今週のジャンプ感想 2017年26号
火ノ丸相撲もいよいよ3周年ですね!
始まったときは「面白いけど続かなそう」と思っていたものですが、ここまで来たからにはやるべきことを全部やりきってくれるラインに乗ったと思うので一安心です。
ちゃんとアンケは入れますよ!
火ノ丸相撲
単行本4巻、第29話以来の草薙との試合ですね!
あの時の火ノ丸は指導者もなく1人で特訓しているだけでしたが、芝木山部屋や駿海さんの指導を受け、いよいよ草薙との立ち合いで勝るまでに!
しかもあのときはぶちかましで流血もしていたのですが、今回はそれもなし。
加えて、火ノ丸と草薙の突き押し。
前回の火ノ丸の突きは草薙を仰け反らせることすらできず、対して草薙の突きは一発で火ノ丸を土俵際まで追い込みました。
それが今回は、華麗に草薙の突きを交わしつつ、草薙をグラつかせるまでに!
比較して見てみると「あの時とは違う」がいっぱい積み重ねられていますね。
しかしそれだけで勝てるほど甘いはずもなく…。
試合が始まったばかりというのもあって、火ノ丸が調子よさげに攻めているシーンが重ねられるほど「あーこれ手痛い反撃を食らう前フリじゃ…」と思ってしまう。
そして実際その通りという。
今週の締めでも言っているとおり、草薙は高校横綱を取ったらそのまま角界入りを決めています。
つまりお互いに一年生ながら、高校相撲の公式戦で戦えるのはここが最後なんですよね。
天王寺は三年生で引退だし、来年になれば火ノ丸が高校横綱を取れる可能性はかなり高い。
しかし横綱を目指す火ノ丸が、強敵がいなくなったから幕下付け出しデビューできました、は絶対にありえない。
だと言うのに「前回から身につけてきた新技術」「これまでのライバルから学んだテクニック」をフルに発揮してなおこの実力差。
一体ここからどうやって勝つのか本当に全く見えない…。
前回破られてしまったし、百鬼薙VS大蛇断で締めてもいいかも、とは思うけど百千夜叉堕を使わないのもなんか違う気はする。
宙でも飛ばない限り四点投げなんてできないし、ここからどう巻き返すのか楽しみです。
どっかでこの絶望感味わったことあったな…と思ったら黒子のバスケの決勝戦でした。
やはり師弟…。
僕のヒーローアカデミア
凄い死亡フラグ感。
今週はアクションメインだったので、そこまで無茶苦茶な話が無かったですね。
個性「ムカデ」はわかるけど「バブル」がよくわからんかった。
あの泡に何か特性があって目潰しとして機能したってこと?
ただの水じゃないんだろうし、汗とか?それちょっとエロくない?
地下に壁を作ったオーバーホール。
これを「治す」と言っていいなら、これはもうハガレンの錬金術だよね。
「治す」じゃなくて「再構築」だ。
切島くんの個性は体の硬化であって火力を向上させる要素は無かったと思うんだけど、その状態でデクの8%と同じパワーが発揮できるならデクはOFAを本当に筋トレした常人レベルでしか使えてないことになる。
この世界常人でも鍛えればすげえところまで行けるし、デクは本当インターンしてる暇があるなら筋トレした方がいい。
鬼滅の刃
煉獄さんオンステージだった…全ページ美しかった。
前回突然現れたのは、前回の感想で「無いだろー」と思った上弦の鬼でした。
まぁ下弦の手助けに…とかではなかったけど。
バトルマニアの敵キャラというのは、サクッとキャラを殺しそうにも、お前はまだ期待できるって見逃すようにも思えて、先が読めないですね。
ページの配分としては大半が会話だったのですが、その会話が小気味いいテンポと内容で密度感が高い。
ちょっと人間離れした死生観もですが、炭治郎を侮辱するなと言う煉獄さんが本当…。
これ「兄貴」とはまたちょっと違った懐の広さですよね。
しかもバトルも、これまで劇中で見てきた中でもトップクラス同士の戦いだけあって、こちらも密度が高い!
そんな緊張感あるバトルの中で、動こうとする炭治郎を諌める煉獄さんがとても素敵。
この人本当にたまらんくらい良いな…それだけに死亡フラグ立ってる感じがつらいな…。
先週の鬼滅人気投票は煉獄さんに入れました…。
ロボ×レーザービーム
敵のチンピラはもうどうでもよくて、実質ロボとリオンの話ですねこれ。
ロボに弱点があるとすればその杓子定規な考え方なのだろうと思っていましたが、予想以上に柔軟に見たものを取り入れることが出来て、この子弱点とかないのでは?
