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【HG00】セラフィムガンダム

2020/06/23


またもガンプラの記事です。
いかにドハマリしているか自分でもよくわかる。

今回紹介するのはHGセラフィムガンダム。
00のセカンドシーズンに登場したティエリアの搭乗機。セラヴィーガンダムの背中についていた巨大なガンダム顔…の正体がこいつです。
HGではセラヴィー、セラフィムと別々にキット化され、組み合わせることでアニメでの活躍を再現できるようになります。
まぁ今回紹介するのはセラフィムのみなんですが。セラヴィーは買ってないので。

単価が1,000円という安さと、面構成がシンプルゆえに合わせ目消しの練習に丁度いいかな、と思って購入。
ところが実際に組んでみると、可動範囲の広さとシンプルゆえの良さが味わえる、面白いキットでした。
今では単純に愛着が湧いてしまっています。


パーツ量はこんな具合。かなり少ないですね。

足は基本的にはモナカ合わせ構造。そのためきちんと仕上げるなら、やはり合わせ目消しは必須です。
腕は少し変わった構造になっていて、合わせ目の出るパーツに合わせ目の出ないワンパーツ構造の筒(前腕)を差し込む構造。
肩は合わせ目が目立たない構造になっているので、消す必要はないかと思います。
他、スネ・かかと・頭頂部などに合わせ目が出ます。

こいつの厄介なのは、腕も足も関節を「挟み込む」構造だということ。
よって綺麗に仕上げるには「後ハメ加工」か塗装時の「マスキング」が必要になります。
まぁそういう意味でも「初心者が色々な作業の練習に使う」にはうってつけのキットでした。


というわけでとりあえず組んでみたのがこちら。
全身黒はヤスリがけのあとがめちゃくちゃ目立ってしまいますね。
胴体がまるまるガンダム顔という実にユニークな見栄えをしています。


お腹が顔になっているおかげで肩も独特の構造をしており、腕の生え方が普通のガンダムとはだいぶ異なりますね。
肩自体はポリキャップの一軸接続になっています。稼働を邪魔するものが一切ないため、上下の稼働範囲はトップクラスに広くなっています。
その代わり前後には一切動きませんが…。

なお額・手の甲・肘関節部にクリアパーツが使われていますが、透明クリアのため設定にならうにはクリア塗装が必要になります。
これは難易度が高い。


武装は2本のビームサーベルのみ。きちんとクリアパーツです。
代わりにと言っちゃなんですが、遠距離装備は一個もついていません。
セラヴィーには逆にサーベルが付属しなかったと思うので、やはりセラヴィーとセラフィムは合わせて組んで始めて1つのキット、ということですね。


セラフィムの面白いところは、変形してセラヴィーの背中にくっつくという構造の都合上、下半身の可動範囲が異様に広いところ。
よく可動範囲の表現に使われる膝立ちポーズなどは余裕で決められます。


それどころか正座も余裕。
そもそもセラヴィーの背中にくっついているときは正座してるようなもんだしね。


サフを吹くとがらっと印象が変わります。
ヤスリがけの傷も消えて、黒で潰れていたディティールも見えるようになって、だいぶ引き締まった印象になります。
この角度だとガンダム顔も見えませんし、小型の高機動近接格闘モビルスーツ、ッテ感じがしますね。


というわけで合わせ目を消して塗装完了したのがこちら。
ここから先の写真は背景もきちんと紙を敷いたものになるので、だいぶ見やすくなるかと。

合わせ目は肘と腿・くるぶしだけ消してあります。
スネは合わせ目がディティールに見えるようモールドを掘ったんですが、写真じゃ潰れて見えないですね…。
公式の作例では肘と前腕の合わせ目も消すのが正解みたいですが、合わせ目というよりディティールっぽく見えたので消していません。

黒はMrカラーのつや消し黒で、白・黄色・赤はガンダムマーカーエアブラシ、関節部等のグレーはサーフェイサーそのままです。


全身の黒に、差し色として入るガンダム顔の白・赤・黄色がいい感じです。
各部の凹ディティールに色を載せようかとも思ったんですが、印象がぼやけそうなのでやめました。
セラフィムガンダムというデザインの主役は、やっぱりお腹のガンダム顔だ。


セラフィムは横から見るのが一番かっこいい気がする。
ちなみにお腹のガンダム顔のブレードアンテナはかなりぽろりしやすい構造になっています。
きちんとはめているはずなのに、ボールジョイントが横から丸見えの時点で想像できるかと思います。
あまりにひどい場合は瞬間接着剤でボール軸を太らせましょう。


改めて武器をもたせて一枚。
セラフィム単体で見ることで、印象が支援メカから忍者とかアサシンみたいな感じに変わってきました。


というわけでHGセラフィムガンダムでした。

あくまで作業の練習用のつもりで買ったキットでしたが、組み上げて動かしているうちに愛着が湧いてきて、今やセラヴィーから離れて単独のクロスレンジアタッカーにしか見えなくなりました。
おかしなデザインと思っていたのに、こうして見ると無駄の削ぎ落とされたスパルタンなデザインにさえ見えてきます。

きれいに仕上げるにはゲート処理、表面処理、合わせ目消し、後ハメ加工にマスキング塗装と敷居のめちゃくちゃ高いヤツですが、出来上がりの満足度はとても高い、意外なキットになりました。

明確な欠点は挟み込みパーツの多さと、ブレードアンテナや腰の前垂れが異様にゆるいこと。
どちらも一工夫で対策できるものではありますので、工作に挑戦する第一歩として、セラフィムをパートナーに選んでみてはどうでしょうか。

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