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CalorieMate LIQUID FOR GAME CREATORS

2024/09/15

今日のレビューは、突然Steamにて無料配布され始めたゲーム「CalorieMate LIQUID FOR GAME CREATORS」です。

2024年9月12日に無料で配信が開始され、2025年3月11日までの期間限定配信だそう。
無料とは思えないクオリティ、作り込み、そしてネタ要素も踏まえた豪華なキャスティングでプレイヤーを楽しませてくれます。

一周クリアするまで2時間くらいでしたが、キャラコン要素へのチャレンジを含む多くのトロフィーやRTA的なショトカ要素だったりと、ただ楽しいだけでなく遊びの奥行きも深い、本当に良く出来たゲームでした。

ページ下部にはトロフィーの達成攻略法も載せていますが、4つ高難易度のものが達成できていません。
誰かクリアした人いたら教えて!

ゲーム概要

プレイヤーは缶のドリンク型カロリーメイト「リキッド」となって2DKのマップを駆け抜け、主であるゲームクリエイターの手元にたどり着くことが目的。
家の中には主が買ったまま組んでいないプラモの箱や積んだ本、飼われている猫などがおり、カロリーメイト缶の行き先を妨害してきます。

では紹介しましょう。
主人公の一人であるカロリーメイトフルーツミックス味。リキッド(CV大塚明夫)だ。

笑っちゃうだろこんなの。

あの声で「私はリキッド」って言ってくるんだぞ。「METAL GEAR SOLID Δ: SNAKE EATER」の発売待ってるよ。

他、ヨーグルト味はCV伊藤美来、カフェオレ味はCV津田健次郎となっています。
どのフレーバーでもパラメータは同じ。だってよく見ると左のレーダーチャート、キャラのステータスじゃなくて栄養バランス表示だもの。

ゲームプレイ

缶ドリンクだけに、スタート地点は冷蔵庫から。
一人暮らしのゲームクリエイターらしく、冷蔵庫の中はさみしい。

画面右上には、リキッドのHP(ダメージを受けるとハートの周りの丸い線が減っていく)と温度が表示されています。
これらはクリアスコアに還元されるため、なるべくHPを高く保ちながら、缶がぬるくなる前に主のもとへ馳せ参じましょう。

左上にある「C」は獲得コインの枚数で、敵を倒したときにドロップするコインですがこれもクリアスコアに計上されます。

その右のはトロフィーの獲得数。私は今のところ17個まで達成できました。
普通にゲームを進行させれば獲得できるものから、遠回りプレイをしたり、トロフィーを取るためだけのプレイが必要なものもありました。

ちなみにトロフィーはゲーム内でのみ実装されたもので、Steamの実績機能とは連動していません。

アクション要素

リキッド缶は垂直/水平の姿勢変更、ジャンプが可能。
垂直では移動速度が落ちるものの、勢いがつくこともなく安定して移動することができ、水平ではゴロゴロと転がりながら高速移動が可能。

高速移動時はかなり慣性が強く、暴れ馬ですが水平移動ダッシュからのジャンプでないとたどり着けない場所もあり、マリオのダッシュジャンプレベルでの必須動作となります。

また、ダッシュジャンプ後に姿勢を垂直に戻すことで、ついた慣性をキャンセルすることができ、ダッシュジャンプ→狭いスペースに到達→姿勢を垂直に戻して着地、というモーションも可能。

この躍動感がかなり心地よく、2DKのマップを高速移動→慣性キャンセル方向転換→高速移動…とロックマンXみたいに跳ね回ることも可能です。
そこまでテキパキとした動作がないとクリアできない、というわけではないんだけど、画面内を跳ね回り障害物を飛び越えていくリキッド缶は、それだけで中々面白い光景が生まれます。

キャスト要素

お前がリキッドだろ。

豪華キャストを招いただけあって、セリフ量も莫大。
ゲームプレイ中にランダムで流れるカロリーメイトを称賛するセリフから、声優ネタ、マップ上のオブジェクトに応じたセリフまで、全部聞こうとすると全クリしても足りないまであります。

カフェオレ味(CV津田健次郎)は関西弁。
フルーツミックス味のリキッドのキャスティングに触れる一言もあります。

遊戯王世代としては海馬みたいなノリも欲しかったけど、大塚明夫と並べるならこっちの色気あるダンディ系か。

ヨーグルト味(CV伊藤美来)は語尾に「ぐる!」がつく、謎のマスコットキャラ系ボイス。
オタクの耳に優しいので、長時間のゲームプレイになりそうなトロフィー狙いのときはヨーグルト味にしています。

