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今週のジャンプ 2022年17号

2022/04/04

今週のONE PIECEが中々に衝撃だったもので、久しぶりのジャンプレビューです。
応援してた漫画がいっぱい終わってしまっていて寂しいのですが、今週号は面白かったですね。

SAKAMOTO DAYS


JCC(Japan Clear Creation)編入試験編ですね。
一次試験で仲良くなった晶の正体は、坂本の現役時代に伝説のトリオだったうちの一人「赤尾」の妹だった。
…が、読者はその赤尾を知らないのでなんとも言えねえ。

この編入試験編を結構楽しんでいるし、卒業生が編入しに来るなよ!?ってなる殺連の人たちが見たかったんだけど、このまま過去編に入るのだろうか。
ORDERもお気に入りのキャラが多いので、過去編で南雲たちが出るならそれはそれでアリかもだけど。

ONE PIECE


これがね…大問題ですよONE PIECE。
私は正直この展開というか、ネタばらしが大変不満だったので肯定的な感想文にはならないですが…。

そもそもワンピの世界って、既存の概念やモノの能力を持った人たちが、その能力を活かして戦う世界観だったと思うんですよ。
スナスナが渇きを与えて人を干からびさせたり、ヒエヒエが海を凍らせてチャリで渡海してたり。
(ニキュニキュとかホビホビとか、お前いい加減にしておけよって能力もあったけど)

そんな中でルフィの「ゴムゴム」ははっきり言って強そうには見えず、実際のところただの肉弾戦を必殺技にする説得力の一端、くらいでしかありませんでした。
何十メートルも伸ばした足が戻る反動で打ち込むゴムゴムの斧とか、ゴムの反動を往復させまくるゴムゴムのガトリングとか。

他のボスキャラたちと比べると弱く見えるゴムを、その性質を活かして工夫を重ねて戦うのがルフィというキャラの魅力だと思って応援していたわけで、それが今回で急に神ですよ。
その世界にしか存在しない、誰も知らない架空の神の能力だったと判明してしまったことで、一気にキャラクターとしての設定が「既存の誰よりも格上」になってしまった。

最弱の海から下剋上を続けてきた若い海賊、という挑戦者にふさわしい設定が、一気に死んでしまったと私は感じました。

今回ようやく覚醒に至ってニカの能力が使えるようになった、ということなので、これまでの勝利はあくまでゴムゴムの範囲で勝ってきたんだろうけども。
今後のあらゆる戦いは神の能力を駆使して、四皇も五老星も倒せちゃうんだろう。

ノリで地面を引っ剥がして敵の攻撃を跳ね返すあの姿に、デュエルモンスターズでトゥーンを使ってチートしてたペガサスの姿が重なる。

その時きっと「ルフィが頑張ったから勝った」のではなく「神の能力を使えるから勝った」ように見えるのではというのが一番の懸念点。
これまで見てきた「麦わらのルフィ」と「ギア5のルフィ」はまるで別人のようで、違う人間になってしまったような違和感がある。

これが「悪魔の実は食べた人間の人格を乗っ取ろうとする」みたいな伏線だったら手のひらクルックル返すんですが。

呪術廻戦


流れ作業みたいに特級呪霊をザフッしてる乙骨でめっちゃ笑った。

3人の同時領域展開は見たかったなあ。
今後もっとメイン格のキャラ同士でやってくれるだろうか。肝心の主人公が領域展開出来ないんだけど。

アオのハコ


あんまり恋愛模様の進展がない漫画だなあと思っていて、同居という時間・距離を取れない関係+お互い理性的であることがラブコメに時々ある「若気の至り」を起こさせないんだなあ。
と思って読んでいたんだけど、急に二人で外泊する展開が来たので結構ビックリした。

とは言え普段から同じ屋根の下に住んでいる二人なので、普段と変わるとしたら同じ部屋で寝る可能性がある、ってくらいだろうか。
もうちょっと色気というか、甘い味が欲しくなってくる。
風呂上がり浴衣姿の千夏先輩くらい見せてくれよォ!

僕とロボコ


このコマでめっちゃ笑った。

僕のヒーローアカデミア


むしろ個性社会になってから100年、よくこれまで社会が崩壊せずに済んでたよな。
オールマイトが居た時代はまだいいけど、OFAがとしのりに渡るまでの個性社会黎明期の話が読みたい…。

荼毘の語る話は正直どうでも良いというか、エンデヴァー視点でもう語られちゃったので何を言われてもなあって気持ちがある。
卑劣な個性婚野郎だったって話が嘘だったことの方を掘り下げてほしいよ。

夜桜さんちの大作戦


急にセクシーな男子が出てきて心臓が止まった。
あの凶一郎に古い友だちが居たという設定も相まって今週の夜桜は妙に萌えポイントが高い回だった。

しかし凶一郎戦というのは、金色のガッシュで言うところのブラゴ戦みたいに、全部やることやった最後に(結婚を認めてもらうための)バトルするものだと思ってたので、この段階で始まるのは予想外だった。

地球の子


「SOUL CATCHER(S)」の神海先生の6年ぶりの新連載(読み切りは時々あったけど)。
久しぶりの新連載で嬉しいんだけど、6話まで読んで未だにどういう漫画になるのかが掴めていない。このまま家族を取り戻す父親の話になるのか、どこかで時間が飛んで息子視点の話になるのか。

