今週のジャンプ感想 2017年13号
今週の新連載は「べるぜバブ」の田村先生だ!
これぞ長期連載経験者、と言わんばかりの目を引く要素満載な実に上手い第一話だった!
腹ペコのマリー
よくあるラブコメでは「厄介」「面倒」みたいな言われ方をする「ヒロインのおかしなポイント」をこうも可愛い嬉しいと肯定してくれる主人公は珍しい気がする。
好きな女の子と接点できたらなんだって嬉しいよね。
本当にこれ一話分?ってくらい密度が濃くて、本当に上手い第一話でした。
主人公のタイガを軸にその家族、友人二人、ヒロイン、その家族という当面メインを張りそうなキャラ全員がどんなキャラかおおよそ掴めちゃうのが本当に凄い。
特に「ガトリングキス(しかも舌を入れる)の山本くん達」というフレーズが強すぎる。
しかも高校生になっても同じ学校通ってて、当の山本くんは男連中のボスみたいなポジションになってるのが怖すぎる。
取り巻き含めてあいつら全員ホモなんじゃねえかな…。
ヒロインはオカルトっぽいことをしつつも、それを縁にしてタイガと接点ができて、それをタイガが喜んでいるのが可愛い。
タイガが可愛い。
この主人公可愛いなおい。
早々に告白決めてくれたのも好感度高い。
普通あの雷音のせいでヒロインには声が届いていなくて―――という展開がベタだろうに、ちゃんと聞こえててちゃんと驚いたり照れたりしてくれるのも良い。
バトルラブコメという表題にしたおかげかわからないけど、普通のラブコメなら「ここ踏み込むと話終わっちゃうな」ってポイントを突っ切ってるので爽快感さえある。
そしてまさかのマリーの正体よ。
読んでて驚きのあまり声を上げたし、その後表紙見て同じポーズ取ってる意味を理解してもう一度驚いたわ。
この姿で女子校に行くのか男子校に行くのか。
どっちに行っても面白そうだし、タイガが男と女を行ったり来たりしても面白そう。
何よりヒロイン(含むその家族)とちゃんとした秘密を共有したのがこれは大きいですよ。
本当文句なしの一話だったし、この段階から単行本ちゃんと揃えたくなったし、アンケは一位に入れました。
来週号も楽しみだ!
約束のネバーランド
この漫画は表情がうまいなーと思いながら読んでいるんですが、今週はこのコマがとても鋭かった。
これまでのやり取りを全部ごまかして他の家族のためだけに作る笑顔。
その表情がすごい暖かいのが怖い。
ノーマンはまだ逃げる気だけど、ママはこのままノーマンを殺す気でいるんだよな…。
シスターの残した手がかり?にノーマンが気付く。
一旦姿を隠して情報収集なんかをするわけだし、そこで役に立つ情報なのかしら。
レイが事情知っているのは、それも脳の品質のためではと予想したけど全然違ったね。
策謀めぐらして生きてきた分他の二人より高品質になってるはずだし、そこを何かで拾ってほしいなー。
脳の品質について拾われるときは死んだ後になるだろうけど…。
ポロの留学記
2話にしてもう絵が荒くなってきた。
特に見開き使ってあの白さは印象良くないなあ。
指一本で敵を倒せるにしても、じゃあ大ゴマ使わなくてもいいじゃん…ってなるし。
その分のページ使って、委員長がポロに感じ入るエピソードでも入れてくれればよかったのに。
気絶したままシーン終わって「あの後色々聞かせてもらったが」って、お硬い委員長が改心する話なんだからその色々聞かせてもらうシーンを見せてくれよ。
現状だと委員長が「また悪魔に取り憑かれるとヤバいから程々にしておこう」って思っただけのエピソードだよねこれ。
助かりさえすればポロが居ても居なくてもどうでもいい。
委員長が生え際ヤバいのは画力の都合なのか本当にハゲ間近なのかわからん。
ハイキュー!!
今週は音駒メイン!
東京予選で地味に活躍していた、個人的推しメンの福永くんがスパイク決めていて嬉しかったです。
音駒はリベロの夜久さん以外全員スパイク打ってるイメージがあるな。
エースの虎に描写が偏らないし、キャプテンの黒尾が守備の要な分、得点シーンは全員均等に配分されて見えるんだろうか。
相手のエースであろうスパイカーがへとへとになっているのを見て、音駒の守備力の高さを実感させられたね。
無事一回戦は勝ったわけだけど、烏野とゴミ捨て場の決戦に臨めるのは何回戦くらいなんだろう。
次回は梟谷メインっぽいので、個人的推しメンの木葉くんが見たいです。
ゆらぎ荘の幽奈さん
ラブコメものでこんなに察しのいい主人公がいていいのだろうか!
