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ラブライブ!-school idol project- #1「叶え!私たちの夢――」

2013/02/13

#1「叶え!私たちの夢――」

さて、放送開始から一ヶ月くらい経ってしまいましたが、待望のアニメ化ですのでラブライブのレビューもしようかと思います。
ちょっと感情移入しすぎてて上手く語れない気がしてたのですが、考えてみたらそういうの吐き出す場としても、個人ブログは最適の場所だった。

さて、3年弱の間CD(アニメPV、サウンドドラマ)と雑誌コラムで描写されてきたラブライブですが、
アニメ版はどうやら劇中のグループ「μ’s」の結成までの話になる模様。

今までに語られた物語は、全てμ’s結成後の話でしたので、
アニメのエピソードは全て前日談と言えますね。

とは言え、作品媒体によっては設定が違うものがあったりするので、ひとまずアニメはアニメで楽しんだ方が良さそうです。
漫画版だと穂乃果さんが剣道部だったりしますからね。


さて、1話の冒頭はラブライブの根幹に関わる、「音ノ木坂学院」の廃校問題から。
これはラブライブという作品の起点なので、さすがに変な設定変更は無し。
演出でしょうけど、壁にずらりと並んだ「廃校」の張り紙が面白い。

このシーンをはじめ、穂乃果さんが動いてるシーンはアクションの緩急が凄まじいです。
スキップから急に壁ドン、と小気味良いテンポで気分良く見ることができます。


廃校問題を前に「他校を受験しなおし」と勘違いする穂乃果さん。
慣れた対応の海未ちゃん。

アニメは穂乃果さんの直線型というか、先走ってガンガン走っていく性質が強く強調されています。
正直これまで「こういう子」というイメージの薄い子として覚えていたのですが、
劇中の話を1人で引っ張っていく姿勢で否応なく顔と名前と性格を覚えさせられました。


「廃校を阻止するために、人を集めよう!」
ということで、仲良し3人で行動を開始。


ボケ二人を前に海未ちゃんの苦労が忍ばれます。


「あなた、理事長から何か聞いていない?」
一方で別口から動いている生徒会組。
右のエリーチカはロシア人のお祖母ちゃんを持つクォーター。
左の希さんはアニメ化に当たって太ももがすごい太くなりました。

理事長の娘であることりに事情を伺いに来る会長たち。
穂乃果さん達とは少し違うピリッとした雰囲気で動いているのは、自分たちが生徒の代表であるという責任感からでしょうか。


「スクールアイドルを目指そう!」

学校に新入生を集める手段として、スクールアイドルに注目する穂乃果さん。
現実派の海未ちゃんはアイドルなんて無理です、と苦い顔。

勢いで他人の手を引っ張っていってしまう穂乃果さんに対して、それを制することができる海未ちゃん、という二人の力関係が現れた良いシーンだと思います。


言ってやめる穂乃果ちゃんではないし、と割と肯定的な立場を取ることり。
アイドルになる、という夢物語にあまり抵抗がないようです。
また、理事長の娘であるという立場からか、学校を守りたいという意思もある様子。


「ラブアロー・シュートー!」

一方の海未ちゃんは、アイドルという存在に夢だけは持っているようです。
ついアイドルになった自分を妄想してしまい、集中を乱しています。
こういう、ちょいちょいアホっぽいのが彼女の良いところです。





さあ、私のμ’sイチオシアイドル真姫ちゃんの登場シーンです。
なんと1話で唯一、劇中に歌唱シーンを入れてもらえるという優遇ぶり!
ピアノを弾きながら熱唱するその姿に、初見の視聴者も釘付けでしょう。

歌っていたのは4thのカップリングだった「愛してるばんざーい!」です。
このソロ版、どうやらサントラに入るそうでこれは買いです(ステマ)。

そして既存のファンは知っているでしょうが、真姫ちゃんの真骨頂「ちょろさ」がふんだんに発揮されたシーンでもありました!
歌ってるところを見られた上級生からべた褒めされて顔真っ赤!かわいい!

真姫ちゃんはこれからもこんなシーンがいっぱいありますので、皆さん是非楽しんでください。



1人でもダンスの練習を始めていた穂乃果さんを見て、本気なんだ、と理解してスクールアイドルに賛同してくれる海未ちゃん。

流れに1人逆らっていた分、1話は海未ちゃんのためのエピソードだったと言えるかも。
30分の中で顔がころころ変わったり、色々考えていたり、一番動きのあった子でした。

そして最後のこの笑顔の美しさよ。
自分がこの先どんどん崩れていくことも知らずに…。


最後に園田流奥義の投げキッスで1話はおしまい。

EDは挿入歌扱いの「ススメ→トゥモロウ」。
μ’sではなく、穂乃果、ことり、海未の3人による歌です。
次回からは普通にED曲の「きっと青春が聞こえる」です。

というわけで、ラブライブの1話でした。
印象としては「すごい情報量が詰められた1話」でした。

話の流れ自体は廃校→なんとかしよう!→アイドルになろう!という起点としての機能だけなのですが、その合間に、この後出てくる各キャラクターの顔見せ、キャラクターの性質を示すシーンの挿入、理事長と海未ちゃんの会話をザッピングして、二箇所でしている同じ主旨の会話を同時に進める、など尺の中にこれでもかと要素を詰め込んだものとなっていて、これまでの熱心なファンも十分満腹になる素晴らしい一話でした。

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