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蒼穹のファフナーEXODUS #1「訪問者」


10年ぶりにTVシリーズで始まった「蒼穹のファフナー EXODUS」の第一話。

画面を見るだけでわかるけど、もう作画がすごい。綺麗。特に背景。
10年前のアニメと比べればそりゃすごいけど、単純に同期のアニメと比較しても画面作りに気合入ってます。
本当、当時はこんな長期シリーズになるとは思ってなかったよ。

さて、1話冒頭は人類軍VSフェストゥムの大群から。


太平洋圏最大の補給拠点であるハワイ生存圏を制圧にかかるフェストゥム。
1期の頃はそんなこと全く理解していなかったのに、ついに補給線を断つ作戦に出るまでになりました。
人間が生きているということだけでなく、どうやって命を繋いでいるかまで理解して、どうすればそれを阻止できるかまで理解しているという…。


劇場版で人間の兵器を再現したときも驚いたけど、こいつらロボットアニメの敵キャラとして相当上位に来る厄介さなんじゃないかな…。

人類軍側は全く歯が絶たず、上層部は民間人や戦場のパイロットも構わず核を打ち込む。
本当人類軍は人類軍だな!


時間は進んで、竜宮島。劇場版から2年が経過しています。
後の会話から察するに、その間戦闘は無かった模様。


ファフナーでは珍しい、平和なだけの日常が描かれています。これから壊れるけど。


1話は次回への引きを作りつつも、劇場版から1話までキャラクターたちがどう生活してきたかがメインで描かれていますね。
この「帰ってくるべき日常」というのはファフナーにおいてとても大事なことですし、これが無かった人たちがどういう目で世界を見ているのか、なんて話が3話で出てきたりします。
竜宮島の外の若い世代は、戦争がない時代を知らないのです。


竜宮島は島に生きる全員がアルヴィス(フェストゥムと戦う組織)のスタッフ。
エマージェンシーはテレビを通して流されます。

CDC、とは総合管制室のこと。
他のアニメで言うところのブリッジとか司令部ですね。
右の画像の人は体育教師やってた咲良のお母さんです。

『シールド圏外にて、質量不明のワームを確認。ソロモンの応答、ありません』
シールドとはヴェルシールドのことでしょう。島をフェストゥムから守るバリアです。
ワームはワームスフィアのことですかね。
フェストゥムが撃ってくる黒い球体のことで、あれに呑まれると死にます。

またフェストゥムがワープしてくるときにも使用したりしますので、要はフェストゥムの接近を警戒しているという話。
ソロモンとはフェストゥムの接近を知らせてくれるセンサーのこと。応答が無いということは、まだフェストゥムは実体化してないんですね。
ただ出現はすぐそこまで来ているという状況。

『全ブルク迎撃体制へ。第一・第二ヴェルシールド展開済みです』
ブルクとはファフナーがいる、いわゆる格納庫です。
ヴェルシールドは前回のエントリで説明したとおり、バリアです。
つまり初期対応は完了していることを示しています。

『航路そのまま』
竜宮島は海を渡る移動島です。常に移動しつつ、その姿は偽装鏡面によって隠されています。
まだこちらから反応は見せず、やり過ごせるならやり過ごしたいという判断ですね。


ブルクに向かうパイロットたち。
高速の水中移動艇「バーンツヴェック」で竜宮島からブルクのある慶樹島へ向かいます。
中学生組はまだ接続試験もしていないとのことで、一応の臨時集合ですかね。
戦闘前なのにリラックスしているメインメンバーが頼もしい。

『ソロモンに応答!200秒以内に、敵実体化の可能性大!』
フェストゥムの登場をソロモンが予知しています。


『我々の望みは、お互いの希望を出会わせることである』
竜宮島から数十年ぶりに自然受胎で生まれた美和と、ミールのコアを持つエメリー。
この二人が希望になるとワイズマンは語っています。

ということで、1話でした。
1話のテーマは「戦争しかない世界」と「平和な竜宮島」の対比かなあ。
「フェストゥムが目の前まで迫っている」
「基地を落とされたら餓死にする」とまで切迫している人類軍に対して、竜宮島は学校生活や実家のお店の仕事、喫茶店の経営など日常感に溢れています。
この生活の違いようが、今後大きな差を産むんでしょう。

