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今週のジャンプ 2021年18号

2021/04/06

一年以上ぶりのジャンプレビューでございます。
仕事が忙しくて長文を描く気力がなかったのが原因だったのですが、最近気分が転換できたので再スタート。続けられるかはわからんけど…。
久しぶりなので全タイトルレビューですが、普段は書きたい感想があるタイトルのみの掲載です。

ONE PIECE


実はもう鬼ヶ島乗り込んでから一年経ってるんですよね…なのに今なお幹部の撃破数ゼロ。
もうちょい話のペース早くならないかしら。
そういう意味では今回マムが場外に追い出されたので、これが状況動き出す最初の一手になるといいな。

今回は「覇海」を一瞬止めたゾロに素直に「ありがとよ…!」って言ってるキッドが一番面白かったです。
SBSで、感謝するシーンは照れとかなく素直にお礼言えるヤツこそかっこいいって話あったね。

逃げ上手の若君


毎週淡々と進んでいく感じがして、なんか感情移入出来なかったんだけど今週は面白かった。
一旦とはいえ諏訪氏の手元から離れたからだろうか。

ここまで、基本的な話の流れは全部諏訪氏の指示に従って動いてたので、今週やっと時行様が自分で行動した感じがあったのかな。
私は主人公には自分で物語を引っ張っていって欲しいタイプの読者なので、来週からちょっと楽しみです。

ブラック・クローバー


そうこのアスタさんのように…!

先週までナハトが死ぬほど追い詰められていた相手を、見開きを贅沢に使いまくって圧倒の一刀両断!これこそ主人公だよ!
見開きがめちゃくちゃ多くて読み終わるのも一瞬だったけど、溜めに溜めた分の爽快感でもう何も気にならん。来週もこんな感じでもう一体を瞬殺して欲しい。

ただやっぱりユナイトのデザインはちょっとださいと思う…。

Dr.STONE


科学王国シリーズ最大の窮地に、状況を逆転させる最後の一手はまさかのホワイマン。
改めて自分たちで地球全土を石化させるという反則級の裏技で、コーンシティから南米組の命を救うウルトラCでした。
コーンシティ側でもメデューサの電池再生実験をやっていたのはこういうことだったんだなあ。

果たしてメデューサは起動したものの、この後一体どうやって復活するんだろうか。
千空たちは復活液持ってると思うけど、宝島編と同じやり方で光線を回避するのかしら。
死んでしまったと明言されちゃった氷月はもう助からないのか、とかその辺も。

あと襲撃受けてから、逃したチェルシーとルーナ、敵部隊を偵察に行ったまま帰ってない羽京だけは戦地にいないんですよね。
あるいは全員が石化したあと、フィールドワークのチェルシーとフットワークの羽京で1から復活液作ったりしてもいいかも。
科学は「誰がやっても同じ結果にたどり着く」という再現性の学問ですからね。

WITCH WATCH


急に半天狗が出てきてもう耐えられないくらい笑った。
しかも絵の雰囲気が結構原作に似ておる。

この漫画もここまで割とゆるい展開をやってきた感じがあるので、名有りのレギュラーキャラが増えたり、ニコを狙う何者かがようやく出てきたりで楽しみになってきた。
ただ今回は母親から届いた荷物だって言うから、魔女服の魔法は母親が仕掛けた試練みたいなオチになりそうな気がする…。

夜桜さんちの大作戦


この漫画もいつの間にか長く続いていて、今や呪術廻戦の次に長寿の連載となっていた。
ちゃんと家族の出番を増やすようになってからだいぶ面白くなってきたのでとても良いと思う。
あとこの漫画バトル展開をあんまり長く引っ張らないのもいいよな。今のシリーズも1戦あたり1,2話で進めてるし。

前の学校舞台にした短編のときもそうだったけど、七悪は太陽といい感じに兄弟感のあるやり取りをしてくれるのが好きだ。
今の所きょうだいキャラの中では一番好き。

マッシュル


後々のメインキャラになりそうな二本線との勝負回。
人材管理局の局長やってる神覚者って、確実に卒業後のマッシュの直属の上司になって仕事振ってくる枠確定でしょ。

そして魔法学校の最終試験がガチンコのタイマンバトルでしかも主人公は一戦目というのが話早すぎる…。
普通仲間キャラのバトルとかやって場を温めたりするだろ…この漫画スピーディ過ぎる…。

プーコラ保護区!!


