今週のジャンプ感想 2017年27号
せっかく月一でBORUTOやってるんだけど、映画の方まだ見てないので本編読めないんです。
テレビでやったの録画してあるので、あれ見たら一気読みするんだ。
ブラッククローバー
温泉から帰って早々に王撰騎士団の試験開始!
インターバル置かないあたりが実にこの漫画らしい。
ミモザやクラウスなど少し懐かしい顔も登場して、ちょっと同窓会気分。
筋トレ始めたらしいクラウスがかわいい。
突発のチーム戦でアスタと組むことになったのが謎の乱入魔道士。
最初冒頭の公務執行妨害うんぬんのシーンをちゃんと読んでなくて、このマスク男が本当にザクス・リューグナーなんだと思ってた。
ちゃんと見たらあのCV杉田智和っぽい顔したやられ役がザクスさんなのね。
魔法帝が簡単に肩を組まれてしまってるが、もしかしてこの偽ザクスは超強いのだろうか。
見たこと無い魔道士だからどんな魔法使うか気になって、あえてスルーしてるとか魔法帝ならありそうだけど…。
ONE PIECE
サンジの結婚編に入ってから尾田っちのペンはノリノリだなと思ってたんだけど、今週はそれが特に飛び抜けて凄かった…。
ビッグマムとマザーカルメルの篤い親子愛かと思わせておいてのアレだよ…。
モノローグの呑気さとその影でさらっと描いてある悲鳴のコントラストがすごい。
まさか少年誌で、宗教でも文化でもなく食欲から来る食人をやるとは思っても見なかった。
あまりにまさかの展開だったので、最初は夢中で食ってるうちに全員逃げて、マムを置き去りにしたのかと思ったくらいだ。
ボロ布になったマザーのフードとか悲鳴とか、ちゃんと見て気付いてすげえぞわっとしたわ…。
今回の話を受けてビッグマムを単純に悪だと言うことはできないとは思うんだけど、これはこう、誰が悪いって話じゃないんだけど上手く言えないよなあー!
いっそマザーカルメルが邪悪な人間だったらもうちょっと飲み込みやすかったんだけど、あの人悪い顔しても孤児を育てて公務員に仕立ててるんだから本当に聖母だよな…。
金が目当てと言おうとも、捨てられた子供に居場所を与えて家族にしてあげてる時点で全然いい人だよな…。
事前に天竜人とか見てるからなおさらね…この世界の治安レベルからしたら破格の福祉施設だよ「羊の家」は。
そんな場所もマムが食い尽くしてしまったわけですが。
マザーがソルソルの身の能力者だったのは間違いないだろうけど、それを食ったことでビッグマムに能力が移ったのだとすると、これは結構重要な伏線な気がする。
黒ひげが白ひげを食ってグラグラの能力を得たように、悪魔の実の能力の明文化されてないルールがもう一つ見えてきた感じ。
それにしてもこの密度の感想をたった2話で終わらせるって、尾田っち話をまとめるのめちゃ上手くなったな…。
ワンピースと言えば回想が長いイメージあったけど、もう過去の話だね。
Dr.STONE
千空のポイントは「発明家」キャラじゃなくて「科学者」キャラなことですね。
つまり試行錯誤を重ね、知識・経験の体系化をすること。
これまで奇跡の水から石化解除薬を作ったり火薬を作ったり、具体的なモノを生み出してきた千空ですが、その本質はこの「科学」者であることですね。
それら生まれたものはあくまで体系化した知識の結実したもの。
たった1話で収めるには勿体無いくらい、サバイバルに必須の試行錯誤が詰め込まれていました。
石を砕いて石器を作り、植物の繊維質から紐を編み、火を起こして肉を得る。
この人たった一人数ページでサバイバルの王道を全部やってる…。
ただまだ結構謎が残ってて、まず千空がなぜ石化を解除できたのか。
この後試行錯誤を重ねて硝酸で石化が解除できることを発見し、大樹を洞窟に安置(1話を見返すと石像が傷つかないように?柔らかい藁の上に大樹が安置されているのに気付きました)、杠の樹にメッセージを残すという工程があるわけですが、つまり野ざらしの状態で目覚めた千空はどうやっても硝酸を浴びるチャンスがないんですよね。
今週の描写見ても千空は草原の中で急に覚醒、石化が解除されている。
一話に「もしも意志の力で起きられても」というセリフがあるので、多分意志の力ではないんだろうけど。
他の人が復活しないで千空が復活できた何かがまだあるのかな?
