今週のジャンプ 2019年50号
表紙の刀に映り込む無惨が腹立つことにすごいかっこいい。
善逸はともかく猪之助は今どこにいるんだろうな。まだちゃんと出てきてないよね?
鬼滅の刃
すごいスッとラスボス戦が始まってびっくりしている。
それ以上に炭治郎が片目失明していることにびっくりしているし、今まで描写のなかった鳴女があっさり敗北していたことにもびっくりしているし、愈史郎が逆転の一手を打ってることにもびっくりした。
巻頭カラーにふさわしいくらい驚きと展開の波があってめちゃくちゃ楽しかった。
楽しかった…のに…炭治郎の目が…これ絶対もう片方の目も失明するよ…。
最終決戦が終わったあと、匂いでわかるから見えなくても困らないんだって微笑む炭治郎の姿が想像できてしまってつらい…。
ハイキュー!!
及川のパイセンぶりと日向のなつき具合が超微笑ましい。
日向は面倒見たくなるタイプの後輩キャラだし、及川はそういう奴の面倒見ちゃうタイプの先輩キャラだよね。
二人が仲良くしてる裏で、同じ写真を見て微妙な顔してる影山とウシワカも良い。
この二人同じチームかよ…影山のセットでウシワカがスパイク撃つの…?
白鳥沢の監督は「影山の我の強さは白鳥沢には合わない」と言っていたけど、このチームではどう機能するんでしょうね。
それにしても、春高の県予選やってた頃にあったワンシーンがここにきてようやく回収されましたね。
及川が顔の見えない誰かに激励されてる場面も、やっとその正体が明らかになりました。
烏野に負けたあとウシワカに語った「俺のバレーはまだなんも終わっちゃいない」の正体は、つまりこういうことだったわけですね。
なんというか、この人もウシワカに負けじと超バレー馬鹿ですよね。
ブラッククローバー
この国で修行して、半年後ともに戦ってほしい!
と言った次のページに「半年後―――」のモノローグ入ってんのもう驚かねえな。
なるほど修行編かーこの黒塗りの謎の精霊守たちが師匠になるんだなとかそういうの一切ねえなこの漫画。
多分バトル中に回想シーンでちょっとやったりするんだろうけども。
アクタージュ
羅刹女の芝居は夜凪ちゃんをギリギリのところまで追い込んでいる。
初期の夜凪ちゃんって割と内心を見せない子だったけど、これはかなりの破滅的願望持ちだったのでは…。
ダブルキャスト、千代子との対決、スーパースターとの共演という舞台を用意しておきながらも、話の中心軸は実は夜凪ちゃんのメンタルの深い部分だったんだなあ。
主人公が自分の心の中の闇と戦う展開、ってものすごい少年漫画だよね。
アクタージュは本当そういうプロットを演劇に置き換えるセンスがすごい。
ぼくたちは勉強ができない
うどん回かと思いきやだよ。
先生は生徒のメイン回を横からかっさらうのが上手すぎる…。
と思っていたら割とうどんの手のひらの上だったという。
今回は一枚上を行かれたというか、この子もう「人の気持を理解したい」という根本的課題クリアしてない?
成約の紅
読み切り漫画。吸血鬼モノもベタといえばベタだけど「コウ」と「兄ちゃん」の話に終始していたので、ベタな要素自体はあんま気にならなかった。
絵めっちゃ綺麗だし、コウが幼い分話の主導権を人間である兄ちゃんが握ってたのもなんか良かった。
だいぶ少年漫画らしくない感じはあったけどね。
絵のタッチ的になんとなくコミックバーズ感あった。
あとメインが男二人の絆に始まって終わったのもあって、だいぶ作者の性癖が透けて見えてたね。
これ連載になったら、兄ちゃんに横恋慕する100%報われない負けヒロイン出てきそう。
神緒ゆいは髪を結い
日本軍が研究していた女性を戦士化する研究…というところまではいいよ。
戦士に「スケバン」ってルビを振るんじゃねえ!面白すぎて気が散るんだよ!
と思っていたら次の次くらいのページで出てくる奈良県 怪光線お釈迦スケバン・阿修羅寺あす香である。
もう読者のキャパシティは限界よ!
それを差し置いてアヤ子が格好良すぎてヤバい。
Sランクスケバン相手に、すでに虫の抜けた元Aランクスケバンがステゴロで挑むってめちゃくちゃアツい展開じゃないですか?
やっぱこれ京都代表羽衣狐スケバン出てくるのかなあ。
漫画喫茶とか行ってぬら孫読み直してこようかしら。
ふたりの太星
今週一番おもしろかったのはこの漫画だと思った。
というかここ最近は毎回アンケの1位か2位に入れてるくらい面白い。
まだ25話だけど、結構上手いことこれまでのエピソードの積み重ねを活かしてるんだよな。
この話数でこんな展開できるのは、一話ごとにちゃんと情報の密度と積み重ねができてる証拠だ。
どう見ても一発キャラ、登場シーンで「こんちくわー」とか抜かしてた奴がこんな宿命のライバルみたいな枠になると誰が想像できたよ…。
ビーストチルドレン
今になってようやくラグビーの初歩みたいな知識が出てきた。
タックルやスクラムの基礎、体を地面と並行にする、スクラム組むには最適なポイントを組みながら探す、あたりの話は試合やる前に教えてくれよ…。なんとなく組み合ってんなって印象でしかスクラムのシーン見てないよ…。
こっちはまだ漫画内でルールさえ教えてもらってないんだぞ…。
今回の話、ラグビーはプレイヤー一人ではできず、相手と向き合って意思疎通することでプレーが成立する、っていうものすごく大事な話だと思うんだけど、そんな話を主人公デビュー戦のあとにやるなよ…。
プレーを通した意思疎通ってまさにスポーツ漫画の主軸になる構造を、試合終わったあとにやってどうすんねん。