今週のジャンプ 2020年10号
今週は作者取材のため、約束のネバーランドが休載。
…どこに取材に行ってんだろう…農園かな…。
魔女の守人
3連続新連載の最後の一つ。
残念ながら特にピンとくる要素のないふつうの漫画だった。
見たことある設定と見たことあるストーリーを、あまり上手くない画力で描いた漫画。
設定もあちこち荒かった。
「魔を祓う魔女」のあたりでヒロインの抱える設定はほぼ100%読めてしまったし、魔女一人作るのに12歳女子3000人を犠牲にするのも盛りすぎ。
魔女が若いうちに使用限界迎えるなら、10年前後に1度のペースで3000人消えることになるぞ。
一番駄目だと思ったのは「魔女を作れるなら壊す手段もきっとあるだろ…」程度の浅はかさで旅に出る主人公。
魔女がいらないくらい強くなると言うけどなってないし、ヒロインを魔女から開放すると決めたけど手段はわからない。
無策で旅に出てるけど、主人公が魔に勝てないならその都度ヒロインの力使わないといけないだろうし、その度侵食されていくんでしょ?見切り発車が過ぎる。
あとヒロインが可愛くねえな!
ONE PIECE
おでんの一撃はカッコよかったけど、カイドウに傷をつけたという割には浅い傷口に見えた。即反撃されてるしね。
ゾロが「閻魔」を受け取ったからって、今のカイドウに傷を与えられるんだろうか。おでんが戦ったの20年前のカイドウだし。
先週のモノローグでも、というかもっと前からわかっていたとおり、おでんの敗北で謀反は終わり。
やっぱりマネマネの能力強すぎるよ!
おでんの末期の言葉が「煮えてナンボのおでんに候」と明かされているとおり、処刑方法はやっぱり釜茹で。
「おでん」への皮肉なのか、ただの釜茹でじゃないのかはわからないけど、ワンピ世界のキャラが煮られた程度で死ぬ気があんまりしないんだよな…。
鬼滅の刃
日の呼吸=太陽=円環=円舞と炎舞が繋がってループする型、というのがめちゃくちゃ綺麗に繋がっていて、これまで他の呼吸には無かった要素が反撃の決め手になっているのすごいなあ。
縁壱→歴代竈門家→炭治郎へと継承されてきた日の呼吸の最後の決め手が繋ぐことなの本当すごくない?
ハイキュー!!
全プレーがスーパープレーすぎて見ていて疲れる!楽しい!
ようやく明かされるサクサの強みや、レシーブ時日向と影山の思考がシンクロしてるのも嬉しい。
けどやっぱり一番うれしかったのは、ウシワカのスパイクを素直に笑顔で格好良いなと言えている白鳥沢の監督。
これまでは「最高にかっこいいバレー」に対してかすかな含みがあったように見えたけど、今回の満面の笑みはそれらを感じさせないものだった。
大きくてもかっこいいバレーと、小さくてもかっこいいバレーの両方を見れたからかな。
田中姉と月島兄がペアでいたけど、あいつらまさか付き合ってたりすんのかな…。
田中とツッキーが義兄弟になったらきっと最高におもしろいぞ。
二人の結婚式、烏野バレー部メンバー席に仲間が集まる一方で親族席に座っている田中とツッキーが見たい…見たすぎる…。
Dr.STONE
長い長い戦いを経て、ようやくイバラと決着。
決め手は四度石化した龍水の捨て身の戦法。イバラにとって石化は致命傷だけど、龍水にとってはそうではなかった、というのが大きいのかな。
千空が無事なら絶対に直してくれるもんな。科学王国は互いへの信頼で成り立っている。
ただ決着の回に来てイバラにいくつかの謎が見えてくるのがこの漫画のすごいところで
・帽子を投げたコマで頭頂部から背中まで「石化復活者の持つひび割れ」のような線が見えること
・突然「Last Man Standing」という「英語」を使ったこと
をもって「実はイバラは石化復活者なのではないか」という疑惑が立ち上がりました。
これまで作中で横文字を使う場合は、基本カタカナ表記だったかな?
