ラブライブ!-school idol project- #8「やりたいことは」
廃校を目前に、エリチカは生徒会としてやれることをやろうとする。
責任感と母校への愛着と意地でもうがんじがらめです。
星の逆位置は失望、絶望、高望みなど。厳しい。
生徒会。エリチカ以外のメンバーはμ’sに対して割と好感的。
真面目に学校の良さを伝えたい、というところから頭が固まっているエリチカは「どうすると志望者が喜んでくれるか」を忘れています。
「なんでお姉ちゃん、こんな話してるの?」
「これがお姉ちゃんのやりたいこと?」
身内は容赦なく最短距離で言うべきことを言ってきちゃいますね。
めっちゃ手厳しいエリチカ。
指導を請け負うも、それはμ’sの心を折るため。
しかし折れずに、むしろ指導のお礼を言うメンバーに、どうしていいか迷うエリチカ。
この子ら全員人懐っこいからな…。
μ’sが困難に立ち向かうことができるのは、それがやりたいことのためだから。
一方責任感=自分の意志とは別の所で戦うエリチカは、何事も上手くいかず葛藤に苦しむ。
やりたいことをやっている穂乃果と、
やらなきゃいけないからやっているエリチカの苛烈な対比。
「エリチが頑張ってるのは、いつも誰かのため」
「本当にやりたいことは?」
「今更アイドルをやろうだなんて、私が言えると思う?」
無理をしてきた全てがここで重荷となってエリチカにのしかかります。
本当損な役回りをしてきたけど、だからこそ8話の感動があるんだよ…。
そしてここだよ!ここ!
ラブライブ1期はここからの数分のためにあったと言ってもいい!全てがここに帰結する!
そう、ラブライブの1stシングル「僕らのLIVE 君とのLIFE」のPVのワンシーンです!
あのPVはμ’sが結成していく過程をまとめたもので、しかしこれまでのメンバーの加入はテレビ用にアレンジされてきました。
しかしここだけ、溜めに溜めたエリチカだけはPVのシーンをそのままなぞってるんですよ!
1stの頃から応援してたファンの涙腺を一撃で根こそぎころしていく感動の演出でした。
もうこのエリチカが椅子に座ってるカットだけで「あれだーーーー!」ってなって泣いたからね当時。
これまで裏で色々してきた全てがようやく結実した希。
なんか最後に正体を明かす黒幕みたいや。
そしてここに帰ってくる。「僕らのLIVE 君とのLIFE」!
私達「9人」のスタートの曲です、と1stであることを意識した台詞も嬉しい。
屋上で練習するシーンや、バドミントンの羽を部室に放り込んでしまうりんぱななど、
PVを彷彿とさせるシーンがいっぱい出てきますね!
CGも当時とは比べ物にならないほどクオリティアップしているのがよくわかります。
ついに完全始動したμ’sの、初ライブでした。
本当放送当時1回見ただけでぼろっぼろ泣いてしまったんですが
キャプ取るために見なおしたらまた泣いたのでもう駄目だと思います。