今週のジャンプ感想 2017年43号
食戟のソーマはアニメ3期が始まるという。
何気に今のジャンプはワンピ、銀魂、ハイキュー、ソーマ、ヒロアカ、斉木、ブラクロと7作品もアニメ化してるんですね。ワートリとハンターハンターも入れれば9。
実に連載作品の1/3以上というのは、さすがに週刊少年ジャンプというべきか。
食戟のソーマ
意味深げに中村が言い出した「仙左衛門が集めた玉の世代」という話。
いやこの話、前にもうやってなかったっけ?
中村のせいで笑顔のなくなったえりなと切磋琢磨できる料理人を集めて、料理人としての心を取り戻してもらおう的な話。
ソーマを遠月に勧誘してたことも、ソーマにえりなのことを頼んだのも月響祭の終わりにやってたような。
連隊食戟が始まってから「この一戦が全て」感が皆無なので話に緊張感が全然なくなってしまった。
誰が勝って誰が負けても、現時点の勝敗は最終的な勝敗に大して影響ないだろうしな。
多分ソーマとえりなのコンビが司を倒して最後に勝つんだろうし。
というかここで主人公チームが負けるとは誰も思ってないんだから、それを踏まえたペース配分をして欲しかった。
キャラクターの掘り下げを兼ねた展開にするとか(一色先輩はこれが出来てた)、意外なチームワークで格上を倒すとか(これを美作に期待してた)。
今のところ予想外が一個もないので、そろそろ何か欲しいぞ。
ONE PIECE
本当こいつ何なの…。ちょっとドラクエ5のブオーンを思い出したわ。
寿命奪われるのほぼ決まってるわけだし、ペロス兄はここでマムを海に落として殺したほうが自分の身のためなんじゃないだろうか…。
キャロットとペロス兄の間に因縁が出来たみたいだけど、さすがに格が違いすぎる。
いつか巡り巡ってキャロットがかたきを討つ場面が見られるんだろうか。
そしてルフィVSカタクリ。
格上なのはわかっていたけど、格上すぎた…一手たりとも有効打を与えられてねえ…。
ルフィと似た能力!ってのは言われてたけど、まさかゴムゴムの技を完全上位互換として再現してくるとは。
ギアセカンドはさすがに構造上真似できないだろうけど、今すでにギアセカンド使ってるルフィを素で圧倒してるんだよなあ…。
増援の見込めない舞台で、手も足も出ない相手に一方的にやられて、ここからどういう展開が待っているのか全く読めない。
今ホールケーキアイランドにルフィ助けてくれそうな相手っていたっけ…?
僕たちは勉強ができない
唯我くんかっこよすぎる…。
この子は人が「駄目だ」と言われることに対して絶対に反抗するんだな。
あしゅみー先輩は普段の前髪下ろしてる方がかわいい。
アニメ化したら声は絶対に水瀬いのりだと思う。
Dr.STONE
お前の病気は病気でもなんでもねえ、普通のことだって言ってくれる千空がかっこよすぎる…。
科学はその力で身体的不平等を均してくれるのだ。
自分が初めて眼鏡をかけたときの感動を思い出して、ちょっと泣きそうになってしまった。
初めての眼鏡って、本当に目の前が明るくなってなんでも見えるようになるんだよな。
まぁ自分の視力はゲームボーイライトとドラクエモンスターズのせいだったので、完全に自業自得なんですが。
スイカの視力を補強しつつ、スイカメットはそのままでいてくれて本当によかった。
この個性的なシルエットを失うのは惜しい。
ストーンワールド唯一の眼鏡っ娘というのも美味しい属性ではあるけど。
更に眼鏡の発明が御前試合の勝機へつながってくる。
本当展開を滑らかに繋いで次へ期待をさせるのが上手いよなーこの漫画は!
超加速人間レオ
近未来杯の読み切り。今までで一番味気なかった。
まずタイトルにもなってる「超加速人間」という存在がストーリー上何の意味もなかったのに驚いた。
ただの「強い人」以上の記号として機能してない。
ストーリーもトライガンみたいだった。
というかジャンプの読み切りってだけでも、前に食品かなにかの製造プラントを牛耳って圧政敷く悪党、って話があった気がする。
これまでの近未来杯よりは世界観に色が付いていた気はするけど、その色が具体的に他の作品と似てたせいで「よくあるアレ」ですらなく「トライガンだこれ」となってしまった。
というか主人公のかけてる丸サングラスとか、○○億の賞金首だとか、主人公を追っかけてる女の子とか見るに、これ意図的にトライガンに寄せてない?
