今週のジャンプ 2015年51号
ジャンプの号数で今年もそろそろ終わりだな…と気付くよね。
バディストライク
新連載の野球漫画。
取り立てて悪いところはないけど、良いところもなかったという印象。
自分の才能に気付けない一人と、それに気付けるもう一人が出会って~ってのが今の時代ありふれすぎててなー。
野球って点でもおお振りの存在が立ちはだかる。
キャラデザも地味めなので、女性人気に繋がる感じがしないのが苦しいか。
次回予告見ると次号もキャッチャーから勧誘を受けるピッチャー、という話らしいが
バッテリー組むだけでそんな尺使ってて大丈夫だろうか。
僕のヒーローアカデミア
まさかの葡萄回。
USJでのヴィラン襲撃回は葡萄いい感じだったなーこれは成長枠だぜ!と思ってましたが、
割と早くにそれが結実する回を見れて大満足です。
USJでデクが強力な個性だって言ってたけど、どう戦うと強いんだろうって思ってました。
確かに、手足や武器を固定しちゃえばそれだけで相手無力化できるんだな…。
ヴィラン相手でも怪我させずに確保できるっていうのはすげえカッコいいぞこれ。
「ヒーローだからかっこいいんじゃなくて、かっこいいからヒーロー」
ってモノローグの背景イメージに相沢先生、オールマイトと来て
最後にデクの名前挙げるのがこう、峰デクキテルね…。
食戟のソーマ
親父はよくわかるけど、堂島先輩もこういうノリに乗っかる人だったんだな…。
食戟の封殺なんて作品タイトルぶっ壊しかねない展開を持ってきたのに、
結局普通に食戟して決着をつけるっぽいのはちょっと残念。
料理の内容を早々に明かしちゃった分、まだ何か展開は隠れてそうですが。
火ノ丸相撲
今週も文句なしで一番面白かった…。
先週巻頭カラーだったのに来週センターカラーなんだよな。
1話面白かったけど相撲ってテーマがどう響くか…とか思ってたがもう完全に中堅どころとして安定かな。
部長と潮の戦い、ただどっちが強いかというだけではなく、
その間にあるお互いへの想いにフィーチャーしてくれたのが読後感の爽快さに繋がってますね。
今真っ向からぶつかってる部長が強くて喝采浴びてて、それが嬉しいってのが本当かわいい。
中学三年間特訓のために引っ込んでた潮にとって、部長は多分辻以来の仲間でしょう。
気弱だけど優しくて相撲大好きな部長が実力までつけちゃったら、もう相撲仲間として100点満点だよこれ…。
試合が終わったらすぐ潮の怪我を心配する部長もめっちゃ可愛かった…。
次回で個人戦クライマックスらしいけど、まだ個人戦の試合シーン一個もない人が一人いるよね…。
ハイキュー!!
黒バス読んでた時も思ったけど、エースが精神的支柱すぎて監督がやることないって漫画だと多いよね。
ウシワカはもう精神が完成されすぎてる…。
山口がピンサー大活躍しててとても嬉しい。
この場面にツッキーがいないのがもったいねえなあ!
今週読んでて思ったけど、ハイキューは擬音の演出がバリエーション広くて
画面が賑やかなのがいいよね。
次号クライマックス、さすがに烏野の負けは無いと思いたいけど…。
ツッキー早く来てくれ。
ブラック・クローバー
ひたすら気持ちいい回だった。
アスタの地元エピソードって1話でしかやってないから、孤児の兄貴分だって忘れてたわ。
このお姉ちゃんもできればまた出てきて欲しいけど、さすがに厳しいだろうか。
王都襲撃編の前にこれやってれば、助ける対象として出てこれたかもしれん。
あと汚え酔っぱらいふっ飛ばしたときにフッハさんが巻き込まれてて笑った。
ものの歩
今週はこれもかなり良かった。
ジッポの第一印象はかなり悪かったのに、いつの間にかすっかりいい感じになっちゃって。
遠慮無く罵詈雑言が飛んでくるネット配信のコマから、
そういう雑音の聞こえていない二人→余計な文字の消えた空間という演出が素直で読みやすい。
ゲームのシステムメッセージ風なウザい喋り方も無くなりそうだし
いちごパンツの彼も来たし
これはやっぱり3人で一緒のチームで団体戦展開来るぜ!
左門くんはサモナー
めっちゃ面白かった…クズが出てくると左門くん超活き活きするよな…。
「もうひと踏ん張りダメすか!」「先輩!」「ダメすか」
とか
『限界を迎えた―――』「お前かよ!」
とか心に残るボケツッコミがめちゃくちゃ多いよこの漫画!
クズとゴミのコンビネーション→勝てない
の流れだけでもう笑えるので、今後もクズには定期的に出てきて欲しい。
こういうお約束パターンが構築できるとジャンプ連載で強いし。
絵も綺麗で読みやすいし言葉の応酬が多彩だし、最低でも単行本5冊分くらいは連載して欲しい!
そしたら机に5巻まで常備しておくから!
ワールドトリガー
木虎がいかにオサムのことをちゃんと見ているか、という回だった…。
キトオサキテル…。
オサムを褒める言葉だけは絶対口にしない木虎がなんかもうカーチャンみたいだった。
他の人たちが教えてって言ってきたことを教えてるのに対して、
木虎だけは今のオサムに必要なことをきちんと考えた上で教えてるんだよね。
ところでワイヤートラップと重しを駆使する小隊ってなんかゲリラみたいですね。
オサムの張ったスパイダーにチカちゃんがメテオラセットしたらもう完全ゲリラだぜ。
んで罠に気を取られてると首狩りチビが猛スピードで襲い掛かってくる。
柿崎隊の冥福を祈る。
カガミガミ
終わってしまった…。
面白いときとつまらないときの波が激しすぎた、という印象。
特にスタートダッシュが鈍すぎたのは明らかに致命傷だったと思う。
ああいうゆるい漫画嫌いじゃないけど、ジャンプの2話目でやる話じゃないよ…。
ブラクロが今週38話でようやく息抜きの話やったというのに。
それはさておき式神使いが殺し合いをするシーンではやっぱり面白かった。
特にとっしー先生の容赦無い描写が決まるとそれはもうかっこいい。
カイトが敵を容赦なく燃やしたり、今週号も敵の黒幕を遠慮無く首刎ねたり。
こういう甘くない描写入れるのが上手いのに、どうにもキッズ受けを狙ってしまった感じがあるなあ。
妖怪ウォッチ的というか。
話を牽引する要素がホローラビット以外になかったのも痛い。
今後どういう話になっていくんだろう、って想像さえできないまま、
よくわからない方向に行ったり来たりして終わってしまった。
式神トーナメントバトルが始まった時はもうダメだと思った。
ダメだった。
デジタル導入したのか、トーンワークすごい綺麗になってたし、
今度はサイレン系の路線で行って欲しいが、目次のコメント見るにジャンプとはお別れだろうか…。
ヤング誌で情け容赦のない話とかどうですかね!マジで!
ということで51号でした。
ワンピがなかったことに読み終わってから気付いた。