新着記事

その他の ワールドトリガーの記事

ワールドトリガー 第172・173話


ランク戦も終盤、ポイントの移動が多くなってきて白熱してきました。

月刊連載になってどうなることかと思ってたけど、今の所2話掲載のおかげで「ペースが遅くなった」感は皆無ですね。
むしろ週刊の頃より画面の密度が上がって、より面白くなった気がする。

第172話『ヒュース (6)』

鈴鳴第一戦クライマックス。


戦況をコントロールしているのは意外と来馬先輩。
犬飼が言っているようにユーマが遠距離戦に加われないのと、いくらヒュースのアステロイドでも、レイガストを割るまではいけないのが響いています。
ヒュースはメテオラも入れているはずだけど、地形が荒れるとエスクードが使いにくくなっちゃうかなあ。

と思っていたらまさかの人間エスクードだよ。
トリオン体に直接生やすなんてことできんのかよ!
まぁランク戦の舞台はトリオンで作った仮想空間なので、マップに生やせるならトリオン体にも生やせるのは、理にかなってはいるのか。


来馬先輩が引き離されて孤立したコウを討ち取ったのは、玉狛のエース二人。
曲芸と評された旋空孤月も頭おかしいし、それを回避してるユーマもおかしいし、回避の流れでエスクード蹴っ飛ばした隙を突けるヒュースもおかしい。
これがA級(相当)のアタッカーか…全員純B級隊員だけど…他のB級部隊からしたらたまったもんじゃねえな…。

旋空孤月のときブレードの黒塗りが剥がれてましたが、色変えってオプショントリガー扱いなんだろうか。

 

初見のヒュースをコウがどう処理するか気になっていたけど、前号で嵐山さんが言っていたとおり、勝敗を分けたのはチーム戦術のあり方。

玉狛は堅実に「2対2」を「2対1」に持っていくことで、攻撃の総量で鈴鳴…というかコウを上回りました。
鈴鳴の落ち度を強いて挙げるとしたら、オサムがぐるっと回って鈴鳴の後方に回るまでの時間で、決着をつけきれなかったことでしょうか。

先に影浦隊が落ちたのもありますが、閉鎖環境なのもあって今回は乱戦感が少ないですね。

 

と思っていたらユズルの床抜き狙撃だよ。
よりによって影浦隊に点を譲る(ユズルだけに)という玉狛には痛恨の展開。


「遅いよ」
足を抜かれたシーンでは、オサムが解除していたバッグワームを再展開していますが、ユズルの狙撃の方が早かった。

スナイパー一人で残されたところからの得点2つという、元A級の実力を見せるユズル。
絶対にチカちゃん関連で前掛かりになってどこかでミスると思っていたんだけど、この13歳、思っていた以上にA級でした。

 

ショッピングモールという舞台をスナイパー対策と読んでいた人が多かったけど、アイビスがあんな簡単に床を抜けるなら、遮蔽物が多い環境はむしろスナイパーの独壇場じゃないだろうか。
撃って居場所がバレた後に逃げられるか、という意味では東隊がまさに答えを出していましたが。
生駒隊の隠岐みたいな機動力高いスナイパーはかなり有利に立ち回れるのでは。

第173話『東隊』


影浦隊と鈴鳴が落ちたことで、残った玉狛と東隊の一対一に。

ユズルが2点を取ったことで、玉狛は「東さんを落とす」という難題に挑むことになります。
今まで東さんの凄さは直接的・間接的に描かれてきたけど、まさか今シーズンでベイルアウトしたのが1回きりとは。
単純な戦闘力のおかげじゃないんだろうな、と思えるのが東さんだ。

あとさりげに「点数調整目的の自殺へのペナルティ」という要項が明言されました。
お好み焼き屋のシーンでゾエさんが無気力試合の話をしてましたね。やっぱそういう要素あるのか。


東さんが満を持して起動したのはやはりダミービーコン。
レーダーの情報を飽和させて陽動に使う、という東隊らしい情報戦ぶり。

意図したものなのか、普段からそうなのかわかりませんが、今回東さん本人がかなり戦闘に消極的に見えますね。
それだけモール内での狙撃がリスキーなのか、アタッカー二人に任せているのか。


そこに満を持して初お披露目となったのがチカちゃんのメテオラ。

まさか自爆イルガーレベルのエフェクトを再び見ることになるとは思ってなかった。
爆発に飲み込まれて消滅する奥寺も面白すぎて駄目だ。ゴジラの攻撃から逃げ切れなかった民間人みたいで駄目だった。笑うしか無い。
チカちゃんの記念すべき初キルがこんなギャグ展開だなんて誰が思うかよ!

ただしギャグだと思っているのは玉狛だけで、特に直撃を食らった東隊は心中穏やかではない。
「チカちゃんは人が撃てない」という前提が覆る事態に、作戦の変更を強いられる。
強調されてはいないけど、コアラも足の裏が溶けてて、以下にチカオラが恐ろしいものだったかを表しています。ユーマたちならこの隙を突きそう。


解説者席もどよめいていて、犬飼は光を直視してしまったのか目元を抑えています。
一方の嵐山さんがすげーシリアスな顔して無言で画面見ているのが怖い。
いずれ自分たちが戦うことを想定しているのか、あるいは大規模侵攻のような防衛戦でのチカオラの使い所を考えているのか。

ところでチカちゃんが人を撃てない、という話はオープンにしてしまっていいのだろうか。
とっきー・弾バカが解説をした回では二人ともあえて明言してなかったけど、次の試合でトーマが言っちゃったんだよな。
おバカ組って感じあった。


東さんが二人の成長の度合いをはかる、と言っていたけど、まさか先に奥寺が落ちるとは思わなかった。
奥寺・小荒井のコンビは連携が売りと風間さんも言っていたけど、小荒井ソロ+東さんでユーマとヒュースに勝てる道が見えてこない。
落ちてサポートに回った奥寺が何かするのかな。

 

連載再開以来、最初のランク戦もいよいよ終盤。
今まで「すごい」ということばかり強調されてきた東さんが実際どう「すごい」のか、次回には見られそうで楽しみです。

スポンサードリンク

次の記事へ

コメントをどうぞ

名前の入力はしなくても大丈夫です(匿名表記になります。)