これを書いている時点で3話まで放映済みですので、テキストでき次第続きも公開したいです。

以下、簡単な登場人物紹介。

真壁一騎


主人公ですね。髪がだいぶ伸びていますが、伸ばす理由は3話で明らかに。
ファフナーに乗り続けたせいで、このまま戦わなくても寿命があと3年ほどという…。
もちろんファフナーに乗ればその分寿命が縮むのでしょう…。
視覚は快復しているようです。
現在は溝口さんの喫茶店(元々は春日井夫妻の経営してた店)でシェフをやっています。
伸ばした髪をゆるく縛ってるのと、ワイシャツの上から身につけるエプロンがセクシーすぎる。

皆城総士


こちらも髪が伸びた上に、あの尖ったファッションセンスも控えられてすっかり先の細い美形お兄さんに。
現在は研究者として働いている他、エマージェンシーがかかればジークフリードシステムに搭乗します。
あれは同化しないからか、未だに現役なんですね。

近藤剣司


1期では最後まで生き残り、北極作戦を戦ったパイロットです。
臆病な凡人だったのですが、戦闘を重ねるうちに立派な戦士になりました。
すでに現役を引退して、高校の保険医になっています。
この島では19歳になるともう大人ですね。

要咲良


1期では中盤で同化現象により戦線離脱したパイロット。
TVシリーズでは植物状態のまま終えましたが、劇場版で戦線復帰。
劇場版のときは車いすでしたが、今回も杖をついているあたり完治はしてないようです。
料理作るだの言ってるあたり、もう剣司とは結婚秒読みかな?

遠見真矢


1期のメインキャラクター。
ファフナーに搭乗するのが一番遅かったため、同化現象も進んでおらずまだ現役のパイロットです。
とは言え同化耐性の低い真矢はファフナーに乗り続けるのも厳しく、今は戦闘機の訓練中。

羽佐間カノン


1期のキャラクター。物語中盤で人類軍から離れ、竜宮島に付きます。
パイロットでしたが、すでに引退しており現在はエンジニア。
お母さん、と呼んでいた人は見て分かる通り実母ではなく、1期のキャラクター「羽佐間翔子」の母親です。
翔子を亡くした羽佐間家の養子となりました。

堂馬広登


1期で放送室に閉じこもった少年。覚えてますでしょうか。
西尾姉弟と同じく、一騎の1個下ですね。
学生だった頃と違い、戦闘経験を積んだためかなり頼もしい男に成長しています。
剣司もそうだったけど、戦うことが少年を男にしていくよね。

西尾暉


1期から登場していた、一騎の1個下の後輩。
里奈の双子の弟です。
両親をファフナー開発の事故で喪っており、1期では失語症でした。
劇場版でファフナーに乗った際に快復。
真矢目当てに喫茶「楽園」でバイト中のようです。

西尾里奈


1期から登場していた、一騎の1個下の後輩。
高校を卒業してアルヴィスに所属…したものの、
司令部仕事は貰えなかった模様。

立上芹


後輩組の中では1期で唯一出番の多かった子。
乙姫ちゃん大好きだったあの子です。
相変わらず乙姫ちゃん大好きなようで。

鏑木彗


新キャラクター1。中学の生徒会長。
里奈のことが好きなのはひと目見ればわかりますが、苦労しそうです。

御門零央


新キャラクター2。中学生。
菓子屋の子だそうです。

水鏡美三香


新キャラクター3。まさかの女性ゴウバイン。
昔の一騎を彷彿とさせるそうで、ファフナーの適正高そう。

溝口さん


1期のメインキャラクター。頼もしい大人の戦闘員です。
1期ではことごとく立つ死亡フラグを全てへし折って生き残った異能生存体です。
この後2話でも速攻死亡フラグを2回へし折っています。

遠見美和


竜宮島から数十年ぶりに生まれた、自然受胎の子供。
島のミールの中で育ったからか、ミールと「お話」することができます。
思いきり今回のメインキャラだろうけど、まさか子どもが死ぬことはないだろう…。

ということでファフナー2期の1話感想でした。
ストーリー的な話は2話からということで、1話は世界観の説明やキャラが今何をしているかの説明など、
下準備の回という印象でした。

2話の更新もそのうち!

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