今週のジャンプ感想 2018年2・3合併号
ジャンプの号数がリセットされると年の瀬って感じするよね。
僕のヒーローアカデミア
芦戸ちゃんは本当にいい子だな!
人気投票の結果発表。
ビックリすることに林間学校編以降のキャラのランクインなし。
一番新鮮なキャラでも体育祭編の心操くんってお前…。
話はインターン編の終わりから仮免編のつなぎの話。
2話前にエリちゃんは調整も訓練もできねえって言ってたイレイザーが、今週になってエリちゃんの調整と訓練担当として任命されてて笑った。
次号から仮免試験の再試験やることになるみたいだけど、仮免試験編のキャラ全員嫌いなのでしんどいことになりそう。
というか現ナンバーワンヒーローは学生の試験見に来てていいのかよ!
ONE PIECE
1年半くらい前にやっていたゾウ編のほんの一言「奥の手」がここに来て結実するの本当すげえな。
ミンク族に何かがある、なんて完全に忘れてたわ。
そして手足と髪の伸びたキャロットの色っぽさがハンパないわ…尾田っちスケベだわ…。
そして艦隊戦において「舵輪を壊す」って何気にすげえ有効打だな…ちょっと前までゾウの外に出たことのなかった娘の思いつく攻撃方法じゃねえぞ。
ところでこれもうチョッパーの嫁決定でいいよね?
Dr.STONE
銀狼マジ銀狼だな…。
今週のポイントは、ルリのそばに居るおじさん(父親だっけ?)がテコの原理を理解していたことですかね。
今までの、何も知らないと妖術に見えておかしくない様々と違って、急に原始的というか、極めて身近な「科学」の登場。
たった2コマの気付きのシーンだけど、次号以降の村における千空の立ち位置に関わってきそう。
そして千空も嫁をゲット。
いや立場上はともかく実際はクロムがルリとくっつくことになるんだろうけど。
ルリの側も千空の名前は知っているようだったので、この二人がどんな会話をするのかも気になるところ。
ところでWikipediaとか見てみたんですけど、千空ってこれ苗字なのか下の名前なのか。
大樹と杠はフルネームが判明してるけど、千空は「千空」としか呼ばれてないんですね。
大樹たちが親しげに呼んでるのを見るに、下の名前なんでしょうけど。
これはタイトルの「Dr.STONE」と合わせて石にまつわる苗字が来そうですね。
パートスリーズ
西尾維新と河下水希による合作読み切り。
学校の掲示板に「三つ編み」が磔にされているところから始まるミステリー…なんだけど、本当に西尾維新かな?と思うくらい素直でストレートな話だった。
そもそもメインらしいメインキャラが4人くらいしかいないので、犯人は誰だ!?と言われても大体察しがついてしまう。
作画はさすがの美麗さで、河下水希の絵は最近あまり見てなかったけど、こんなきらきらした絵だったかと驚いた。
画風に合わせて爽やかな読後感の話にしたのかな?
火ノ丸相撲
昨今の相撲協会のトラブルを揶揄しつつも、刃皇が語ったのは「相撲を通して人生を豊かにする」こと。
火ノ丸は確かに、必死に戦い「横綱になること」を目標として頑張ってきたけど、横綱になったあとも力士は土俵の上で戦い続けるわけで、その戦い続けてきた人がまさにこの刃皇。
戦ってどっちが強いか、という視点にとらわれていた火ノ丸にとって、相撲から何を得てどのような人生を送り幸せになるか、というのは抜けていた視点。
その幸せの象徴がここに同席したレイナさんになるのかな?
ちょうど横綱の隣にも嫁さんがいるわけだしね。
そしてその嫁さんですよ!
嫌な奴と見せかけての!あの!堅物な火ノ丸からホンネを引き出す手練手管!!
酒の席で男をあしらう商売やってただけはあるな!って人生の厚みを感じさせるすげえ嫁さんだったよ!
あんだけの胆力と頭脳があれば、突然角界で嫁になったってそりゃあやっていけるよ!
火ノ丸のことも、一目見ただけでどの部屋の誰かちゃんとわかってたしな!刃皇はわかってなかったのに。
ここのところ横綱メインの話になっていたけど、横綱の掘り下げを通して今後火ノ丸がどういう力士人生を歩んでいくか、それを考え直すきっかけを提示するという、本当巧みなこの構成力!
