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今週のジャンプ 2019年18号

2019/04/08


鬼滅の刃アニメスタート!
一話はもう放送されましたが、近年のジャンプアニメだとハイキューに並ぶクオリティだった!
何よりアニメで吾峠呼先生のタッチをかなりのレベルで再現しているのに本当驚く。
連載初期は「アフタヌーンかバーズだろこれ」と思いつつこっそり応援していた漫画が、今や看板タイトルで手の込んだアニメ化がされるなんて、おれも鼻が高いよ(後方彼氏面)。

鬼滅の刃


この期に及んで奇襲は仕掛けないのが実に炭治郎。
額の痣を隠すように血が広がっているのは何か意図があるのかな。

アニメ一話を見たあとだから余計に衝撃的なんだけど、この透き通る世界が見えるようになったことで、炭治郎は単純戦闘能力では富岡さんよりも強くなったのだろうか?
猗窩座がとっさに殺さねばと思うくらいだから、結構確かなものなんだろうけど。

そして強いやつは鬼になれと勧誘するくせに、気に入らないとかなんかヤバそうで炭治郎殺そうとする猗窩座はやっぱり鬼だなって思いました。

ぼくたちは勉強ができない


学生キャラがどんなに頑張っていても所詮親の扶養下にいる、というのは学園モノなんかじゃ必然的に生じる設定ですが、今回のうるかちゃんの言葉は子供の側から出せるおよそ最高の回答だと思った。
親に負担をかけたくないから頑張っていた唯我くんにとって、この言葉は今のバイト+勉強+教育係という殺人スケジュールを抑えるきっかけとなるか。

っていう大事な話してるところで突然セクシーなシーンぶつけてくるまふゆセンセは何なん。今回うるかちゃん回じゃないん。
アニメ開始記念の巻頭カラー回に教師キャラのお風呂上がり持ってくる気だぜこの漫画!

火ノ丸相撲


火ノ丸ファンが着々と増えている…。
沙田と天王寺の後方理解者面がたまらない。

加納戦は割とすっと終わった感じだったなー。
まあ因縁の深い相手ってわけでもないしな。
ユーマさんの破城掌と無道の合わせ技が見れたのはとてもよかった。

火ノ丸たちは現状2敗なわけで、メタなこと言うと加納は誰かからあと1敗をもらわないといけないわけだけど、誰になるのかな。
そういや2敗が大勢居た場合、同部屋対決も込みの優勝決定戦になるのか。
冴さん対火ノ丸も、刃皇対加納も全部やってほしいよね。

呪術廻戦


洗脳解けてて笑った。
二人は中学時代から地元じゃ負け知らずだったのにな…。
女の趣味聞いてつまんねーやつ扱いしてた東堂が、いつの間にか伏黒と「友達の友達」みたいな距離感になってて、こいつまだ洗脳の被害広げそうだな…って。

今週衝撃的だったのは、悟が天元様のことを様付けで呼んでたことだよ。
あの人そんなメンタリティあったんだ…。

鬼滅の刃 冨岡義勇[外伝] 前編


「BOZE BEATS」の平野先生による鬼滅のスピンオフ漫画。
ジャンプ作家がジャンプ漫画のスピンオフ描くのものすごく珍しいと思う。

これがもう、ものすごいクオリティだった…。
吾峠呼先生の絵のタッチを再現しつつ、BOZEの頃から見せていた緻密で密度が高いのに何故か見やすい作画の両立。
BOZEとも、+で掲載された読み切り「勇者ご一行の帰り道」とも違うタッチで鬼滅を再現しているのもはや狂気。

しのぶさんの可愛さや富岡さんのコミュ障ぶり、鬼と人間の悲しいドラマなど、鬼滅の鬼滅らしい要素を欠かさず全部拾っている素晴らしいスピンオフでした。
今回は前編ということで、次号の後編も楽しみ。
もしやこの作画で水の呼吸のエフェクトが見られるんだろうか。

平野先生は週刊連載で急ピッチの作画をさせるより、こうやって読み切りペースにすると作画はもちろん作劇も屈指のクオリティだなあ。
BOZEは本当もったいない漫画だったけど、あれがもし月刊のSQ連載とかだったら今も続いていたかもしれんね。

RISKY MAGICIAN


魔法発動の代償として記憶が抜けていく魔法使いのギャグ。
ファンタジーだと特別珍しい設定じゃないけど、ギャグ漫画で見るとは思わなかった。
抜けた空気感や、やり取りの間も個人的に好みで結構楽しかった。
でも絵がちょっと苦手。特に弟子の顔がキモかった。

アクタージュ


あの頃の冷たい目をした夜凪ちゃんもいいよな…。

当時の夜凪ちゃんの是非を語る上で、夜凪ちゃんの内心を知らないまま非難させるのはフェアじゃないよなーと思ってたけど、それを小さな映像作品にして胸襟を開くとは思ってなかった。
役者ならではのアプローチでとても好き。

最後のページのアオリ「他人の数だけ自分がある」とあったし、フツーちゃんから見た夜凪蛍、周りの人から見た夜凪蛍、夜凪ちゃん本人から見た夜凪蛍があって、フツーちゃんは自分から見た夜凪ちゃんしか見てなかったことに気付いた、という話かな。
役者というのは他人に「自分で作った自分」を見せる仕事でもあるので、役者的アプローチから違う視点の夜凪蛍がいることを伝えられたわけですね。

でも友達できなくて茜ちゃんあたりに相談する夜凪ちゃんも見たかったなー!

ne0:lation


スゲー良かった…こんなにいい漫画になるなんて思ってなかったよ…。
1、2話のクソ主人公ぶりは何だったんだ…。

パソコンの技術に目覚めたネオがなぜクラッカーをやっているのかって、犯罪に手を染めてでもやらなきゃいけないことがあったからなんだよ…。
大事な人を病から救うために、医療データクラッキングして技術促進を進めるとか、他の漫画でも見たこと無い展開でとても胸が踊った。

子供の無邪気な称賛がウィザードである自分にこだわるネオの根幹を示していて、かつ犯罪行為に頓着しないキャラクター性の説明にもなってて、本当良くできた話だった。
こんな読者の感情に訴える話が作れるのに、初期のネオのクソヤローぶりに歯止めかけられなかったのなんでなんだよ。
初期の初期をもうちょっと上手くやってれば、それだけで掲載位置もっと上に行けたと思うなあ。

正直今週号で一番おもしろかったよネオ…。もう遅いと思うけどアンケも入れたからな…。

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