この作品はロボの成長物語というより、ロボと出会うことで変わっていく周りの人のドラマなのではと思い始めた。
鷹山くんも大きく影響受けていたけど、リオンも今回でだいぶ目線が変わったはず。
ハイキュー!!
高校スポーツの漫画において「今のパートナー以外の可能性」に触れるのって珍しいよね。
まぁ日向は特にパートナー次第で性能が大きく変わる、というのもありますが、今回のユースコーチが言っていたのは高校より先の、将来の話ですね。
この漫画の最終回は日向と影山が別々のチームに別れて試合をして「1秒でも長くコートに立っていてやる!」で終わる気がしてきました。
そして宮兄弟の変人速攻、超火力なのは間違いないものの、今までさんざ見てきたツッキーが止められないわけがなかった!
インハイ2位相手でどうなるかと思っていたけど、烏野は割と互角くらいで戦えているな?
これだけで勝てる相手がインハイ2位なんて称号持ってるわけないし、まだ3セットあるうちの1セット目中盤だけども。
早くゴミ捨て場の決戦が見たいもんだから、ついこの試合を通過点として見てしまうな。
僕たちは勉強ができない
なんちゅう…なんちゅう先生キャラをお出ししてくれたんや…。
前から容姿だけは飛び抜けて良かったので気になってはいたけど…もうこの先生しか見えないじゃないか…。
DLsiteの催眠モノで犯されるような傲慢な先生キャラかと思ったら実は優しくてプライベートゆるゆるとか、もう最強じゃん…。
今まで出てきた各ヒロインそれぞれに良さがあって結構好きだったんだけど、もう今週の一話だけでぶっちぎりで先生推しになってしまった。
立場的にも恋愛的にもメインになるはずないのはわかってるけど、あとたった一話だけでもメイン回があればそれだけで生きていける。
休日に唯我くんが買い物してたら、風邪引いて咳き込みながらスポドリ買ってる先生を見かけてそのまま自宅まで荷物持ってあげて、片付いてない部屋を唯我くんが片付けてくれて手料理振る舞ってくれて、最後は汗拭いてあげて先生は嬉しいやら恥ずかしいやらで、そんな一話があればそれだけでいい。
Dr.STONE
大樹が司を殺すとは思ってなかったけど、だからって無傷だとは思わなかった。
追撃されるのでは、と思ったけど、司的には千空さえいなくなれば二人は放っておいてもいいんだな。
一応杠もレシピ聞いてるんだし、千空の後を継いで文明復興に向けて活動してもおかしくないとは思うんだが。
あの首への攻撃を誘導するセリフ、意図的なものだろうとは思ってたけど、まさかこういう作戦を仕込んでいるとは!
これ、流れ的に見ると千空は自分の命を大樹・杠に完全に任せたんですね。
この二人なら気付いて処置をしてくれるだろうという信頼。
そしてそれに二人がかりで気付いて答えたというのがたまらん。
千空は口悪いけど、自分が認めた奴への信頼はとても深いのが良いね。
「石化が治るとき、こまけえ破損は繋がるっつうだけの話だ」
はキャラクターの容姿にひび割れが入ってることへの説明としか見ていなかったけど、こんなところに明らかに「治療」に繋がる伏線が仕込んであったんだなあ。
次回より物語はまさかの回想、千空の目覚め編へ。
屋外で倒れていた千空が、どうやって硝酸を浴びて目覚めたのかは気になっていたのですが、その辺明らかになるのかな。
U19
久しぶりに面白かった!
親から捨てられ、国の施設で保護されて1粒20万もする薬を税金で与えられている虚弱児がなんで大人党への反抗に至るんだよ!
そんだけ手厚く保護を受けてたのに、少年漫画読んだだけでテロリストになって国家転覆を考えるとか、そりゃ大人党も弾圧に走るわ!
それこそ「合理で動く大人党に救われた大人党側の子供」として出せば、ただのテロリストの主人公たちと上手いこと対立対比できただろうに。
寿命が縮んでいく描写を手相で表すのも、斬新すぎて笑いを堪えられなかった。
生命線が短くなっていくのを見て「まさか…!」って言える主人公も頭がおかしい。
しかしこの漫画意外と終わらないな…。
今朝ニュースで、6月末のジャンプからハンターハンター再開という話があったけど、改編期がそこに来るならU19はちょうど19話くらいで終わるんだろうか?