今週のジャンプ感想 2017年18号
先週は時間がなくて感想書けませんでしたね…。
いやニーアオートマタずーっとやってたんですけど。
40時間くらいでクリアーできましたよ。
ゆらぎ荘の幽奈さん
コガラシさんの誕生日回。
コガラシさんが幸せそうにしてるのを見て読者も幸せな気持ちになるのがすごい。
普通ラブコメ/お色気モノの主人公ってここまで気持ちのいい男はそうそう居ないよ。
水着着用とはいえ全員で温泉に入る、ってシチュエーションが軋轢なく成立してるのもコガラシさんの男気ゆえ。
これまで積み立ててきた読者・キャラへの好感度なしには成立しない回でした。
そしてこれまでぼかされてきた、コガラシさんの能力への言及が。
朧さんの言う「御三家」が「八咫鋼」なのかな?
コガラシさんは戦闘力は高いけど、それを自分のために使ったりしないし、人間側に落ち度があれば闘うより頭下げる方を選んだりと、強さが鼻につかないのがいいよね。
それだけに強さの理由は漫画的記号として処理されると思ってたので、設定の掘り下げが来るのは意外だった。
今のジャンプは重い過去に負けず今を頑張る男の子がいっぱいですね。
約束のネバーランド
先週は感想を書き損ねたけど、レイの焼身自殺という衝撃的な展開を迎えたネバーランド。
初めてママの顔に動揺が見えました。
「みんなで逃げること」を目標にしていたエマを見ていたからこそか、レイの自殺は全く想定していなかった模様。
そしてママが気付くシーンで、ページをめくり返して気付く。
エマがちゃんと革靴を履いているんですよ!
レイがせっかく作った発振器を壊す装置はあえて使わず、耳を切り落とすことでママを騙すことに使うという。
この子たちまだ10代前半のはずなんですけど、やっぱスコアが高いと出来も違うんですね…。
今まで蚊帳の外だった年少組も脱獄に加わってるけど、みんなはどうやって納得させたんだろう。
ノーマンに会いに行こう、とかかな?
ノーマンの残した「いいもの見せてやる」という伝言も気になる。
ハウスを出る段階でノーマンに与えられた情報って、シスターの残したペンくらいだよね。
あれに「見せられるいいもの」の情報が入っってたのかな。
タメに貯めただけあって、先週から怒涛の展開すぎて本当面白い。
最初の頃は退屈でこりゃー打ち切りだね!とか思ってたのに、こんな面白くなるなんて想定しとらんかった!
僕のヒーローアカデミア
この作者はヴィラン側の描写になると、作画にまで気合が入って画面の密度がぐっと上がるよね。
構図もキャラデザインもノリノリで、こっちが本来描きたかったものじゃないのかと思ってしまうわ。
例の個性を使えなくなる銃弾は登場と同時に、針が通らない個性持ちには通用しないことが判明。
かっちゃん救出編で株を下げただけに、切島くんにはここで頑張って欲しい。
今週一番の萌えポイントは手マンがマグ姐の死をめちゃくちゃ高く見積もってたこと。
確かトゥワイスの個性だと死んだコピーは泥になったと思うので、あれガチ死になんだよな…。
ロボレーザービーム
たった一話で
「と思ったけどやっぱちげーわ」
「ロボ…お前だったんじゃねーか」
を繰り広げる三浦鷹山の青峰力が半端ない。
これは藤巻先生も狙ってやってるよね!?前作パロだよね!?
トモヤがちょっと可哀想なことになってたけど、鷹山の本気っぷりからロボの熱意も引き出しつつ、いよいよ初の勝負へ。
多分ロボにとってゴルフは本当にただの手慰みで、試合とかちゃんと見たことなかったんだろうな。
ポイントはラウンド前の一礼とか、目土とか、鷹山の育ちのよさというか礼儀正しさというか、見た目に反して小奇麗な性格してるところがぴっちり表現されてるところですね。
ロボはこれから描写を掘り下げていくんだろうけど、その分2話と3話は鷹山の掘り下げがされた感じですね。
やっぱ藤巻先生はキャラで惹きつけるのが上手いぜ。
食戟のソーマ
ここ最近急激に見たかったものを見せてくれる感じになってきたけど、今週はもう最高だった…。
単行本25冊ぶんくらい貯めただけあって、本気を出した一色先輩のかっこよさ半端なかった…。
ようやく一色先輩の過去もちょっと明らかになりました。
これだけの実力と人脈を持つ一色先輩が落ちこぼれって、いったいどんな名家なんだ…。
一色先輩はこれまで極星寮のみんなと青春ぽいことをするのにこだわってきたけど、それに反して?自立心も強くて、料理教室の先生をやっていたり、起業することも考えていたり。
自立心の強さは実家を離れたいゆえなんだろうか。
謎の多い一色先輩だったけど、ここでようやくバックボーンが明らかになりそうですね。
ちなみに対戦相手のジュリオ先輩は、読み切り版食戟のソーマでソーマが対決したジュリオ・ロッシのリメイクキャラですね。
「本人が「○○の輪舞曲」と読んでいる動き!」というのも読み切り版のネタでした。
割と味のあるおいしいキャラだったと思うので、今回の扱いはちょっと可哀想。
一色先輩もせめて名前くらいは覚えていてあげて欲しかった。
ハイキュー!!
