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今週のジャンプ感想 2017年39号

2017/09/03

食戟のソーマ


格下相手に無双した司や竜胆先輩はヘトヘトになったが、格上相手に挑戦して勝ったソーマはピンピンしているし明日も試合出るぜ!
巻頭カラーがこんな話で大丈夫か。

同じ選手が複数回戦える形式なのはわかるし、それを戦略に組み込みたいのもわかるけど、登場人物の「疲れ方」がソーマ側に都合が良すぎて面白くない。
というか、明日司たちが休んでる間にソーマたちが試合出たらソーマたちは疲れるはずだし、その間休んで好調になった司たちを今度は誰が倒せるんだ?
満を持してみたいな雰囲気で一色先輩とえりながいたけど、1席相手に7と10で勝てるの?

この「疲労」をちゃんと活かすなら「勝った側は引き続き連戦すること」みたいなルールがないと成立しないよね。
休めるんだもん。

あとこれまで長いこと連載してきて急に「料理するといっぱい疲れる」という新システムが実装された感じがすごい首をひねる。
今までそこ指摘してこなかったよね!?

Dr.STONE


毎週毎週、科学の発展性というものをまざまざと見せつけられるね。

薬の材料に欲しかった鉄は武器にもなり、コイルを作ることで発電にも使うことができるようになる。
あさぎりゲンは扇風機やエアコン想像してたけど、それはまだだいぶ先の話だな…。

クロムの集めた材料、橋の床板、金狼の槍と劇中で登場した全てのアイテムが無駄なく有効利用されて落雷から電磁石ゲット、という流れにもう感服せざるを得ない。
劇中で描写されるすべてがちゃんとそれぞれに意味を持って配置されてるんだよなあ。
このストーリー構想に何年くらいかけてるんだろう…緻密すぎてびっくりする。

ONE PIECE


プリンちゃんが面白すぎる…。
サブタイトルの「プリン、『偶然』現る!」も、本編の外でさえデレ隠ししようとしてるのが本当面白い。

先週のゼウスブリードテンポを食らって煤けてすらいないマムはもう人間ではないと思う。武装色で防御を固めた感じすらないのに…。

ビッグマム編は本当、バトルしてこそいるけどバトルがすべてを決めちゃう展開にならないのが面白いね。
将星のクラッカー戦はルフィの食欲次第だったし、捕まったルフィたちはジンベエの協力で脱獄するし、マムも暗殺計画の成功如何だったし、いよいよ今度はケーキ作りが麦わらの一味の命運を決める。

シフォンがプリンちゃんたちと一緒にいるし、ベッジも改めて合流して共闘するのかな。
(多分)ビッグマム海賊団で一番強いであろうカタクリが静観してるあたり、マムの食い煩いを止めるために彼も力を貸してくれるかもしれない。
止める手段が「想像以上に美味しいケーキを食わせて満足させる」しかない以上、料理人であるサンジ含む麦わらの一味を倒してもメリットがないんだよね。
マムの勢いを見てると、そんなことしてる間にトットランド全域が滅んでしまいそうだ…。

僕のヒーローアカデミア


怯える子供の顔面を透過するキックをぶち込む男のどこがヒーローなのだろうか。
要救助者の心情を慮れという仮免試験編の設定はもうどこかへ行ってしまった。

個性を無効化する個性持ちの子相手に、自分の個性を前提にして巻き込む攻撃するって正気じゃないよね。
まだエリちゃんの個性の発動条件判明してなかったと思うんだけど、透過が無効化されてエリちゃんの顔面蹴飛ばしちゃったらどうするつもりなんだろう。

あと弱さが前提だから心の弱いところを突かれても平気なのはわかるけど、酩酊も大丈夫なのは本当にわかんない。

ハイキュー!!


乱れるレシーブ、走るセッター、荒れる音駒。
しかし音駒は、レシーブの返球位置を意図的に調整することで、相手ブロックを欺く戦略を仕込んでいた!

相手の攻撃に対する打開策が具体的に出てこず、「慣れてみせる」というのはある意味音駒らしい泥臭さなのかな、と思っていたら、相手の攻撃の肝を自分たちの作戦に取り込む、という予想以上にクレバーな手法が出てきてびっくりした。

今週一番のポイントはトスが短かったことについて謝る研磨へ海さんが返した「ハイ」という返事。
奴は音駒のお母さんだよ。父は黒尾。

ぼくたちは勉強ができない


珍しく?直球のお色気回。
しかもちゃんと先生の出番まで盛り込んでくるんだから、こりゃ先生登場回のアンケートがよほど良かったに違いないぞ。

下着店に一日で顔見知り全員が来る、というシチュエーションを
・大きいサイズでかわいいのも多いという豊富なラインナップ
・しかも30%オフの日
という理由付けしてるあたりがすげえ律儀でちょっと笑った。

最近はゆらぎ荘がお色気シーンおとなしいからその枠も狙ってるのかなー。
この漫画は下着をめちゃくちゃ可愛く描くよね。
今回背景にも色々なデザインのが置かれていて、何気にすごい手間をかけているんじゃないだろうかこれ。

