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今週のジャンプ 2022年21・22合併号

2022/05/09

ぼんやりしているうちにジャンプ最新号が出てしまったけれど、前号の感想を書いていないままだった。
ゴールデンウィークはコミックデイズの金田一少年とQ.E.D.にほぼ全てを吸われました。

ONE PIECE


ささやかな対照だったけど、家族が幸せになれるなら俺はここで死んでいいぜ~!って言ってるサムライ連中に対して、何がなんでも生き延びるって諦めず走り続けるウソップが良かったですね。
ヒョウじいが言ってるのは、カイドウを倒した結果焔雲が消えるかどうか、って視点なのでウソップの「生き残りたい」とはちょっと意味が違うけど。

呪術廻戦


秤が絶対に真面目に相対しないのが、漫画家の術式が発動してからの真面目な態度とのギャップを産んでてとても好き。
あとD.Gray-manの1巻作者コメントが懐かしすぎて笑った。1巻発売は18年前か…。

ページ左下を目の端で捕えてしまう、って言い分で未来視の説明をする漫画を初めて見た。
そして私も漫画が好きで読んでいるだけに、この理屈にもう完全に納得させられてしまったので負けです。

いいキャラしてるし、石動みたいに共闘できる関係になってほしいなあ。
絶望状態の漫画家は、果たして秤に熱を見せられるだろうか。

僕のヒーローアカデミア


もしかしてエンデヴァーが並の個性持ちな長男生まれた時点で割と満足してたって過去エピソードなかったことになってる?
読み返してもエンデヴァーがイカれてたシーンが思い出せない…というか、イカれてるように見えてた焦斗へのスパルタ特訓=死んだ長男の犠牲を無駄にしないための個性コントロール訓練だって話を先週してただろ!

普通の個性持ちの長男が可愛くて満足してたエンデヴァーに二人目をせがんだのは嫁さんの方だったし、焦斗に顔やけどさせたのも嫁だったし、荼毘が無関係の人を殺しまくったのも焦斗が言う通り荼毘の自己責任だし。
父親だからって理由でエンデヴァーに全部背負わせすぎだよこの漫画!

SAKAMOTO DAYS


この漫画倫理観ぶっとんだ世界のくせに、こういう小さな心の動きの物語やってくれるの良いよな…。

敵がラジコン操作だからシンのエスパーが効かないってのは面白いですね。
加耳が言う通り寝てるなら、それこそ当人は意識さえないわけで。
ただこの技術、体が壊れることを考慮しなければ適当な人に着けさせて壊れるまで使ってはい次、とかできそうだな…。

夜叉羅刹改方


今週の読み切り。
ものすごーくスタンダードな妖怪退治モノだったんだけど、妖怪を退治することじゃなくて、妖怪に追い込まれたスリの少年の心情こそを主役として書いていたので新鮮な気持ちで読めた。
絵めちゃくちゃ上手いしアクションカッコイイし、土下座する少年を肩車して終わるのが最高にあたたかいラスト1ページだった。

変にひねったことをしなくても面白い漫画が描けるってのは本当に才能だと思う。
この読み切りはマジで面白かった。

ブラッククローバー


めちゃくちゃ強烈な一話だった…。
最近存在感を潜めていた魔法帝をここでこんな使い方してくるとは…。
一人逃げた悪魔が露骨に放置されてると思ったけど、ここで役割を持つんだなあ…。

魔法帝のグリモワールがループ構造を解いたのは、最後の悪魔が動き出すアイコンとして素晴らしいですね。
黒いスペードが上下反転して重なることでクローバーにも見える、というのはそういう演出?まだスペード王国にも役割があるのかしら。

「アスタロト」と「アスタ」の類似も気になるところだけど、アスタの生まれについてはもうオープンになってるよなあ。
もしかしてまだ明らかになってない父親に通じてたりする?

最高の盛り上がりを見せたところで3ヶ月休載というのはなかなかもったいないけれど、最終章のヒキとしては最高のものだった。
ストーリー漫画なのに15ページ連載で常時減ページだったわけだし、その辺の余裕も取り戻しての復帰になるのかな。
バトルを描く画力は今の本誌で一番だと思うので、復帰が今から楽しみだぜ。

ハイキュー!!特別番外編


まさかの完結後の時系列でハイキューだ!
本編ラスト3巻で最終話にしか出番のなかった黒尾がここでメインキャラになってくるとは!

色んなキャラを焚きつけるのが上手い黒尾、っていうのを見せておいてなにかする前から勝手に盛り上がってる日向が実に日向ですね。
彼はまだバレーボールが出来るだけで嬉しい男なのだ…尊い…。
小さいコマだけど、日向とバレーしてる研磨が見れたのも嬉しい。

もうものすごい満足度の高い番外編だった…。これ番外じゃないよ…。
やっちゃんや旭さんが仕事で活躍してるのも嬉しかったし、及川の管理してる岩ちゃんが見れたのも良かったし、お互い名前で呼び合ってる日向と五色も良かったし、もう良かったところ語ろうとすると全部のコマの全部の出来事に触れることになる。

そしてラストページ、日向は翔ぶんじゃなくてレシーブ構えてるポーズなのが「遠くまで来たなあ」って感じがしますね。
読者的には日向ってやっぱり翔ぶイメージからスタートしているので、出来ることが増えていった結果象徴が象徴でなくなることが象徴という感じ。

あと古舘先生もしかして塗りをデジタルに変えたかな?

逃げ上手の若君


これまた強烈な一話だった。
統治の行き届いていないイカれた時代で、それにあわせて生きてきたのに急にシラフに戻ってしまった人間の悲痛。
とは言えこの表情や演出が物語るとおり、人を殺して悦に入っていたのは紛れもない事実。どこまで行っても瘴奸は加害者なのだ。

アンデッドアンラック


前にちらっと触れられてた、リップの否定者覚醒エピソードでした。
本当この世界の神はクソヤローすぎる…。悲劇の運命、とかじゃなくて実在する登場人物なのがタチわるいよなこの漫画!

PPPPPP


ミーミンをクラシックから解き放つための、ミーミンのためだけの演奏。
ミーミンにしか渡れない海を行く演奏だから、ソラチカをはじめ他の人は全員溺れてしまうわけだ。
目に見えない演奏を絵に落とし込むのが上手すぎる…。

レイジロウがラッキーの味方になって、ソラチカがラッキーに付いて、ミーミンがクラシックを離れてという流れを見るに、こうして音上楽音から兄弟を引き剥がしていくのが当面の趣旨なのかしら。
ラッキーの目的は父親を含めて全員を母親のところに連れて行くことなので、楽音をただの敵にはしないだろうけども。

ドロンドロロン


新ヒロインがまたニッチなビジュアルすぎる…ボサボサ頭にぐるぐる瞳のタレ目陰キャバーサーカーとか作者の性癖でないと出てこないぞこんな過積載!

ただちゃんと強くて人を守れるキャラなのは、話のキモが妖怪退治であるこの漫画としては凄く正しかった。
変な子と組み合わせることでドラの人の良さが際立つのもちゃんとしてますね。

あやトラが+に行ってブラクロが休載して新連載が1作なら、ドロンもしばらくは読めそうだ。

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