に戻されずひたすら戦い続けられるのは非常にありがたい。
使い慣れないキャラの練習も気軽にすることができます。
これが本当にありがたい。

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あとはクロスオーバーぶりですね。
拠点ではキャラクターと自由に会話できるのですが、ストーリーの進行度によって台詞がどんどん変わっていきます。
特に新しい仲間ができたときは、皆がそのキャラの話をしてくれたりします。

不満点

回復の手段が非常に少なく、戦闘中ヘタを打つとジリ貧になりがち。
回復にはホイミストーンという、回数制限でホイミ系呪文が使えるシステムがあるのですが、これを使うには1回使うごとに教会に寄付をしないといけないとか、非常にめんどくさい。
最大9個くらいまで持つことはできるのですが、どうにも不便。
使用回数を回復させる寄付がストーン1個ずつしかできないのも手間。

薬草など回復アイテムは倒した敵からのドロップか、フィールド上の壷などからのドロップのみ。
自分で買って持っておくことができません。

更に回復用の特技・呪文がゼシカのハッスルダンスかテリーのミラクルソードのみ。
しかもミラクルソードはテリーの自身しか回復できないため、自由に使える回復手段は、実質ゼシカのハッスルダンスのみ。

ここまで回復に厳しくしなくても良かったんじゃないかなあ…。
アクション苦手な人が、回復のごりおしでプレイしたいときってあると思うんだけど。

あとはロード!
私はPS3版でやっているのでPS4ではどうなのかわからんのですが、ロードが結構長いです。
拠点に戻るときとフィールドに出るとき、つまりマップの読み込み時がかなり長いです。
その分拠点内ではロードはないし、マップ上でも処理遅れなどは見られないです。

キャラクター感想

それなりに使ったキャラのみですが。

アクト

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主人公。剣士タイプで炎技を多く覚えます。
メインの舞台となる王国の近衛兵隊長ですが、物語が進むにつれて徐々に勇者としての役割を得ます。
そのためデイン系が使えたり。
また唯一ルーラを使うことができます。

関係ないけど松坂桃李くんの声の演技すげー上手くてびっくりした。
やっぱ一年間戦隊ヒーローやってたおかげなんだろうか。

バランスの良い剣技と特技で、適当に戦っても勝てる初心者向けキャラクター。

自分の前方広範囲を吹き飛ばす「れんごくぎり」の使い勝手が特に良く、魔物が湧いてきたところに打ち込むとそれだけで大ダメージ多段HITが確定。
スキルの「会心の一撃でMP回復」を付けておくと、大抵MP的にも黒字になります。

もう困ったら「れんごくぎり」撃っておけばOKレベル。
一方で発動に若干タイムラグがあり、足の早いボスなどには満足に当たりません。

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「かえんぎり」は範囲が狭いかわりに火力が高く、体の大きなモンスター向け。
スキルを振るとこれも多段HITするようになり、火力が更にアップ。
こちらは出が早いのでボス向け。「れんごくぎり」と使い分けましょう。

「デイン」系は若干MP消費が激しく、多用はできません。
ただし本作ではマシン系モンスターをダウンさせるのに雷技が必須で、そのため最低でも「デイン」は覚えておいた方が得策です。

ひっさつは「ギガブレイク」。
アクトの前方広範囲に大ダメージを与える技です。
この技に限らず、特に当てたいボスなんかは動きが早いため、ギリギリで効果範囲外に出て行ってしまったりということが割と頻発。
要注意。

ジュリエッタ

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CVみかこしのお姉さん。
ブーメラン使いで、遠距離から削るのがメインの戦い方。
状態異常を回復させることができるのはジュリエッタだけ。

性能としては基本的に魔法使いタイプで、最前線に出ることはなるべく控えましょう。
ブーメランはキャッチの瞬間、紫色に光るエフェクトが出たタイミングで□or△を押すと瞬時に再発射できます。
このデュアルカッターが早さ・威力ともに充実していて、ジュリエッタのメイン武器になります。

特に空中でキャッチ時に足元へ再発射するエアロ・デュアルカッターは強力で、上空から相手の反撃を受けず一方的に足元を蹴散らすことができます。
これ連打してるだけでも余裕をもって戦闘を有利に運べます。
大体一回のジャンプで3回まではエアロ・デュアルカッターを撃てます。
他にも通常ジャンプ時攻撃の、足元へ銃弾をばらまく技も強力なので、基本的に空対地で戦うと楽です。

特技の「バーニングバード」は設置型の技で、自分の前方に自動で動き続ける炎の鳥を呼び出します。
ジュリエッタは距離をとって戦いたいキャラなので、これだけ設置したら離れて遠方からブーメラン、が便利。

さらにこの「バーニングバード」に「バギ系」を重ねると、火炎竜巻となって威力がアップします。
MP消費は大きくなりますが、これを設置してヒット数を稼ぎながら後退すると安定します。

もう一つの特技である「パワフルスロー」は自分の正面直線上をなぎ払うブーメラン技。
本作はマップが広いので、これを入れておくと敵の侵攻を一気に食い止めることができます。
何より大量のモンスターを一発で吹き飛ばすのは爽快。
ただしブーメラン技な分、発射地点と同じ高さに飛んで行くので、高低差のあるマップでは死に技。

ひっさつの「情熱バズーカ」はダイ大に出てきた魔弾丸のような武器で、前方に魔力弾を打ち出して大ダメージを与えます。
左右・後方には当たり判定がないので、立ち位置の調整が必要です。