今のところはパパが話の主導権を握っていないのがもどかしいので、このままパパメインでやるならもうちょっと立場を手に入れてほしいかな。

レイルウェイ/ゲイトウェイ


正直すんごいベタベタな話だったけど、世界の正体を早い段階で察せる=そこに話の山場はないと読みながらわかる構造が親切で良かった。
主人公が読者と同じくらいの段階で話を掴んじゃうの、読んでいて気持ちいいよね。

ちゃんと舞台になった学校と駅のホームの2箇所に、物語として機能が与えられていたのもとても良かった。
劇中に用意された要素を必要な分あまさず使って完了した話って感じで、漫画として構造の美しさがあった。

ただストーカーが学校の休み時間に襲いかかってくるのだけアクティブすぎて笑った。

高校生家族


ちょっと自分が学生だった頃を思い出して懐かしくなった。

学生たちは呑気にしているけど、家谷父と母だけ1年という時間の重みをわかってる感じの演出が良いですね。
具体的に言葉にするんじゃなくて、態度や言葉選びからそれが察せられるというのが本当に良い。

この漫画思っているより丁寧に描かれてるよね。

逃げ上手の若君


史実に全く沿わない展開もやれないんだろうけど、時行と尊氏が再び向き合うまで一年50話かかったのか…。
特に尊氏は出番も少なめでどんな人間かあんまりわかっていないので、ここで時行と顔合わせて内面をのぞかせてほしい。
顔合わせても素が出ない確率のほうが高そうだけど…。

あかね噺


女子高生が落語家に弟子入りする新連載。
せっかく主人公が女子高生なのに、学校行かない制服着ないバイト始めるで全然女子高生を活かしてくれない…。

落語もただやってるだけで、主人公の凄さを見せる演出とかが特にないので今のところ特に応援まではしてない。
ソルキチやアクタージュみたいに、形のないものの凄さを漫画にする工夫が欲しい。

4コマキャッチャー


ブラクロが休載の分だろうか?
これが結構面白くて、くだらなさがツボにハマってしまった。爺ちゃんガチャのハズレは黒飴でいいのか?

PPPPPP


ラッキーの演奏解釈のため海へ来た一行。
フルスさんこの間はメンタルずったずただったのに、今回は割りとほがらかに笑えててびっくりした。
あの姿は心が壊れてしまう前フリだと思っていたんだけどなあ。壊れたフルスさんが見たい。

でも今回はメロリンがだいぶ壊れていたのでまぁヨシ!


この間気づいたけど日野くんとメロリンって読み切り版のキャラだったのね。
その前身読み切り「ダダダダーン」はジャンプの2021年2号掲載!髪の毛の処理とかトーンとか全然違っててわからなかった!

未来からの来訪者


また読み切り。今週号は3本も読み切りが載っているのだ。
とんでもない設定の説明にページの大半が割かれていたけど、話の肝はとんでもなく小さいスケールだった。
そもそもなんで未来に来たんだろう…。

WITCH WATCH


またシリアス始まったか?と一瞬思ったけどこの4つのコマでもうすべてを理解したわ。
ノトス!ボレアス!エウロス!ゼピュロス!
ヒ ュ ペ リ オ ン

とはいえさすがのベテラン作家だけあって、スケダンで山ほど見てきた珍スポーツ回やクソゲー回とは違う流れでクソゲーいじりをやっていてもうめちゃくちゃ笑った。
今週一番笑ったのはWITCH WATCHだった。
禍々しい吹き出しに載っかってる「どんどん削られるじゃん」で死ぬほど笑った。

あやかしトライアングル


この漫画カゲメイと共存路線になってから一気に安定したな…。
正直二ノ曲先輩は祭里の恋人枠よりも、ともに戦うバディ枠としてのほうが魅力的なのでそっち方面で活躍してほしいね。

アンデッド・アンラック


案外長編になっている一人旅編。
まさか今の展開にルインまで関わってくることになるとは。
ゴーストで追加されたルールも明示されたし、何気に情報量の多い回だった。

不健康でシールに風邪をひかせることが出来るのはわかったけど、アンディはこの後どうするんだろう…。
アンディがシールの核?に触れたらシールは不死になるんだろうし。

ドロンドロロン


最初の頃はキャラクターの感情を大事に扱っていた感じがするけど、蜘蛛を倒したあたりから急に普通の漫画になった感じがする。
キャラの顔がみんなモブっぽいから、ストーリーで掘り下げてくれないとキャラに愛着が沸かないんだよな。
ドラとクサナギはそれが出来ていたので、雲林院さんくらいにはそれをやってほしい。

守れ!しゅごまる


WITCH WATCHとネタが被ってて笑った。
でもこういうめちゃくちゃやってるときが一番面白いよなこの作者の漫画。

アヤシモン


事前の期待ほどには面白くなかったけど、ここ2,3話は急に密度が上がった感じがする。
結局のところ主人公が耐えて殴るしか無かったのがつまらない要因だったと思うので、頭脳担当の姐さんと協力して凝ったバトルやれるなら全然変わるな。
というか姐さんが可愛いのでもっと姐さんいっぱい画面に映してほしい。姐さんしか出ない回があってもいい。

ところであっという間に2000の兵隊を手に入れちゃったけど、もう戦争起こせるくらいの状況になってない?これ。

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『今週のジャンプ 2022年17号』へのコメント

  1. 名前:|感想日記 投稿日:2022/11/14(月) 12:12:14 ID:
    Warning: Use of undefined constant jn - assumed 'jn' (this will throw an Error in a future version of PHP) in /home/intindex/intindex.stars.ne.jp/public_html/wp/wp-content/themes/article2.0/functions.php on line 49
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