そんで数々のお色気シーンを重ねた上でのオチ担当がもうめちゃくちゃかわいかった。
「やっぱAでしたー!」
いつか模試の判定でもそう言えると良いね…。

唯我くんの赤貧状態を察してアイス2本目は遠慮するところも根っこの性格の良さを感じさせた。
「大事なバイト代でしょ」って言ってくれるのすごい素敵…。
そしてこれもうちょっとしたデートだよね。
「バレたのがわたしでまだよかったね」にも、自分は他の二人とは違うんだよってアピールを感じる。
いや他の二人と違って自分は惚れてないよっていう意味なんだろうけど…そんなの文系ちゃん本人しかそう思ってないし…いやしい…文系ちゃんいやしい…。

阿波連さんははかれない


水あさとがジャンプ+で連載するコメディの出張版。
シュールな二人の行き違いコメディって感じで、とてもサクッと読めて実に電子版向きの構成をしていると思う。
しかし出張版というPRのタイミングゆえか、ライドウくんの思い込みがいつもより激しかった気がする。
普段は阿波連さんも大概なんだけど、今回完全にライドウくんが困った人だよね。

貧民超人カネナシくん


貧乏だがそれ以外のことは完璧…完璧?なカネナシくんと、そんな彼に惚れている頭のおかしい金持ち女子のラブコメディ。いやラブ要素はあんまないか…?
これもすごい読みやすくて、週1更新の電子版であることを活かした作品構成になっています。
この漫画は遠からず5分アニメとかになりそうな雰囲気がする。

HUNTER×HUNTER


エンペラータイムを維持したまま9時間も気絶していたクラピカ。
寿命をコストにしている分焦りは出るし、憔悴した王妃との意思疎通にも難が出る。
当たり前だけど、王妃にとって人が生で絞め殺されるシーンを見てしまった、というのは大きな負担だった。
だからこそ、そういったトラブルはより強い信頼を得るチャンスにもなる。

そしてそこでワブル王子が出てくるのはちょっともうズルいよ!
そりゃあお母さんは納得しちゃうよ!

だから少しあたたかい気持ちになった分、念獣の迎撃というのは絵的にも展開的にも結構インパクトが強かった…。
あの顔がダクトの中に現れるのすげえ気持ち悪いな!

結局今回の寿命をコストに得たものは、マラヤームの護衛配置と念獣の姿くらいだったか。
下位の王子は今回の継承戦で主導権を握っているとは言い難いし、本当に大した情報は得られなかった。

クラピカによる念能力説明会が始まるわけだけど、見開き1ページに15人の新キャラ、しかも全員個性的な顔のおじさんおばさんという地味さがすごい。
そしてその絵的に地味なページに大量の情報が詰め込まれている…。

ツベッパはワブル王子ごとでも味方に取り込みたい、というのがクラピカの方針と一致していて、一番頼りになりそうですね。
ハルケンブルグも今後の展開次第で仲間になれそうだけど、私設兵が全員倒れていたことの回答がまだ見えないのが怖いところ。
チョウライはすでに王妃でなくクラピカを重視してるあたり、大量の裏側を見ることの出来る読者に近い視点をすでに持っている模様。念こそ知らなかったけど、一番クレバーなのはやっぱり彼なのかな。

最後のページ、ちょっとわかりにくかったけど
「っていうイキリ面してるんだろうな…顔見なくても~」からのモノローグは、ベンジャミンの私兵のモノローグではないよね。
こいつが一番後ろに立ってるから「顔見なくても」というモノローグだけじゃこれが誰のものか推察はできないけど…

この大量の登場人物を使って混乱を起こすとか、また読み応えのある展開がやってきそうでとても楽しみです。

火ノ丸相撲


本当にプロ編が始まってびっくりした…ここまで来ると思ってなかったから、角界入りした火ノ丸が見られて本当に嬉しい。
ただそうなるとあの炎みたいな髪型はさすがに封印だね。
いつか大銀杏を結った火ノ丸の姿も見られるのだろうか。

大会の結果と全日本に出たかどうか次第とはいえ、久世が部長と同じ前相撲から地道に登ってきてるのなんか面白いんだけど、あいつとぶつけられた序二段までの力士たちがちょっとかわいそうでもある。

部長が天王寺と親しげなのもまた面白い。
幕下付け出しの天王寺と前相撲の部長では明確に差があるけど、あの気弱だった部長がここまで来たんだなあとちょっと感慨深いよね。

そしていよいよ横綱・刃皇の登場。
四股一発で天候を変えるあたりやっぱり人間じゃねえ…。
初めてこの漫画でファンタジー的スポーツ漫画演出が出てきたけど、それだけにインパクトは強い。
火ノ丸は駿海さんの修行で一回だけ立ち会ってもらってますね。5秒ももたなかったらしいけど。

いやーしかし、本当にプロ編に入ってくれるようで嬉しい。
ダチ高送迎相撲が始まったときはもう連載終わりだと覚悟してただけに、そこから先を読ませてくれるの死ぬほどありがたいな。
今ジャンプ本誌だと2番目くらいに応援してるし好きな漫画なので、このままずーっと続いていてほしい。

シューダン!


地元の大会で無事優勝をおさめたソーシたち。
勝ったけど対戦相手とのドラマが全く無かったのでちょっと印象うすめ。

祝勝会で小さくだけどみちるちゃんが出てきたのは嬉しかった!
いつか鹿高ダンス部もちょこっとでいいから出ないかなー。

あとはロクが地味にヤマトのお母さんについてよく知っている風なのがやっぱり気になる。
ロクの隠していることに繋がるんだろうけど、そこにヤマトも絡んでいるんだろうな。

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