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陰気なセルフ緊縛乳首家紋がデッキを回す

イベント告知を見て、一番ビジュアルが気になっていた戦闘員チズルが実装されました。

これがなんと、常に自分を後ろ手に拘束しているセルフ緊縛、代わりに武器をふるうメカアーム、極めつけは乳首部分に家紋(正確には所属する企業の社章なのですが)。
そしてこの家紋が、徳川家の「三つ葉葵」に雰囲気似ているんですね。

ユキたちと同時にビジュアルが告知されましたが、もう一発で惹かれまして、実装を待ち望んでいた次第。

ちなみに性能としては、ちょっと特殊な制限がかかる代わりに、デッキの回転を滑らかにするサポート寄りサブアタッカーという感じでした。

カード性能

ユキまでは既存の共通効果を組み込んだデッキでしたが、チズルはこいつ一人で「呪縛術」「結束」「拘束」とかいう3つもの効果を所持しています。

しかもこの3つが絶妙に噛み合ってない(悪口ではなく、それぞれ独立した役割を持っているという意味)ため、チズルの使い方に慣れるまでちょっと時間がかかりました。

同時にメイリンやハルがいかにシンプルな構成になっているかもよくわかった。
あいつら寝起きのぼんやりした頭でもデッキ回るからすごい。

呪縛術

チズルのカード【業火】で、敵単体に付与するバッドステータス。
すごい敵を拘束しそうな名前なのに、これによって敵に与える不利益は存在しません。

この呪縛術が付与された状態の敵に、誰かが攻撃する1ヒットごとに、チズルに「鬼火」という固有スタックが溜まっていき、鬼火が5になると攻撃カード【月影】が生成されます。
カード一覧右下のカードですね。

トレサの【影の短剣】みたいに、条件を満たすことで攻撃カードを生成していくのがチズルの基本ですが、ここで生成される【月影】には[消滅]がついていないのがポイント。

つまりチズルは多段ヒットさせる手段を多く備えておくと、それに応じて強力な攻撃カードがおまけで貰えるという設計の戦闘員です。

結束

同名カードが手札にあるとき、2枚以上のカードが1枚に合体して代わりに強化を得る効果。

チズルのカードでも【月影】だけがもっている。
デフォルトでは1枚しか持つことが出来ないが、カードコピーの対象になる他、上記した呪縛術による鬼火5でバトル中に追加生成が可能。

+1、+2ではカードが微妙に強化されるだけだが、+3になるとカード名が【月影+】となり、基礎ダメージ値が増える上に、回復効果が付く。

チズルのメインウェポン…のはずなのだが、鬼火だけで月影を賄う場合は合計15ヒットも求められるため、完成がとても遠い。

しかも【月影+】は一度使ったあと、元の【月影】に戻ってしまう。

チャージに時間がかかる割に効果もそこまでなので、今のところ【月影】に対する期待値は低い。
そもそも1枚は生成に頼らずともデッキに所持できるので、それをカードコピーで増やしたら結束のペースが早まって印象変わるのかな。

【月読】を使えば鬼火のたまりも良くなるが、カード2枚使って2.5枚分くらいの溜まり方なので、ちょっと物足りない。これもヒラメキ次第か。

仲間にも多段ヒット攻撃や0コス連打攻撃が求められるので、編成を多少縛る。
といっても空虚属性には、0コス生成連打アタッカーのトレサが初期配布でいるので、組ませる相手がいなくて困ることはなさそう。

トレサをメインアタッカーにして、連打し続けるとご褒美に【月影+】がもらえて更に追加攻撃!っていうのが基本なのかな。
特化させたビルドもやってみたいけど、多分に運が絡むので実現できるかは別の話だ…。

拘束

チズルのもう一つの軸であるコスト管理サポート効果。

自分の両腕を後ろ手に縛ると、何故かパーティ全体でカード効果によるAP増加ができなくなります。

例えばミカの【水の根源】や[波]スタック、共通カード【栄光の抵抗】など、そして神ヒラメキのAPアップなど。
いずれも無効になってしまう。発動できなくなるわけではない。

デメリットとしてあまりにも重たいようだが、一方でカード効果の後半では「ランダムな戦闘員のカードコスト減少1」という効果もついています。

つまり「APを稼ぐ方向でカードを回せなくなる代わりに、コストを減らす方向でカードを運用するスタイルへ切り替えるカード」と言えます。

カード1枚のコスト減少1だとあまりにもしょぼいけど、ヒラメキ時のパンプアップが大きい。

カード2枚のコスト減少1(消費AP-2)や、カード2枚発動(-0~18までランダム)と振れ幅も大きい。
個人的にはランダム2枚発動で運任せするのが結構好きで、コス2のカードが多いキャラが使いやすくなります。

コス0のカードで盤面が埋まるようなキャラだと、メリットを感じづらい。
まぁコス0で戦うキャラはAPも稼がなくていいんだけど。

編成に加入させることで、APというものへの扱い方ががらりと変わるのが、この拘束の特徴。
どことなくスターレイルの花火ちゃんを思い出す。

とは言えまだ数回使ってみたきりです。

見ろよこの他に類を見ない衝撃的な後ろ姿を。

というわけでチズルのファーストインプレッションでした。
まだチズル連れてイベント用カオスを数回まわっただけなので、性能を把握出来たとは言い難い。
特にヒラメキとコピーは運次第なところあるしね。

こんな感じで、ヒット数の多いカードと【月読】を合わせれば、「鬼火」も貯めやすくなります。
組ませる相手はやっぱトレサかなあ。2ヒットが多いユキもいいけど、ユキ・チズル・ドロー役だと編成がキツキツすぎるか。


普段ならあまり持っていたくないコス2カードを、コスト踏み倒して運用できるという点には大きな可能性を感じています。

【月影】をぶん回して戦うタイプのチズルと、【拘束】を使ってコストを踏み倒してデッキ回転をサポートする支援タイプのチズル、どちらも可能性があって良いですよねえ。
いや正確にはそれを両立できるのがチズルなんですけど、隣に誰を置くかで考えるとチョイスが難しいところがあるなあ。

今までのキャラで一番、きちんと考えて使わないといけないキャラだと思っているので、何度も使ってみて印象が変わったらまた記事にしようと思います。


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