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今週のジャンプ感想 2018年12号

2018/02/21


ハイキュー!!6周年!
この記念すべき表紙&巻頭カラーに長く続いた試合の決着を持ってくる構成力。

ハイキュー!!


強烈な息詰まる攻防!
影山、月島、大地さんの3人でやっとこさボールを拾うシーンは「重力との戦い」というのを思い出させられた。

そして双子版ウシロ・マイナスからの!日向の!ブロックポイント!!
忘れがちだけど日向はミドルブロッカーだった!
このたった1試合で日向の守備力ものすごい成長したんじゃないだろうか。

ツッキーのモノローグの「無敵なんかじゃないと他人より少しだけ知っているから」が青葉城西戦のラストを思い出させますね。
変人速攻を完全にブロックされて負けた日向・影山コンビが、変人速攻をブロックして決勝点を決める、という…。

こんなにこれまで積み重ねてきたものを使っちゃって、次の音駒戦大丈夫?
なんかネタ残ってたっけ?

Dr.STONE


いよいよ司たちとの戦争が始まってしまう…。
話に入れば絶対面白いんだろうという信頼はしているけど、司自身があんまり好きではないのでちょっと心配。

千空の科学力が戦闘の道具になってしまうのもあんまりうれしくない。
生きるため、生活を快適にするための科学であってほしかった。
まぁ火薬作ったりもしてたけど。

ところで司はあのゴブリンみたいな連中を、自分の信条に沿う相手として復活させたんだろうか。
あまりにビジュアルが違うから村から追放された犯罪者かなとも思ったけど、顔に石化から復活したことを示すヒビが入ってるんだよね。

金狼が致命傷を負ったのは、科学漫画である以上個人の戦闘力がキモになってはいけないからだろうか。
銀狼が鼻水垂らして泣いてるの見てちょっとこっちも泣きそうになってしまった。

これまで千空は科学の力を使って食や製薬を成し遂げてきたけど、腹部への刺し傷という外科医療の分野において、何かできることはあるんだろうか。
千空のことだから知識は頭に入ってそうだけど…。
金狼をここで死なせるとは思ってないので、早く治してあげてほしい…そして銀狼は代わりに男を見せてほしいね。

斉木楠雄のΨ難


ここ最近「いかにも最終章」な雰囲気を出してる斉木ですが、いよいよ世界観のキーポイントである噴火の解消に成功。
「ギャグ漫画世界=時系列が進展しない→実はループもの」というメタを逆手に取ったシリアス設定でしたが、これをサイキッカーズの協力のもとクリアーしたのは割とマジでかっこよかった。
まぁこの世界観設定が出てきたの自体、割と最近だけどね…。

最後のページ、まるで仲間にバレたみたいな雰囲気出してるけど、肝心の噴火抑えてるとこは見られてないし、ギャルと抱き合ってるの見られたところからの照橋さん本格参戦濃厚ラブコメ展開だよね。
期待してる!

ブラッククローバー


空を覆う魔法は騎士団長たちがなんとかしてくれるだろう…と思ってたけど、魔法帝が自力で止めちゃうの強すぎる…。

そして勝つことよりも国民を護る騎士団の長であることを優先する魔法帝マジかっこいい…。
その国民を護ることのきっかけとなったのがザラさんであるというのが本当尊い…。
彼の熱意が回り回って今日この日に国民を護ることに繋がったのだ…。

一方最後のページのリヒト様ものすごい小物顔してるけど大丈夫?
次回ヤミさんにボコボコにされたりしない?

破格の家賃


手塚賞準入選の読み切り漫画。
作者の好きな漫画「竹本泉作品」とあるように主人公タチバナの顔に影響がすごい出てる。

画風や冒頭のやり取りからシュール系ギャグかな、と思わせておいてからの展開。

幽霊との「家」を軸にした絆の物語がとてもしっとりしていて良い。
最後、待望の「家」を手に入れるも、見開き2ページ使ってタチバナがひとりぼっちであることを示すのが本当上手い。

毒気のない清潔な画風も作品にマッチしていて、とても印象に残る読み切りだった。

僕のヒーローアカデミア


誰も目を向けていなかったこの視点をかっちゃんが持ち込んでくるというのが面白い。
しかもかっちゃんは自分でそこに気付いたわけじゃなくて、たまたま当事者の愚痴を聞いただけなんだよね。
別に仮免で心的成長を経て他人の気持ちを察せるようになった、とかでは無いの。

この気付きを安直な成長の描写にしなかったのが面白いと思う。
初めてかっちゃんを丁寧に扱っていると感じたエピソードでした。

火ノ丸相撲


蜻蛉切はこのクソ野郎!と思うけど部長が認められてるのちょっと嬉しい…。

火ノ丸は横綱を倒さなきゃいけないのに、その前にこいつとの決戦が待ってそうだな。
部長と火ノ丸があえて言葉を交わさずに去ったのも、二人のやり取りは土俵の上で、ってポーズだろうし、火ノ丸対部長も絶対あるよね。

最後のバドの涙がとても美しい。
全部が本心ではなかったとはいえ、丸さんをバカにしてたバドがここまでになったのすげえ良いな…。
高校編ではそんな目立ったキャラではなかったからなー。

アクタージュ


ヒロインが「演じる」ことの意味を理解して第一部完、って感じだった。
対立軸になるっぽいライバルの存在も出てきて、ちょっと少年漫画っぽくなってきたかもしれない。

それにしても「デス・アイランド」ってストーリー全く期待できない感じが伝わってくる良いタイトルだと思う。
この映画絶対に藤原竜也出てるよ…。

HUNTER×HUNTER


スゲー面倒くさい男が出てきたけど、キレてるときだとクラピカも似たようなもんだよね。
実際このおじさんの側からしたら、わざわざ扉を開ける必要なんて全く無いんだけどさ。
カチョウとフウゲツがものすごい良い百合姉妹っぷりを見せてくれたんだけど、その後の男が妊娠する念能力者の登場が全ての印象を上書きしてしまった。
これコイツが死んだらお腹の子もベンジャミンに移行するんだよな…。

それは置いておいても各王子の念獣が少しずつ動き出してて結構ワクワクしてきた。
普通に1円玉が出てきたけど、そう言えばハンター世界の硬貨って日本円と同じデザインだった気がする。
確か天空闘技場の初戦で貰える152ジェニーがモロに日本円だったような。

青春兵器ナンバーワン


自分を殺す手段があることが、全力で戦える理由になるって零一の考え方が悲しすぎる…。
最後の1ページを見たときガチで泣きましたよ私は。
「無茶やらかす零一のツッコミ役」というエージのポジションがここで「暴走する零一を止められる唯一の友達」になるの本当最高だわ…。

フルドライブ


終わってしまった…。
終わってしまったけど最高の最終回だった…。

やっぱりこの漫画最大のポイントは真凛ちゃんの存在だと思うので、弾と真凛ちゃんの二人の関係に焦点を当てた最終回にしてくれたの本当感謝しか無い。
一話のやり取りとオーバーラップさせるのも、短命の作品になってしまった分わかりやすくはなってて良いね。

卓球という競技の深みみたいなものは見えてこなかったけど、代わりに主人公とヒロインの全開のコミュニケーション手段として卓球が据えられたのは良い決着だった。
結果としてだけど、このボーイミーツガールを成立させるための演出機構としての卓球だったなあ。

ただ全16話で単行本3冊ってのはどうかと思う。
作品に全く関係ない過去の応募作品とか載せて3冊だったら嫌だなあ。
UBSやリリエンタールみたいに描き下ろしの続編があったら紙の本で買うわ。

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