ステージ構成

ゲームはDK→寝室→ベランダを抜けて→洋室と4ステージ構成。
各空間ごとに乗り越えるべき要素があり、多彩なアクションや攻略ルート探索が必要になります。

寝室では、主であるゲームクリエイターのバグ取りを手伝うことになり、マップ上を歩き回るバグを「潰す」ことになります。
彼らの頭には透明なキューブが置かれていますので、ジャンプ体当たりや踏み潰しで、バグを潰していきましょう。

ベランダでは一度は乗り越えたヤツとの再戦、そして洋室ではクリエイターの暴走した創作意欲が生み出すカオスと戦うことになります。
特に洋室は繊細な操作とタイミング調整、そして先を見通してルート選択する発想が求められるでしょう。

正直なところ、かなり難しいゲーム

これは私の初クリア時のクリアスコア。
かなり長時間苦戦したのもあって、コインは取れたものの温度、残りライフなどのスコアが足を引っ張り、Bでした。
その前に10回以上ゲームオーバーになっています。

ファミ通のインタビュー記事でも

長く遊んでもらいたいのでけっこう難しめの調整ですし、トロフィー要素もしっかり用意しています。

と語られており、一回遊んで終わりのネタゲーではなく、ネタ要素が最初に目に付くだけで、きちんと構築され長時間遊べるようデザインされたガチのアクションゲームであることが伺えます。

また、本作「リトライ」という項目はあるものの、リトライすると最初の冷蔵庫からやり直しになります。

一からやり直しかよォー!と思うところなのですが、このゲーム、攻略法を理解して操作法に慣れると、各ステージ30秒から1分でクリアが可能なのです。
最後の洋室がゲーム的にとてもボリュームがあり、かつ難易度も高くなっていますが、それまでのエリアは「初見では難しい」ものの「立ち回りを理解すれば一瞬」になっており、繰り返すうちにわかってきます。

この序盤で躓いているようでは、最後のステージはクリアできないと。

まとめ

ということで、「CalorieMate LIQUID FOR GAME CREATORS」でした。

予想以上の歯ごたえ、大量のネタ要素、慣れると魅せプも可能という非常に懐の深いゲーム!
残り4個のトロフィーも獲得して、ゲームの配信期間中にコンプリートしたいところです。

トロフィー要素

いくつかのトロフィーの獲得要素をまとめておきます。
ネタバレ要素も含みますので、自力で達成したい人はあとで見てください。

一部、再現性の低い高難易度アクションや運が求められるところもあり、中々大変でした。

跳躍のプロフェッショナル

洗面所になぜか浮いているタコ風船にタッチすると達成。
実はこのジャンプ台からはどんだけ頑張っても届きません。

まず洗面所に移動してから、踏み台→ランドリーボックス→洗濯機へと移動して

この洗濯機のフタをジャンプ台にして飛びつきましょう。

未知との遭遇

猫と接触すれば達成。
奴はバグ以上の攻撃力でこちらを攻撃してくるので、注意しましょう。
トロフィー達成のために捨てプレイしてもいい。

全フレーバーの使い手

3フレーバーすべてでゲームを開始すれば達成。
せっかくなのでボイスも堪能しましょう。

大敵に打ち勝つ

Sバグを倒せば達成。
ゲームをクリアする過程で絶対達成する一つです。

創造者の間

主の部屋にたどり着けば達成。
「大敵に打ち勝つ」同様、クリアの過程で達成できます。

懐かしい思い出

クリエイターの部屋にあるレトロゲーム機にタッチすると達成。
これはSNES(Super Nintendo Entertainment System)モチーフかしら?

イエロー・フェニックス

50回ゲームオーバーすると達成。
流石にそんな回数プレイしていないので、これはまだ未達成です。

猫に突貫し続ければ達成自体は容易にできそう。

母さん、これは前買ったのとは違うんだ

部屋の積みプラに触れると達成。
フレーバーごとに全く異なるレスポンスがあって楽しいです。

ミッションコンプリート

主の手元に届けば達成。要はゲームクリア。
完走するだけで達成できるトロフィーはこれが最後です。

束の間の息抜き

寝室の本棚の上にあるファミ通に触れると達成。
Sバグが現れると踏み台になる段ボールや本が崩れて登れなくなるので、ベッドに近づかないうちに登りましょう。

失せ物探しの達人

洗濯機の横の隙間に落ちてるカードを見つけてあげると達成。
こんなところにカード持ち込むんじゃねえよデュエリストでもしねえよ!