ちょっと心配していた田中とかのかちゃんの関係は、むしろ互いを発奮させる方向に進んだ模様。
ここで奮起できる田中がかっこいいぜ。
ユース編は影山と宮アツムの会話が面白かったので、今回試合でぶつかってくれて結構楽しみ。
相手が実力者なだけあって、影山が素直にすごいッスって言ってるのがなんか新鮮でした。
ところであちこちの試合見に行ってるカップルっぽい子たち、きっとこの先対戦相手に出てくるよね。
あの星海くんがいるチームのマネージャーとキャプテンだったりするぜアレは。
腹ペコのマリー
本当どこに向かってるかわからないままもう6話だ。
マリーのビジュアルでカンフーアクションというのはかっこいいんだけど、学校側の描写がおざなりなので学園ものって雰囲気はないし、今週の引き的にもしばらくはうさんくさい連中とのバトルなのかな。
ぶっ飛ばされたチンピラが壁にめり込まなかったので、今回出てきた女の子は男鹿よりは弱そうですね。
あのめり込まなさは作者的にも意図したものですよね多分。
鷺宮との関係をマリーにからかわれるタイガは可愛かったので、バトルの前にラブコメやってほしかったなー。
あとせっかくTSものなのに、体が女になったことへのリアクションがほとんどなくて味気ない。
カレーかと思ったらカレーの形をしたざるそばだった気分だ。
青春兵器ナンバーワン
悲しすぎて見ていられなかった…。
この世に存在しない架空の女性をかっこよくフる、なんて心を殺すシチュエーションをお出ししてくる作者に人の心はねえ。
有村架純に告白されたと言ってスゲー!って言ってくれる東くんが光すぎる。
Dr.STONE
石化がとけたヒロインを抱きとめる大樹の見開き、色っぽさが半端ない。
千空への無条件の信頼も、これまでの二人の関係を想起させてまた色々と捗るものがあるね。
普通この霊長類最強みたいなキャラは不穏の種になりつつも一緒に行動したりするもんだと思うんだけど、速攻で対立軸を作って次号バトル、という展開の速さよ。
これでまだ5話とか本気なの?10話で全部やりきって完結しちゃうんじゃない?
少年漫画的に言うと、人を殺してしまった司は、改心したとしても仲間に戻れるだろうか?
警察組織なんてものはないし、千空がこの戦闘力は必要だ、って言えば一緒にいることはできるか。
メタ的に見ると「千『空』」と「大『樹』」で空・地と来てるので、次のメインキャラは海関連の名前が付きそうな気がするんだけど。
霊長類最強相手に文明の力で闘うと言っていたけど、ここで炭酸カルシウムの4つ目の効能が出て来るのかな。
左門くんはサモナー
まさか左門くんに泣かされるとは思ってなかった…。
左門くんとネビロスの男の関係がアツすぎて、天使河原さんが邪魔にさえ見える。
クズとの友情回でもよく思わされたけど、左門くんは地味に人運がいい。
ただ左門くんマントはあんま似合ってないね。
火ノ丸相撲
今週一番面白かったのは間違いなくこれだ。
まさか先週の取り直し宣言を受けての「最高…」が強がりでもなんでもなく、本当に相撲がとれる嬉しさゆえの言葉だったとは。
そして事前に20秒としつつ、今週になったら追加で5秒動けちゃうのかよ、とか週刊連載によくある継ぎ足しだよなーと思わせておいての瞬殺!
本当この漫画は見開きページの迫力が尋常じゃない。
思わず「凄え」とつぶやいてしまう対戦相手にも好感の持てる、素晴らしい試合でした。
正直先週号で取り直しになったときは「またかよ」と思わされたもんですが、すべて今週号への仕込みだったとは思わなかった。
これで大太刀高校はあと1回は負けても大丈夫だし、ユーマさんも安心ですね!
今週は面白いエピソードが多くて、感想書くのも大変でした。
最近のジャンプは本当粒ぞろいだよな…っていうのが数年続いている気がする。