今週のジャンプ 2018年24号
新連載!
今回2作品がスタートということで、ハンターとBOZEのあけた穴だろうし他の連載陣は続けられそうね。
と思っていたらリコピンがとんでもないもんぶっこんできて、何が起こるか読めない。
紅葉の棋節
新連載一発目は将棋漫画。
結構な情報量が詰め込まれた一話だったけど、話がスムーズで読みやすくて好感触。
主人公の抱える悩みと、そこからの脱却と、最終的なゴールが綺麗に一揃いでお出しされていて詰まることなく読めました。
主人公の「俺が兄の桜流で竜王に『ならなきゃ』」と、師匠の『なりたい』の違いがそのまま将棋の上手さに現れてて、かつ主人公が勝てなかった要因にも繋がってるのが本当綺麗に繋がってて驚く。
椅子に座って肩から先しか動かさない競技なのに、絵の迫力があるから決めのシーンもとてもかっこよかった。
主人公は師匠にちょっと好意を持った?っぽいけど師匠の心はまだ兄に残ってそうなのがとてもいい。
主人公にはぜひとも一回告白してフラれて再起して最終的にはくっついてほしい。
不安要素は、やっぱり将棋という題材がそもそも難しいということだなあ。
この一話は漫画として文句なしだったけど、今後将棋という題材をテーマにして続けていけるのだろうか。
ジャンプじゃ今の所ヒカルの碁以外にボードゲームで成功したタイトルないんだもんな…。
ぼくたちは勉強ができない
関城さんいい人すぎる…。
この手の、ヒロインの方へ好感度を寄せてる女の子キャラで、男主人公への態度が柔らかいのって本当に珍しい。
関城さんは「自分が理系ちゃんを好きなこと」より「理系ちゃんが唯我くんを好きなこと」を優先できる子なんだよなあ。
これが本当に美しくてかっこいい。
そしてその気持ちがちゃんと相手に伝わったのが素敵すぎてちょっと泣きそうになったよ…。
唯我くんも関城さんの気持ち知ってて気を回してるのかっこいいよね。
食戟のソーマ
一人で皿と向き合っても、これまでと変わらぬ自分が映るだけ
という城一郎の言葉がここに来て昇華されたの読んでて最高の気分でした。
そもそもいままではえりなと研鑽できる料理人が登場してこなかったというのもあるけど、それを元総帥が集めた「玉」によってようやく研鑽が始まったというこの構成。
ソーマ一人が居たから成ったんじゃなくて、極星寮もアルディーニ兄弟も肉魅もその輪の中にあるのが素晴らしい。
あと当たり前のようにさらっと「おさずけパルス」なんて強力なワードが新登場してるの笑う。
読者はそのワード初耳だからな!
ブラッククローバー
アスタがやられて剣を奪われて、ユノの魔法も相手の剣に取り込まれて、
ここでアスタが限界を超えてくる。
いやいやいやいや!って読みながら声が出たわ。
宿魔の剣はもう取られちゃったんだろうか。
魔力を奪って利用する剣なので、逆に魔力を使わないアスタが宿魔の剣のメタとして機能するのは面白いと思う。
呪術廻戦
あんなヤバいの相手に新入生二人を含む一年生派遣って、と思ってたら意図があったという。
少年漫画じゃ珍しいことじゃないけど、この学校も上層部ロクなもんじゃなさそうだな!
そしてこのタイミングで出てくるのがおにぎりの具で喋る先輩とパンダという。
パンダの説明はねえの!?式神とかじゃなくて生徒なの!?
おにぎりの具先輩は呪言師って説明があるし、意味のある言葉を使うとそれが呪いになっちゃうとかかなあ。
パンダ先輩はパンダのくせにコマごとに違う表情見せててびっくりするわ。
虎杖はあの女の先生のおかげで生還できる展開なのかなあ。
呪術の漫画だし、きっと地獄もあるよねこの世界観。
ところで呪術廻戦の前日譚?がジャンプGIGAに掲載されていたそうなので、全く読んでいなかったGIGAを読み返してきます。
こういうとき電子版は便利だ。
ジガ-ZIGA-
先週結構厳しい感想を書いたけど、一転して今週めちゃくちゃおもしろかったぞ!!!なんだこれ!!
正体を現した怪獣側のメッセンジャー、大暴れする第二の怪獣、再びジガ化するコウ…からの
ジガって呼ぶな!えっ?ジガチョークスリーパー!
からの『おれの名前は蜂鐘コウだ!!』
最高だよ!
一話の怪獣モノパニック路線とも、2話くらい前の自殺する物語だも全部いいから、最初からこのダークヒーロー路線の怪獣プロレス漫画をやってくれよ!
これやってくれてたらもっとアンケ入れたよ!
今まで読んできた中で一番おもしろかったし一番気持ちよかったしこの路線で先が見たいって期待も持てたよ!
自我を持ったジガとしてコウが戦えるなら『自殺する物語だ』ってこの間のモノローグは完全に嘘になっちゃうけど、嘘になっていいからこのまま怪獣の姿で地球を守るため戦うダークヒーロー路線で行ってほしい。
満を持して登場したのに名前も名乗らないうちから展開に飲み込まれてあんな顔さらしちゃった命令者ちゃんかわいい!
トマトイプーのリコピン
まさかの展開だよ…。
今回よく見ると冒頭の「めめちゃんは他の子より妄想が激しい」とか料理が三人前しか用意されてないのとか、結構バシバシ入れてきてんな…。
空想のママのツッコミがめめちゃんと同じツッコミだったのも、めめちゃんが勝手に想像してるからなんだろうか。
銀魂で将軍が死んだときも思ったけど、もう笑えない空気感作っちゃうと「ああ終わるんだなあ」って思っちゃうね。
いや実際終わるのかどうかわからないけどさ。