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今週のジャンプ 2020年2号

2019/12/15


4本抜けて新連載は2本スタート。
百夜Rebootももうじき終わるけど、枠余らない?何するんだろう。

AGRAVITY BOYS


ジャンプ+での読み切りから昇格・本誌連載にやってきた新連載第二弾。
ちなみに「AGRAVITY」とは無重力の意。重力のある惑星に到着したところから始まるのにこのタイトルなのは、意味があるんだろうか。

さらにちなみに、1話のサブタイトル「ジェナダイバージョン3to1」は読み切り時代の本タイトル。
今回の1話の内容も、ブラッシュアップされつつも本筋は読み切り版と同じでした。
その上でキャラのビジュアルや、そもそもの画力がクオリティ高まっており、同じ内容だったはずなのにギャグで笑わされたのはすごいことだと思う。
読み切り「ジェナダイバージョン3to1」も3、4回は読んだんだけど、今回の1話でまた何回か笑わされてしまった。

「クリス、女になれ」や「おちんちん相対性理論」など言葉を印象的に使うのがうまくて、ファンコミュでも「アレが良かった」「これで笑った」と言いやすいのが強い。

正直1話の印象としては、長年連載してるビッグタイトルと比べて遜色ないくらい面白かったし応援したいと思えたので、このペースで頑張ってほしい。
こんな期待してるし応援できる新連載は久しぶりだ。
読み切り版からカットされたシーンもいくつかあったので、2話以降でいいので入れてほしいですね。

鬼滅の刃


ここにきてまさかの縁壱視点からの回想とは。
黒死牟が語った過去と少し印象の変わる場面なんかもあって、あの二人の見え方がまた変わりそう。

そして縁壱が対峙する無惨のそばには珠代さんの姿が。まだ無惨から離れていない頃なんだなあ。
無惨が医者をそばに置いていたのって、最終的には太陽の克服が本命の動機だからなのかな。

ハイキュー!!


奇策抜きに、日向が相手の思考を読んだ結果有利を取れているのが印象的。
烏野的飛び道具抜きでも、単純な身体能力と経験値で戦えるようになっているんだなあ。

れっつ!ハイキュー!?


ジャンプ+で連載されていた、ハイキュー!!本編のパロディ漫画。
全国大会一回戦が終わったあたりで完結してしまったんだけど、また読めるとは…!
なんか作家側の事情?があり一旦連載は終わりますが~みたいなメッセージがあったので、不人気による打ち切りとかでは無いと思っていたけど、+で連載再開してくれるんだろうかなあ。

ネタは砂で作った大地さんに甘える日向が一番ツボりました。
大地さん今何してんだろうなあ。

僕のヒーローアカデミア


先週号の引きから何も決着つけずにインターン終わっててビックリする。
あのエンデヴァーの決断はなんだったの…?轟家の話は…?

しかもインターンぶった切って始まったのが、ヴィジランテ(ジャンプ+連載の外伝)キャラを軸にした胸糞悪い話。
白雲のエピソードはちょっと前までメインでやっていたので、これは本編とヴィジランテで合わせてやったんだろうけど。

そこまで盛り上げて出てきたのが、個性的には一切関連ないけど黒霧は白雲をベースにした脳無かもよ、という話。
黒霧が脳無だった、っていう時点で大きな山を作れる話なのに、話の焦点が白雲に合わせてあるのはいいのか…?
ヴィジランテ読んでない人にとって、白雲って1コマだけ登場したモブ未満のキャラだぞ。

死体をベースにした会話のできる脳無、複合させまくった結果生まれた新しい個性ってあたりこそスポットライト当てるべき点じゃねえかな…。
これものすごい怖い話で、日常の中にオールフォーワンの手先が素知らぬ顔をして混じっているかもしれませんよ、って長編エピソードやれるくらいの設定だと思うんだけど。

ZIPMAN!!


新連載二話目なんだし、もうちょい派手な漫画であっても良かったと思う。
設定を開示するためのお喋りパートが大半だったのが惜しい。

2・3話目あたりで設定の開示に終始して漫画の方向性が見えないと痛いよね。

その設定開示に関わる弟がむやみに口が悪いのも印象良くない。
なんで弟をわざわざ感じ悪い奴にしたんだろう。ツンデレは透けて見えるけど今どき男のツンデレって相当うまくやらないと絶対即死案件だよ。今のジャンプで男のツンデレやれてるのって鬼滅とDr.STONEくらいだぞ。

アクタージュ


本気でぶつかりに行った武光たちの芝居が観客に届いたのかはさておき、桃白組はわかったもよう。
役者の矜持を見せた芝居は舞台をヒートアップさせるが、同時に暴走の可能性もある。

白石サンは冷静にしているけど、果たして花子にこの先のビジョンなんてあるんだろうか。
心理テストの回で見せたように、花子の中にあるのは「炎」。
羅刹女の恐ろしさを見せるには向いたのかもしれないけど、その先の感情まで花子の中にあるんだろうか。

さすがに舞台監督が何も考えてなかったから負けました、なんてことにはならんと思うけど、未だに本心を見せてないのが怖い。
まぁ花子が無理やっても、舞台上のメンバーなら自分たちでなんとかしてしまいそうな気もするけど。

Dr.STONE


千空と敵対していた氷月から語られる、科学とは別口からの「蓄積」の重み。

モズの戦闘能力はそれこそ突然変異レベルの天才なんだろうけど、一方の氷月の強さを支えるのは、長い歴史が積み重ねてきた技術と発想の蓄積。科学と同じく、人が少しずつちまちまと積み重ねて到達した高み。
陽が使いこなした拳銃もその一端。

先人たちへの敬意を忘れないのがこの漫画最大のポイントなんでしょうね。

夜桜さんちの大作戦


3話くらいかけてやった初の複数話またいだエピソードを、こんな形でしょうもないものにしてしまうのはひどいと思う。
この漫画、シリアスにやるべき要素とそうでない要素の扱い方がごっちゃになってて、どういう温度感で読めばいいのかわかりにくいんだな。

reboot:白夜


ORIGINでやれ、と思っていたレイの宇宙生活模様だけど、今週の1話を見せられてもう何も文句言えなくなってしまった。
白夜の命が尽きるまで宇宙にレイとISSがそこにあり続けた、という一点をやりたいがためだったんだなあ。

本編とは科学の使い方がだいぶ違ったけれど、これはSFでありながら本質は人情ドラマだったのだ。

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