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やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。 2巻



この照り返しを何とかしたいけど、
照明にトレス紙でも貼り付ければいいんだろうか。
さすがにブログにのっける写真用にレフ板用意するのはないよね。

2巻です。
ぼっち系青春してないラブコメしてない…なんていうのこのジャンル…。
ラブコメする気あるの由比ヶ浜さんしかいないんだけど…。

さて、この2巻には大雑把にわけて2つのエピソードと次巻へのフリの3章立てとなっています。
あと冒頭にショートエピソードが2点。

こうして由比ヶ浜結衣は勉強することにした。

ガハマさんはばかだな
という話。
照れながらヒッキーのメアド聞くガハマさんはかわいい。

「うぅ…あたしだけバカキャラだなんて…」
「そんなことないわ、由比ヶ浜さん」
「ゆ、ゆきのん!」
「あなたは真性のバカよ」

という会話がすごいいちゃいちゃしてて好きです。
アニメで聞きたかったなーこれ。

・きっと、比企谷小町は大きくなったらお兄ちゃんと結婚する。と俺は思っている。

小町の名前を冠している割に出番はほとんど無いのだけれど。
次の、ひいては次の次の話へのフリのような話。

ドリンクバー知らないゆきのんがかわいい。
ヒッキーに先を譲って使い方チェックしたりかわいい。

・いつでも葉山隼人は整えている。

アニメ4話でもやった、チェーンメールのお話。
話の内容的には何より、葉山とヒッキーが互いにきちんと知り合う話。

そして葉山というキャラクターの根幹でもある
「いい奴だけど、どうしても見えていない部分がある」
「その見えていない部分だけがちゃんと見えてるヒッキー」
というお話。

この話で積み立てた描写は4巻のエピソードで一旦形になるわけですが。
イケメンを放置してゆきのんとヒッキーが通じあってる様が少し心地良い。
本当、悪いやつじゃないんだけどね…。

・いろいろあって川崎沙希は拗ねている。

登場した割にいまいち出番のないヒロイン「川崎 沙希」が登場します。
ヒッキー・ゆきのんとは違う路線のぼっちキャラです。
といっても自発的に排他的なのであって、友達いないわけではなさそうだけど。

これもヒッキーのこすい性格(錬金術詐欺)のおかげで解決したお話。
話の軸自体は普通の悩み解決なのですが、見どころはむしろ、それを通して掘り下げられるキャラクターのお話かなあ。

ゆきのんの実家の話が少し出たり、
ヒッキーが小町大好きなのがバリバリ全面に出てたり、
さいちゃんがメイド服着せられそうになって拗ねたり、
萌えポイントの多い話です。

特にヒッキーと腕を組むゆきのんと、ヒッキーが助けてくれなかったことに怒るさいちゃんの2シーンは本当かわいい。
ガード不可。
むしろノーガードで読むべき。

肝心の川崎さんはこの後しばらく出番ないけど…。
そして再登場したときにはヒッキーに顔も名前も忘れられているという。
ヒッキーちょっとひどいよ。

・またしても、比企谷八幡は元来た道へ引き返す。

次の話へのフリなのでショートエピソードなのだけれど、
2巻最大のぼっちエピソード。
ヒッキーは本当もう!もう!しょうがないな!っていう話。

なんでラブコメで、主人公がヒロインと距離を取ろうとするの!
好意を全部自分の中で同情に置換しちゃうの!
ヒッキーは護身完成しすぎだよ!

ヒッキーのバリアはちょっとリア充と女子への防御力が高すぎる。
そして小町とさいちゃんはそのバリア素通りである。
だからこの二人のどちらかエンドが今のところ一番可能性高そうで。
やはり俺の青春ラブコメはまちがっているという話。

2巻は2つの事件を通してキャラの掘り下げをしつつ、
その事件はヒッキーにしか解決できない事件だったという話。

恐らく本編通してのテーマになるのですが、
「どん底にいる人間でないと救えない人がいる」という話の前哨戦的なエピソードですね。
この「ぼっちを全肯定はしないけど、そう簡単に否定するもんでもないよ」というこの作品のスタンスが好きです。

ヒッキーの性質がストーリーにもラブコメにも程よく作用していて、
やっぱりきちんと考えて作られてるなあという感想が出ます。

でもこれリアル中学生の頃に呼んでたら自分色々こじらせただろうなあと思うので
大人になってからこの作品と出会えてよかったです。
本当。
マジで。

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