機動戦士ガンダム Gフレーム10 エールストライク
ひっさしぶりに食玩の話。
昨日発売となったGフレームシリーズの最新作10弾より、エールストライクです。
Gフレームシリーズとは、非稼働フレームに装甲を着けた立像である「アーマーセット」と、可動フレームと武器セットが一緒になった「フレームセット」を揃えて買うことで、可動式のMSが完成する食玩シリーズである。
アーマーセットとフレームセットはそれぞれ500円、揃えて買うと1,000円と結構お高め。
その代わりと言っちゃなんですが、独自のカッコイイ系デザインアレンジとカッチリした造形がとても魅力的。
ちょっとしたHGのガンプラに近いレベルの価格帯ではありますが、ガンプラにはない魅力をきちんと備えており、ガンプラの下位互換ではありません。
こちらはアーマーセット。
各パーツは、食玩らしくビニールの袋に個別に収められており、組み合わせるとこうなる。
今どき珍しい太めのアウトラインと、RGにも負けないバキバキのディティールアップがとてもカッコイイ!
白の成型色に部分塗装がされており、足りていない箇所はあるものの、正面から見る分には不足なしと言ったところ。
物足りない箇所は、自分で塗ってもいいかもしれませんね。
ABS製なので、溶剤の浸透による割れには注意しましょう。
付属品は一切なしで、アーマーセット単体だと生ストライクのみ。
揃えて買って初めてエールストライクになります。
ちなみにこの平手は、取り外してフレームセットに付けることができます。
フレームセット側にいは握り手がついているので、両方揃えると両手に握り手と平手が揃うことになります。
HGのガンプラでもやってないありがたい仕様。
非稼働フレームと言いましたが、1軸で頭と肩だけは稼働します。
これでポーズを付けるのは流石に無理だけど。
ちなみに腰から下には一切可動軸がありません。SEED当時あったコレクションシリーズよりも可動軸が少ないです。
非稼働なので当たり前ですが。
塗装は本当に正面から見える部分のみで、角度を変えるとちょっともの寂しい。
特に二の腕と太ももはコの字型の装甲をかぶせる構造になっており、後ろから見るとフレームが丸見えです。
かなり大胆なコストの割り切り方だと思います。
もっとも、背中を向けて飾る例なんて殆どないので、これはこれでいいと思います。
ここちゃんと作って各600円になられても困るしね。
頭部はバッチリ塗装されています。
黄色いアンテナは例外的に背面まで塗装済み。足りないのはイーゲルシュテルン部くらいか。
肩は前後の挟み込み式ですが、合わせ目が段落ちモールド化されています。
続いてフレームセット。
可動フレームと、ビームライフル、アーマーシュナイダー、シールドと接続パーツ、そしてエールストライカーのセットです。
シールドは全塗装済。エールストライカーはウイングの赤が塗装されていますが、下半分のスラスターは無塗装です。
フレームは黒鉄色っぽい成型色で、無塗装ながら安っぽさはナシ。
装甲で隠れる部分にもそれらしいディティールがあって、なかなか見応えがあります。
このフレームに装甲を着せていく形で、アーマーセットとフレームセットを合体させていきます。
まずは生ストライク。手にはアーマーシュナイダーです。
可動は肩・肘・腰・足の付根・膝・足首に用意されており、そこまで可動範囲が広くはないものの、ポーズを付けるには十分です。
装備をもたせてエールストライク状態へ。
右は非稼働フレームです。こうしてフレームにアーマーを着けたあとは特に役目もないので要らないのですが、ちょっと捨てづらい。
アーマーシュナイダーは残念ながら腰のホルスターには収められません。
また、エールストライカーについているビームサーベルは柄のみで、サーベル部は付属しません。
さすがにクリアパーツのビームサーベルは無理よね。
なかなかバランスがよく出来ており、多少膝の角度に気をつけてあげれば、エールストライカーを着けた状態でも自立が可能。
股下にはガンプラ同様の3mm穴が空いており、対応するスタンドがあればこうして飾ることも可能。
やっぱりエールストライクといえばこのポーズよね。
というわけでGフレームシリーズより、エールストライクでした。
昨今のガンプラに反抗するかのような、太く仰々しいデザインアレンジがとても良き。
RG以上PG未満くらいの情報量に、この力強いシルエット!なかなか見られないストライクだと思います。
食玩のため、販売店は主にコンビニやスーパーです。
同弾にはガンダムMKIIとジョニー・ライデンザクもアソートされており、どちらもなかなかカッコよかったです。
食玩系は買い損ねるとなかなか次がないので、欲しいものを見つけたら即買っておきましょう。