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ガンダムマーカーエアブラシシステム

2020/06/14


だいぶ久しぶりの更新になってしまいました。
今日紹介するのはガンダムマーカーエアブラシシステムです。

内容物


中に入っているのは
・エアブラシ
・エア缶
・エアホース(PS細という規格らしい)
・エア缶用調整バルブ
・ガンダムマーカー用替芯(3本)

ということで、肝心のガンダムマーカーは同封されておりません。
別途購入する必要があります。
これを置いているお店にはほぼ100%ガンダムマーカーが置いてあると思うので、合わせて買っていきましょう。

使い方

私にとってはこれが初めてのエアブラシ。
YOUTUBEのガンプラモデラーさんの動画なんかを参考にして、予習してからはじめました。


まず、エア缶の蓋をあけて、エアー調整バルブを接続します。
ねじ式で、きっちり閉まるまで回します。

写真撮り忘れたけど、エア缶の蓋の中は細長い管が一本立っているだけです。
そこに差し込んで装着させます。

このとき、エアー調整バルブの先端は外しておきます


続いて、エアー調整バルブの横穴とエアブラシを、エアホースで接続します。
どちらも同じ規格なので、どっちの先端をどっちに…というのはありません。
ここもねじ式になっています。

ここの締め方がゆるいとエアーが抜けたり、故障の原因になるので、締めすぎて壊さない程度にきっちり締めましょう。


ここで、エアー調整バルブの先端に、エアーの強さを調整するピンを接続します。
これもねじ式。

これを締めていくと、エア缶から少しずつエアーが吹き出してきます。
なので、ホースで繋いだエアブラシのトリガーを引きながら少しずつ締めていきます。
エアブラシからシューと空気の出てくる音が聞こえてきたら、それでOKです。

私は最初勘違いしていたのですが、このバルブを最大まで締めてエア缶の圧を最大にすると、エアーが強すぎて塗料が綺麗に飛ばないどころか、エアホースがぶっ壊れます。
パァン!と激しい音をともにホースから金属パーツが弾け飛びます。


具体的にはこんな有様。
本当に怪我の元になりますのでご注意ください。

少なくともガンダムマーカーエアブラシでは、エアーはシューという音が聞こえてきたらそれでOKです。
実際に吹いてみて、エア圧が物足りないと思ったら徐々に強くしていきましょう。

これに限らず、ガンプラ周りの作業というのは「とにかく弱く力を抜いて、徐々に強くしていく」のが基本です。ヤスリがけとかモールド彫りとか。


エアーが出てくるのが確認出来たら、トリガーを抑えるのをやめて(過剰な圧でなければ、エアーはブラシの根本まで来て留まります)、マーカーの先端にインクが充填した状態のガンダムマーカーを設置します。

基本中の基本ですが、マーカーはしっかり振って撹拌しましょう。
特に今回使っているガンメタルは、メタルの粒子が綺麗に混ざらないとみっともないことになるので、普段の倍は振り回して撹拌します。

先端への充填は、ペン先をなにかに押し付けるとじわじわ染み出してきます。

ペンの設置は、ペンの先端がエアブラシの先端に当たるくらいの位置にします。
この辺は説明書に詳しく描いてありますので、きちんと読んでおきましょう。
ペンの差し込みが浅すぎるとインクは飛びませんし、深すぎるとペンにエアが当たって左右や下にインクが飛び散ってしまいます。


というわけで吹いてみたのがこちら。
まだ不慣れなので、塗膜が厚いしメタルの粒子もちょっと荒いですね。
なんで一番ミスの目立つガンメタなんてカラーで試し吹きしたんだろう…?


一方、青を吹いてみたパーツがこちら。
こちらは割と塗膜も発色も綺麗に出ていると思います。

この目のさめるような青!ガンダムマーカーって本当にいい色していますね。
ペンという構造だけが、この美しい青の邪魔をしていたのだ。

使用感について


とにかく手軽。高コスパ。そして何より、お片付けが楽。
ガンダムマーカーエアブラシシステムは、エアブラシ塗装に初めて挑戦したい人にとっての一歩目にふさわしいアイテムです。

ダンボールの中に布を敷いたくらいの塗装ブースでもなんとか塗装出来て、塗料はマーカーの中に収まっていて、終わればキャップを閉めるだけ。
(当然吹き戻しはあるので、マスクをした上で部屋の換気をしながら作業してください。)

ガンダムマーカーは種類もそれなりに多く、特に元のカラーに合わせて塗るだけならメーカー側が専用カラーを調色してくれています。
ガンダムのトリコロール、シャア専用カラー、ティターンズカラーなど。

自分で調色できないという欠点こそありますが、それを補ってあまりある利点が確実に存在します。

弱点

先端に充填させたインクを吹き付ける、という構造上、適宜マーカーを外して先端にインクを充填させる作業が発生します。
案外頻繁にやらねばならないというほどのことはありませんが、例えばRX-78-2の場合だと白以外は一発で塗装できるかなという具合。

なので広い面積の場合は缶スプレーで塗装をして、要所をガンダムマーカーエアブラシで塗装するのが良いのではないでしょうか。
先述のとおり発色がめちゃくちゃ良いので、ピンポイントを目立たせるのに非常に役立ってくれます。

また、もう一方の弱点として「エア缶を使う」という点があります。
エア缶は構造上使えば使うほど冷え、エア圧が小さくなっていきます。
缶は結露するし、温度が戻るまで結構時間がかかります。

これも「要所で使ったほうがいい」理由の一つで、あまり長時間連続で使用することは想定されていません。
どうしてもという場合はエア缶を複数用意しておくか、コンプレッサーを用意するかでしょうか。

アルコール塗料

また、溶剤を含まないアルコール塗料というのが、良くも悪くも影響を及ぼしています。
※ガンダムマーカーはアルコール塗料

まず強みは、発色の良さの割に塗膜が薄くなること。
モールドなどのディティールを潰すことなく、綺麗な色が塗布可能です。

一方で塗膜が薄く溶剤を含まない、ということは隠蔽力が低いということでもあります。
きちんとサフを吹いたあとなら良いでしょうが、サフレス塗装の場合はヤスリのあとが残ってしまうので、きちんと表面処理をする必要があります。
なお今回使った画像は全部サフを吹いた上から塗装したものです。

まぁ万能全能の塗料というのは存在しませんので、要点を抑えた上で、使うべきところに使うのが良いでしょう。

個人的にこの手軽さと、発色の良さはとてつもなく魅力的なのでこれからも使い続けたいと思います。

まとめ

これ3,500円で買えるんだぜ!?

いやもう、本当買ってよかった。
すでにエアブラシの塗装環境を持っている人には不要かもしれませんが、エアブラシ塗装の凄さをまだ知らない人間が使うには素晴らしいアイテムです。
前述の通り全能ではありませんので、要点をきちんと理解した上で、必要な場所に使うことを心がけましょう。

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