毎回盛りだくさんで、プロ編始まってから本当に毎週面白い!
だいぶ余韻をもたせたとはいえ、高校編が終わって作品の雰囲気とか変わってしまうのではという不安もあったんだけど、全くもって杞憂だったわ。
れっつ!ハイキュー!?出張版-ジャンフェスの楽しみ方-
本家ハイキューより上の方に掲載されているれっつ!によるジャンフェス告知漫画。
れっつ!ハイキュー!?はジャンプ+で掲載されているハイキューのスピンオフというか、パロディ系ギャグ漫画。
この告知漫画でも一端が見れるけど、青根さんが全身メカだったりやたらと月島兄が頑張ったり及川が馬に乗って大王ぶりを披露していたりします。
15年以上前に一回だけジャンフェス行ったことあるけど、未だに物販と展示で入り口別だったり、グッズの購入に手書きで申込書書いたり、全然変わってないんだな。
今時タブレット端末とかでもっとスマートにできそうなもんだけど、対象年齢低めだとなるべくシンプルな方がいいんだろうか?
ちょっとジャンフェス行きたくなってきたけど、社会人が一人で乗り込むのはちょっと勇気がいるなあ。
というか社会人が行って良いんだろうか?
ハイキュー!!
こっちは本家。
まさか単行本1巻のころのシーンがここにきて活きてくるとか、単行本何度も読み返してる人間でも想像つかんっちゅうねん。
まさかあのスーパーレシーブから点を取られるとは思ってなかったけど、あれは劇中でも言われてる通り足先で拾った相手チームのリベロが凄すぎた。
そして取られて、なおかつ一歩を踏み込む日向によって元気を取り戻す烏野高校。
この「一歩」は、まだ影山にトスもあげてもらえなかった頃の日向を見てスガさんが気付いた、日向の貪欲さや執念深さを表現した一言。
「次取るやつ見てろ!」の一言でチームを鼓舞する、これはエースの仕事と言って良いんじゃないでしょうか。
宮オサムはなんかやたら飯に例えた表現を使ってきますね。
日向のお陰で「腹を減らした」カラスがここから大暴れしてくれますかね。
食戟のソーマ
一年生対三年生で、一年生の側が「これまで大勢の奴と戦ってきたからな…」ってセリフ言うのちょっと面白すぎませんかね。
同じページに「ただの一年坊主」ってセリフあるのに、同じ環境でプラス二年戦ってきた奴よりも多く研鑽してることになってるの凄すぎる。
これなら斎藤先輩は、中村に誘われて転入してきた、十傑の席を埋めるための形だけの三年生みたいな展開にするべきだったんじゃないかな。
入学式の宣言がここに来て昇華される展開は本当に良いのに、その前のくだりがグダグダすぎて全然感動できねえ。
でも観客の中に、ソーマが美作から包丁を取り返してあげた女の子が混じってて、その子は真剣にソーマを応援してるっぽいのはちょっと良かった。
この漫画細かいところは上手いのに、大事なところすげー雑だよね。
シューダン!!
本当この「10年連載したラスト3話」みたいな雰囲気すごいな!
まだ26話だぞ!
26話でかつての仲間たちと全員集合展開をやるのもすげーし、それが結構アツい展開なのもすげーわ。
やっぱこの作者はスポーツそのものよりも、スポーツを通して生まれる人間ドラマに焦点当てたほうが絶対面白い。
ここで5対5のミニゲームを始めるってことは、誰かが足ヒネって、そこへ駆けつけたロクが追加メンバーとして試合続行する展開が来るに違いないね!
ちなみにホイッスル!(2002年完結)以降、ここ15年で最も長続きしたサッカー漫画は「LIGHT WING」の全21話だったので、26話以降まだ続いているシューダンが見事この記録を更新しました。
なおホイッスル!は全212話+新シリーズがWEBで連載中。
以降、シューダン>LIGHT WING>少年疾駆=DOIS SOL=マイスター>オレゴラッソ=NUMBER 10=東京湾かな?
2002年以降ずーっと不作が続いてるな週ジャンのサッカー漫画…。