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今週のジャンプ 2022年47号

2022/10/30

あかね噺


寄席修行編はここでクライマックスなのかしら。
意趣返しも決まって気持ちのいい話だった。

からしの理解者ヅラもいい塩梅だった…なんかもうこの漫画のキャラの中でからしが一番好きまである。
言ってしまえば、あかねちゃんはすげえ順調に落語家として登っていっているので、からしくらいのポジションの方が物語として見どころありそう。

あかねちゃんって、後はもう頑張って上を目指すだけなんだよな破門の真意もわかったし。
どんな方向の話にも出来る状態なので、これから何をやっていくのか気になりますね。

ONE PIECE


いやー面白いものを見た。
単行本のSBSで「何かあった未来」とかやってたけど、まさか本編で70歳のルフィを見ることが出来るとは。
でも70歳ってガープよりはまだ年下なんだよね。ガープより老けて見えるけど、それはガープがおかしいだけだろうか…ガープがおかしいだけだろうな…。

黒ひげがプリンちゃんを拉致してたのは、第三の目がポーネグリフを読むのに必要だからかな?
だとしたら、コビー(というか海兵?)をさらったのもポーネグリフかラフテルに至るのに必要な可能性があるだろうか。

それにしても、ワノ国から出て以降マジで毎話密度がすごいな。
ローVS黒ひげとベガパンク登場を並行して描写してなお読みやすいのが不思議だ…。

HUNTER×HUNTER


なんとほぼ4年ぶりの連載再開だそうです。
だというのに、ヒソカを追う旅団からの発注を受けたマフィア同士の喧嘩という何とも話の本筋から遠いエピソードなのがもったいねえ。

ハンタのことだから、読んでりゃこのマフィアもそれなりにキャラが立ってくるんだろうけど、やっぱクラピカと継承戦の話を先に進めて欲しいよなあ。

そもそもヒソカがこの船に乗っている、っていうのも現時点では旅団の思い込みだしな。
殺しやすい状況だから、乗っている可能性自体はそれなりにありそうだけど、だとしたら一回も読者に見えるところで姿を見せていないのが気になる…。
旅団をおちょくる意味でも、よそで何か別のことしてる展開とかありそう。

SAKAMOTO DAYS


まぁ…この世界のしかもJCCに務めてる用務員だもんな…記憶力だけなわけがねえよな。

セバくんが裏切ったけど、別にセバくんはデータバンク守ってあげる理由別にないんだよな…。
ただこの交渉、スラー側は別に受けなくてもいい話でもあるんだよな。自分らで見つけられそうだし。

坂本さん、シンたち、セバと3ラインで話が動いているけど、京都だったかで仕事してた南雲たちはここに関わるんだろうか。

僕のヒーローアカデミア


今更スピナーの話かよと思ったら障子くんの話で良かった…。
なんか久しぶりに、ヒーローかくあるべしみたいなストーリーが見られそうで安心した。
ヴィランを倒すのもヒーローの仕事だけど、市民を守るのもヒーローの仕事。

今のラストバトルがいい加減長いのもあって、話が本筋から反れてるんだけどしばらく障子くん編やってくれていいぜ…。

大東京鬼嫁伝


この漫画のこういう遠慮がないところ好きだわ。
いい意味でシリアスになりきらない空気感は大事にして欲しい…シリアス長編やるにしてもべるぜバブくらいの温度感で行って欲しい。

新ヒロイン?の存在は正直別に嬉しくないというか、愛火以外のヒロインをじんたが選ぶ気もしないし、そういう漫画になるとも思ってないし。
それより家族か愛火を掘り下げてやってくれよ!メインキャラなのに描写マァマァで新キャラ出てくるの、序盤の夜桜みたいな間違え方してないか!?

次号センターカラーらしいので、評判は良いのだろうか。
今の新人枠では好きな方なので、頑張って連載続いて欲しいわ。

恋の曜日の世崎さん


今週の金未来杯。
普通に面白かったし女の子が可愛いので良かった!けど、このレベルで毎日人格が変わるのを隣の席の男子しか気づいてないのは無理だろ!突っ込むのも野暮な話だけども!

ただ人格が複数あるだけの女の子の話、じゃなくて、その能力使って人助けして台風吹き飛ばす展開まであったのが特によかったですね。
多分ただの不思議な女の子と恋するだけの話だったら、ここまで後味良い漫画になってなかったと思う。
主人公の少年にもうちょっと役割が欲しかった気もするけど、世崎さんが帰って来たい日常の象徴みたいな存在なんだろうか。

これは設定そのまま連載になっても、毎週面白く読めそうですね。
今のところこの漫画に一番優勝してほしいな。

アンデッドアンラック


わかっていたけど、この世界のループて巻き戻し&再生型じゃないから、風子がループをしたとしてもアンディたちは全員サンとの戦いで死んでるんだよな…。
円卓の上にチカラの死体が転がっててすごいショッキングだったわ…多分チカラ当人はそうなることも覚悟の上で飛び降りてるんだよな…。

風子が降り立ったのは1972年の日本。
少年の安野雲…というか九能明と出会ってるけど、こいつもしかして前のループであの若さで50歳前後だった?
ということでオータム戦読み返したんだけど、九能明は顔にシワ浮かぶような年齢だったの思い出したわ。自分が見えなくなったはずのアンディと拳突き合わせてるシーンあったわ。
劇中でアンディたちと接してるのはGライナーで作ったコピー体でした。

Gライナーを誰が所有するのかとか、アーティファクトを持たない九能明の役割は、とか気になるけど、ひとまず風子が元気そうで良かった。
まだアンディと再会してないみたいだけど、今度は風子がユニオンのメンツを揃えたところにアンディがやってくる、みたいなことしてくれるのかな。

ちなみに九能明が持っているジャンプ、1972年9月11日の新連載は「アストロ球団」らしい。

ALIENS AREA


終わってしまって惜しいという気持ちと、まぁ終わるだろうなという気持ちと、序盤の銀河一の殺し屋編がなければまだ生きていただろうにという気持ちがある~。

辰己は正直まともに活躍シーンのもらえない主人公だったけど、結果として社会との折り合いをつけようと頑張る新社会人、ってポジションにはなってて、これまた面白いキャラ付けの主人公になってたと思う。
彼が無茶できない分は写楽が活躍してくれたしね。

良い意味で少年ジャンプ的ではなかったんだろうなあ。
もちろん新連載らしいアラもあったけど、それ抜きで見てもちょっと年齢層の高い漫画だったと思う。
社会人に慣れてきたアラサーくらいの年齢の人間が読んで面白い漫画だった。特に駐禁切る回とか、田んぼ回とか。

ちゃんと魅力のある漫画だったので、週ジャンでも違う雑誌ででも、作者の次回作が読みたいと思える漫画でした。
2022年に始まった漫画では、最終的に一番好感度高かったな。

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