Nier Automata序盤レビュー
今日紹介するのは、18日の土曜日にPC版が発売されたばかりの「Nier Automata(ニーアオートマタ)」です。
2月にPS4で発売されたスクウェア・エニックスの新作タイトルですが、一ヶ月もあけずにPC版がSteamで配信されました。
「ニーア」シリーズは過去何作か出ていますが、今回主人公と背景のビジュアルに惹かれて初見買い。
まだ5時間くらいしかプレイしていませんので、初見のインプレッションを書く記事になります。
本作は、西暦5000年くらいの超未来の地球を舞台に闘う、オープンワールド式のアクションRPG。
地球は外宇宙から来たエイリアンに侵略され、すでに人類はほとんど生息できていません。
人類の大半は月に逃げ延び、地球を開放するため戦闘用アンドロイドである主人公たちを送り込む…という話。
オープンワールドといってもスカイリム並にオープンなわけではなく、何種類かのマップがそれぞれの入り口部分でつながっているという、なんちゃってオープンワールド。
ストーリーを進めないと制限があって移動できないエリアもあるなど、オープン感はあまりない。
その分、一般的なオープンワールドゲームよりもロケーションの幅が広く、廃都市・砂漠・密林・古城など多彩。
ゲームシステム自体も、主人公がアンドロイドだけあってユニークなものがあります。
敵を倒したりすると手に入るプラグインチップ。
主人公はアンドロイドなので、これで拡張プラグインを入れることで能力を強化できます。
攻撃に衝撃波をつけたり、移動速度をアップしたり。
面白いのは、HPゲージの表示やミニマップの表示もこのプラグインチップの一部だということ。
あえてこれらを外すことで難易度を上昇させたり、便利さとトレードして別の便利なチップをつけたりすることもできます。
また、主人公はアンドロイドのため、死亡するとデータをサーバーに転送して「新しいボディ」に入って復帰します。
このとき元のボディにプラグインチップが残されてしまうので、新しいボディに入ったら以前のボディへチップを回収しに行かねばなりません。
敵であるエイリアン自体は姿を潜め、何故かレトロなデザインのロボットを使って主人公たちを襲ってきます。
基本一対多数で、手持ちの二種類の武器と帯同するポッドの銃撃で応戦します。
難易度ノーマルでプレイして、今のところ詰まることなく進められています。
はるか未来、しかも人間の手を離れた地球が舞台ということで、荒廃した未来的な風景の美しさがとにかくたまらない。
ゲームの序盤で訪れる荒廃都市。
ボロボロの自動車の周りには野生の動物たちがうろついていたりします。
朽ちた壁、へし折れたビル、自然に飲み込まれた都市。
こういうのが大好きな人はマップを歩いているだけで満足できるでしょう。
少し行くと、地形が変わってしまったのか、断崖が。誰がかけたのかボロボロの吊橋も。
このゲームは光の透明感というか、遠近の演出がうますぎる。
ビルの中。エスカレーターがあったり、入り口が開けたホールになっていたり、元はビジネスビルかデパートか。
次のエリアへ行くと、そこは砂に飲まれた都市。そこに人間の存在は全く感じられず…。
ゲームの、というか背景美術の感想になっていますが、本当この風景が素晴らしいんですよ…。
新しい風景を見るためにもゲームを進めたくなるんすよ…。
まだ序盤なのでストーリーの判定はできませんが、早い段階から色々と匂わせるというか含ませるというか、この先これがどう展開するのか…と気になる要素がいっぱい出てきます。
言っても一ヶ月以上前にPS4版が発売されているので、ネタバレを踏まんように頑張ります!