ギャグ読み切り。でかくて可愛い…かわいい?怪獣VSヒーロー(ヤンキー)のバトルをするようでしない漫画。
まぁまぁ面白いけどまぁまぁくらいの面白さだった。

2.5次元の誘惑


ジャンプ+のちょいエロコスプレ漫画の本誌出張版。

これは完全に私の自己責任なんですが、最近こういうオタクネタをあちこちに散りばめたタイプの漫画が読みづらくなってきた。瞬間移動のくだりとか、ニチアサのくだりとか。
ハヤテのごとくとかケロロ軍曹とかそういうのが、脂っこい料理を食べたときみたいな疲労感を覚えてしまう…。

漫画自体は+で、時々主人公の闇の深い描写をしていたのがすごい好きです。
コミカルでエッチな漫画にしれっと差し込む暗い描写大好き。

僕とロボコ


正直最初はこの作者の連載始まるのキツいなー…と思ってたんですよね…。
というのも、ロボコより前の読み切りは「めちゃくちゃな主人公が常識人な周囲に迷惑を掛ける」フォーマットをひたすら繰り返すタイプだったので、正直読んでいて不快な気持ちの方が多かったんですが。

それがロボコでは何があったのか一転して、読みやすく平穏で時々狂っているというお手本のようなギャグ漫画に化けました。
正直今のジャンプ連載陣だと4番目くらいに好きだし応援してる(上は呪術・石・アンデラ)。

特に私はガチゴリラやモツオとボンドが仲良くしてるパートが死ぬほど好きなので、今週のも実にツボだった。
掲載位置も真ん中ちょい上あたりで安定してる印象があるので、今後も応援してるしアンケも入れておきます。

SAKAMOTO DAYS


2020スタートの漫画としては、ロボコと並んで推している漫画。
劇的なストーリーとか緻密な伏線とかはないんだけど、圧倒的な画力と構図力を使ってアクション要素のあるコメディをやってるのがめちゃくちゃ好き。
バトル展開に行ける素養も用意しつつ、地元商店街からめったに出ないこのバランス感覚が良い…。

1話の頃と比べると坂本がシンをそこそこ信頼してるシーンが増えてきてるのが良いですね。
あと坂本はライフル弾を素手で弾くのやめたほうがいいよ…何なんだよお前…。

アンデッドアンラック


久しぶりにシェンが登場してて嬉しい。
一瞬で出番が終わった兄弟子は置いといても、キョンシー操ってる奴はどう見ても師匠。
フードで顔を伏せるほどの伏線じゃない気がするけど、何かまだあるっぽいかな。この師匠もキョンシーで、師匠を倒した奴が隠れてるとか。

しかしあれだな。
シェン回が嬉しくてサマーのこと忘れそう。

破壊神マグちゃん


邪神の口から出る「人でなし!」がもう面白すぎる。家出を決意した恐るべき邪神。

遠大にして凶悪な設定でバカやってるだけで面白い漫画なのでちょっとずるい。
そして労働から離れることで、改めて自分の心境がかつてと変わっていたことに気付くといういい感じのオチをわずか2ページで済ませる恐るべき邪神。家出してちゃんと人間的成長をおさめて帰宅してんじゃねえ。

クーロンズ・ボール・パレード


この令和の時代に部員集めから始める野球漫画を見れるとは思ってなかった。
先週までで7話までやって、1話のセレクションと1打席勝負以外に野球をやってないという、実質部員勧誘漫画。

せめて野球やれよと思っていたら、今週急に野球が始まった。野球漫画みたいなことしてんな。

1話の試合描写は悪くなかったので、試合展開自体はそこそこ期待してるんだけど、今回の主役であるショートの虚言癖がどうしても好きになれない。
人のために嘘をついているとかじゃなくて、結局のところ自分本位のわがままのみで他人に迷惑かけてるのがしんどい。
先週まで怪我した親を想って野球諦めようとしてたスラッガーの話やってたのになあ。

高校生家族


正直スタートダッシュはいまいちだったんだけど、親父がバレー部入ったくらいからぐんぐん面白くなってきていると思う。
ギャグがちゃんと面白いのに加えて、今週の一瞬見えた未来の光景があまりに良すぎて、この漫画青春要素メインでもやっていけるのでは…?!と思わされつつある。
親父はバレー、息子はテニスで頑張ってたら母ちゃんはチア部とか入りそうで、これは息子はうかうかしてられないぞ。

アイテルシー


相生さんがメインで動いてるうちは良いんだけど、先々週あたりに出てた鏡野日があまりにテンプレ小悪党キャラだったので、今見ているエピソードはそこそこ楽しいけど、物語の先にだけ期待ができないという初めての体験をしている。