音楽家

寝室にあるピアノを演奏すれば達成。
ただ鍵盤の上に乗るだけでは駄目で、鍵盤の端から端まで水平転がりでダララララランッて音を奏でるとクリアーできます。

伝説のデバッガー

1回のプレイでバグを100回倒すと達成。
バグへの攻撃は被弾のリスクと同義なため、安定してバグの頭を叩けないと達成は厳しい。

逆に慣れてしまうと作業プレイでもあり、ひたすらバグが再発生するのを待つだけになります。
コツとしては、バグを追うような動きはせず、こちらに向かってくるのをジャンプで迎えること。
無敵時間がなくて連続被弾するので、敵が複数体集まっているところや、壁際に飛び込むのもやめましょう。

画像の位置が開けてる上に背後から奇襲も受けないのでおすすめ。

あとは「魔法部へ入部」チャートの上にいると、立っているだけでバグの頭をかすめて撃破ができるので、どうしても達成できないときはYOUTUBEでも見ながらここで待つのもいいでしょう。
さすがに完全放置は無理だと思うけど、ミス率が格段に減らせます。

大富豪

コイン1000枚で達成。
こちらには1回でという縛りがついていませんね。

バグ100体倒した回の獲得コインが812だったので、これを1回でと言われたら「伝説のデバッガー」とセットで達成するトロフィーになってただろうな。

伝説の運び屋

ゲームを10回クリアで達成。私もまだ達成していません。
多分現時点で5回くらいしかゴールまで行っていないので、そのうちやろうかと思います。

フローチャート迷宮の覇者

フローチャートは踏むとパネルが光って文字が白くなり、踏まれていないパネルは光らず文字が黒くなります。
これを参考にして、全チャートをきちんと踏んでいきましょう。

注意点は2つ。

1つ目は特定のチャートを踏んだときに、追加で発生するショートカットパネル。
到達するとパネル自体に旗が立ち、その付近に地面から該当パネルまで一足飛びに到達できるショートカットパネルが発生します。
これも全部踏みましょう。

DKにつながる側のドアに2つ、ソファの上に1つ、画像の緑パネルに1つ、テレビの裏に1つで合計5つかな?

もう1つはこのドラゴンが乗ったパネル。
ドラゴンに限らず、表示される空想のキャラ全員に当たり判定とダメージ、そして何よりノックバックがあるため、ヤケクソで飛び込んでもパネルの上には乗れません。

画像の場合、ドラゴンのシッポと羽の隙間へ綺麗に着地して、被弾なしでパネルの面に着地する必要があります。

上手くいくとこんな感じ。
ジャンプコントロールを求められる最難関でしょう。

このすぐあと被弾してしまうので、乗ったのが確認できたら可能な限り早く逃げましょう。
トロフィー達成すればゴールしなくてもいい、という場合は、全チャートを踏んだ上で「あとはドラゴンのチャートに乗れば全達成」という状態で、残りHPを犠牲にして飛び込むことになるでしょう。

仲間達との集い

冷蔵庫の中以外の6缶パックにタッチすれば達成。
ヨーグルトは机の上に、カフェオレは炊飯器の横にありますが、フルーツはキッチン上の収納にあり、簡単には手が届きません。

まずキッチンの上をぐるりと回って、電子レンジの上に行きましょう。
電子レンジの背面に隙間があるので、そこから登れます。

この電子レンジ天板から、水平状態でダッシュジャンプ→垂直に切り替え(多少減速する気がする)→更に水平にして収納の戸板を回避しながら着地で、

ここに到達することが出来ます。

我ながら会心のプレイ動画が撮れたので載せておきます。
エンコードしたときに音が消えちゃった。

大変繊細なアクションを求められる上、一度出来たところで二度目が出来るとは限らない、かなり再現性の低いアクションでした。

平和の守護者

ノーダメージでクリアすると達成。
こればっかりは達成方法が想像できません。

素直にチャートを通ると、どこかしらドラゴンの炎を食らったり、野放図に飛んでくるタコに被弾したりするはず。
運ゲーなのか、技術でどうにかできるのかすらわかりませんでした。

スーパークール

リキッドの温度を12度以下でゴールすれば達成。
急ぎ足でクリアするだけなので、割と難易度は低め。手こずったらさっさとリスタートしましょう。

バランスマスター

5つあるクリアスコアのうち、2つでSを取ると達成。
急いでクリアが難しい場合は、バグ退治とバグが落とすコインを集めまくってからクリアしましょう。時間でD評価をとっても、コインとバグの数でSが取れます。

リキッドキング

オールSクリアで達成。
バグやコイン稼ぎながら時間もSでクリアなんてできるのか…!?


ということで、「CalorieMate LIQUID FOR GAME CREATORS」の全トロフィー一覧と攻略情報でした。

といいつつ達成できていないものが4つあるんだけど…。
あと何時間やっても、ノーダメージクリアとオールSクリアは出来る気がしないなあ。

現時点で、総プレイ時間は6時間。
まさかこんなドハマリすることになるとは思っとらんかった。

マジで楽しく、再プレイ性に富んだゲームになっていますので、皆さんも是非遊んでみてください。
ノーダメージクリア出来た人いたらやり方教えて。

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