黒子のバスケ 23巻ドラマCD同梱版
ジャンプコミックスでは珍しい、ドラマCDの同梱版です。
アニメ2期も始まるしね。
単行本表紙はドラマCDパッケージとおなじコミカルなイラストのもの。
通常版表紙は単行本の展開に合わせて、中学時代の黒子が見上げる青空のイラストでした。
鬱展開の下準備すぎる…。
なぜかシールつき。
私イチオシの一年生降旗くんのは無し…まぁ後頭部しか見えてないけど…。
あとは2期プッシュ要員なのか、紫原と氷室が居ますね。
2期以降出てくる重要キャラってあとは赤司様くらいしかいないしね。
コミックス23巻は海常戦のクライマックス。
黄瀬は作中初めての対戦相手にして、実にコミックス22冊ぶりの再戦。
特に終盤の展開はこれまでの試合の中でもトップ3には入るくらい熱い展開です。
キセキの中でもこじらせてなかった分、黄瀬含む海常は誠凛の正統なライバルって感じがいいですね。
互いに互いを一切侮らないってとてもかっこいい…。
そしてコミックス後半からはついに黒子の中学時代が明かされる、帝光中学校編。
落ちこぼれだった黒子が己のスタイルを見つけるまでの苦悩がねっとり描かれます。
3軍(一番格下)残留が決定して落ち込む黒子
3軍コーチに死刑宣告され目を見開く黒子
人の居ない校庭で一人崩折れる黒子
ねっとりすぎる…コミックス半冊分で黒子曇り放題すぎる…。
最初の頃はあんま絵上手くなかったんだけど、藤巻先生絵上手くなりすぎすぎる…。
そしてその画力の大半が黒子の絶望顔に割かれすぎる…。
ジャンプのスポーツ漫画で、ここまで選手の内心に踏み込んだ漫画ってあんま無いんじゃなかろうか。
黒子の苦悩と進化に限らず、作品の軸がバスケ・人間関係の二本軸なんですよね。
バスケ中はかっこいい試合や技、接戦で盛り上げ、試合が終わると面倒くさいこじらせたキセキや過去のエピソードで盛り上げてくるという…。
ライバル含め、キャラクターを立てるのに大きなリソースを割いてるのがヒットの要員なんでしょうか。
女性受けの良さもそこに起因してる気がする。
さて、特典のドラマCDは部室のお掃除をする話。
コミックス11巻収録の、誠凛高校バスケ部発足エピソードのきっかけになる話ですね。
とは言えそのエピソードに触れる尺もないので、部室の掃除を軸としたコメディエピソードになっています。
しかしここでこれをやったってことは…アニメ2期で誠凛バスケ部結成の話はやらない…?
Tip off!みたいにBD特典にできる尺でもないだろうし…。
高校デビュー決めた日向とか、互いのこと君付けで呼ぶ伊月と小金井とか、見たいんですけど…。
ちなみに結成時の話に進まない代わりに、ドラマCDオリジナルで伊月のネタ帳を軸にした話になります。
ダジャレもいっぱい出てくるんですが、いくつか笑ってしまって悔しい…伊月のダジャレなのに…。
加えてオリジナルエピソードとして、陽泉高校の話も。
こちらもロッカーの清掃話。
どんな話かは紫原のことを知っていれば大体想像付くはず…。
氷室の声がすごい色っぽいです。
あとは完全に女性ファン向けっぽい、2期に向けてキャストのコメントトラックがあったり。
火神の中の人英会話教室の入会断られたらしいな。
ってことはストバスの話はちゃんとやるんだよな楽しみ。
とまあこんなところで。
ジャンプ本誌でもまだ続いていますが、当面は黒子をひたすら曇らせる展開なので次のコミックスが楽しみです。
早く青と喧嘩別れする話見たい…。
…これ黒子っちにミスディレクション使えなくなるフラグ立ってね?