メデューサを起動させるときの「second」もまさに「英語」。
ちなみに「Last Man Standing」でググってみたけど、色々な意味があるらしい。
ゲーム用語としては「最後の一人になるまで戦うFPSのゲームモードの一つ」。
プロレス用語としては「ダウン後10カウント以内に起き上がれないと負け」というよく見るルールのこと
あとアメリカ映画のタイトルにも「Last Man Standing」というものがあるらしい。
ストーリーの流れを見ると「最後の一人の座を勝ち取った」くらいの意味に見えるけど、どうだろうな。
わざわざ英字表記にしたんだから、意味のある要素であってほしい。
そして決着した一方で、千空は復活液を使い果たしており再び一人。
石神村から通信があった(電波そんな強くできたっけ?)とはいえ、復活液を精製して復活者の選定を一から始めないといけない。
となると石像を集められる大樹と、石像を補修できる杠を真っ先に選ぶんだろうなー!あの3人がまた見たい!
アンデッドアンラック
「まだ戦うんですか?もう貴方の分の席はあるんだし」
「二席要る。俺『も』入るんでな」
このやり取りが最高だった…こういう細かなところで「おっ」と思わせてくれる漫画が大好きだ…。
画風はちょっと古いけど、絵は安定してて派手なシーンも多くその上テンポがいい。
否定者同士のバトルはどうやら「ルールを先に把握した方が勝つ」知能バトルの要素もあるみたいで、今のジャンプに無い要素なのでこれも楽しみ。
うまくいけば一時期のハンターハンターみたいな楽しさを期待できるんじゃないでしょうか。
毎週見応えがあるのでこの漫画はちゃんと応援していこうと思います。
マッシュル
そういう漫画だと言えばそれまでなんだけど、やってることが1話と同じなんだよな。
「イキり魔法使いの小細工を筋肉で倒す」って設定は面白いと思うけどそれしかやってない。
この漫画もテンポは早いと思うので、応援するかどうかは入学してシチュエーションが変わってから次第かなあ。
アクタージュ
「羅刹女」はやっぱり許しの物語だった。
夜凪ちゃんがたどり着いた「怒りの先」は花子には手が届かないものだったけど、怒りの先にあった許しを今度は夜凪ちゃんが与える。
舞台で三蔵法師の役割だった許しを、今度は夜凪ちゃんが花子に与えているという構図。
観客側の反応もそれぞれだけど、役者サイドは夜凪ちゃんの芝居が解けたことに気付いている一方で、唯一一般人サイドから夜凪ちゃんの苦しみに気付いたひなの存在が尊い。
黒岩の目論見は本人の見込み以上に意義を持ったんじゃないだろうか。
芝居としては失敗だし勝負そのものは夜凪側の負け、ということになるんだと思っていたけど、対決構造は残るんだな。
天地にも黒岩にもそれぞれ魂胆があるようで、ここでまさかのデスアイランドが話に上ってくるの予想外しかない。
あまりにも夜凪側が長かったので、舞台の失敗=反則負けで桃城パートはダイジェストになるのかと思ってたけど、こっちもちゃんとやるようでびっくりした。
さすがに夜凪側と同じ長さではやらないと思うけど、それもシナリオ次第か。
僕たちは勉強ができない
もう…うるかちゃんルート確定なんじゃないか?
こんだけの熱量持ったエピソードをやって、その後に別のヒロインを選ぶ選択肢が許されるだろうか?
これまで長い時間をかけてヒロイン→唯我くんの関係性は構築してきたけど、唯我くん→ヒロインの関係性は「尊敬してる」とか「自分の得意な分野で応援したい」みたいなものが多くて、恋心に通じそうな要素はなかったんですよね。
年頃なので「綺麗な異性」にドキドキするシーンはあっても、それ以上を唯我くんが意識するシーンは実は無かった(と思う。見落としてたらごめん)。
その唯我くん→ヒロインをこれから描いていくんだろうな、と思っていたんだけどその初手で決着がついてないかコレ。
呪術廻戦
ここの真人の小さな1コマに色々なものを感じられてたまらない。
夏油が体を乗っ取り返すことを懸念してるのかなあ。
次回以降、虎杖と伏黒の連携が見られそうで楽しみ。
肩並べて戦うシーンなんてもう長いこと見てないもんな。
サムライ8
スカイリム丸パクリじゃねえか。
しかも上っ面だけ真似てるもんだから、スキルツリーが星座型にしてある意味が全くない…。