ヤンガス

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ドラクエ8からのゲスト参戦。斧を振り回すおじさんです。
完全に戦士タイプの大火力アタッカーで、特にボス戦で有利。
大半の攻撃をタメることができ、相手がふらついているときに決めると他のキャラには出せない大ダメージが連発できます。

MPの少ないヤンガスにはちょっとキツイのですが、何より便利なのが「かぶと割り」。
ダメージを与えつつ相手の守備力を下げることができ、パーティ全体の火力支援が可能。

「くちぶえ」でヘイトを集めて敵を自分に寄せるとより効率的です。
これで守備力を下げてからの最大タメ魔神斬りとなると、安定して500オーバーのダメージをたたき出せます。

「蒼天魔斬」は「パワフルスロー」と同じく直線上に届く遠距離攻撃ですが、「パワフルスロー」と違って衝撃波が地面を張っていくので、複雑な地形でも安定して当てられます。
その代わり当たり判定の横幅がパワフルスローより狭いかな?

ひっさつの「オノむそう」は自分の立ち位置を中心軸に広範囲にダメージを与える技で、ひっさつの中ではとびきり当てやすく、またかぶと割りを併用することで火力アップも狙えます。
多分一番便利。

ビアンカ

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ドラクエ5の嫁候補の一人ですね。
今回はムチキャラにゼシカがいる分、弓キャラにされました。
5に唯一登場する弓武器のビッグボウガンも装備できなかったのに…。

さて、弓キャラということで、ジュリエッタ同様遠距離攻撃が基本となります。
メインウェポンの○で撃てるショットはタメの深度によって性能ががらりと変わります。

ノーマルショット
弱いけど連打OK。雑魚モンスターは当たれば怯むので、足止めに使えます。

ブラストアロー
ちょいタメ(手元が赤く光ります)。矢が爆発して広範囲ダメージ。射程が短く中空で勝手に爆発したりします。

マルチアロー
更にタメ(黄色く光ります)。横一列に放つ矢。敵が広がっているときに便利。

ストロングアロー
最大タメ(青く光ります)。画面の奥まで一直線にひたすら貫く矢。遠くから一方的に撃てます。

このバリエーションを覚えておいて、状況に応じて使い分けましょう。
これらはMPを消費しないので、撃ちまくってOKです。

特技の「サンダーボルト」は雷技で、デイン同様マシン系を停止させられます。
設置型の継続ダメージ技のため、扱いとしては「バーニングバード」と同じ。

「さみだれうち」は追尾矢で敵を追ってくれますが、MP消費が大きく多用はできません。
しかし敵を追ってくれるので、メタル系狩りにいいとか。まだ試してません。

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「メラ系」は近距離射程で弓と戦線を共有できず、使いどころが難しい。
接近されてしまったときに牽制として撃つくらいでしょうか。
ただメラゾーマの大火球はめちゃかっこいいので一見の価値ありですよ。

ひっさつは「思い出のリボン」。
おなじみビアンカのリボンを使ってゲレゲレを呼び出し、直線上にダメージを与えます。
リボンのデザインが昔の攻略本に乗っていた黄色いのと違う…。

フローラ

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同じく嫁候補の一人です。
本作最大のトリックアタッカーで、戦い方がかなり特殊。

代わりに慣れれば最大効率でダメージを与え続けることができます。
もちろん魔法使いタイプで、多分一番貧弱です。

まず通常攻撃がほとんど火力がなく、代わりに当てるとMPを回復することが出来ます。
フローラの特技はMPを継続的に消費して使う設置側の技がメインのため、この回復を定期的にしないとすぐ息切れしてしまいます。

△で撃てるマジカルボールはスローに飛んで行くシャボン玉のような技で、当たると継続的にダメージを与える他、△長押しで爆発させ範囲ダメージを与えます。
この技は打ち切りの技ではなく、しばらくフィールドに残りますので後述の特技と組み合わせるのがメイン。

まずは「メイルストロム」。
これは単体で火力は一切なく、代わりにモンスターを引き寄せ一箇所に集めることができます。
ボスには効きませんが、ボストロールやキラーマシンなど中型のモンスターまでなら有効です。

そして「ミラクルムーン」。
「バーニングバード」や「サンダーボルト」同様設置技です。
これを「メイルストロム」で集めたポイントに打ち出すと、集めた敵全員にまとめて継続ダメージを与えられます。

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更にここにマジカルボールを当てると、更に多段ヒットして、テンションゲージがあっという間にMAXまで貯まります。

ひっさつは「ビッグバン」。
前方の広範囲に爆発させる技なのですが、事前に「メイルストロム」を撃っておけば勝手に敵が固まってくれるので、そこに打ち込むことでほぼ確実に当てることが出来ます。
他のキャラよりも圧倒的に安定して当てることができるんですね。

その代わり弱点もあって、フローラの運用はとてもCPUには安定させることができず、普段は他のキャラで戦っていざフローラ、と操作キャラを切り替えるとMPが残っていなかったりします。
加えて非常にHPと守備力が低いため、油断すると一瞬で死んだりします。

また戦い方の基本が全て「メイルストロム」基準なので、これが効かないボス相手にはロクに戦えません。
マジカルボールはとても足が遅いので、機敏に動くボスには早々当たらず、「バイキルト」で他のキャラをサポートするか、MP消費の激しい「イオ系」を撃つかしかできず…。

とりあえず使い慣れたキャラはこれくらいかな。
フローラはトリッキーな分頑張りがいがあって、使っていて楽しいです。
余裕をもって回すだけのHPがなくなるとヤンガスに切り替えてゴリ押したり、距離を取ってジュリエッタやビアンカで削ったりします。

できればまだまだやり込みたいと思っているので、情報がまとまったらまた記事を書きたいですね。

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