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今週のジャンプ 2022年41号

2022/09/24

ギンカとリューナ


2021年21・22合併号にて読み切り「ぺこぺこの病」を掲載した渡辺シンペイの初連載作品。

少女が魔術師になって、雪だるまと一緒に雪山を出て外を旅するお話。
らしいけど、1話の時点だとどういう漫画になるのかいまいちわからなかった。
魔法といいつつ戦いは物理だし、雪だるまは体質を克服したわけじゃないし。

人里に降りて以降も、常に周りを凍えるくらい寒くして雪だるま維持するのか…?
あるいは割と早くに体を取り戻すんだろうか。

ONEPIECE


また盛りだくさんだった…気になっていたヤマトが船に乗らなかった理由にちゃんと触れてくれたのは安心したね。
なんで回想で思い返す形式でだったのかは謎だけど…。

予想外だったのは九蛇VS黒ひげ海賊団VS海軍!
カタリーナ・デボンと大酒のバスコ・ショットを連れて殴り込み。本部の許可がないと戦闘もできない海軍の組織的弱さよ。

そこに現れたPX(これがセラフィムでいいんだよな?)は、幼いハンコックの姿や、黒ひげと切り合ってたのはミホークだろうか?鍔の横に長い十字型の剣はすごいそれっぽいけど。
褐色の肌と燃える体に黒い翼、攻撃が通じない頑丈さを踏まえると、キング対ゾロで急に触れられたルナーリア族の因子なんだろうなあ。
七武海が海軍に加入するときにDNAを取ってて、それとルナーリア族の血統因子をかけ合わせて作ったクローン、とかだろうか。
クローン技術自体はジェルマが実装してるんだから、ベガパンクが出来ないことはないだろうし。

さすがにメロメロの能力までは持ってなかったけど、ダメージが通用しない体に、黒ひげの武装色でもしんどい攻撃、更にレーザーまで持ってたらそら既存の七武海は要らなくなるわな。

あと恐ろしかったのは、助けに入ったレイリーが「正面からは勝てやしない」と言ってたところ。
正面からじゃなかったら現役の四皇を倒せる余地があるのかよ…海賊王のクルーやばすぎるだろ…。

そして黒ひげはコビーさらってどうするつもりなんだ。
もうカームベルト超えてアマゾン・リリーまで行ける黒ひげが、今更海軍大佐に用ないよな…。
セラフィムの情報目当てか、あるいは今黒ひげ海賊団にいるらしいクザン絡みか。

世界がものすごい目まぐるしく動いていて、一番楽しいワンピースを読んでいる感じがするぞ。

呪術廻戦


実はこのバトル、呪術師界でも屈指の好カードなんじゃないだろうか。
超高速で飛び回る直哉にカッパと侍が余裕で追いついてるの怖すぎる。

真希さんソードは侍が振るえば、穿血を余裕で弾いた直哉の体を真っ二つ。
だからって中から生身の肉体が出てくるのかよ!もしかしてお前、あの中で丸まって潜んでたってこと!?

ねえこれ完全な死者の蘇生実行してない?
呪術師が物理で死ぬという厳しい前提は必要だけど、場合によっては呪霊に殺される前に刃物とかで自殺すれば、ワートリのベイルアウト的な緊急回避ができそう。

大東京鬼嫁伝


家の中をばたばた走ってるシーンは可愛かったけど、話の進んでいる感じがしない2話だった…。
まだお互いが少しずつ距離を詰めていく時間なのはわかるけど、こののんびりさで長続きしないで終わった打ち切り漫画がいっぱいあるからな…。

とはいえ急いで達成するべき目的のあるストーリーでもないんだよな。
日常ストーリーものになるならそう悪い2話ではなかったんだけど、なんかアニメのAパートだけ見せられて終わってしまった感じがある。

喫茶店の手伝いをしてるエプロン姿の鬼娘、というビジュアルの力はすごい良かったので、家と喫茶店を2本柱にしてくれたら個人的には嬉しい。
臨時の手伝いなので無理そうだけど…。

あとせっかく鬼嫁がヒロインなのに、2話のカラー表紙が主人公ソロの寝姿なのどうなってんだよ。
普通ヒロインが寝顔覗き込んでたり、勝手に添い寝してたりするだろ普通!

