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眼科に行ってきた話

2021/12/21

前回の更新からだいぶ時間が経ってしまいました。
特に深い意味はなく、仕事が忙しかったり文章を書く時間がなかっただけなのですが。

それはさておき、昨日眼科に行っていろいろな検診を受けてきました。
結論から言えば眼球には全く異常がなかったのですが、「初めて眼科に行っていろいろな目の検診をしてもらった」という体験が楽しかったので、日記としてしたためておこうかと思います。

マジでただの日記です。みんなに知っておいて欲しい目の病気の怖さ、とか良い眼科の見極め方みたいなことは一切書いてないです。

視界が眩しい

私は今テレワークで自宅仕事中なのですが、毎日同じ環境で過ごしているはずなのに、ある日急に部屋の中が眩しく見えるようになりました。
電灯の強さは変えていないし、モニタの輝度もいじっていないのに…ということで不安になりネット検索。

視界が眩しいというのは、例えば角膜に傷がついていたら、眼球に飛び込んだ光が乱反射を起こして眩しく見えたりすることがある…らしく、パソコン仕事をしている人間にとって光に耐えられなくなるのはマジで死活問題。
更に記事によっては「白内障」の予兆であるということも書いてあり、もうビビりまくり。
アニメ・ゲーム・プラモが生きる糧のオタクとしては、目が駄目になってしまうともうボイスドラマや音声作品、ASMRしか楽しめなくなってしまいます。

よって視界に不安を抱いた即日眼科の予約を取って、翌朝伺いました。

シリョクケンサ

大抵の場合、初めての眼科にかかるときは視力検査からだと思います。
「C」を見て「右!」みたいなやつですね。
私は右が0.09、左が0.08でした。普通預金の金利よりはマシな数値です。

視力の悪い人は、眼科にあるレンズ付け替えが出来る眼鏡を使ってMAX視力がどれくらいになるかのチェックもあると思います。
その場合は両目1.5。裸眼でこれだけの視力が欲しい…。

ちなみに自前の眼鏡がある人は、レンズの度数チェックもしてもらえると思います。
今の視力に合った眼鏡になっているかの確認ですね。

問診

医師による対面での問診です。
私の場合は症状の説明と、パソコン仕事で目を酷使しがちなことを伝えました。
また、目の検査というものをとんとしたことがないことを伝えると、先生も乗り気になって眼球全体をばっちり検査しておこうという運びになりました。これは本当に安心した。

医者にかかるにあたって一番怖いのが「問診だけで確定診断をくだされてお薬出しますねお大事に~」になること。
素人からしたら手を抜かれたようにも感じて、本当?本当にそれで大丈夫?ってなりがち。

 

最初に行われたのが、なんか顔を載せて固定する装置での眼球内の観察です。
直接眼球を覗き込んで光を当てます
もちろん目を閉じちゃいけないので、眩しい光を凝視する地獄のような検査が待っています。

これが終わると、続いて検査のため「散瞳剤」を点眼します。
黒目の中心にある瞳孔を開いたままにする薬ですね。また、ピント筋を麻痺させる効果もある模様。
私のときはこれを点眼後、1時間くらい待つ時間がありました。(その間他の人の検査をしてたのか、さっきの検査の内容を精査してたのか、あるいは効くのを待つ時間だったのかは今となってはわからん。)

さて、散瞳剤を点眼すると瞳孔が開いたままになり、目のピントが合わなくなっていきます。
普通、視力の悪い人でも目を細めると多少ピントが合うと思いますが、それがまったく出来なくなるのです。
手元がよく見えなくなるのでスマホをいじれなくなったりしました。これもまた面白い体験で、目を細めても視界が変わらないというのがすごい新鮮。
34歳にして人生初の体験をしているわけです。病院って楽しい。

ちなみに視界がまるきり変わるということで、自分で運転する車で来院している人は多分NGです。
私は事前に病院への交通手段を聞かれました。
 

散瞳剤が効くと、あらためて検査を行います。
これがもう正気の沙汰ではないと思うのですが、スリーミラーという眼球にべたりと直接当てるレンズを使って、目の中を覗き込みます。
当然それをやる前には点眼で麻酔をかけますので、痛みはありません。
痛みはありませんが、恐怖はありました。

当たり前ですが、目の検査である以上目を閉じるわけには行かないので、目の前に迫るレンズを目視でじっくり見ながら、それが眼球に接触するところを見届けることになります。
初めてコンタクトレンズをつけるときに苦戦することは誰しもあると思いますが、あれの10倍くらい怖い。

更にレンズの向こうから強い光を当て、眩しいのを我慢しながら目を開き続け、眼底を検査されます。
これにより水晶体のにごりや血管の状態、視神経に問題がないかを確認するそうです。
私の懸念していた白内障は水晶体が濁ったりして起きる症状なので、まさにその検査になるんですね多分。

また、この検査のあとに赤外線で眼球の断面を画像化して状態を確認する眼底三次元画像解析(OCT)検査という検査があります。
むかーしのシューティングゲームみたいな、赤い走査線と緑の照準が映る画面を覗き込んで、目の奥に赤外線を飛ばして検査をします。
脳で言うCTスキャンのような検査を、透明な眼球でなら赤外線で出来るということみたいです。

これで視神経の断面や眼球の最奥部にある乳頭(ちくびではなく、視神経と脳をつなぐ大動脈みたいな部位)まで検査が可能になります。
ちなみに乳頭の浮腫(むくみ)は、脳圧が高すぎる脳圧亢進状態の兆候でありくも膜下などの脳内・外出血の兆候でもあります。K先生が言ってた。
 

こうして眼球内を表面から水晶体、乳頭まで全て検査した結果が「問題なし」。
34年間酷使し続けた我が眼球ですが、病気の諸症状となるような異常は現時点では一個もないということでした。眼球つっよ。

じゃあ眩しいのは何だったんやと思うけど、目の疲労と睡眠不足が重なることでそう感じることがたまにあるらしい、ということを教えてもらいました。
自分でもちょっと眩しいくらいで眼科にかかるのはどうなのか、って思わないでもなかったけど、実際にばっちり検査してもらって問題なしと太鼓判を押してもらうことで非常に安心できました。
眼球は繊細な器官だし、加齢に応じて緑内障・白内障にかかることはザラだしで、もっと丁寧に扱ってあげるべきかなと改めて思う次第でした。
まぁこの記事をパソコンに向かって書いてる今は何なんだ、と思わなくもないけど。
 

眼球の検査はおそろし~いところもありますが、自分のQoLを守る意味でも非常に大切な検査です。
明日からもアニメ・ゲームを見てプラモを作るために、パソコンスマホを見る時間を少し減らそうと思う次第でした。FGOのボックスガチャイベントも終わったしな。

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