やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。 BD4巻
BDリリースも中盤にたどり着いて4巻です。
発売からもう一ヶ月経っちゃってますが、4,5巻の話(夏合宿)は続きモノなので一ヶ月感視聴を我慢していました。
合宿の話は特に好きです。
特典のブックレットには、アニメでカットされてしまった5巻序盤のエピソードがコミカライズされています。
作画は妄言録の人です。
描きおろし漫画が掲載されてるブックレットって中々豪華な気がする。
あとは2巻でもあった、原作者先生の書く各話解説と紙ブログ。
特に紙ブログは言いたい放題書かれてて、千葉県民は必笑です。
埼玉と茨木の扱いが千葉県民すぎる…。
この調子で渡航先生には千葉をテーマにしたエッセイとか書いて欲しい。
もちろん俺ガイルも続き書いてください。
#6「ようやく彼と彼女の始まりが終わる。」
ガハマさんが去ってしまった奉仕部。
互いに勝手に読書をしているだけで、そこにはロクに会話もなく。
この机の位置にガハマさんが居ないだけで、こんなに空っぽに見えてしまいます。
ガハマさんに気持ちを伝えるために、プレゼントを買いに行く二人。
かつてこんな殺伐とした擬似デートがあっただろうか。
雪ノ下は結構楽しんでるけど…ヒッキーは変わらず内心で予防線を引いて。
勘違いしないように…っていうのはヒッキーの常だけれど。
コレが擬似でもデートだって自覚は持ってる所がヒッキーの主人公として珍しいところだよね。
そしてあねのん初登場。
この頃は特に何がしたいのかわからなくてとびきり不気味でしたね。
文化祭のくだりでだいぶ本心が見えた気はしますけど、まだ何か隠しててもおかしくない感じです。
元々ただの誤解から始まったところだったので、和解はすぐに。
原作だとここで材木座の絡んでくるエピソードが一本挟まるのですが、アニメの尺は元々不足している感じだったのでまるまるカット。
原作を読んでいるとわかりますが、2本の話を結構綺麗にまとめています。
時系列ちょっと変えたり、カットした部分に合わせて会話の流れを変えたり。
かくして、奉仕部の今が出来上がったという話。
#7「ともあれ、夏休みなのに休めないのは何かおかしい。」
ストーリーのターニングポイントとも言える、夏合宿の話です。
私が俺ガイルで一番好きなエピソードでもあります。
この話から明確に
・ぼっちのヒッキーにしか見えない世界があって
・リア充の葉山には見えない世界があって
・ぼっちだから救える人がいる
という本作のテーマ(と勝手に思っている)に即したエピソードになっていきます。
この話で印象的なのは、やはりイジメの存在に一瞬で気付く二人とそのアイコンタクト。
その被害者であったことのある二人は、すぐにその存在を察知します。
ぼっちの性質、置かれている状況、取るべき対応。
葉山にはわからないことも二人ならわかります。
しかしぼっちには自立心こそが重要だと理解している二人は、積極的に手を差し伸べることはせず。
そこが逆に、葉山のすぐ手を差し伸べてしまうところとの対比にもなっていますね。
BD4巻では前後編のこの話の全編のみを収録。
数少ない続き物エピソードでBDをまたぐとはまさに外道!
これ原稿には書いてない即興のセリフだったらしいな。
オーディオコメンタリー
今回は平塚先生役の柚木涼香さんです。
この人がもう本当なんていうか
リアル平塚先生だった。
コメンタリー中でも言っていましたけど、キャラクターに引っ張られて婚期焦ったり、若い江口くんに迫ってみたりと、中の人っていうか同じ人だこれ!って感じでした。
あととにかく下ネタが多い!
話自体はアニラジ的な、収録裏話が多かったです。
ただきちんと作品の見どころにもちょいちょい触れています。
特に「心のエグい部分に触れることの作品としての良さ」的な話はまさにいちファンとして触れてくれて嬉しいところ。
確かに「内心思ってても言えない」ことについてこの作品は結構真正面から描いています。
ヒッキーは本当、そういう題材にピッタリの素晴らしい主人公だと思う。
けどもうちょい幸せになろうとしてもいいとも思う…。
映像特典「やはり俺の千葉観光はまちがっている」
前巻から始まった、千葉観光をめぐるチャレンジコーナー。
今回はガハマさん役の東山さん回です。
早々に台本の読みを間違えたり、江口くんに翻弄されてクイズの大半失敗したり、うわあ中の人っていうか同じ人だ、って感じだった!
特に江口くんに振り回されてクイズ外しまくる様は結構かわいかったです。
この作品本当中の人とキャラクターの距離感が近い。
次巻は雪ノ下役の早見さん回だそうで。
さいちゃん回はないんですかね…。
これを書いている段階でもう5巻は出ていて購入済なのですが、5巻は特典小説のラストが含まれていますので、更新はちょっと遅くなってしまう…かも。