いやこの察しの良さと男気がコガラシさんの魅力だけど!
幽奈さんも毛先にウェーブかけたりと、いつもと雰囲気が違っていてとてもかわいかった…。
この恋愛関連のエピソード決着つけずに一生続けてほしい…。
鬼滅の刃
三
十
七
歳
最近の鬼滅は話あまり進んでいないはずなんだけど、毎週コミカルでテンポ良い会話とキャラの掘り下げがあって毎週本当に楽しい。
それにしてもこの漫画は本当にこまったおじさんが多い。
お前のことだ臆病者。
何女装して出てきてるんだお前!新連載とちょっとジャンルかぶってるだろうが!
相手の言い分をねちねち潰していく感じがちょっと大学生の頃のバイト先店長を思い出してお腹が痛くなりましたね…。
U19
大人の言うことが正論すぎる…。
主人公と違って洒落た言い回しまでしていて、大人の教養の高さを感じさせます。
本人の意思に反して連れて行こうとしてはいるけど、遺伝子だけが必要なので子供産むための母体にする、とかそういうのもなさそう。
本当に将来立派な大人にするためだけに転校させる気だ…絶対に許せねえ!
結局読者から見える限り、主人公とヒロインの間にある壁はランクだけであって、しかもそのランクは頑張れば上げることができるわけで。
置き換えると「進学校への推薦が決まったヒロインとバカな主人公が恋愛を続けられるかどうか」レベルまで話のスケールを落とし込める。
いっそ大人がヒロインを見初めたので嫁にするために拉致していく、くらいの方が主人公を応援できたんじゃないだろうか…。
毎週好感度を下げていく主人公だけど、自分を止めた委員長を殴るくだりでわざわざ「勉強ばっかで大人の犬のお前には」ってことの流れと関係ないディスり入れてて一層好感度下がった。
管理体制に対する抵抗という文脈の中で、主人公だけが理屈や道理の外側でわめいてるから腹立つんだろうなこの主人公。
大人社会でルールを利用して成り上がってやろう、とも大人をどうこうしてこういう社会に変えよう、も無い本当にただのチンピラなので、世界観に対して主人公が何をしたいのかわからんよね。
極端な話ヒロインと一緒にいられたらDランクのままふてくされて一生終わってただろうし。
あと肝心の能力がブラクロとかぶってて笑った。
僕たちは勉強ができない
すげー好みのヒロインが出てきた!でもこいつは絶対失恋して終わるぜ!
本当こういう元気でハイテンションで懐いてくるけど主人公に微かな恋愛感情を抱いていて見えないところでドキドキしているような女の子が好きだ…。
主人公は主人公で、この子がどれだけ頑張ってるかを理解していて応援してくれるのがとても素敵だ。
もうなんだけどこの子エンドでいいよ!
青春兵器ナンバーワン
こいつらが世界を滅ぼせる兵器であるということを頻繁に忘れそうになる。
トイレの床で気絶してもなお輝く東くんは凄いな!と思っていたら唐突に出てきた「転生装置です」で全てを持っていかれた。
零一の崩れ顔も多彩で笑わされたけど、アンヌのウンコ宣言も強烈だった。
今回エージ以外の全員がちょっとずつダメージ受けてるよねアンヌは気付いてないけど。
それにしてもウンコの話した次のページであんな綺麗な笑顔見せるヒロイン初めて見たよ…。
いやウンコの話するヒロイン自体あとは銀魂くらいしかないけど…。
でもウンコの話する美少女いいよね。
オレゴラッソが終わってしまったけど最終回が今までで一番つまらなかったので感想は書かない…。
市野とバンちゃんがサッカーしてるところを見ているマネちゃん、というトライアングルが好きだったのに…。
来週の新連載はSFものらしい。
予告のキービジュアル見る限りSF感が「E=mc2」くらいしかないけど…。
アイシールドの原作者が脚本書くらしいし、アイシ好きだったので楽しみ。
そして再来週は黒バスの藤巻先生だ!
あの地味な主人公のイラストからどういう話になるのか全く想像できねえ!