アンデッドアンラック


そうかアンディは次の地球でゼロから46億年待たないといけないのか…。
ヴィクトルは何千回もやってたわけだけど、アンディがそれを受け入れられるかって結構大きな分水嶺になりそうだな…。
アンディああ見えて意外とメンタル細いというか、人に感情移入して生きてるから、結構しんどそう。

「神」もいよいよ正体を表しました。
が、あの黒い影にきちんと人格あるんだろうか…。人の形してはいるけど、口も目もないぞ。

否定者たちがこの世界を肯定するものと戦う、という普通の漫画だと主人公と敵の立場が逆転しそうな構図もユニーク。
邪道で王道をやるみたいなこのスタイルが良いよね。

ブラッククローバー


アスタは案の定生きており、しかもたどり着いたのはヤミさんの故郷でもある日ノ国。
…ワノ国編が終わったからようやく始められました、みたいなタイミングだったな…。

悪魔以上の強さを持った魔法大帝相手に、普通に流れ着いてたどり着く国の技術でなんとかなるもんだろうか。
そういえばブラクロの世界ってどれくらい広くていくつ国があるんだろうな。

あとアスタが生きてたのは、やっぱシスターの手心なのかしら。
だといいな。

高校生家族


ギャグ漫画世界に揉まれた哀れな主人公の覚悟よ…。
こんなセリフを言われると読者はもう何も言えねえ。

とはいえ家族が二分される展開はもどかしいものがあったので、選挙編自体は3,4話で終わりそうで安心した。
面白いけどちょっとつらい、という不思議な感想に常に包まれてるシリーズだった。

大いなる散歩


ショート読み切りという構造を十全に活かして、ものの考え方一つを掘り下げる凄いよく出来た読み切りだった。
ドラマじゃなくて、ゾンビになった友達を生きていると肯定できるかどうか、の1点のみで漫画作ってんだもんマジですごいよ。

家族亡くした子を止めるのが主人公の言葉じゃなくて、恋人なのがまたいいね。
「背負えないでしょ」で主人公がやってることが普通じゃないのも伝わるし、ただ異常なんじゃなくて、友達のゾンビを守るために自分の命をかけてるところまでちゃんとわかってるのが美しい。

女の子の方は主人公コンビを前にした感情の話を担当してて、彼氏の方は理性の話を担当してるんだなあ。
本当によく出来た美しい漫画だった。

PPPPPP


ソラチカの演奏は余計なメッセージを載せず、空っぽであるゆえに聴き手が見たいと思うものをそれぞれ見せる演奏。

ラッキーの前に現れたそれが楽音に見えたけど、髪型もピアスも違うし、演奏者として完成したあとのラッキーの姿かなこれは。
自分の脳が最上位に位置づけるモノで楽音が出てきたら台無しだもんな。

物語的には、ラッキーが深層心理の奥で何を望んでいるかをあけすけに暴いて見せる展開なわけだ。
目がピアノの鍵盤になってたあの姿を見るに、ラッキーは自分も楽音側に行きたいと思っちゃってるんだろうか。

今のラッキーの根底に「父親に認められたい」があったら残酷でいいなあ。
ネグレクトされた子が親を無意識に肯定しちゃうみたいな生臭さがあるぞ。

ALIENS AREA


急に刑事ドラマ漫画として完成度上げてくるの何なんだよ!
あの武器選びの回とかとはまるでクオリティも絵の熱量も段違いじゃねーか!

社会人一年目の主人公に、仕事との向き合い方と戦い方を語る先輩社会人の姿だよこれ!
職種に応じて仕事との向き合い方が違うっていうのは社会に出る前に知っておきたい話だよな…。

自分も親を異星人に殺されたのに、ってところが辰巳とA3を分かつラインになるんだろうな。
ちゃんと先が楽しみな漫画になってきたじゃないの…面白さの乱高下が激しすぎる…。

凄いスマホ


なんで掲載位置最下位まで落ちてるの…毎回考察しがいがあって面白いのに…。

今回はボーケンを仲間に引き込むための話。
基本的に持ち主はみんな同じライン上に立ってると思ってるんだけど、全一郎が全ての根っこっぽすぎてバトルロイヤル感がなくなってきたな。

すマホのオーバースペックぶりの割に持ち主みんな関東近郊に済んでたり、因縁のほとんどが全一郎につながってそうだったり、スケールが大きいんだか小さいんだか。

持ち主が二人仲間になったことで、Qに出来ることは凄い増えてそうなので、話がこれからどう広がっていくか楽しみですね。
これまでのQは基本受け身だったので、すマホ持ちが攻めたときどこまで出来るかは結構注目ポイントだと思う。

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