他人のことを作品のテンプレ登場人物と罵倒する犯罪者、というテンプレキャラなのは狙ってるのか天然なのかわからないけど、このまま作品のストーリーが鏡野日に収束するならガッカリだと思う。
早く退場させて本当の黒幕を出すか、未来永劫出さないまま相生さんのおかしな犯罪者捕物帖漫画になるなら応援できる。

特に崖から落ちそうになった人を助けるシーンで、僕はいいから手を離してって言われて素直に手を離せるキャラは今まで見たことなかったので、本当この主人公の個性については結構期待してます。

あやかしトライアングル


以前腹ペコのマリーは短期打ち切りに終わってしまいましたが、こっちのTS漫画はさすがの安定感。
邪馬台幻想記に回帰したようなキャラデザインやフェチに寄ったセクシーシーンがとても好みで、この漫画も結構応援しています。

アクションパートのかっこよさはさすがの矢吹健太朗。
果たしてこの漫画にはヤミちゃんは出てくるんだろうか。

すずがあやかしの王になると決めてから急に面白くなった感じがする。やっぱ物語には目標があると良いんだろうな。

灼熱のニライカナイ


この漫画もポセイドン周りの設定が出てきてから急に面白くなってきたと思う。
ここ1,2ヶ月は毎回ちゃんと読んで、先の展開も結構気になる感じになってきた。あと私は個人的に、神と人が接点を持つような話が大好きです。

掲載位置が下位安定で先はなさそうかな―と想ってたんだけど、今週の表紙ページに既刊重版ってあって、もしかして意外とまだまだ行けるのだろうか。
海底遺跡、海神の手足、海の神をまつる新興宗教とそれを追う公安、チャコの存在など、正直スゲーわくわくする要素がみっしり詰まっている漫画だと思う。
田村隆平の漫画はシリアスやる土壌が出来上がっても、真正面からシリアスやるのを照れてるみたいにギャグで茶化す感じがあるので(べるぜのラストバトルとか)、今回は最後までシリアス要素をきちんとやりきって欲しいな。

きょうせいキノコ


新世界漫画賞という賞レースの入選作品らしい。
先週号の予告にいなかったので「プーコラ保護区!!」とこれはヒロアカ休載の代原だろうか。

なかなか味のある漫画だったけど、人間に触手(菌糸?)伸ばして栄養吸い取るキノコの存在を無条件で肯定してる市民の方が怖くて感情移入できなかった。
キノコ排除派の言うことには実際に命を吸われたって根拠があるけど、共生派はそれで客が来てるし…程度のことしか言って無くて、なんかバランスが悪かったように思う。

冒頭の「あれ(キノコ)の栄養はどっから来てんの?」「栄養云々は土壌からで足りてんの!」って会話を見るに、キノコが人間から命を吸ってるのは共生派も知らなかったんだろう。
演出の怖さを見るに、キノコと共生しても破壊しても街に未来はなかったと思うし、そういう行き詰まりというか人類側に選ぶ余地がないっていうホラーの漫画だったんじゃないだろうか。

アオリ文でキノコと共生できる未来もあった、って書いてあるけど、そういう「乱暴な選択をしたことが死となって返ってきた」みたいな教訓漫画じゃないと思うこれ。

仄見える少年


現状唯一読んでなかった漫画。
主人公もヒロインもなんか人間味がなかったような感じがしたんだよな。多分絵に表情のバリエーションが少なかったからだと思う。
もっと殺伐としたジャンルの漫画の方が相性が良いんじゃないだろうか。
霊や妖怪と闘う漫画も氾濫しきっていて、新鮮味がなかったなあ。「霊怪」って単語の苦しいオリジナリティが苦しかった。「怪異」って単語は化物語が使ってるからね…。

BUILD KING


しまぶーの新連載が、まさかこんなつまらなくてありきたりで掲載順ベタ底安定になるなんて思ってもみなかった。
ハリケーンを抜けるまではちゃんと面白かったと思うんだけど、そこを出てから一向に「建築物」にまつわるエピソードが無いんだよな
逆さ城のギミックは良かったと思うけど、それ含めても現状トリコに出てきたグルメピラミッドよりワクワクする建物が出てこない。

ビガーを色で属性分けしてきたのは、もう狙ってラストファンタジーやろうとしてんのか?ってくらいスベっていて悲しい。
なんでモノクロの漫画で色をモチーフにしちゃうの…。

急に体が大きくなったとんかちといい、これはもう死亡確定してそう。
新連載2本来るって予告ページにあったので、仄見えとこれが終わるのかなー。

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