あと人間の優しさをキーワードに話を作るなら、主人公が人間から逸脱した性能を持ってちゃ台無しじゃないだろうか。
ただの人間の主人公が人間の優しさによってことを成して悪党を討ってこそじゃないの?
青春兵器ナンバーワン
展開がこんがらがりすぎてハチのセリフがもうめちゃくちゃになってきてるな…。
いっそ零一とハチで一度ナンバーズ全滅させたら、エージも素直に青春を応援してくれるんじゃないだろうか…。
ただこのクラス、怪我したエージを全員で保健室に連れて行ってあげようとしたり、本当良い奴ばかりなのが逆に笑える。
そんな中かわいそうな目にあってばかりの藤さん本当にかわいそう。
今週は何一つ活躍もボケもしてない零一もちょっとかわいそうだった。
斉木楠雄のΨ難
久しぶりの照橋さん回だ!
照×楠推しにはたまらん一話でした。
斉木はなーなんだかんだ言って照橋さんのことになるとちょっとだけ過保護になるよなー。
自分と同じくらい、他人から悪意をぶつけられても絶対大丈夫な存在だってわかってるはずなんだけどね!
というか新聞部の連中って、前に出たの単行本1桁巻くらいじゃなかったっけ。
すげえ久しぶりに見たから初登場かどうかちょっと迷ったわ。
威風!堂々くん
突如休載になったヒロアカの代原であろうギャグ読み切り。
これがもう、人助けバトルじゃないというだけでこれまでの近未来杯のどれよりも面白かった。
やっぱ漫画って同じジャンルのものばっか読まされると飽きるんだよな。
ちょくちょく出てくる風にかけた小賢しい言い回しだけでもう結構面白かったけど、近未来杯に飽き飽きして自分の面白いと思うハードルが下げられてる可能性はそれなりに高い。
コロコロの漫画みたいなシンプルすぎるタイトルももうそれだけでちょっと面白いからな。
風神→
夫人→
内容はコテコテのギャグだけど、絵は割ときれいめで女の子が可愛かったのも好感が持てる。
オチが弱かったのでもうちょっと話全体に配置された要素が集約してオチへ到達するような流れが欲しかったです。
何の審査員だ。
ロボ×レーザービーム
まさかのギャグ回だった…超面白かった…。
風間以外の一年生も見たかったけど、ロボがみんなと楽しそうにゲーセンで遊んでるだけで大満足だった。
画風寄せたパロディとか全く予想してなかったし、笑うと同時にビックリしたよ!
突然跡部風に現れた朱雀も、これテニプリのパロディなのだろうか。
いや、跡部もさすがにヘリでデートのお誘いはしてなかったか?
唐突な展開だけど、高校ゴルフの頂点の一人が一足飛ばしにロボとイベントを起こしてくれたおかげで、この先ストーリーがぐわっと動いてくれるんだろうな、という期待ができるのが良いね。
火ノ丸相撲
これはまさに思ってた。
前に一度升席で大相撲を見たことがあるんですが、実際の取組みに対してその前の時間がすごい長くて退屈だったんですよね。
懸賞幕が山ほど出てきたり、塩まいたり、構えたかと思ったらまた塩まいたり。塩まきすぎじゃね?とか思ってました。
こうして漫画を通して力士目線で見ると、その見え方が全然変わってきますね。
刹那を生きる力士だからこそ、その前の仕切りから命をかけて取り組まないといけないんですね。
それにしても、あのとき駿海さんのところに来た力士が、まさかこんなところで出て来るとは。
ただの噛ませ犬じゃなく、真正面から来る火ノ丸をかち上げるシーンの迫力はさすがの幕内力士。
これまでの火ノ丸相撲を見てると、潮相手にきちんとかち上げが決まるというだけでそれがすごいことなのがわかる。
あの時は駿海さんも怒ったほどに感じの悪い人だったけど、それをこうして火ノ丸が自力で乗り越えてくれると爽快感もひとしおですね。塩まきすぎ。
そして次はまさかの桐仁!やはりプロ入りしていた!
十両二枚目って今のバドより上なのかな?
20秒の力士がどういう戦い方を見せてくれるのか楽しみだ!
何しろ百千夜叉堕の生みの親だしね。
だからこそ百千夜叉堕でう火ノ丸が勝つところを見たくもあるな!