ついでに一話には千空が今週作ってた石器や火おこし機が描かれたコマがあります。
あんな頑張って作ってたんだと思うとまた感慨深いね。
あと千空はチン毛が生えていないことが判明しました。
鬼滅の刃
読みながら炭治郎と一緒に「あぁ…あぁ!」って言ってしまった…。
やめてくれ…人気投票で煉獄さんに票入れたばっかなんだよ…キャラの魅力を見せた途端に殺すのだけはやめて…。
というのを敵である鬼まで言っているのはちょっと笑う。
ただ夜明けが近いのもあって、煉獄さんを鬼にしたいからここでは殺さずに見逃すという展開もあんまなさそうでな…モノローグでも「早く殺して去らねば」とか言うし…。
鬼に対してこういうことを言うのは意味が無いのかもしれないけど、煉獄さんとこの鬼の総合ダメージ量を考えると煉獄さんの方が圧倒的に実力は上だよね。
鬼は鬼で、どんな傷も即治るからこその戦い方してるんだろうけど、果たしてこの戦い方をしている鬼は「強い」と言えるのだろうか。
間違いなく強い煉獄さんのバックボーンは体の弱かった(らしい)母親。
煉獄さんの夢の中で、元柱でありながら全て投げ出してしまった父親が出てきたけど、母親の死がきっかけだったりするのだろうか。
ハイキュー!!
田中が「元気枠」扱いされてかのかちゃんが静かにキレてるのがとても良かった…この子田中のこと好き過ぎるだろ…。
ただ田中は青城戦や涌南戦でメンタル要員扱いされてる印象が強いけど、試合のシーンをちゃんと追っていくと割とテクニカルに相手の隙を突いて決めるシーンが多いんだよね。
狂犬ちゃんを釣ったシーンもそうだし、白鳥沢戦でも完全にブロックされるシーンは少なくて、割と点とってブレイクに繋いでたり。
メインウェポンとして東峰さんがいて主役の日向も点取り屋なので、漫画的に目立たないポジションに置かれてしまってる感はある。
まぁ試合で目立たなくてもあんな可愛くて健気な嫁さんが出来た時点で圧倒的勝ち組だけどな!
あとはツッキーのスパイクね。
伊達工との練習試合でやってた「高さを引き上げるトス」のおかげでついにブロックの上から打てるように。
ブロック到達点だと黄金川とか金田一に負けてたツッキーだけど、さすがに助走つけて肩を入れたスパイク到達点だと勝てるのかな。
その辺のバレー感覚はまったく持ち合わせてないのでわからん…。
僕のヒーローアカデミア
こんな一瞬でカクッできるなら全員で処理して全員で先に進んだほうがよかったんじゃ…。
イレイザー単独でも一人あたり1秒で片付いてるぞこれ。
食ったものに応じて汎用性の高くなるサンイーターこそ、時間稼ぎ3人相手に使ってしまうのはもったいなかったんじゃ。
他の漫画でもよくあるけど、せっかく集団VS集団の構図なのにこうしてバラけて結局メンバーのうち誰か1人が活躍するだけの構成になっちゃうのは惜しいな。
それこそ、学生は誰か残ってこいつらの足止めを…と考えてる間にプロが綿密な連携で一瞬で撃破!やっぱプロはすげえぜ!とか見たかった。
ところでデクとサーが今週一言もセリフがなかった気がする。
火ノ丸相撲
火ノ丸の力士としての生き方の描写だけで1話を使う贅沢な回だった。
お互い横綱相撲しかとらないし、小手先がない以上、これ以外展開のしようがないのもわかる。
そしてお互いの手がまわしに届いて、あと2話くらいで決着かな。
素直に百千夜叉堕が効くかというと絶対効かないと思うので、そこをどう展開させてくるか楽しみ。
まさかあと2話で完結なんてことはない…よな?
試合描写自体はこれが最後だろうし、飛ばし方次第ではハンター開始号で完結もありえそうで怖い…。
左門くんはサモナー
もうじき終わりそうだなーとは思ってたけどここで終わるとは思ってなかった。
学校を去るエピソードもやらないまま6年後とは思わなかった…。
妹様が入ってからもういくつかどたばたエピソード見たかったな。
実に最終回らしい最終回。
もうちょっとクズカスのクズカスっぷりが見たかったかな。
こういう日常系ギャグ漫画は「これからもこういう日常が続きますよ」で終わってほしい派。
「もうあの日々は過去になって新しい今があるのだ」だとちょっと寂しいよね。
ロボ×レーザービーム
ロボの上手さの秘密が明らかに!
…本当にすごい普通のすごさだった!
ただその凄さがこれまで描写されてきた「ロボらしさ」に直結しているのがいいね。
多分この凄さはゴルフをやってた人にこそ伝わる感じなんだろうなーとは思う。
自分はテニスくらいしかスポーツやったことないけど、例えるなら壁打ちだけひたすら続けて正確なストロークが打てるみたいなもんだろうか。
ちょっとベイビーステップのエーちゃんに似てるかも。
腹ペコのマリー
こいつの流れにべるぜバブで神崎の部下やってた城山くんを思い出した。
同じことやって切り捨てられて男鹿がキレたやつ。
今度はマリーの過去に入る模様。
タイガそっくりの奴がいたのは今マリーがタイガと共存できてる背景になるのかな。
U19
委員長が言ってた国家転覆計画はなんだったんですかね…。
完全に暴力で国会議事堂を制圧して大人党をぶっ潰す!とか言ってたと思うんだけど、1人で先走ってただけなの?
これな。
漫画の中で初めて示された指針が嘘って予想外にも程があるだろ…。
もうちょい事前の掘り下げがほしかったけど、糸を操るリビドーに対してライバルがハサミのリビドーというのは良いと思う。